2010年05月31日

アフイホウ

kaulapapaのコピーみなさまお元気でいらっしゃいますか?

島は今朝もこの窓辺に、何も変わることのない小鳥たちの歌を届けています。

当ブログ「島の日々」は、2005年の7月にスタートしました。
気がつけば、あれから5年あまりもの歳月が過ぎました。

5年前の当初、毎日かかさず書いていた「島の日々」。
ひとりめのこどもを授かり、船から降りてこの島へ上陸したレビーとわたし。
島に家を建てはじめたところがこの「日々」の始まりで、こどもはやがてふたりになり来客用の部屋を作り、ちっぽけな店も開き、ひとびとをお迎えするようになり…。
わたしたちの島での生活の変化にともないご存知のとおり、徐々にブログの更新はスローダウン…。

…でも「島の日々」に決して書かれることの無かったリアルな島の日々は、止まること無く綴られつづけ、今朝までという時に、繋がっています…。

気がついているかたがいらっしゃるかどうか知る由もありませんが……実はわたしは、当ブログ「島の日々」と、2007年出版の著作「モロカイ島の贈り物」の両本文の中で、「モロカイ島」という言葉を一度も使っていません。

それはわたしたちの人生にとって、この島の存在があまりに大きく、
わたしたち家族がモロカイ島(Moloka'I)にどんなに深く愛されているのかということ、
そのことを…わたし自身が受けとめきれなかったからにほかなりません。
その愛のふところの深さに、震えていたのです。
それはまるで、殻から生まれでたばかりの小さな鳥が、
この世界のあたたかさ触れ、身震いするように……。

でも、1年前の日記、2009年の5月21日「もろかいとう」。
…その言葉を初めて書きました。

そのころからでしょうか。
このブログ「島の日々」に幕を下ろし
新たなる章を始める時が近づいている…と感じてきました。
そして、とうとう突然に、その時はやって来たようです。やさしい島の朝の光を連れて…。


5年間おつきあいいただき、こころより、ありがとうございました。


…もちろん、島の日々はこれからも続いていきます。
これからのわたしたちの人生はいくつかの新サイトで綴ってゆこうと思います。

HP 「moloka'i naeha hinanoe」
http://molokai.jimdo.com/

まだまだ未完成ではありますが。。。。

HP 「moloka'i kaikamahine」
http://molokaikaikamahine.jimdo.com/

HP 「moloka'i transportation」(英語)
http://transportation.jimdo.com/

新しい章となるブログ「Gift from Moloka'i(仮称)」もスタートさせる意向です。


…あなたにまた、お目にかかれることをこころより楽しみにしています。


新たなる章でまた、水平線を見つめましょう。
殻を脱ぎ去り、
小さな、でもしっかりとしたつばさを羽ばたかせ始めたわたしたちと一緒に…。



アロハ&アフイホウ


モロカイ島にて

山崎美弥子  愛するふたりの娘たちと夫とともに


  
Posted by kirakai1 at 02:28Comments(0)

2009年09月04日

ナエハとヒナノエ

ほんとうにご無沙汰しています。
みなさまおげんきでいらっしゃいますでしょうか?

わたしたち家族は今年ふたたびあなたの住む町を訪れます。

9月13日の日曜日の午後、
洗足池の池のほとりでのんびりとした午後をわたしたちと一緒に過ごしませんか?
http://molokai.jimdo.com/news-1/
レビーのセッションも今回は代官山と鎌倉の数カ所で開催いたします。
http://molokai.jimdo.com/healing/

わたしたちの島の日々の中から時間をかけて生まれた
たくさんのきっかけたちを「moloka'i naeha hinanoe」と名付けて
まとめはじめました。
未完成ですが、ちょっとのぞいてみてください。
↓来日の情報もこちらに集まりました。

「moloka'i naeha hinanoe」HP→ http://molokai.jimdo.com/


島のニュースを届けにゆきます。
みなさんにお会いできるのを家族そろってこころから、楽しみにしています。




アロハ

山崎美弥子  
Posted by kirakai1 at 21:24Comments(4)

