げーむ部屋

アニメ・映画・読書などを通じて、フィクション・ノンフィクション問わずTRPGのネタになりそうなものを幅広く集めています。

アニメ「俺物語!!」は、2015年4月から9月にかけて放送されたテレビアニメです。
アニメーション制作は、マッドハウス。
監督は、アニメ「カードキャプターさくら」などの監督を務めた浅香守生。
シリーズ構成は、アニメ「もやしもん」などのシリーズ構成を務めた高橋ナツコ。

原作は、「別冊マーガレット」にて2012年1月号から2016年8月号にかけて連載されていた、河原和音原作、アルコ作画による同名の少女漫画です。

常人離れした身体能力と行動力を持ち、純情で不器用な高校一年生の剛田猛男は、同性からは慕われる男の中の男ですが、異性からは全く好かれない、いかつい顔とごつい巨体の持ち主。
彼がこれまでに好きになった女子たちは、いつも幼馴染みでイケメンの親友、砂川誠を好きになっていました。
ある朝、猛男と砂川は通学電車の中で、痴漢に遭っていた女子高生の大和凛子を助けます。
凛子に一目惚れした猛男でしたが、後日お礼に訪れた凜子の様子から「彼女もまた誠を好きになったのだ」と察し、誠と凛子の恋を成就させようと体を張って奮闘します。
しかし、凜子が想いを寄せる相手は砂川ではなく、猛男だったのでした。

いかつい顔の巨漢男子が主人公の異色のラブコメディ。

キャラクター造形が秀逸で、主人公の猛男は(風貌は置いといて)本当にかっこいい男の中の男だし、ヒロインの凛子の一途でまっすぐな性格も実に魅力的。
本作の面白さは、そうしたキャラクターあっての物語の妙と言えるでしょう。

また、原作が、とてもイケメンとは呼べない男子を主人公とした、異色の「少女漫画」であるという点も本作の面白さのひとつ。
表現媒体が変わってしまうと伝わりづらいこの面白さも、アニメ版では全体に少女漫画っぽい雰囲気を巧く演出することで見事に再現しています。

異色ながらも良質のラブコメディ。
主人公の魅力が伝わってくるタイトルも秀逸です。

原作漫画



























アニメ

俺物語!!















ソロモン諸島東部に位置するティコピア島は、総面積が5km²にも満たない小さな島。
この島には、1980年代まで電気も車も店もなかったといいます。

島民は、島内にいるたくさんの神々を深く信仰し、神々の機嫌を損ねて熱帯暴風雨や悪疫などがもたらされないよう、定期的に「神々の仕事」と呼ばれる儀式を行なっていたそうです。

ティコピア島では、神や精霊のことを「アトゥア」といい、もっとも重要なアトゥアはマプシアという神だとされています。
しかしマプシアという名前は、普段は口に出すことは禁じられており、神の儀式のときにだけその名を唱えることが許されていました。
神の名前をつぶやくことで、神がそれを聞きつけ、もっとよく聞こうと耳を傾けてくれると信じられていたのです。

また、アトゥアは、人間と同じように実体を持つ存在であると信じられていました。
たとえば、アオマタンギというダンスの儀式では、儀式中にアトゥアが現れて風を鎮めてくれるとされ、男のアトゥアは足を組んで聖なる石にもたれかかり、女のアトゥアは足を前に伸ばして座っていると考えられていました。
20世紀にニュージーランドの人類学者レイモンド・フォースが島を訪れ、この儀式を見学して写真に収めたとき、島民は自分たちには見えているアトゥアが写真に写っていないことに大変驚いたといいます。

しかしその後、キリスト教の布教や伝染病の蔓延などで、アトゥアを信じる者は激減。
残された族長たちは神々への儀式の終わりを告げ、最後の儀式が行われました。

以降、アトゥアたちはカバ(木の根の粉末を水に溶かした飲み物)を飲みながら、精霊の家で安らいでいるとされています。

「シェアハウス・ウィズ・ヴァンパイア」は、タイカ・ワイティティ、 ジェマイン・クレメント監督による、2014年のニュージーランドのコメディ映画です。

現代ヴァンパイアのヴィアゴ(379歳)、ディーコン(183歳)、ヴラド(862歳)、そしてピーター(8000歳)は、ウェリントンで共同生活を送っています。
夜な夜な楽器演奏会やセクシーダンスをして過ごし、たまに郊外に飛んでいっては馴染みのパブで遊び狂う、なんとも愉快な毎日。
そんなある日の晩餐、ピーターが大学生のニックをヴァンパイアに変えてしまいます。
さらにはニックが人間の親友スチューをシェアハウスに招き入れてしまうのでした。

何百年も生き続けているヴァンパイアたちがシェアハウスをしながら現代社会の中でお気楽な毎日を送っているさまをドキュメンタリー風に描いたホラー・コメディ。

監督のタイカ・ワイティティとジェマイン・クレメントはニュージーランドのコメディアン。
本作では、脚本と主演も務めています。

本作は、ヴァンパイアたちがカメラクルーを招いて撮影したドキュメンタリーという設定。
所謂モキュメンタリーならではの空気感がなんとも面白い作品です。

ホラーの世界観をこれでもかというほどに前面に押し出したシュールでブラックなコメディ。
その設定から味付けに至るまで、実に秀逸な作品です。

シェアハウス・ウィズ・ヴァンパイア

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