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『どうして私が美術科に!?』設定メモ ※ネタバレ注意

『どうして私が美術科に!?』(著:相崎うたう)の現在判明している設定や個人的に気になった描写、そこから推測できる要素などを自分用に纏めていきます。本編のネタバレを多分に含むため注意されたし。

基本設定から、細かすぎて伝わらないようなポイントまで書いていきます。二次創作とかに使えるかも。

ミスや見落としがあった場合にはコメント欄またはTwitter(@JSidetail)にてご指摘頂けると幸いです。

毎月22日前後更新予定。

キャラクター
(6/27追記 あまりにも長くなってしまったため、個別記事にジャンプする形式に変更しました。)

☆酒井 桃音

☆竹内 黄奈子

☆河鍋 蒼

☆浦上 紫苑

☆菱川 翠玉

☆岡本 玄恵

☆高村 白雪

☆翠玉母、クラスメイトなど


作中舞台

桃音達の通っている高校(学校名は不明)

・制服のブラウスの色は夏服冬服ともに個人で好きな色を選ぶ。(1巻〜)

・普通科と美術科の2つの学科が存在する。1〜6組が普通科、7〜8組が美術科。(1巻4p)

・学年によって上履きの色が異なる。(1巻29p)

・教員に宿直制度が存在する。(1巻61p)

・美術科は2年生になると数学がなくなり、家庭科が追加される。(1巻72p)

・2階に「アーケード」という展示用スペースがあり、夏休みの間は美術科の一年生全員の作品を展示している。(1巻93p)

・教室にエアコンがある。(1巻98p) が、美術室にはない。(きららMAX2017年4月号60p)

・夏休みが明けてすぐに文化祭の準備が始まる。(きららMAX2017年8月号37p、38p)

・体育祭がある。(きららMAX2017年11月号104p)

美術資料室

・りんごや牛骨、アルミ缶、みかんに幾何学立体模型など、デッサンのモチーフに用いるアイテムをいろいろ取り揃えている。(1巻18〜19p)

美術X室

・使われていない美術室。(1巻40p) もっぱら桃音達の居残り場所になっている。

・湿気でキノコが生えていた。(1巻86p)

・本来は美術F室。×印がかすれたFの字に被ってしまっていた。(1巻91p)

美術A室

・桃音や翠玉が学校に泊まって作業する際に使用した。(1巻62p)

・7〜8組の合同授業に使用。棚には陶芸用のろくろ等。(きららMAX2017年12月号85p)

図書室

・翠玉と蒼は出禁になった。(きららMAX2017年11月号100p)

美術準備室

・貸し出し用の道具や過去の卒業生の作品などを保管している。(きららMAX2017年11月号101p)

藤納戸市/藤納戸駅

・名前の由来は日本の伝統色で、淡い青紫色を指す「藤納戸」。

・桃音達の通っている高校がある街、及び高校の最寄り駅。桃音や黄奈子は通学以外の用事で来たことがなかった。(1巻51p)

・移動販売のたいやき屋があり、蒼と紫苑の幼少期から存在する。(きららMAX2017年6月号43p)

南藤納戸駅

・藤納戸駅の隣駅。(1巻54p)

鳩羽美術館

・7〜8組が遠足でやってきた、都会の美術館。(1巻76p)

あんず屋

・藤納戸にある駄菓子屋。「しらふじや」と隣接しており、蒼と紫苑の幼少期から存在する。(きららMAX2017年6月号42p)

しらふじや

・藤納戸にある画材屋。「あんず屋」と隣接しており、蒼と紫苑の幼少期から存在する。(きららMAX2017年6月号42p)

画材屋に〜〜〜(フキダシで隠れている為店名不明)

・画材屋。何処の街の店なのかは不明。

・黄奈子の家から電車で30分程度の距離にある。(きららMAX2017年7月号37p)

その他

・桃音達の通っている高校のモデルは東京都立片倉高等学校?

・海(きららMAX2017年6月号)のモデルは片瀬東浜海水浴場(江の島海岸東浜海水浴場)?

・藤納戸駅(1巻51p)のモデルは八王子駅。桃音達が待ち合わせていたのは北口。

・南藤納戸駅(1巻54p)のモデルは八王子みなみ野駅?

・鳩羽美術館(1巻76p)のモデルは国立新美術館?

・桃音たち5人の制服は、全員揃った時に少し魔法少女っぽさが出るようにデザインしたとのこと。(著者Twitter)

・北○の拳…かどうかはともかく、「あたたたた」が象徴的なケンシロウが存在する。(著者がTwitterに投稿した漫画より)

『ご注文はうさぎですか??〜Dear My Sister〜』ネタバレ込感想

2017年11月11日。又の名を『ぴょんぴょんの日』と云うその日、世界は震撼した。

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『ご注文はうさぎですか??〜Dear My Sister〜』の上映が全国40館で開始されたのだ。



ご注文はうさぎですか??〜Dear My Sister〜公開おめでとうございます!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!


というわけでね。

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僕も早速公開初日に見てきましたよ、ご注文はうさぎですか??〜Dear My Sister〜。とりあえず6回。来場者特典のミニ色紙はなんとココアさんとリゼさんと千夜さんとシャロさんがお出でになりました。1週目はひとまず攻略完了(みっしょんこんぷりーと)です。


何だコレ、美術品の類か?

