北浦自然観察会

北浦自然観察会の活動

2016年12月

山口市阿東の物見ヶ岳〜高羽ヶ岳縦走

 2016年12月11日(日)、北浦自然観察会は7:00に萩市中央公園を出発し、7:40に生雲農協に19名が集合した。地図などを配った後、自家用車5台で大規模林道の高羽ヶ岳登山口(地図を参照)に行った。ここは標高が500m以上有り、舗装道路は凍結しているが、車の走行には特に支障がなかった。ここに一台を置いておき、残りの4台に全員が乗って再び出発した。
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 阿東篠目の橋本と言うところの台地の上に神社があり、その駐車場に4台の車を駐めた。ここから物見ヶ岳登山口の看板まで30mくらい歩く。そこからイノシシの柵のそばの道をしばらく歩く。間もなく道は尾根コースと谷コースの二手に分かれる。私たちは谷コース(左側・東側)を選んだ。中島篤巳先生の「山口県の百名山」に出ている道である。小さな尾根を越え隣の谷に入る。そこで最初の難関に出会う。崖が崩れていて細い9mmの標識ロープが張ってあるが緩すぎて危ない(下の2枚)。気をつけながら通り過ぎた。
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 その直後の崩壊の跡を上から写した所である。
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 これから谷に入ってもかなりやばいところもある。近年は尾根コースを通る人も多いのではないかと思う。ただ、植物は谷コースの方が多彩では無いかと思う。ツリガネツツジやコクランが有る。五合目には標識があり、そこからはかなり急坂を登る。山頂が近づくと大きな岩が増えてくる(下)。「山口県地質図 第3版」では物見岳層の流紋岩質凝灰岩に相当するようだ。
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 11:40に山頂(745,6m)に着いた。10年以上前に来たときには山頂はほとんど周りが見えなかったが、南側を誰かがきれいに伐採して眺望が大変良くなっている(下)。
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 瀬戸内海も白く光って見える(下)。
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 山頂で集合写真を撮った。
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 昼食の前に天狗岩(狼岩)に行った。天狗岩は山頂から南西へ少し下り、道が尾根コースと天狗岩の二手に分かれている所から左(南東)へ曲がり、30mくらい下ると出る。200度以上のすばらしい視界が開けている。前に来たときはここは知らなかったので来ていない。北東方面の高羽ヶ岳が見える(下)。
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 南の方を見ると集落が見える。仁保上郷の岩倉あたりだろうか。
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 天狗岩の岩石はいかにも火山性の物に見える。物見岳層の中にデイサイト質火山角礫岩と言うのがあり、それだと思うが断定できるほどの地学的識見はない。
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 山頂に戻って昼食後、12:30には高羽ヶ岳を目指して出発した。道は10年以上前に来たときよりはるかに良い。途中ミヤマシキミの花が有った。実もなっていたので花と実が同時に見られた(下の2枚)。
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 物見ヶ岳を過ぎて間もなく小高い所で右に90度くらい大きく曲がるところがある。道を間違えたのかと思ったが、次第に左に向きを変え、高羽ヶ岳が見えてくるので安心する。アップダウンを何回か繰り返す。サワダツがあった(下)。ムラサキマユミに似ているがムラサキマユミは葉がもっと細長い。この写真のように葉が丸みがあるのはサワダツと考えて良いと思う。
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14:00頃高羽ヶ岳山頂(761m)に着いた。眺望は10年以上前に来たときよりはるかに良い。かなりの数の人が集団で切り開いたような感じである。
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 次は山頂でのスナップ写真である。
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 大規模林道に向かって下山を開始した。この道は新しく開設されたもので、昔は長門峡駅の近くの薬師堂に向かって2時間くらいかけて降りたものである。新しい道は間もなく二手に分かれるがどちらを通っても同じ所に出る。オオウラジロノキの実が落ちていた。リンゴの仲間なのでリンゴに似ている。
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 15:20下山した。登山開始から6時間10分掛かった。天気も良く、空気も澄んでいて遠くがよく見えたので快適な自然観察になった。この二つの山は山頂の眺めを良くしたので近年登山者が増えているような気がする。直感で200人〜500人くらいの登山者があるような気がした。大蔵ヶ岳よりはかなり登山者が多いようだ。
 ついでだから篠目の活断層が保存されているところに行った。
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 案内板には木戸山西方断層の北端と書いてあるが、私はてっきり徳佐・地福断層の一部だと思っていた。
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 雨が降り込まないようにガラスで覆われているので、光って見えにくいが、現地に行けば角度を変えてみると良く解る。貴重な物であると思う。最後によい勉強になった。

