九州国際大(北九州市八幡東区)の男性非常勤講師(50)が昨年11月、歌手志望の3年女子学生(21)が出場したオーディションの映像を本人に無断で講義に使用し、「化粧が濃すぎる」などと中傷する発言をしていたことが分かった。

 学生はショックで通学できなくなり、病院で治療を受けている。

 大学は講師とともに学生に謝罪し、講師との契約を今年度末で打ち切ることを決めた。講師は「歌手を目指す学生を応援するつもりだったがやり過ぎだった。申し訳ない」と話しているという。学生は2007年に福岡県内でオーディションに出場した。大学側の説明によると、講師は学生からオーディションについて聞いたことがあり、インターネットから映像をダウンロードし、昨年11月19日の「比較文化論2」の講義で、3分間ほど流した。

 講師は韓国人人気歌手のBoA(ボア)が歌う映像も見せ、2人のメークや容姿を比較。女子学生について「化粧が濃すぎてどうにかなりませんかね。あり得ませんよね」と発言したり、BoAの脚の方がきれいだなどと話した。講師は女子学生が教室内にいることも明らかにし、その場で受講生約40人に講義の感想を書かせたという。

 比較文化論2は文化や宗教、国家、ジェンダーなどを歴史や性などの観点から比較・研究。当日は「ヒップホップの感染力」がテーマで、韓国や米国など各国の音楽と映像も流したという。

 学生は講義直後にゼミの教授に相談。その後、同大人権委員会に人権救済を申し立てた。委員会は今月13日、謝罪するよう講師に通知。講師は同18日、学務事務室長とともに学生に謝罪した。

 学生は読売新聞の取材に、「たくさんの人の中で中傷され、人前に出るのも怖くなった。大学を辞めたい」と話した。

 講師は06年4月から現職。同大の坂根一生総務室長は「不適切な発言で学生を中傷し、たいへん申し訳なかった」としている。

 講師は九州産業大(福岡市東区)でも非常勤講師を務めており、九州国際大に対し、「九州産業大の講義でも、学生に無断でオーディション映像を使用した」と話しているという。

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