見てくださいよ、この神の肖像とも呼ぶべき美しいイラストを。そして感じてください。溢れ出す生命の鼓動と咆哮を。

このSSR確定ガチャ、今ならなんとチケットを買うと無料で回せます。


とまぁ、前置きはこの位にして、ここからはご注文はうさぎですか??〜Dear My Sister〜(以下DMS)本編の感想に移っていきたいと思います。
タイトルの通り、当記事においてネタバレは自重しないスタイルなのでDMS未視聴の方はブラウザバックして下さい。



PVを見て分かる通り、DMSは原作コミックス5巻より「さらばココア!蘇る地獄の記憶!」「帰ってきたココア!そして私たちはもふもふになる!」「ラビットハウス夏の修羅場祭」の3つをベースとしたお話になっています。
なのでまずは冒頭、ココアとのお別れ!?シーンからスタートです。原作での見送り地点はラビットハウスの前でしたが、DMSでは駅になっていますね。
駅までぬいぐるみ持ってきてると思うと面白いな…

千夜とシャロが街を駆け抜けるシーンで振り向く人々の中に一人、カメラ側に顔を見せない黒服の紳士風の男がいて、ごちうさがKRコミックスじゃなかったら街中を巻き込む影の戦争の黒幕っぽい、などと思いながら観ていたんですが、共感は全く得られませんでした。

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▲(参考画像です)

マヤメグの頭にリゼのツインテールがかかるカットは原作の頃から気に入っている画だったので、忠実に再現されていて嬉しかったです。わかってらっしゃる。

と、ここでココアが落とした帽子をチノが被せます。この帽子、見覚えがありますよね。TVアニメ2期10〜11羽でココアが"寂しくないように"とチノに貸し与えたあの帽子です。
「しょうがないココアさんです」という、あのエピソードを象徴するキーワードをアニオリでここに置いている事もあり、明確に2期11羽の意趣返しになっていると判断して良いでしょう。
画像はしょうがココアです。

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さりげなくココアの帰省理由も変更されていましたね。原作ではストレートに「そろそろ顔見せろ」くらいの描写でしたが、DMSではアピールの仕方がすげえめんどくさくて面白かったです。褒めてます。

「私がいない間、お姉ちゃんの座はリゼちゃんに預けるよ!」とココア。アニオリの台詞ですが、実はこの台詞が『Dear My Sister』というエピソードのもう一つのキーになってるんですよね。どうでもいいですがここのココアさんのウザ顔メチャクチャ好きです。

そんなこんなで感動的(?)な見送りも終わり、ココアが電車に乗ったところでDMS挿入歌の『ハピネスアンコール』が流れ出します。しっとりとした曲調で『日常デコレーション』『なんとなくミライ』のような系譜を感じさせるこの曲が本作のオープニング的ポジションに置かれたのは、TVアニメシリーズとしての「ごちうさ」のアンコール、即ち帰還の宣言としてのメッセージが込められていると思います。
2期12羽の「思い出の写真」がカメラを通して次々映し出されていく演出も、「ごちうさ」のアニメの帰還を沁みるように実感させますね。

挿入歌がフェードアウトし、ほっと一息つくココア。突然声をかけられ、振り向いた先(というかすぐ横)には締切ギリギリなのに自分探しの旅に出た青山さんが。このシーンも原作にはない、DMSのオリジナル要素です。気配消してたのか…
登場から1分もしないうちに凛ちゃんさんに連れて行かれるのがテンポ良くてメチャクチャ面白いですね。

舞台はラビットハウスに移り、一人カウンターに立つチノ。そこに心配したリゼがやってきますが、ドアの開閉音を聞いたチノは思わず「ココアさん!」と口走ってしまいます。ココアさんのこと好きすぎかよ。
どうやらチノは自覚している以上にココアのいない環境を寂しがっている様子。
「一人で大丈夫(寂しくない)か?」「はい、こっち(仕事)は大丈夫です」の噛み合わない会話がもどかしいですね。最高〜〜〜

一方ココアサイド。一面の緑、果てしなく広がる海、川のせせらぎ、サクサクと気持ちの良い足音…。ココアの故郷が、木組みの街とは何もかもが異なり、でも確かに素敵な場所だという事を、たった数秒で実感させてくれます。
このシーンに限った話ではないんですけど、今回背景美術や環境音にかなり注力しているんですよね。特にキービジュアルでも描かれていた「ココアの故郷と木組みの街の景観」の対比表現は圧巻の一言でした。

ココアは大好きな家族にサプライズを仕掛けようとするも、それを遥かに凌駕するサプライズの応酬とともに温かく迎え入れられますが、原作6巻13話を踏まえると「お母さん達も安心してるのよ?ホームステイ先が素敵なところで」という台詞がまた違った文脈を帯びているように感じますね。

1年半ぶりに自室のベッドに飛び込むココア。ここのおっぱいヤバくない?
山奥で携帯の電波が通っていないため、家の電話から直接かけることに。この様子だとココアは中学まで携帯を持っていなかったみたいですね。それにしても機械音痴のモカがその辺の事情を知っていたのが意外でした。(お前の機械音痴のイメージは何なんだ)
まさかここでリゼ父が出てくるとは思わなかったので完全に不意を突かれました。