2009年05月21日

もろかいとう

d1ab02ab.jpg今朝、レビーは言いました。「あぁ、なにか、わかったよ。」
静かに幸福そうに。
…島で祭りがありました。失われてはならないことを伝える祭り。島の精霊たちに導かれ、カアナという名の地にふたたび立った時、ひとつ、繋がりました。…遠く島の輪郭線とその先に広がる海。踊り手のまわりに生み出された風。
日々は行き。
空を見つめながら小高い丘にクルマを走らせます。我が家へ。背中ごしに聞いてみました、うしろに座るきらかいに。「あなたの好きなものはなあに?」「もろかいとう。アイスクリーム。チューイングガム。パパとママ、たまらちゃん、それからトモ。あとわたしじぶんがすき。」

今日も、キラキラとした出来事で満ち満ちていました。わたしたちのこころの中も。

  
Posted by kirakai1 at 18:35Comments(14)

2009年03月24日

4月4日に

2c0f8344.jpgみなさまお元気でいらっしゃいますか?

4月4日(土)夕方6時から
クラマエ(蔵前)という町にある
あたたかなとても素敵なスぺース、アノニマ・スタジオで
心理学者/セラピスト/ボディワーカーである
レビーのお話会をさせていただけることになりました。

聞き手役をしてくださるのは
美しい本の数々を生み出す錬金術師、
アノニマ・スタジオ主宰、丹治史彦さん。
奇跡みたいな巡りあわせでわたしが丹治さんに出会ったのは、もう十数年も前のこと。
以来初めて、イマジネーションを共有させていただくチャンス、
わたしもレビーも幸福を感じています。
アノニマ・スタジオHP→ http://www.anonima-studio.com/frameset.html

…島を発ち、
わたしたち家族はそろってクラマエの町へ出かけます。
当日はセッションの受けつけのほか
※セッションについてはこちらから…テンプルG HP→ http://www.templeg.jp/

手作りお菓子のHOME MADE ENDOHの出店、ウクレレのささやかな
バックグラウンドミュージック生演奏もあります。入場は無料です。
HOME MADE ENDOH HP→ http://homemadee.exblog.jp/

みなさんに思いもかけずはやく、
再会できますことをこころから嬉しく思っています。


…心に残るひとときをご一緒しましょう。


アロハ


山崎美弥子






  
Posted by kirakai1 at 19:59Comments(4)

2009年03月17日

コンテイジョン

33ceede4.JPG日曜日が行ってしまう前にと集う人々。それはクプナ(お年寄り)たちの歌とウクレレを楽しむために…。バックドアーにまわると青いムームー姿に杖をついたおばあさんにぶつかりそうになりました。「ごめんなさい。」と謝るわたしに彼女は言いました。「いいのよ。こちらこそこんなところにいてごめんなさい。向こう側に行きたいけれど演奏の邪魔になってはいけないからここに立っていたの。」…小さな女の子みたいに輝いた瞳で。
「ここは世界でも数少ない本当にすてきなところ。この島に何十年も暮らしているけどめったに外へ出かけない。今日は本当に幸せ。」彼女の思いはわたしの中にもすぅと染み込んで来て胸の奥にすとんと座ってくれました。幸福のコンテイジョン(伝染)。見上げた空はハイビスカスティー色に滲んでいました。


  
Posted by kirakai1 at 12:03Comments(8)

2009年01月26日

モールベリー

bb29d97d.JPG常夏の島にも在る、とてもゆるやかな四季。ガーデンのモールベリーの木にたくさん赤紫色の実がつきました。指先で摘んでほおばると、甘く爪のまわりが染まります。たまらかいを片腕に抱きかかえながら、きらかいと一緒にひとつひとつ収穫しました。まだ若い色をした実はそのままに、でも明日の朝になればもうちょうどよく熟しています。
積み立てベリーたっぷりのマフィンを焼いて、ノートンおじさんとリリアンおばさんの家まで届けました。
オーブンの熱が冷めてしまわないうちに。小さな両手をトレーに見立てたきらかいはそれは誇らしげに「わたしもてる!」笑。それでも余ったベリーはヨーグルトに入れて食べましょう。スプーンでまぜるとトワイライトのマーブル色が生まれます。


