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感想


 生時雨さんの脚はエロい!!!


 ということが遂にこの本編3巻にて見事に証明されてしまいました。生時雨さんの太ももは最早兵器と言っても過言ではありません。

 なんですかANAGRAMは。全国の生時雨ファンを狂死させるつもりですか? 僕のSAN値はゴリゴリ削れて軽くマイナスメーターに振り切ってますよ。

 しかし、生時雨さんの眼帯。毎回と言っていい程変わるんですね。これは作品を取り巻く謎に迫る意味があるのか。それとも生時雨さんのファッションセンスの表れなのか。僕は後者な気がしてきました。眼帯にも気を遣う乙女の鑑ですよ生時雨さんは。


 ――と、生時雨さんのことばかり語ってしまった訳なのですが、今作『本編第3巻』は生時雨さんのみならず「陽華の相棒」の名を欲しいままにする真樹志やその愛くるしさでユーザーを魅了してやまないゆにきゅん、前回は酷い目にあわされたぴっちょん、そして作中屈指のバストの持ち主綴莉ちゃんたちチャカポコ部のいつものメンバーの人となりに焦点があてられた回だったなあと思います。特に生時雨さんと真樹志くんはその人物像について今まで以上に深堀されていたのではないでしょうか。

 真樹志と陽華が渡り廊下で兎を追いかけるシーンなんかはルルーシュとスザクの関係を彷彿とさせられました。頭脳労働担当と肉体労働担当がはっきり分かれているのは相棒感出てますね。そういうシーンもっと増えていってほしいです。今後の展開次第ではルナ一党に対して二人が力を合わせて対峙するという熱いシーンも来るかも……? てか来い!

 生時雨さんはいままで以上に委員長キャラ全開でしたが、防犯のために睡眠スプレーを持ち歩いていたりとちょっと危ない一面を見せてくれました。天然ってやつですね! 陽華にスカート捲られるという目にも遭わされた訳ですが、なんだかんだ3巻で一番見せ場の多かったキャラクター。ありがとうANAGRAM。

 ただ、見せ場の多いキャラクターから退場していくというのはある意味でお約束なのでそこは不安になってきてしまいました(笑)……消えたりしないよね!? 生時雨さん、いなくならないよね!?

 ぴっちょんはドSなのか無邪気なのか分かりませんが生時雨さんに鼻からスパゲッティ食べさせたのは許さ……いや、でも、咽ながらも鼻から物を体内に取り込む生時雨さんって、ちょっとエロいですね。

 ゆにきゅんは……言葉が出ない……。ご愁傷様です。

 綴莉は3巻のメインキャラクターなのかと思ったのですが、出番は少な目でした。あらすじでは彼女についてのことが書かれていたので、何か重要な役回りをしてくるのかなと踏んでいたんですが……。

 あらすじにある「手向けの華を捧げる」とはどういう意味なんですかねえ。作中でそんなシーンを見た記憶は無いですし、そもそも文章をそのまま読めば献花じゃないですか。

 花と言えばメインビジュアルですが、「綴」という名前を持つ彼女の立ち位置がなんとなく想像できそうな気もします。というのは、なんか綴莉は本編1巻で登場した5人とは一歩引いた位置にいるように思えるんですよ。いや、まあ、勘違いなのかもしれませんが。触れておいてなんですが彼女についてはこの辺でお茶を濁そうと思います。

時系列

 巻数も増えてきて時系列も複雑になってきたのでまとめました。本編第3巻時点では以下の通りになっています(間違いがあったら教えて頂けると助かります)


赤字:ルミナス
青字:失敗
★:既巻に収録済み

第01週:???(難易度:Crescent Moon以下確定)
第02週:???(難易度:Crescent Moon以下確定)
★第03週:二つの偽愛-love is blind-(難易度:Crescent Moon)ー番外編1巻
第04週:???(難易度:Crescent Moon以下確定)
第05週:???(難易度:Crescent Moon以下確定)

★第06週:週末エクリプス-A Weekend in Eclipse-(難易度:Half Moon)ー本編1巻
★第07週:女王の選択-Moonlight Choice-(難易度:NewMoon)―本編1巻
★第08週:亡者なりの流儀-Indecisiveness-(難易度:Crescent Moon)ー番外編2巻
★第09週:悲劇/飛絮漂花-Tragic Overtrue-(難易度:Crescent Moon)ー番外編2巻

★第10週:兎追いし-What is the reason for existence?-(難易度:New Moon)ー本編3巻
★第11週:最後の鍵の行方-Why are they strange shapes?-(難易度:Crescent Moon)ー本編3巻