ドア越しのココア母の「もうすぐご飯だからお風呂入っちゃいなさ〜い」という台詞、まさに映画館ならではの音響演出といった感じでハマります。

タイミングが悪く電話が届かなかったココアと、ココアから電話が来なかった事に落ち込むチノ。このすれ違いっぷりがまた良い…。てかココアさんの事好きすぎかよ。

休日のラビットハウスで談笑しながら一息つくマヤとメグ。ここの女子力の暴力みたいな描写の丁寧さは原作からしっかり受け継がれてますね。
後の千夜シャロも含めて、DMSはココアシックへのツッコミのテンポとキレが非常に良かったです。

ここで間髪入れずにやかましい鬼軍曹が押し掛けてくるのも勢いがあって面白い。
映像になって初めて気付いたんですけど、三角巾似合いますねマヤ……。

チノの回想パートは原作では4コマに纏められていたためか補完が非常に多く、見応えがありました。
例えばリゼの更衣シーンはカットからSEまで全てが1期1羽のココアの更衣シーンのオマージュになっています。
特筆すべきはやはりリゼがラビットハウスに入ったのが父親の手引きによるものであると明言された事ですね。ココチノのみならず、チノリゼの出会いにも親世代の繋がりが関与していたという事です。
しかし、きっかけを与えたといえどその先どう進んでいくかは本人達次第。お父さんお母さんも、まさか娘たちがここまでの光景を見せてくれるとは思わなかったでしょうね…。

日が落ちてきて、「また明日」と手を振るリゼマメとチノ。景色も相俟って、チノの心境や哀愁がひしひしと伝わり、丁寧に描かれてるなぁと感じました。

買い物帰りに二人で歩く千夜シャロ。今回エンディングのスタッフロールに協力:森永製菓って書いてあるんですけど、よく見るとここで千夜が大人買いしているココアが森永ココアなんですね。お手本のような媚の売り方で笑いました。
ここのアニオリは不器用ながらもいつも誰かの助けになろうと尽力するリゼの心境に、非常に丁寧に寄り添っていて本作の大好きなシーンの一つです。
後からやってきたにも関わらずあっという間にチノの心の扉を開けてしまったココアに対し負い目を感じていることも明言されました。
ここで僕は己の未熟さを思い知らされました。
「Dear My Sister」というタイトルはモカ、ココア、チノの3人を指しているものとばかり思っていましたが、実は"Sister"の中にはリゼも含まれていたのです。
DMSでは原作にないものとして終始リゼと「姉」を結びつける台詞が追加されていました。リゼは普段から誰かの為に一生懸命な子ですが、今回は特にココアからお姉ちゃんの座を任せられた事が空回りのトリガーになっています。
キービジュアルでもセンター的ポジションにいますし、彼女はDMSのもう一人の主役と見て間違いないですね。

一方、自室で勉強中のチノ。原作通りリゼの提示したハードスケジュールをきっちり守っています。
ふと物寂しそうに携帯に目をやると、ココアから着信が。 ハッとして電話を取り、切った後にベッドで悶える一連のムーブは必見です。付き合いたての彼女かよ。
ここの「(話が)長くなりそうなのでやめときます」「そっか!会った時に話す事なくなっちゃうもんね」って会話マジで天才のそれなんですよね。近い構文として最近の原作だと6巻10話の「傘を置いてきてしまいました」「傘がないから踊りながら帰れるね」って会話がありましたが、発想があまりに素敵すぎて何度か夢女子になりかけました。

ワイルドギースの真相に気付いたチノ。正確に言えばそれが正しいかなんてこの時点では分かってなかったんですけど、それでも「リゼさんのお手製ですから」なんて口に出してみちゃうのも変化を感じるポイントですよね。
そしてついに勇気を出して皆を花火大会に誘うチノ。もちろん全員優しく受け入れます。
ここの「今も昔も、リゼさんは優しいですね。ありがとうございます」「…うん!」という会話は正しく善が報われた瞬間であり、涙せずにはいられません。

物語は再びココアサイドへ。ココアの実家に、ホットベーカリーとは別に居住スペースが用意されている事が分かりました。いやまあそりゃそうか。
ココアとモカの配達シーンは所謂引きの構図が多く、自然に囲まれた美しい景観と無限に広がる"セカイ"を「魅せる」演出が印象的です。

配達が終わり、眺めの良いお決まりの場所で朝食をとるココア達。
フォロワーのご指摘で気が付いたんですけど、ココアが千夜からのメールが届いている事を確認してからシャロのメールの受信を確認するまでに2回ケータイのボタンを押しているので、ここで千夜だけ大量のメールを送っている事がわかります。千夜は前のシーンで「自分の存在が既に忘れられているんじゃないか」という不安を漏らしていたので、とにかく気が気でなかったんでしょうね。それにしても怖いわ。

「ん?今聞いた職業、どれも(お姉ちゃんに)関係ないぞ?」に対して「その道を極めればお姉ちゃんに通ずるんだよ」と返すココア。この返答もアニオリですが、この台詞がDMSにおける「姉妹」というキーワードが帯びる文脈の理解に繋がると思います。

そんなこんなでホットベーカリーの開店時間がやってきました。これは内緒なんですけど実はお客さんがメチャクチャ可愛いんですよ。ポニテのおねえさんと当たり券のおねえさんが好きです。
昔の事をからかわれて拗ねていたココアと、ココアに嫌われたと思って意気消沈していたモカが、お母さんの粋な計らいによって一瞬で同じ方向を向き始めたのは流石の一言につきます。
あとこのシーン、ココアが憧れのお姉ちゃん像を再確認する重要なシーンなんですけど、やはりここもDMSで細かく補完されたことで、モカのサプライズを受けたお客さん達が心の底から楽しんでいる事が伝わり、ココアの憧憬がスッと馴染みます。