広島県安芸太田町 三段峡の紅葉

 11月9日(水)、天気は余り良くなかったが、朝7時にバスで廃止を出発し、道の駅「ゆとりパークたまがわ」で私ともう一人が乗って19名が三段峡に向かった。深入山から三段峡の中程に行くコースを選んだ。バスから降りたときにも雨はかなり降っており、雨具を持ってきていなかった88歳の女性はバスの駐まった付近の散策をすることにして、18名で出発した。次は歩き始めて間もなく摂った写真である。
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 しばらく歩くと巨大な木が出てくる。次の写真の木は直径が1m以上有る。樹齢400年を越えていると思われる。樹齢200年以上の木はざらである。山口県の長門峡や広島県の帝釈峡が国の「名勝」なのに対し、三段峡は「特別名勝」となっている。それは多分三段峡が江戸時代から保護されて来た樹林であることが重要な要素となっていると思う。
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 約10年前に来たときは天気が良く日曜日だったので人が多く、猿飛から二段滝に行く渡し舟の所は沢山の人が並んでいた。舟を待っていると時間がかかりすぎるので、その時は舟に乗ることは諦めた。今回は舟に乗れるように土日をはずした。天気も小雨交じりで、人も少なく余り待たずに舟に乗れた。舟は細い岩の間を通っていく。ここが「猿飛」なのだろうと思う。なるほど猿なら飛び越えられそうである。
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 標高差のある川の急流ではしばしば下刻という現象が起こる。大雨が降ると水と一緒に石や岩が急流を流れ下る。そのために川の底は堅い岩盤でもどんどん削られ、垂直の岩壁が出来る。岩壁が出来た後、その下流の両側が崩れて自然の堰き止めが出来ると、ここのような深い淵が出来る。深いところは水深7mはあり、竹の竿では届かないので、空中につられたロープで舟を操る。美観的にはロープが邪魔だが仕方がないのである。次の写真はその上流の少し広くなっているところである。
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 二段滝が見えてきたが一段しかない。上の段は大雨の跡の浸食で無くなったそうである。
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 ここで記念写真を撮った。
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 二段滝を見終わると船着き場の近くの小屋で昼食をすまし、少し戻って三段滝に向かった。途中深い樹林がある。
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 尾根を越えると別の水系に入る。
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 三段滝に到着した。三段滝も大雨などでかなり壊れていてきれいな三段ではなく数段になっている。この日は天気も余り良くな買ったこともあるが、地元の案内人の話では今年は余りきれいに紅葉せず、今の時点が見頃といえると言っていた。年によってきれいに紅葉するときもあればさえないときもあると言うことだ。約10年前に来たときはかなり見事に紅葉していて、日曜日だったが外国人が多かったという印象がある。この日は水曜日で人が極端に少ない。
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 ここでも記念写真を撮った。
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 ここに三段峡の説明書きがある。
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 出発点に戻った。初めは正面口まで行くつもりでいたが、天気は悪いし、紅葉はさえないので、正面口で待って板バスを出会い橋付近まで引き替えさせ、みんなが乗って深入山口にある「いこいの村ひろしま」という宿泊施設のセラミック温泉に入った。この温泉の窓からの眺めは中々良い。雨でかなり濡れたので良い気分になって帰途についた。深入山から臥竜山にかけての国道191の標高800m〜900mくらいのバスの窓から見える
紅葉は三段峡(H500〜600m)のそれよりもよほど良かった。


