「チャーリーとチョコレート工場」を書いて今じゃ多分童話作家っていう認識の強いダールですが、
一昔前までは「あなたに似た人」っていう奇妙な味の系統に属する
短編作家として日本では有名だったと思います。
今回、紹介するのはそのダールの短編作家としてのデビュー作ですね。

もともとダールは飛行機のパイロットだったのでパイロット関係の話ばかり収録されてます。
なんていうか、これを読んでいるとこんな風に生きたいと思ってしまうのです。
格好良くもなく、淡々としていて。そして何もない。
ただし上手く落ちているかどうかは非常に微妙で、
そういう話が読みたいのなら「あなたに似た人」を読んだ方が良いと思います。
「南から来た男」なんてジョジョの作者は絶対大好きだ、みたいな話ですし。
多分、何も期待しないで読むのが吉です。そして何も残らないことが嬉しい本です。

飛行士たちの話 (ハヤカワ・ミステリ文庫 22-2)
著者:ロアルド・ダール
販売元:早川書房
発売日:2000
おすすめ度:4.0
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