北海道三笠市幌内の山奥に封じ込められた幻の泉。

およそ100年前、北炭幌内炭鉱から排泄されたズリ石によって小高い丘ができ、そのことにより堰き止められた谷川の細流が大きな泉を形成している。

自然破壊となった「負の遺産」とも言えるズリ山と、その周辺を取り巻く環境は、100年余りの時間の経過と共に、新たな自然環境を形成し、美しい景観となっている。

今現在は、三笠市の考えの元に「立ち入り禁止」となっているが、ジオパークの一部として認め、三笠市の観光資源として活用してもらうべく全面開放を求めて話し合いを行っている。