大分県由布市前岳の紅葉

 2016年10月30日(日)、北浦自然観察会11名はバスで5:00に萩市を出発し、9:10に黒嶽荘の近くの駐車場から登山を開始した。岩の多い登山道はコケが着いていて、しかも湿っていて滑りやすい。用心しながら登っ行った。登山口の標高は約700mで、登山口からツクシシャクナゲの木はかなりある(下)。ただ、来年の花のつぼみはきわめて少ない。このあたりは周囲の木が大きくて、日当たりが悪いからだろうか。
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 登る途中所々に紅葉と遠くが見えるところがある。
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 ミヤマシキミの実が成っていた。DSCF8131
 ニシノヤマタイミンガサが出てきた。
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 シロヨメナが咲いていた。
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 標高800mを越える頃から道の両側はツクシシャクナゲで一杯になる。大きな岩がごつごつしているところにシャクナゲが多い。
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 樹齢200年を越えると思われる大木も出てくる。
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 ツクシシャクナゲの葉の裏はかなり赤みがある。
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 来年の花のつぼみも少しはある。
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 下から紅葉を写した。
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 ウリハダカエデのようだが葉柄が葉の長さと同じくらい有るのでテツカエデでは無いかと思う。
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 ツクシシャクナゲのある岩の多い急な坂を登って来る所を写真に撮った。
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 この山では標高900mくらいまではアカガシ、ソヨゴ、シキミ等の常緑樹が多い。山口県では700mくらいで落葉広葉樹にかわる。1100mを越えた頃見晴らしの良いところに出た。由布岳がかすかに見えるのが分かるだろうか。
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 北側の麓の集落が見える。
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 スリルのある岩場も出てくる。
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 1200を超えるとシャクナゲのトンネルもある。
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 とにかく岩の多い山で、岩をよじ登るためにかなりの体力が必要だ。この次の2つの岩もその例である。
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 次もその一つである。
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 やばい感じの所もある。
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 ここのシャクナゲは樹齢300年くらいの物(幹の直径10cm)はざらで、樹齢500年くらいの物もある。下の写真の物は直径12cmはある。
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 ぼけ咲きのシャクナゲもあった。
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 高塚山方面がよく見えるところに来た。このあたりから紅葉も美しくなってきた。
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 山頂に近づくと岩が多く隙間の多い風穴のような所が沢山ある。
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 今度は高塚山と上台(じょうだい)が見えるところがあった。
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 山頂の少し手前で北側がよく見えるところがあった。
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 山頂のすぐ手前にホウビシダがあった。
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 山頂には13:40に着いた。既に女性5人は昼食を摂っていた。4時間30分掛かっている。15年前は2時間半くらいで登ったと思うが。山頂(1334m)は北と東はよく見える。由布岳が遠くに見えている。
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 ズームアップした。
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 下を見ると台地のような所が広がっている。標高1100から1200m位の所だろうか。
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 昼食後西の方に行ってみた。10分歩くと360度の展望が見える岩の上に出る。高塚山(黒岳山頂)や上台の鮮やかな紅葉が見える(下の3枚)。
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 ここで見た紅葉はここ数年で一番良かった。ただ実際に自分の目で見た印象と写真とではかなり違う。写真という物の限界なのだろうか。次は岩の上で撮った記念写真である。
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 山頂でで集合写真を撮った。後、13:30下山を開始した。
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 前岳のホンシャクナゲは来年は花が少ない年だと思う。しかし、3カ所くらいは沢山の花が咲いてきれいに見えるところがあるだろうと思う。次の写真は来年の花のつぼみである。
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 この山は酸性度が高いからかツツジの種類が多い。ミヤマキリシマ、サラサドウダン、ホツツジ、ツクシベニドウダン等がある。カエデ科の植物はテツカエデ、ヒナウチワカエデ、コミネカエデ、コハウチワカエデ等がある。
 この山は最近登山者が少ないせいか、歩く道の上のコケが多すぎて良く滑る。私も滑って軽く後頭部を打った。もう一人が滑って足を強く打撲し、帰ってから7針縫う怪我をした。保険は長い間掛け続けて来たが今回初めて使った。標高差は約630mだが九重山の中で最も険しい山だと思う。ツクシシャクナゲの数は登山道周辺だけで5千株を超える。全山では10万株を越えると思う。屋久島と並んで日本で最もシャクナゲの多い山だと思う。
 恐らくシャクナゲなどの貴重植物が盗採されないように黒岳の中でも前岳は余り宣伝などはしていない。僅かにホームページでのみ紹介がある。「神聖な山」として山をよく知っている者だけが登る山のようである。
 私は登山者としてのマナーの良い人ならもう少し登った方がよいと思う。そうすれば岩の上のコケが少なくなり、転倒による怪我も少なくなる。そして、途中の道に倒れかかって歩きにくくしている生木や倒木を除去して欲しいと思う。
 自然を大事にする余り、放置しすぎると、登山者がどんどん減り、山が荒れて山の値打ちが損なわれることもしばしば有ることである。恐らく今の倍くらいの登山者が登れば丁度良い加減ではないかと思う。ツクシシャクナゲの咲く時期にもう一度来てみたいとも思った。
 16:30下山した。20:20萩市に帰って来た。帰りが2時間以上遅れ、バスの運転手さんには申し訳ないことをした。ただ、天気は大変良く、良いものが見られたので良い自然観察になった。