ココアと母の会話シーン。ココアが木組みの街で撮ってきた思い出の写真たちを見つめ微笑みながら、木組みの街に帰らんとするココアの選択を尊重し、背中を押す母の姿に感動しました。
ココアが木組みの街の高校に通うと言い出した時もこういう会話をしたのかな、と思うと感慨深いですね。

一方ラビットハウスではマメが入浴中のチノに突撃します。「昔は(花火大会)興味なさそうにしてたのに〜」という台詞、そもそも「昔」というのが個人の尺度に依るんですけど、初対面が2年前である事を思うと、「初対面が遠い昔の事のように楽しい日々が続いていった」といったニュアンスを感じずにはいられません。

その後はみんなでお泊まり会。以前「…ココアさんと暮らし慣れてなかったら、緊張してあの2人を家に呼ぶこともなかったかもしれません」と言っていたチノが、今では6人でお泊まり会ですよ。
千夜が来られるかもわからないココアの分の浴衣を当然のように用意しているのも見逃せません。
ここでの台詞を聞く限りシャロも昔は浴衣を着てくれていたのかな、と思いましたが、そういえば原作でそんな描写がありましたね。

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それにしてもメグのグルグル巻きへのこだわりは何なんでしょうねホントに。コミックス3巻でも示唆されていましたが。

全員分のワイルドギースを作るリゼに対し、ココアのぬいぐるみのデザインの考案を申し出るチノ。
「えっと…こう、ステッキを持っててですね。魔法使いみたいなのはどうでしょう」


泣きました。


そして場面は移り、幻想的な街並みの中で気ままに魔法を振るう幼少のココア。何のことかと思えば夢の中みたいです。
そこに現れたcv:水瀬いのりの謎のお姉さん。その正体は……………なんと、魔法少女チノ!?
無駄に力の入った変身シーンはこれぞ劇場ならではのサプライズといった感じで必見です。

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▲よく見るとキービジュアルにも魔法少女チノのステッキが描かれています

ここの「そんなにうさぎを増やしてどうするんですか?」「でも、戻し方わからないよ?」「では、別のものに変えてしまいましょう」「二人で力を合わせれば、もっとすごくなりますよ」という一連の会話、単なる夢やサービスにしては些か高文脈すぎる
ので何かしらの意図があると見て間違いないでしょうが、未だに文脈が掴めていないシーンです。
うさぎがティッピー(=もふもふ、うさぎ)になった」という描写と「二人で力を合わせる」というワード、それと上映開始と同時に発売されたキャラソンシリーズがヒントになっているんでしょうけど……
というわけで…皆さんの素敵な解釈をコメント欄で募集しています^_−☆

と、その思索を断ち切るかの如くココア(と、寝ぼけたココアにモフモフされてしまった母)を起こしに来たモカ。
ここの「ココアのねぼすけー!」って台詞は1期12羽の「…お姉ちゃんのねぼすけ」のオマージュですね。

ココアが自らの原点を姉に吐露するシーンは原作通り何度見ても凄まじいな、と思いきやここでアニオリ。
「私になろうなんて、10年早いぞ」「うん、だからまずはチノちゃんのお姉ちゃんになる。ちゃんとお姉ちゃんって呼んでもらえるようになるんだ」
「お姉ちゃんになろうって人が、相変わらず甘えん坊だな」「いいの。ここでは私が妹なんだから」

このシーンでココアの中の、そして『Dear My Sister』における「姉妹」観がはっきりしてきました。
甘え方がわからない子でも、お姉ちゃんを目指そうと言う子でも、頼れる姉の前では甘えん坊の妹でいていい。姉とは妹にとって心から頼れる存在であり、妹とは姉に心から甘えても良い存在なのです。
そしてココアはチノの「頼れる姉」を志しながらも、「頼れる姉」であるモカに甘える妹であり続ける事を選びました。もうこれ完全に光と闇が合わさり最強に見える構文じゃないですか?

ラビットハウスでは夏祭り出発に向けた準備の真っ最中。ここ裏でまだマヤメグが宿題やってるんですね。原作ではココアと千夜が課題をやっていましたが、上手く合わせてきたな、といった印象です。

そして千夜の着付けによって満を持して皆が浴衣を着る事に。そう、ここのチノですよ。
初めての浴衣姿をお父さんとおじいちゃんに真っ先に見せに行く娘と、一つ間を置いて微笑みながら「…楽しんでおいで」と見送る父親達の感情。…ヤバくないですか?
聞くところによると「エモい」という言葉はこのシーンを形容すべく江戸時代より生まれた言葉だそうです。

夏祭り開幕です。
いつの間にかメグに輪投げが得意という設定が生えていました。もう回ればなんでもいいのか?
酔ったシャロの頭を撫でる千夜に注目です。注目です。

花火の打ち上げ時間が近づいてきて、皆は青山さんに教えてもらった秘密の穴場スポットへ。
まだカフェインでトんでいるシャロは、射的でリゼに取ってもらった打ち上げ花火をここで上げてしまいました。