 こう一覧して見ると、難易度の順番には新月→三日月→半月のような規則性があるのかなあとも思ったのですがそうではなさそうですね。本当にルナのさじ加減と考えてよさそうです。

 ルミナスに至ったのは2回。勝率は低いです。

 第7週は確か結果が出ていない(それどころかオラクルの内容も提示されていないはず)ですが、重要な回なのでしょうか。女王――恐らくルナーーが何を選択したのか……。ただ、ルナは10週の時点で陽華を「失敗続きで不甲斐ないぞ!」と叱責しているので、多分第7週もルミナスならずだったんだろうと予想します。

 それと、この儀式の期間についても気になるところです。11週と大分回数を重ねていますが、一向に終わる気配はありません。キリが良いのは12週ですが、あと1回で儀式が終了するとも思えないので24週とかでしょうか。

 いずれにしろ「時間は有限」とルナが明言しているので、彼女が陽華を見限らない限りは決められた期間に問答無用で終了するのでしょう。

 ルナがチャカポコ部のメンバーに危害を加えるようになってきて、儀式としても物語としても加速してきたのではないでしょうか。

 特に11週で陽華が見つけ出した「鍵」は今後どこかで使う機会がありそうですよね。

ルナ以外の超常の存在

 ルナは陽華について「別の誰かの玩具にされる前に~」と言っていました。

 ここで「別の誰かとは」という疑問が浮かんできます。

 彼女のセリフから建てられる仮説としては、
  1、ルナ以外にも超常の存在がいる(可能性がある)
  2、それは陽華を狙っている(或いは認識・干渉出来るほど身近にいる)
 以上の2つになります。

 2については陽華の持つ特異な性質に「別の誰か」が引き寄せられてくる、ということも考えられますが、それ言ったらキリがないのでとりあえずこんな感じで2つの仮説を建てました。

 また、第10週『兎追いし』でルナたち(ルナは例外なのかもしれません)は「月の光により力を得る存在」であることが判明しました。それって逆に言えば「月が出ていなければ無力」ということです。

 本巻ではルナ以外の超常の存在が示唆されたことに加えて、ルナたちの弱点も提示されてしまったのです。

 簡単に言えば「ルナ一党を脅かし得る存在がいる……かも?」ということですね。


「存在理由」について

 モノローグにて、「人間は誰しも自分がこの世に生まれた理由、すなわちレーゾンデートルを持っており、それが無ければ生きている意味などない」ということが語られていました。

 また、第7週への場面転換においても再度、この「存在理由」について語られました。

 モノローグの人物にとっての「生まれた理由」は「事件の真相を暴き、彼女を殺した犯人に復讐する事」であること。

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 でもこれ、おかしいですよね。生まれてきた理由が自分が生まれてきた後に起きた事件の解決って、明らかに矛盾しています。

 陽華(とモノローグの人物を定義して話を進めます)が使命感に燃え滾って自己陶酔をしているのであればこのような物言いもさもありなんというところなのですが、陽華の性格だったりモノローグの語り口からそのように捉えるのもなんか納得いかないなあと思います。

 では、この矛盾はどういう意味なのか。単純に考えれば、「陽華は本当に事件の真相を暴く為に生み出された何か」ということになります。つまり人間じゃない。

 そう考えると、陽華の「自分を人間と定義していいのかわからない」という言葉もなんとなく腑に落ちるような気がします。

『誰そら』における『だれそらっ!』の位置づけ②

 本作では誰そらの後にだれそらっが収録されていました。多分、今後もこのような構成になっていくのではないでしょうか。

 中々見ない仕掛けで「おや?」と思った訳なのですが、誰そらのケイリーが異質な扱いを受けているのでそれに絡めて色々妄想してみます。

 まず、「質問の意図は保留にしておけということか」ということを陽華が言っていましたが、まるで各週に参加するかどうかを彼女が自分で決めることが出来るかのような口ぶりです。

 本来チャカポコ部のメンバーは陽華含めてルナの意のままにされてしまう非常に弱い立場にあると考えていたのですが、前述のようにルナを脅かし得る存在がいるとすれば話は違ってきます。

 要約すれば、ケイリーはルナ以外の超常の存在の力を借りているのではないか、ということです。

 論理の飛躍と言えばそれまでですし、そもそもケイリーはオラクルの中で陽華に一度殺されている訳なのでこの仮説は説得力ないのですが、ルナに対抗出来る人間がいるかもというのは、なんか熱くもあり怖くもあり……ですよね。今後の展開に目が離せないです。

 少し不穏なのはりんの「桜さんはこのお仕事がお客さんを笑顔にすることだと知っているのですね」という言葉。笑顔ってどういう意味ー!? いやらしい意味とかじゃないよね!? よね!?