江舟岳のホンシャクナゲ群生地の雑木の伐採

 2006年10月2日(日、8人)、9日(日、5人)、23日(日、5人)、29日(土、1人)の4日間、北浦自然観察会は延べ19人で江舟岳のホンシャクナゲ群生地の雑木の伐採を行った。今回は山口県ひとづくり財団から9万8千円の援助を頂いた。前の2回(平成21年と24年)はチェーンソーは永井の所有する一台のみで,能率が今一つ上がらなかったが、今回は財団からの援助でもう一台買うことが出来、能率がかなり上がった。お陰でホンシャクナゲの群生地は前よりはずっと光が良く当たるようになった。そして、遠方の山が少しづつ見えだした。23日は主に遠くがよく見えるように雑木を伐採した。その結果十種ヶ峰が少しだけ見えるようになった。29日は私(永井)が一人で行き、十種ヶ峰がはっきり見えるようにはしごを作った(次の2枚の写真)。
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 次は4枚は伐採後の様子を写した写真である。
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 次は10月2日の伐採に参加した人達の写真である。
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 次は10月9日の参加者
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  次は10月23日の伐採の参加者
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  ご協力有り難うございました。
 来年のホンシャクナゲの花の数は今年のつぼみの数から見て、普通かやや少ない年になるだろうと思う。再来年は伐採の効果が出るので沢山の花が咲くと思われる。 





大分県九重山 タデ原湿原〜雨ヶ池〜吉部

 2016年9月11日(日)、北浦自然観察会20名は朝5時にバスで萩市を出発し、大分県九重山のタデ原湿原に向かった。9:00には長者原に到着し、まず長者原ビジターセンターに行って九重山の紹介を見た。予習をしたのであある。9:30から遊歩道を歩き始めた。最も左側の自然観察路へ向かった。ここが一番ヒゴタイが多い。今年は花が咲くのが早かったようで、既に白っぽくなっているヒゴタイが多かった(下)。
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 タデ原湿原のヒゴタイは大型で2mを越える物がざらである。中には青い色をした花盛りの物もあった(左下)。
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 2年前に来たときは9月6日頃だったが、約200の花を見た。今回は既に花が終わっていたせいかかなり少なく約50くらいだった。シラヒゲソウも咲いていた(下)。
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  次の二つの写真はタムラソウの花と葉である。キク科タムラソウ属で花はアザミに似ているが葉は刺が無く似ていない。
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  次はサワギキョウである。
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 次はシムラニンジンではないかと思う。
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 次はツクシフウロである。アサマフウロの亜種で葉の裏面全体に細毛がある点が特徴である。
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 タデ原湿原を東に抜けると森の中を登って行く。カジカエデが有った(下)。九州では比較的よく見かけるが中国地方では少ない。オオヤマレンゲやツクシシャクナゲ、ミヤマキリシマもあるが今は花の時期ではない。
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 フクオウソウの花が咲いていた(下)。
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 次はツクシママコナだと思うが、葉の形が写真では良く分からない。
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 マツムシソウもある。
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  雨ヶ池越(1358m)という峠を越えて、標高差100mばかり降りると雨ヶ池がある。看板がある(左下)。
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 ヤマラッキョウの大群落がある。
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 以前、盆に私が来たときは確かサギソウが沢山あったが、9月11日ではさすがに姿を消したようだ。
この近くにリンドウもあった。
 坊ガツルと吉部(よしぶ)へ行く分岐点に着いた。坊ガツルのトイレが遠くに見える。あそこまで歩いて往復すると30分以上掛かりそうなので、左の吉部へ行く道を選んだ。ヌマガヤが有った(下)。雨ヶ池のあたりから三俣山と大船山に囲まれた広い草原はラムサール条約で保護された湿地のはずだが、雨ヶ池付近以外は乾いたススキの草原となっており、僅かにヌマガヤとクサレダマ(7〜8月)がその面影を残しているだけである。この草原に木が生えないように毎年野焼きをしているという話を聞いている。
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 しばらく林道を歩くと大船林道と暮雨の滝へ行く山道に分かれる。私たちは山道を選んだ。ソバナが有った(次)。
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 サワフタギの青い実が成っていた(下)。同類のタンナサワフタギは実が黒っぽい。
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 サラシナショウマのきれいな花があった。
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 暮雨(暮雨)の滝に到着した(下)。そこで集合写真を撮った(その次)。
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 駐車場の少し手前くらいからピンク色のハガクレツリフネが沢山あった。通常ハガクレツリフネはもっと白っぽいがここの物は鮮やかなピンク色又は少し紫がかったピンク色で美しい(下)。
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 オオマルバノテンニンソウの花も有った。
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 最後にハガクレツリフネをもう一枚。今日見た植物の中では一番印象に残った。
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 天気にも恵まれ良い観察会になった。帰りに九酔峡の近くのうけノ口温泉に入った。ひなびた露天風呂の温泉である。泉質は濃い鉄泉で、炭酸が混じる良質の温泉だ。この温泉のある新清館は明治43年創業の老舗である。因みに「うけ」とはウナギを捕る竹かごのことで山口県では「うろ」といい、共通語では「うえ」と発音する。



















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