ここでチノはココアからの着信を受けますが、すぐに切れてしまいます。「皆で一緒に見たかったな…」と呟いていると、花火の打ち上げが始まってしまいました。
ふと顔を上げると、そこにはココアの姿が。
渾身のサプライズをキメるも、皆花火に夢中でココアに気付きませんでした。原作では1コマの描写だったんですけど、いざ映像にされると本気でスルーされてる感が出ててメチャクチャ面白いですね。
このシーン、原作ではマジで全員花火の方しか見てなかったんですけど、DMSではよく見るとチノの視線だけ上空ではなくココアに向いています。


泣きました。


青山さんが花火大会の情報と穴場スポットを伝え、ココアがそれをチノに話し、チノが勇気を出して皆を花火大会に誘い、母が背中を押し、千夜が皆の浴衣を用意し、リゼがマヤメグの宿題の面倒を見て、シャロが酔った勢いで花火を打ち上げたことで、それを信号弾だと認識したココアがここに辿り着き、全員でこの景色を見る事ができました。そう、全てのピースは繋がっていたのです。

ココアからの着信の理由は本編では触れられませんでしたが、おそらく迷って電話で道を聞こうと思ったところに信号弾()が打ち上がり、居場所が分かったために電話を切ったんだと思います。

余談。原作ではシャロがカフェイン酔いしている状態で打ち上げ花火を見ていたんですけど、実はそれがこのエピソードで唯一納得の行かないポイントだったんですよね。
(シャロちゃんはカフェインで酔っている間の記憶が残らないぞ!)
ですが、DMSでは信号弾を上げてから夏祭りの花火が打ち上げられるまでの間に酔いが醒めており、無事シャロの記憶にみんなとの夏の思い出が刻まれるようになっています。
その変更に僕の日頃の言動が関与しているなどとは微塵も思っていませんが、長らく気掛かりだった部分が解消されてとても晴れやかな気分です。いやはや、ホントに頭が上がりませんね。

それにしてもシャロは自分が信号弾(と認識されていたもの)を放った事を自覚しているようでしたが、打ち上げてはしゃいでるタイミングで丁度酔いが醒めたんですかね。一番キツいやつだ…

酒に酔い潰れる大人組。こういう描写イイですよね。
あと「これが終わったら頑張るよ!翠ちゃん!」の演技が最ッッッッッ高。

バータイムのラビットハウス。なんとそこには気さくそうな接客をするリゼ父の姿が。よく見ると天々座家の使用人の方々もいますね。
何のことかと思えば吹き矢勝負に負けて1日店員になったようです。しかもわざと負けた…?
何もかもが予想外すぎて衝撃的かつ笑撃的なシーンでした。

新しい思い出」をカメラに捉えるココアに、チノが伝え損ねた言葉を口にします。
「さっき、ちゃんと言えてませんでした。…おかえりなさい、ココアさん。」
「…うん!ただいま!」

チノがココアに素直な気持ちを伝え損ねる描写自体は以前から結構あるのですが、実はこうしてちゃんと伝え損ねたことをその場で直接伝えようとする意思を見せるのは珍しいんですよ。何気に重要な描写だと思います。

と、ここでついに本作の主題歌『セカイがカフェになっちゃった!』がお披露目になるんですけど、流れるタイミングがマジで完璧なんですよ。もう予測可能回避不可能といった感じで。6回ともきっちり鳥肌が立ちました。

「いまから楽しい楽しいコトばかり ここで ここで 見つけたいな」
前々から本作の主題歌として告知されていたこの曲が、まるでエンディングのような使われ方をするのは、ひとえにこの曲が「ネバーエンディング」を宣言するための曲だからでしょう。
『Dear My Sister』の終わりは彼女達の楽しい日々の終わりではないですし、むしろこれからもっともっと楽しいことが待っているのですから。エンディングがネバーエンディングってめっちゃオシャレですね。そして強い。

エンドロールが終わり、開店前のラビットハウスが映し出されます。
そこで7匹のワイルドギースを発見したココアは、チノにマジシャンうさぎを手渡されます。ここでうさぎを手に取ったココアの瞳とマジシャンうさぎの眼帯の模様が一致してるのも細かい。
「手品師かな?なんかうさんくさくてかっこいいね!」「それはココアさん自身をイメージしてて…」「ありがとう!このマジシャンうさぎ、大切にするね!」
ココアが幼少期に魔法使いを志し、今も無意識に魔法使いへと近づきつつあることと、そんなココアの姿にチノが亡き母の面影を見出している事は作中でも再三触れられていましたが、明確にチノがココアに魔法使いのイメージを抱いているという描写が入ったのはDMSが初めてです。エモの化身か?

「それに…この雰囲気、落ち着くなぁ。まるで…」「まるで?」「第二の家だね!」
本作にてココアはラビットハウスを発つ際にもホットベーカリーを発つ際にも変わらず「行ってきます」と言っているんですよ。逆に実家組も木組みの街の皆も、ココアがいない環境を寂しがっていました。そう、双方とも正しく「ココアの帰りを待つ家」なのです。

そうこうしているうちに開店時間がやってきました。
喫茶店ラビットハウスであなたも一杯、いかがですか?


