北午木材(キタウマモクザイ)のblog

北午木材代表の日常を綴ったブログです

2015年09月

今日は日曜なのですが、角材を板にしてほしいとの注文で前から
放置していたものを朝一製材しました。1時間くらいで終わりました。

それから月一の「和束の森探検隊」での森林整備活動。今日は暑
いくらいだったので、たいへん疲れました。
怪我なく無事済んだのでよかったです。作業もうまく進んだと思いま
す。

帰ってほっこりしていると、丸太を半分に割ってほしいとの電話が。
さっそく持ってきていただいて、製材しました。椅子にするのだそう
です。けっこう年数の経った目混みのいい木でした。
さて、どんな椅子ができあがるのでしょうか。

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昨日、「京都木材規格」資格者講習会に行ってきました。
「京都木材規格」というのは、京都産木材の品質と性能を
「測定」「表示」する統一のルールです。
http://www.kcfca.or.jp/wood/modules/base/index.php?content_id=352

京都府産木材の規格を定め、材木屋が中心になって普及さ
せていくためのしくみって感じですかね。

しかし、現実はなかなか甘いものではなくこの規格の運用を
始めて3年になるのですが、まだまだ実績が追い付いていな
いようです。これから公共の建築物を中心に府内産木材が使
われるように業界で取り組んでいかなければならないというこ
とです。

うちの場合、通常丸太は滋賀県産のものが多いのが現状で
す。というのは滋賀県の市場が一番近いからです。

これから府内産、特に和束産や近隣の市町村からの丸太を
扱っていければいいなと思っています。その時にこの資格が
有効に活用できればと考えています。

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8月31日付けの日本経済新聞夕刊に「「木造ビル」普及の目」という
記事が載っていました。
いよいよCLT(直交集成板)を使った大型公共施設やホテルが相次
いで登場するようです。
(CLTとは?・・・http://clta.jp/clt/

木材業界ではある意味救世主のように取り扱われているCLTでは、
ありますが、これを起爆剤として公共施設や大型施設に国内産材が
益々利用されるようになってもらいたいです。

特に地元産材を使ったCLTを普及させるようになってほしいと思います。
これから、これまで鉄や鉄筋コンクリートで立てられた建物もコスト次第
では木造に変わる可能性があります。大型の施設も構造材から仕上げ
材までオール木造でできる時代が来るわけですね。

木に変わる材料が豊富にある昨今、CLTだけでなく我々の生活の身近
な所でも環境にやさしく、人の気持ちを和ませる木を良さを伝え、もっとも
っと使ってもらえるように働きかけていかなければなりません。


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