テレビ朝日の深夜番組「夜の巷を徘徊する」を見ていたらマツコ・デラックスがレトロな甘味屋さんで〈かき氷〉を食べているのを見たら無性に〈かき氷〉が食べたくなった。

子供の頃、夏になると近所の駄菓子屋では〈かき氷〉も売るようになる。
大きなハンドルがついたかき氷機でかきたを持って、店の奥のテーブルで悪童仲間と食べる。
しかもガッついて食べるものだから頭が痛くなる。
しかし、スープンを口へ運ぶ手を誰も止めようとはしない。
子供ながらの意地の張り合いである。
今となっては、良い思い出だ。

かき氷と頭痛といえば、天然氷のかき氷は頭痛が起きない。
それを実体験したのは、十年ほど前にカミさんと長瀞へ紅葉見物に出掛けた時に訪れた『阿佐美冷蔵』である。

11月半ばというのにやけに暖かな日で「氷」の文字に引き寄せられた。
庭先でパウダースノーに手作りの蜜を満遍なく纏わせたかき氷は、氷ってこんなに美味かったのか、と衝撃的でさえあった。

それから数年して、私の職場近くにも「日光天然氷」の氷旗を掲げる『三日月氷菓店』がオープンした。
オープンからあまり時を置かずに夏場は行列の出来る人気店となった。

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 『三日月氷菓店』は、職場から駅への最短ルートを少し外れるとあるので行列がないのを確認して行く。
『阿佐美冷蔵』がパウダースノーだとしたら『三日月氷菓店』は氷の削り節のミルフィーユのようだと私は感じる。

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いろいろな店の味わいの違いを楽しんでみたいとは思うが、〈かき氷〉のために遠方へ出掛け、長時間並んでまでは食べたいとは思わない。旅先で「氷旗」を見かけ、すぐに食べられるならば、食べたいと思う程度なのだ。

マツコのお陰で夏場でもないのに頭の中が〈かき氷〉になっていて、日曜の昼過ぎに『三日月氷菓店』の前を通ると行列どころか、夏場にいる行列整理の小父さんも見当たらない。

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期間限定のシロップは〈生みかん〉と〈ぴーなっつ〉のようだ。
どちらにしようか、店への階段を昇りながら考える。

夏場は道路に行列がない時でも階段には人がいるし、店内は満席。
さすがに時季外れのために窓側の席しか埋まっていない。

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 思案の末に〈生みかん〉と2月までの期間限定の〈練乳で食べる・パンケーキ〉にトッピングの〈手作りあずき〉をお願いする。

まず、温かいほうじ茶が提供される。
濃い目にいれたほうじ茶は、これだけでホッとする。
〈かき氷〉と温かいお茶を一緒にいただくと頭痛を和らげる効果があるとか。
まあ、相当ガッついて食べなければ、天然氷のかき氷では頭痛は起きないのだが...。

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通常〈パンケーキ〉は生地から作るので15分ほど待つらしいが、何でもすぐ焼ける生地があるとかで〈パンケーキ〉が先に着く。

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まず、そのままいただいてみる。
分厚く、ふわっふわで、もっちりしてる。

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練乳をつけるとシンプルで程よい甘さになる。

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手作りあずきをトッピングして、練乳をかける。
あずきが好きな私は、この食べ方が合っている。

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あずきも練乳も優しい甘さなのですぐに完食してしまう。

パンケーキを食べ終わったタイミングで食器を片づけて〈かき氷〉を持ってきてくれる。

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〈生みかん〉のシロップは果皮入りでママレードぽい見た目だが、苦さは全く、優しい甘みで氷の味が堪能できる。

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氷を食べ進めて、お楽しみの〈ミルクアイス〉との遭遇。

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マツコ・デラックスのお陰で季節外れの〈かき氷〉という乙な体験を楽しめた。
夏とは違ったゆっくりした時の流れも素敵だった。

もう少し寒くなったら〈かき氷〉を食べて〈パンケーキ〉と〈エスプレッソ〉で〆るのもアリだなと妄想してしまった。

 

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