ㅤㅤㅤㅤㅤㅤ「「いらっしゃいませ」」



ベースは原作5巻のエピソードなのでほとんどアニオリ部分に絞って感想(感想か?)を書きましたが、改めて見るととんでもない量ですね。

DMS上映時のシアターには老若男女オタク問わず幅広い客層が見られ、ご注文はうさぎですか?が非常に多角的かつ広義的な「かわいい」によって構成された作品だという事を再確認させられました。
すべてが「かわいい」、けれど「かわいい」がすべてではない、でも「かわいい」はすべてである。
ご注文はうさぎですか?の唱える「かわいい」は幾多ものニュアンスが複雑に絡み合って生じる哲学なんだよな……



以上、『ご注文はうさぎですか??〜Dear My Sister〜』感想でした。率直に言って最高です。
この11月11日という日に頂いた心の煌めきは忘れません。
ありがとうKoi先生。ありがとう橋本監督。ありがとうアニメスタッフとキャスト陣の皆様。
ありがとうご注文はうさぎですか??〜Dear My Sister〜。


ちなみに視聴環境は座席を除いておよそ考えうる範囲で最悪のレベルだったと思います。上映中にポテト振り始める奴があるか。





P.S. 原作コミックス『ご注文はうさぎですか?』が掲載されているまんがタイムきららMAX2018年1月号はあす11月17日発売!

プリティーリズム レインボーライブのここがすごい!

ちなみに僕は普段なーにが○○のここがすごいここがダメじゃうるせえボケって思いながらTwitterを見てます

そもそもプリティーリズムって?

TVアニメ『プリティーリズム』シリーズは、「オーロラドリーム」「ディアマイフューチャー」「レインボーライブ」の全3シリーズからなる、現在放送中のTVシリーズ『プリパラ』のいわゆる前身となる女児向けアニメ作品です。別媒体の展開については気になったらWikipediaでも見てください

今回は特に第3シーズン「レインボーライブ」についてフィーチャーした記事を書かせて頂こうと思います。きららMAXとは全く関係ないですが読むだけ読んでいってください。お願いします。

雑に言うと登場人物の関係性や家庭環境、人間ドラマ的な作風が好きなオタクはハマると思います。

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キャストがすごい!

ただ出演声優の名前を羅列するだけというのも何なので、簡単なキャラクター紹介も兼ねてお送りします。

彩瀬なる (CV:加藤英美里)
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本作の主人公。「音楽の色」を認識する能力がある。ちっちゃい。口癖は「ハピなる」。
素直で人懐っこいが、それ故に空気を読むのが苦手で、知らず知らずの内に相手の神経を逆撫でしてしまうことも。
家庭環境は非常に良く、「ハッピー」という言葉がそのまま形になったような女の子。

福原あん (CV:芹澤優)
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スイーツとオカルトが大好きな胸ペコガール。
尻がえろい。学校では成績優秀、プリズムショークラブ部長かつクラス委員長・委員長会会長を務めるなど、とても頼りにされていて、責任感も人一倍強い。あと尻がえろい。
わかなからは「正義の味方ちゃん」と呼ばれ敵対視されている。

涼野いと (CV:小松未可子)
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人と群れることを嫌うクール系少女。自前の厨二ネームで呼ぶ事を強要するやべーやつ。
ある日突然ギターを捨てた父親にバンドを再開してもらいたいと考えており、父が過去に弾いていたギターを買い戻す為に資金を溜めている。
キンプリのゼウスの姉。

蓮城寺べる (CV:戸松遥)
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エリートプリズムスタァ養成アカデミー「エーデルローズ」のナンバー1。プライドが高く、「トップであること」への執着心が恐ろしいまでに強い。なるに強い敵対心を燃やしており、ライバルとして立ちはだかる。物語が進むにつれ声が低くなる。

森園わかな (CV:内田真礼)
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エーデルローズのナンバー2。小学校の頃にべると出会い、彼女の境遇にどこか自分を重ね、それ以来行動を共にしている。過去の因縁からあんを敵対視している。どこか斜に構えたところがあり、事あるごとに他人をからかっている。

小鳥遊おとは (CV:後藤沙緒里)
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べるわかなに次ぐエーデルローズナンバー3の実力者。口癖は「メルヘン」。気配り上手で心優しい性格。自己評価がとても低く、いつもおどおどしているが、べる達と行動を共にしているのは純粋な憧憬と献身の念から。レズ(公式設定)。

りんね (CV:佐倉綾音)
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オーディションを受けるなるの前に突如現れた謎の少女。とある事故によって記憶を失っている。
普段は無表情・無感動だが、プリズムショーの際には一転して表情を輝かせる。なるによくくっついている。

天羽ジュネ (CV:宍戸留美)
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大手ファッションブランドショップ・ディアクラウンのプロデューサーにして前プリズムクイーンの天才プリズムスタァ。髪型がすごい。

神浜コウジ (CV:柿原徹也)
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天才アーティスト。いやマジで。過去のいざこざから深い傷を負った事でエーデルローズを去っており、プリズムショーに対して心を閉ざしている。

速水ヒロ (CV:前野智昭)
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コウジをやたらと付け狙うヤンホモ。彼の名誉の為に言っておくが、コウジが絡みさえしなければ普通の爽やかイケメンである。一挙手一投足が面白いため、男女問わず視聴者に人気がある。

仁科カヅキ (CV:増田俊樹)
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コウジの幼馴染。フリーダムでバーニングなストリート系。看板屋の息子で絵が上手く、達筆。本作一の良心であり、聖人。

他にも森久保祥太郎、関俊彦、三木眞一郎、中尾隆聖(敬称略)等、豪華声優陣が演じる魅力的なキャラクターが続々登場します。

主題歌がすごい!

