4613e836.jpg この物語は、知り合いから聞いた実話をもとにしています。登場人物・場面その他設定はフィクション...、ではありません。それでは菓子パン物語の開始です。
 その朝、ふと車の荷台にずっと置いてあった荷物を整理しようとした人がいました。荷台はときどき整理しているのですが、荷物の中身まで確認したのは久しぶりです。前にキャンプへ行ったときに使った荷物だななんて思っていたようです。

 そう、荷物を整理しようとしたのは週末にキャンプに行こうということになったからでした。久しぶりだけど、3年か4年ぶりかななんて思っていた、そのときあるものが荷物のなかから現われました。

 何だろうと取り出してみると、なんとそれは菓子パンでした。そういえば車のなかで食べようと思って買っておいたのに結局食べないままになっていたことを思い出しました。賞味期限を確認してみると、やはり4年以上前の日付でした。

 でも何とまだ綺麗です。カビもはえていなくて腐ってもいないようです。袋を開けてにおってみても普通です。もしかしたら、食べれるんじゃないか?
 そう思って一口かじってみたそうです。普通です。少しパサパサしかけていたようですが、味もにおいも異常なく、美味しく食べられたそうでした。

 菓子パン物語はこれで終わりです。この話はホラーなのでしょうか。あんな夏には高温になる荷台に4年置いていても腐ったりカビったりせずに食べられる食べ物ってどうなんだろう?なんて話を聞きました。ものすごい量の保存料や防腐剤が使われているに違いない菓子パン。やはりパンはなるべくだったら地元で焼いている店で買うことにしようと誓ったものでした。

 話を聞いたときには驚いたというよりもやっぱりという感じでした。理解はしてるんですが、現実にそういうことがあると...。やっぱり腐ったりカビったりする食べ物の方が安心して食べられる気がします。


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