2009年05月02日

スラムドッグ$ミリオネア

人生と愛から見出す、ファイナルアンサー


★★★★☆

監督:ダニー・ボイル
原題:SLUMDOG MILLIONAIRE
脚本:サイモン・ボーフォイ
製作年と国:2008/英
鑑賞日:2009.4.29(TOHOシネマ)
キャスト:デヴ・パテル マドゥル・ミッタル フリーダ・ピント アニル・カプール イルファン・カーン
ジャンル:ドラマ
年齢制限:R-12指定




インドのスラム出身の少年ジャマールは人気番組「クイズ$ミリオネア」に出演し、あと1問で2000万ルピーを手にできるところまできた。しかし、これを面白く思わない番組のホストは警察に連絡。彼はズルをして正答を得ていたとされ、詐欺容疑で逮捕されてしまう。ジャマールは警察署での警官の厳しい尋問に対し、正答を知ることになった自分の過去を話し始める。そこには1人の少女を追い続けた彼の人生の物語があるのだった…。(goo映画)


ほぉ〜…。
この映画は、どうやらスゴイらしい。ということで観たものであります。
第81回アカデミー賞作品賞、監督賞、エトセトラ…。
8部門でしたっけ!?もう総なめですよ!
しかも使っている役者はほぼ(ていうか全員?)無名の役者さんたち!
「最強映画だなッ!」と勝手に思い込み勇んで(遅ればせながら)観に行ったとです。

・・・・・・・期待が大きすぎただけに、ちょっとそれを上回ることはなかったケド…。


生命力あふれる映画でした。素敵な作品ですよ!


日本とは正反対に、治安も最悪なスラムで貧困人生を送った青年が「クイズ$ミリオネア」で最終ラウンドまで勝ち上がってしまうんですよ。
自力で。しかも無学で、自分の過酷な人生経験から引用しながら!
この大不況に、まさに世界中の人間たちに希望を与えてくれる内容じゃないですか!

まぁ…、
そんなストーリーにも惹かれるものがありましたが、個人的には映像が非常に印象的です。

インドってこんな国なんですよね…。
エネルギー溢れていて、国民は貧富の差が激しく、混沌としてキケン。
インドの裏も表も惜しげなく晒して、本作は「本当のインド」を見せてくれる。

その国をスピード感溢れる小回りのカメラで走り抜けていくのだから、これはもうインドに来ちゃいました的なノリでいくっきゃないっしょ!(笑)

そしてスラムは街全体の色がとても綺麗ですね。
主体性がない、沢山の色をちりばめたような風景は観ていてとてもワクワクします。
ちょっと「落下の王国」を彷彿させるような色使いのシーンが多々ありました。


その世界を疾走しながら 愛を追いかけ、答えを探す 主人公のジャーマン。

彼は自らクイズミリオネアに出演し、自分の経験上から様々なクイズの答えを探すんですね。
クイズと同時進行で、彼の幼少期からの人生が反映されていくという、実に巧妙な展開の仕方です。

このジャーマンの真っ直ぐな真っ黒い瞳がとても印象的でした。
彼の瞳には、これまでにどれほど過酷で無残なものが映されてきたんだろうと。
それでも…
何があっても諦めないんですね、彼は。
「スラムの野良犬」いわば「スラムドッグ」だからこそ鍛えられた
逞しさ・精神力・忍耐力あってゆえだったのでしょう。

彼の過酷すぎる人生に組み込まれた、ラティカとの恋愛模様もかなりロマンティック!
本作のキーワード「運命」なくしては、この2人は結ばれなかったでしょう。
主人公は、"運"ではなく"運命"で 見事 這い上がったのだ。


映像も脚本もストーリーも、大変上質です。

インドという国を体中で感じながら、ジィーンと静かに心に響くストーリーに感動しちゃってくださいな!

アレ、そういえばみのもんたは本作を観たのでしょうか?
(朝ズバ!では、本作のオスカー受賞にかなり喜んでたけど…笑)


kiteletsu9girl at 00:12│Comments(4)TrackBack(0)【映画】サ行 

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この記事へのコメント

1. Posted by non   2009年05月03日 09:20
こんにちは♪ TB、コメントありがとうございました☆

ほんと、エネルギッシュな作品ですよね。
テンポも良くて見せ方も上手い。
子役もみんな超可愛くて。

でも、私的にも期待を上回る程じゃなかった〜(^^;)
前評判が凄すぎて、ちょっと期待しすぎたかな・・
2. Posted by 狗乃   2009年05月03日 11:19
*nonさんへ
コメントありがとうございました♪

キャストやスタッフの情熱が直に伝わってきましたよね。
オスカー受賞作品って実は結構難しい作品が多いので、ついていけるか不安でしたが…
内容がとても分かりやすく、ちゃんと受け手に伝えようとしているのが分かりました♪

そうなんですよね…。
オスカーをあれほど受賞していれば、「もしやタイタニックも追い越すヤッバイ映画なのでは!?」とね…。でもやっぱりいい映画でした★
3. Posted by くろねこ   2009年05月05日 20:54
インド独特の音楽に乗って3つの物語が交錯する
この展開にいっきに引き込まれた気がします。
クイズの問題と彼の人生のシンクロはやや
できすぎ感はありましたが、
まさしく彼をここまで導いたのは
「運ではなく運命」だったのかもですね〜♪
心に痛いながら希望あるラストに癒されました!
4. Posted by 狗乃   2009年05月07日 22:57
*くろねこさんへ
コメントありがとうございます♪

引き込まれましたね〜!ホント、インドの音楽って独特なんですけど、なんか聞きいっちゃいません?結構耳に残るって言うか。

>>できすぎ感はありましたが、
ぁ、そこ皆さん突っ込んでないと思ってたら、くろねこさんは思われたのですね!
実は私もですf(;^^)
でもやはり…、運じゃあそこまでリンクされませんものね〜…。やはり運命なのですなぁ。

ラストは少しウルッときましたね!「よかったね〜!」と傍らで拍手したい気分になりました(笑)

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