1話のアバンを終え、さぁオープニング…と、ここでほんのりと聞き覚えのある前奏が。そう、なんとこのアニメ、第1シーズン主題歌にTRF『BOY MEETS GIRL』(のカバー)を起用しているのです。当時の女児に伝わらないだろコレ。

※TRFって何?という人はお父さんかお母さんに聞いてみよう!

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▲放映当時は2013年です

もちろん、『BOY MEETS GIRL』だけではありません。『EZ DO DANCE』『CRAZY GONNA CRAZY』など、懐かしの名曲が勢揃い!

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▲本作のスピンオフ作品「KING OF PRISM」では、増田俊樹と武内駿輔が歌う『EZ DO DANCE』をバックにインターネットで話題を呼んだ激しいダンスバトルが繰り広げられました

ただただTRFの威を借りているだけではありません。わざわざ主題歌にまで起用しているだけあってこの作品、TRF楽曲、特に1stOPである『BOY MEETS GIRL』の歌詞と完璧にマッチしているんですよ。世代が違う事以外は
Boy Meets Girl 出会いこそ 人生の宝探しだね
少年はいつの日か 少女の夢必ず見つめる
Boy Meets Girl 輝いた リズム達が踊り出してる
朝も昼も夜も風が南へと 心をときめかせている

まさしく「少年少女の出会いの物語」であるプリティーリズム レインボーライブにぴったりのテーマソングと言えるでしょう。プリティーリズム レインボーライブを完走する前とした後ではこの曲から受ける印象が180度変わる事を約束します。

TRFカバーの主題歌を起用しているのは第3クールまでで、最終シーズンである第4クールの主題歌は完全新曲となっているんですが、これまた曲名がね・・・本作のストーリーと完璧にマッチしててね・・・完全に感情になってしまった。(オタク)

ちなみに『フレームアームズ・ガール』にて川口氏が過去に手掛けたアニメからセルフオマージュしたという「両者がオーラを纏って流星状態になり宇宙空間を激しく交錯するカット」の元ネタはこのプリティーリズム レインボーライブ第4クールの主題歌です

キャラクター造形がすごい!

キャラ毎の紹介は先程ざっくり済ませたので割愛します。あとは本編を見てね

まず、この作品は登場人物が全員それぞれの「色」を持ち、それぞれの形で成長していく群像劇なんですよ。それはまぁなんとなく分かりますね。ちなみにこのアニメ、本来女児アニメにあるべきおもちゃやアーケードの販促に割くリソースを殆どキャラクターの掘り下げに費やしてます

群像劇として様々な登場人物の人生を魅せるにはキャラクターに共感、或いは共感できないにしろ何かしら強い魅力を感じてもらう必要があると思うんですが、このプリティーリズム レインボーライブでは、家庭環境や周囲を取り巻く人間関係など、キャラクターの行動や言動に説得力を持たせるバックボーンが非常に丁寧に描かれています。
そのキャラクターがどういう境遇で育ち、どういう圧力をかけられ、どういう影響を受けて育ってきたのか。『プリティーリズム』シリーズは「キャラクター」を「人間」たらしめる"弱さ"をしっかりと描いており、だからこそキャラクターを一人の生きた人間として愛し、共感することができます。

第一印象が「ヤなヤツ」だったキャラクターも、パーソナリティがグンと掘り下げられていくにつれてどんどん愛着が湧いていきます。エモーショナル。

特に家庭環境に関してはメインキャラの半数以上が家庭環境に何かしらの問題を抱えており、作中で円満な家庭の様子が描かれている子ほど穏やかな性格に育っているという生々しさが最高にCOOLです。

家庭環境が悪い子のお話だけでなく、「家庭が円満すぎる故に生じる人格の問題」にまで踏み込んでいるので、この夏家庭環境の悪い女の子がアツい!という方には本当にオススメです。

いや、本当に「こんなところまで踏み込んでくるか」ってところまで踏み込んできますからね、プリティーリズム レインボーライブ。やっぱ菱田はすごいな!

ストーリー構成がすごい!

オタクがなかなかプリティーリズム レインボーライブを見ない最たる理由として挙げられるのが、この作品が全51話の長編アニメだということです。(俺調べ)

30分(24分)アニメの全4クール51話、確かに長いです。ここまで読んでくださった殊勝な方も「でも51話だしな…」と思っていることと思います。僕も視聴する前は「絶対途中でダレるな」と思ってました。


─────────と 思っていたが、違った。


このアニメ、とにかく密度が凄いんですよ。終始隙がない。

まずテンポがメチャクチャ良い。常に何かしらトラブルが起こるので、一向にストーリーが停滞しません。楽しい。サクサク見られる。

そして本編のどのエピソードにも、勿論プリズムショー(詳しくは後述します)にも、無駄が全くありません。各話24分全51話使って物語を描いていることに意味があります。

何よりこの作品、対比や反復が本当に巧みなんです。持つものと持たざるもの、残酷なまでに映し出される人生の対比が本当に美しい。
そして話数を超えた贅沢な反復……。長編アニメだけあって、刹那的に物語を見ているとぶっちゃけ分かりにくいんですが、長編アニメだからこそ長い間蓄積されてきた言葉の力がいっそう光ります。1話の何気ない台詞が既に伏線ですよ。心して見るべし。

ちなみにこの24分全51話、合計すると約1200分強、つまり20時間とちょっとです。1日3話観たとして17日、1日4話観たとしておよそ2週間で完走できます。

視聴に至るまでが難儀ですが、もしあなたがこの作品を完走したとき、物語の善し悪しはまぁ個人の主観に依るとして、「長かった…」と思う事は多分ないんじゃないかなぁと思います。多分。

「プリズムショー」がすごい!

