脳梗塞の後遺症を、軽減するリハビリについて

高齢化時代を迎えて、脳梗塞の後遺症を軽減するリハビリの先進治療があります。もはや脳梗塞は治らない病気ではありません。

2011年11月

促通反復療法「川平法」紹介DVDについて

促通反復療法「川平法」紹介DVDについて



川平和美教授により開発された
促通反復療法「川平法」

片麻痺を回復させるために
必要な神経路の形成/強化を行うとの観点から、
患者が意図した運動を実現・反復する、

つまり再建/強化したい神経路のみに
繰り返し興奮を伝えることを目的に開発されました。

これにより試行錯誤なしに

大脳の運動野から脊髄前角細胞までの
神経路を形成/強化することが
可能になったという事です。

現在,この促通反復療法に関する
実証的検討が各地で進められており、
有効性を示す研究結果が報告されている。

促通反復療法は、

CI療法や
電気刺激療法、
経頭蓋磁気刺激法、
ロボテック治療などの
他の治療との併用によっても、

それらの治療効果を大きく高める
基礎的な治療法となることが期待されています。

ことにCI療法との併用は
患者の負担軽減につながるでありましょう。

図や写真だけではわからなかった
操作の速さや指示のタイミングが明確になり、
促通反復療法がより多くの医師や理学療法士、
作業療法士に役立つことを願っています。

片麻痺回復のための運動療法[DVD付]
促通反復療法「川平法」の理論と実際

(第2版)

2010年5月吉日出版
鹿児島大学大学院
医歯学総合研究科運動機能修復学講座
リハビリテーション医学教授
川平和美:著


■進む治療効果の検証と動画(DVD)

書 評 / 目 次:

「促通反復療法」
川平法”を写真と動画で体得できる

主に脳卒中後の片麻痺に対して、
著者が“川平法”として提唱している
促通反復療法の理論的な背景と実際についてまとめた1冊。

上肢・下肢・歩行に対する
治療手技の実際は写真とポイントを絞った文章で丁寧に解説。
DVDでは本文で解説した手技を、
動画に併せた著者本人の解説で
「川平法」が体得できるよう工夫されている。

写真と動画で理解が深まる
書評者:前田 眞治
(国際医療福祉大大学院教授・リハビリテーション学)

脳梗塞の急性期について教えて下さい。

問い:脳梗塞の急性期について教えて下さい。

答え:
初めの症状は、
軽い脱力やしびれの程度から
重度の意識障害まで様々であり、
数時間から数日に渡って徐々に具合が悪くなっていくこともあります。

また、症状が軽いからといって
病気の程度も軽いとは限りません。

もちろん、
症状が軽いうちほど、また症状が出てから早くに
医療機関を受診した患者さんほど、治りは良いし、
入院期間は短くて済みます。

そのため、
出来る限り早い時期に
医療機関を受診することが最も重要
となります。

検査としては

頭部のCT、
MRI(磁気による画像)あるいは
MRA(磁気による脳血管撮影)の他、
頚部のMRAや超音波検査、
脳血管撮影、
心臓超音波検査、
ホルター心電図、
髄液検査、
脳波等検査、

が必要に応じて行われ、
その結果は診断や治療に役立てられます。

この時期の治療は、
全身状態を把握し、
脳浮腫を取り除き、
生命の危機を取り去ることに重点が置かれ、
主に点滴を行います。

更に、

感染症、
消化管出血、
心筋梗塞等の合併症を予防あるいは治療し、
早期からのリハビリテーション(リハビリ)も開始します。
時には、緊急手術が必要なこともあります。


問い:脳梗塞の慢性期について教えて下さい。

答え:
内科的管理は
内服薬が主体となり
リハビリが治療の中心となる時期
です。

脳血管障害では
約10%が早期に機能障害を残すことな
く完全に回復すると言われており、
70%以上の患者さんが
何らかの後遺症のための
慢性期リハビリが必要になります

しかし、

残念ながら発病から1ヶ月以内に
10~12%が死亡してしまいます。

また、
麻痺に関しては、
発症後1ヶ月までが比較的回復しやすいのですが、
その後回復が鈍り、
3ヶ月で8~9割り、
6ヶ月で9割以上の回復が終了してしまいます。

一般的に
6ヶ月以降の回復はほとんどないといって良いのですが、
廃用による筋力低下の要素が関与している場合は
改善の余地があり、
症例によっては訓練効果を期待できることもあります。

慢性期には、
医師、理学療法士、
作業療法士あるいは看護婦(士)等に
よく相談をし、
根気強くリハビリを続けていきましょう。

問い:退院後について教えて下さい。

答え:
定期的な通院によって
全身状態の管理と
脳梗塞の再発の予防を行っていきます。

在宅でのリハビリは
入院中のリハビリを継続することが可能ですし、
必要に応じて
医師、理学療法士、作業療法士、
看護婦(士)から訓練内容の
アドバイスを受けることもできます。

