2012年11月08日
『下町ボブスレー』1号機完成レポート ≪その2≫
前回に引き続き、ボブスレーの話。
このプロジェクトは、ボブスレーマシンを製作することで
大田区町工場の技術力や連携力・開発プロデュース力をPRし
将来的に航空機・環境分野等へ進出する足がかりとすることが
ねらいの一つです。
本プロジェクトには、下記の区内20数社が参加しています。
製作期間中、
「この部品どこかできませんか?」
「A社で加工終わった後、次B社で加工お願いします」
「その後C社で研磨します」
などのやりとりをいくつか目の当たりにしましたが、
これが何とも鮮やか。
しかもこれだけ沢山の企業で分担したにも関わらず、
組立時の調整は一切なかったそうです。
大田区の「技術力」と「横のつながり」文化はわかってはいたものの
短い期間でここまで完成させられたのは、普段からそういう連携・信頼関係があってこそ。
「製作時の苦労は?」という質問にも
「特になかった」「いつも通りの仕事をした」という回答ばかり。
短納期は当たり前・技術力も文句なし!
改めて大田区町工場のパワーを実感させられました。
上は最終日のトークショーの様子。
今回のプロジェクトの製作に関しても、普段の町工場同士のつながりにしても
クライムワークス山口社長(右から2番目)が
「お金じゃないんだ」とおっしゃってましたが
そんな価値観が共有できているからこその、本プロジェクトだと思います。
土・日に来て下さった川崎選手や、
期間中クロストークショーでMCを務めて下さった佐藤さんは
そういうこと自体が信じがたい、とおっしゃっていました。
(川崎選手はこのプロジェクトの内容自体、そんな世界があるのか?と
半信半疑だったそうです)
大田区でモノづくりしていることに誇りを持てた瞬間でした。
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ともあれ、無事にJIMTOFでの6日間を終了。
各日とも大盛況だったとのこと、ご来場ありがとうございました。
運営にあたって下さった関係者の皆様、ありがとうございました。
『下町ボブスレー』のFacebookページも 期間中『いいね!』急増だったそうです。
今後とも本プロジェクトをよろしくお願いします\(^o^)/
≪おまけ≫
MCを務めて下さった佐藤さん曰く
楽屋は「カメラ回しておきたいくらい、毎日おもしろかった!」そうです(笑)