そもそも前提としてこのアニメは『プリパラ』のような「アイドルもの」の作品ではなく、「プリズムショー」という「競技」をめぐる物語だという事は念頭に置いてもらいたいなと。一応アイドルとしてプリズムショーをやっているキャラクターはいますが。

「プリズムショー」って?
プリズムショーは、「歌」「ダンススケート」「コーデ」の三要素を組み合わせた架空の競技。男子・女子で種目が分かれており、一般的に男子プリズムショーの方がレベルが上とされています。

本作におけるプリズムショーなんですが、とにかくモノローグがメチャクチャ多いんですよ。キャラクターが独白の形で心境を吐き出し、後述のプリズムジャンプでそれを形にする。一分一秒たりとも目が離せません。プリティーリズム レインボーライブでは、プリズムショーシーンそのものが物語の一部分として機能しているのですから。

「レインボーライブ」を語る上で欠かせない要素の一つに「プリズムライブ」があります。
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この「プリズムライブ」にはとある仕掛けがあるんですが、それは物語を追ってみてのお楽しみ…!

そして、『プリティーリズム』シリーズ最大の目玉となるのが「プリズムジャンプ」。よくわからない人は必殺技みたいなもんだと思ってくれればいいです。

「プリズムジャンプは心の飛躍」という言葉があります。その言葉の通り、物語を経て何を感じたか、どう成長したか。想いの結晶・心のきらめきを形にしたもの。最高のエンターテイメント、それがプリズムジャンプです。

プリズムショーは常に進化し続けます。同じ曲が使われる事はあっても、同じプリズムショーはありません。少年少女達の心がきらめいている限り。

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▲これはアイドルが中央線に乗って星座になった時の画像です

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▲そして宇宙へ…

ガヤがすごい!

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このガヤのやかましさはプリパラにも継承されています。

僕は36話のガヤねるが好きです。

彩瀬なるがすごい!

この作品の主人公は彩瀬なるちゃんなんですが、この作品は前述した通り登場人物一人一人のきらめきと人生を描く群像劇であり、決して「彩瀬なるの物語」ではないんです。
しかし、確かに「レインボーライブ」の物語を繋ぐ虹の架け橋となるのは彩瀬なるちゃんなんですよ。
そう、なんといってもこの作品の主人公は彩瀬なるちゃんなんです。

『プリティーリズム』というタイトルの元にもなっている「プリズム」とは、周囲の光を屈折・分散させることで様々な色を描き出す「透明」な多面体のことを指します。自分自身の物語を持たない透明な少女だからこそ、他人の物語から多種多様な"色彩"を引き出すことができる。彩瀬なるちゃんの人生は「プリズム」そのものなんです。

天才だから凄いんじゃない。彩瀬なるちゃんは彩瀬なるちゃんだから凄いんですよ…。

蓮城寺べるがすごい!

実は『プリティーリズム』シリーズは全作品を通して「天才主人公vs努力ライバル」の構図が描かれているのですが、「レインボーライブ」はその二人の対比の魅せ方が特に巧い作品だと思います。

彩瀬なると蓮城寺べる、何もかも真逆のライバル。そんな二人の人生の対比、それを知覚したときどう行動するのか、二人の関係の行方に注目してほしいです。

彩瀬なるちゃんを「架け橋タイプ」の主人公とするなら、蓮城寺べる様は「王道成長タイプ」の主人公だと思います。だんだん発言に整合性がとれなくなってきました。それはそれとして。

ちなみにこの「架け橋タイプと王道成長タイプの二人を中心とした群像劇」というのは僕が最も信仰しているとある作品とも重なる部分がちょっとあります。もしかしたらハマる要因の一つになっているかもしれません

何よりも見てほしいのは幾多の挫折と試練を乗り越えた蓮城寺べるの最後のプリズムショー。それは本作の、そして彼女の人生の集大成と言えるでしょう。今までに見たあらゆるアニメの中で最も好きな1エピソードを挙げろと言われれば僕はこのプリティーリズム レインボーライブ48話「私らしく、人間らしく」かジュエルペット てぃんくる☆52話「3つの願いにドッキ☆ドキ!」を挙げます。

べる様の壮絶かつ壮大で、雄々しくも美しい人生を是非しかと見届けて下さい。

dアニメストアにて全話配信中!

なんとこのdアニメストア、初回登録から31日間無料で利用できるんですよ〜〜。1日2話くらいのペースで消化すれば実質タダではなく本当に無料でプリティーリズム レインボーライブが観られちゃいます。ダイレクトマーケティングです。

dアニメストアではこの「レインボーライブ」だけでなく、冒頭で紹介した第1シーズン「オーロラドリーム」とその続編となる「ディアマイフューチャー」に加え、本作の男子キャラクターをフィーチャーしたスピンオフ劇場作品の「KING OF PRISM」も配信しています。もちろん後継作品の「プリパラ」も好評配信中です。
夏休みで時間のある学生オタクには特にオススメ。休みなんてねーよって社会の奴隷の方々も少しずつで良いので観ていってください。この夏プリティーリズム レインボーライブがアツい!


プリティーリズム レインボーライブのここがダメ!




えっちなイラストが少ない!以上。





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