また、脳梗塞のために
身体障害者の障害等級に該当する
身体機能障害が残存すれば、
通常は発症後6ヶ月以上を経てから
その障害等級を申請することになります。

退院後は患者さんが
家族に頼りがちになり、
家族もその要求を
安易に受け入れることがあります。

そうすると、
患者さんの日常生活の自立度が
徐々に低下し、
生活のリズムが乱れ、
意欲の低下や痴呆の悪化が引き起こされます。

これを防ぐには、
可能なことを出来る限り自分で行うように
心掛けること、
新聞や本を通して
外部からの様々な刺激を受けること、

十分な睡眠と早寝早起きによって
日常生活を規則的に行うことが大切です。

また、持病が十分にコントロールされている患者さんでは、
主治医から
日常生活の特別な制限を受けていなければ、
軽作業、散歩あるいはゲートボール等の
軽い運動をしても問題ありません。

しかし、汗を沢山かくほど
あるいは疲れを翌日まで残すほどの
運動は行わないようにし、
主治医と相談の上で
徐々に運動の強度と時間を増していくと良いでしょう。

更に、地域活動としての老人会や
行事等に参加することは、
身体活動を増加させるとともに、
友人との会話などを通して
有意義な知的活動にもつながりますのでお勧めします。

トイレや浴室を利用するときは
予め部屋を暖かくしておきましょう。
更に、便器は洋式で加温できるものが良く、
風呂の温度はぬるめのお湯とし、
長湯は避けましょう。

救急車を呼ぶ前に、脳梗塞・脳障害の症状を知る事が大切です。

もし、家族にこんな症状が見られたら、迷わず救急車を呼びましょう!

家族の一人が、急に意識を失う、卒倒する、突然のしびれ、
突然の激しい頭痛を訴える、顔色が悪い、などの症状
が現れたら、
すぐさま救急車を呼びましょう。

大抵の人は気が動転して、戸惑うことになりますが、
こんな時こそ、深呼吸をして、冷静に対応(処置)したいものです。

事前の用心として、電話機の前に「救急処置の対応メモ」用紙を
貼っておきましょう。

●メモの内容は、

・救急車は119番
・救急の相談窓口センター ☎♯7119 救急相談センター(東京都)
        同                救急安心センター(大阪府・奈良県)
・小児救急医療電話相談   ☎♯8000 ※各都道府県に窓口あり


・自分の所在地(自宅の住所・電話番号)を書き留めておきましょう。


119番に電話通報をしたら!

●119番通報をしたら「救急です」とまず伝える。

●自分の所在地(自宅の住所・電話番号)を、伝える。

●病人については、症状の他に年齢と、性別を知らせましょう。

●あなたの名前と連絡先を伝える。

発病者が、助かる条件は2つ。

・これらの電話の応対に、普通1分程度かかるそうです。
・119番に連絡して、救急車が到着するまでの平均時間は「6分~8分」
 (平成21年調べ)

1.「脳梗塞、脳血管障害」発病後、1時間以内の治療・手術が大切です。
  (命が助かるか、否か。障害(後遺症)が軽度で済むか、否か)
2.発病時に、適切な処置ができる病院・医師にかかる事が出来るか、否か。
  (高度な治療は、どんな病院・医師でも出来るわけではありません)
 この2つの条件が揃う「幸運な」患者になれるかどうか、
 神のみが知る事になります。
 もちろん、その「病状が深刻か、そうでないか」が、前提になる事は、
 言うまでもありませんが。

●脳の障害に限らず、救急車を呼ぶ時の病人の「症状」を、
 リストアップしてみますと、

○意識の障害:
 ・意識がない(返事がない)又は、おかしい(もうろうとしている)
 ・ぐったりしている

○吐き気:
 ・冷や汗を伴うような強い吐き気がある

○けいれん:
 ・けいれんが止まらない
 ・けいれんが止まっても、意識が戻らない。

○飲み込み:
 ・食べ物をのどに詰まらせて、呼吸が苦しい。
 ・変なものを飲み込んで、意識がない。

○けが、やけど:
 ・大量の出血を伴う外傷。
 ・広範囲のやけど

○事故:
 ・交通事故にあった(強い衝撃を受けた)
 ・水に溺れている
 ・高所から転落した

○その他、いつもと違う場合、様子がおかしい場合

(ためらわず救急車を呼んで欲しい症状:大人編/消防庁)
 ・今回、子供の場合は記述していません

●救急通報のポイント

救急


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