  
Posted by kirakai1 at 17:14Comments(2)

2009年01月17日

ストームの夜明けから

4b7f92d5.JPGレビーの船出は6夜前のことでした。ストームの夜明け、それはまるでラリマーという名の青い石に、聖なる息を吹きかけて透きとおらせたような…。ほかに島の男がふたり乗ってゆきました。船が西に位置する島へ辿り着いた知らせを聞いたのは、時計の短い針がちょうどひとまわりしたころ。そして、明日には男たちは帰って来る。

真新しい12ヶ月の最初の満月も欠けて、わたしと小さな女の子と歩き始めたばかりのベイビー3人だけの短い冒険みたいな毎日。いつもとちょっと違うこと。ある日の正午前に北の丘へクルマを走らせてみたり、ある午後にはトモの家を牡丹色に塗って、小さな魚をフラワーベースに泳がせたり、ある夕暮れにはいつもより遠い海辺を歩いたり。
遠くの人とも話した。のどが枯れるほど。笑。今夜はまた小さなストーム。でも、一層光った島の朝が訪れることでしょう、夢から目覚めるころには…。








  
Posted by kirakai1 at 17:51Comments(2)

2008年12月19日

清らかな日

49447b3b.JPG遠い遠い、海辺の街へ旅をしました。幾つもの飛行機を乗り継いで。グランママとグランパパがそれは長いこと待っていたから…。島とは違うパームトゥリーのシルエット、すこし違う風の香り。街のチャペルで、レビーの瞳がぬれました。「どうして泣いているの?」「…ただ、人と人が繋がろうとするのを目撃した時、涙が流れるんだ。」祭壇に無口におかれたピンク色の大きな巻貝。その器に澄んだ水がそそがれ、ステンドグラス越しのやわらかい日差しは、色とりどり床へ落ち。

7つの夜が過ぎ、わたしたちはふたりのベイビーを連れて帰ってゆきます。…彼女たちを育む愛しい島へと。常夏の家々のラナイにはもうホリデーの飾りがちりばめられています。今日が、何の特別でも無いのに、小さくこころ踊る日、何も無い島の日々へ帰ってきたことに。




  
Posted by kirakai1 at 12:09Comments(2)

2008年12月03日

雨あがり

0a3514df.JPG昨晩は雨。夜が行ってしまうと島には光が満ちました。わたしたちがこの家を自分たちの手で建てあげるまでのあいだ住んでいたベーカリーハウス。庭にまた、マンゴがいっぱい落ちました。その古い家には時折灯りがともります。そして家は少しづつ修復されているよう。きっと誰かが住まうのでしょうか。
島の呼吸。島の体温。島のぬくもり。…島が「生きている」から、ここにこうしているこだけでまるで母の懐に抱かれているよう。それはあまりにもやさしくとろけるようで、重い荷物で疲れた旅人たちは、はたと困惑してしまう、「ゆだねかた」を知らず。いいえ、知らないのでは無い。忘れてしまったのでしょう。…そうして時に涙を流します。

我が家の女の子たちは居眠り。そっと、気づかれないようそよ風が通りすぎます。

  
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2008年12月02日

永遠について

89e7a044.JPG小さなクララときらかいの手をひいて、まだ明るい夕暮れを歩く。「ほら、小さな爪みたい!」空を見あげてそう言ったのはふたりより1才だけお姉さんのサリー。細くて白い生まれたての月は、彼女の言うとおり可憐な女の子の爪の先のようでした。聖なるものにふれたくて心の中で船を漕ぎだす。果てしないことを思う時、あたたかい涙がほおをつたってこぼれました。「思い出せた。ずっとここにあった。」
シェルは幾つかの小さな苗を持ってやって来ました。秘密の(?)ガーデナー宣言をしたわたしへの贈り物だと。笑。システムに依存しないため。自分のからだになるものを知るため。船乗りのシェルはいつだって大海原のコックピットで叫んでるみたい。幻の水平線があるのです。そう、数えきれない波を見つめた人の目の中には。

日は落ちて、月がまた昇る。永遠について、考えました。…とある島の夜に。



  
Posted by kirakai1 at 18:25Comments(0)