ようこそ2006年7月14日 森永卓郎さん&辻元清美さん

2008年01月15日

2006年1月22日 姜尚中さん&辻元清美さん

2006年1月22日、高槻現代劇場で、「ゆったりトークin高槻」と題して、姜尚中さんと辻元清美さんが対談。会場は大入り満員。姜さんの幅広い人気に改めて驚かされました。その一部を紹介します。

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姜:ホリエモンをプッシュした人と、靖国に心の問題で行く人と。これ普通考えても全く矛盾してるわけですよね。世界はお金。世界は国に殉ずる尊い殉難者。一国の総理大臣が一方ではホリエモンをプッシュし、一方では靖国に行くわけですから、二つの魂があることになるわけです。こうした新自由主義的な路線を突っ走れば、どこかでナショナリズムや国民の愛国心といったものに、訴えざるを得ない。これはいつまでたっても決して交わらない二本の線路です。どこかで交わっているように見えるわけですけれども、交わらないんですね。こういう矛盾が今、日本の社会に去年よりはもっと出てきているんじゃないでしょうか。
だから僕は、耐震偽装の問題や今回のホリエモンの問題のように、小泉政権の持っている負の遺産というものがかなりごろごろと出てきてると思いますし、もっと出てくると思いますよ。その時に辻元さんのチャンスが巡って来るんじゃないかと思います。

辻元:私達自身、凄くメディアに翻弄されるし、国会にいたら、言葉を発する事で政治は営まれているのを肌で感じます。小泉さんの言葉、昨日も一昨日も言ってました。『改革なくして成長なし。私が正しかっだたろう』って。自画自賛劇場になってるわけですよね。小泉劇場を通り越して、自画自賛劇場。自己陶酔ですよ、すごいですよ、「私は正しかっただろう」って。大切なのは言葉なんですね。政治とか今の社会を変えていく為の、自分達の言葉も取り戻さなきゃいけないとも思うし、且つ、考え抜く、悩みぬく、その為には、勉強し続ける。自分で学び続けて変わっていく力が、今、社会の根底から抜け落ちているんじゃないか。そこに危機感を感じるんですよ。だから、まず自らが変わろうと。そして、社会を変革していくやり方も、やはりもうちょっと深く、今の時代を見据えたものでなくては。そして自分の体験であったり、時代のあり方っていうものを一緒に考えていく、色んな人と。その延長線上に変革を求めるっていうのかな。そんな気がしているわけですね。

姜:「小泉劇場」と言われた今回の衆議院選挙の最大の問題点は、ニート、フリーター、もしくはそれに近いような人々がかなりの程度、この政権を支持したということですね。
つまり、自分を苦しめる自分の生活の墓埋め人にせっせと貢ぐような時代。これを普通、私達は倒錯というわけですね。こんな、倒錯した現象がメディアを媒介にしてやられてるっていうのを、どう考えたらいいのかって事ですよね。苦しくて、生活が成り立たないであろう。そして、おそらく年間所得が100万や200万のレベルで自分の一生が終わるであろう、年金もないであろう、疾病の場合にも色んな保険も出ないであろう。そして昇進もないボーナスもない。結婚できるかどうかさえもわからない。自分の親は資産がない、土地がない。小泉さんを支持したのは、そういう大都市圏の若者達だと言われています。
このことの意味を解かない限り、僕は野党が次回に挽回するという事は無理なんじゃないかと思います。
普通、私達の正常な感覚からすると、これは倒錯ですね。その倒錯した現象が起きている限り正論が届かないということですね。むしろ正論が彼らにとって、倒錯に見えるのかもしれない。あべこべになってるという事ですね。これをどうやって正常に戻していくのか。それを今、一番憂いていますし、若者の今後の将来を考えるとかなり、大きいテーマではないかと思いますね。
その処方箋を出さない限り、またもう一回、同じような手法を通じて政治が動いていく可能性がある。

辻元:新自由主義的な路線というのは、暴力や差別を認める社会につながっていくと思う。もう一度平和と平等を諦めたくないっていうのかな。それを基本にした対抗理念を持って個別の対策をきちんと打ち上げていくしかない。すぐに効く特効薬はないと思うんですね。対抗理念みたいなものを具体的に提示していく、その方法をどうすればいいのかなって考え続けている。ただ、今日、街頭演説していて、何か空気が変わってような気がしたんです、世の中の。駅などで街頭演説するんですが、あれって凄く政治家にとって大事な事なんですよね、街の空気とかちょっとした事で時代の変化がわかる。選挙の後とかは、小泉改革っていうものに対しての何か期待とか、幻想みたいなものがあったと思うんです。今日はねぇ、(幻想を)持ってはらへんぞっていう雰囲気の量が、なんとなく前より多かったように思うんですね。ひょっとしたら今年、潮目が変わるかもしれない。その時に有効な政策なり対抗理念をぶつけていく為に、準備するという時期かなって思ったりしているんです。

kirakiranet at 11:01│Comments(0)TrackBack(0)

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