2005年10月19日

HN

f33e0409.jpg
 写真に意図なし。
 某所より以下の質問に答えよとの緊急指令を受け、急遽回答してみることにした。

◆Q1:貴方のハンドルネームの由来は?
 あまり意図はない。国産だし、松の根っ子みたいなのがついている性別だから。

◆Q2:他に別のハンドルネームを名乗っていたことはありますか?
 男根: 高校の友人がやっていたチャットでのHN。絶対にばれる事はないと思って板のにもかかわらず瞬間的に正体を見破られた。
 松根油:松の根っ子から分泌される液体だから。
 松:ファーストネームだけ名乗るようなもの。

◆Q3:他の方にどのように呼ばれていますか?
 まぁ、いろいろと。

◆Q4:全く同じハンドルネームを使っている人を見つけた。
 ないと思う。

◆Q5:ぶっちゃけ、改名しちゃいたかったりしますか?
 いや、気に入ってるよ。国産松も松も松根油も。のみならず男根も。

◆Q6:ハンドルネームの由来が気になる人にバトンを渡してください。
 あんまりネットの知り合いいないからねー。
 とりあえず
 夜魔跳梁くん
 ツワワトワワくん
 やきとりさん
 かしさん
 艦長さん

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たーらこー

7a38d428.jpg たーらこーたーらこー。

 キューピーのたらこスパゲッティーのもとのCMソングが妙に気に入っていて、時々一人で作業をしているときなどに無意識に歌が口をつくことがあったり。
 しかしながらCMソングが好きにもかかわらず、その謳う商品に関しては今まで一度も賞味していなかった。企業としても、商品を売るために愉快なCMを作るのであって、歌だけ気に入られて商品を買われない様では本末転倒だろう。そういった意味で僕はアオハタのピクルスが好きであろうともキューピーにとっては必ずしも正しい消費者ではなかった。
 だが、この前店屋で件のたらこスパゲッティーのもとがふと目に付いたので、この際正しい消費者にひとつなってみるか、とて侠気を見せて購入してみることにした。バファリンの半分はやさしさでできているそうなので、売価207円中の侠気含有率を50%と見積もるとわずか103円50銭。やくざ漫画などでは敵を殺したり腹を切ったりして示す侠気も、ニッケル貨と銅貨1枚ずつでおつりがでるとは随分気楽なもんである。
 それで今日の夕餉はこやつをはんすることにした。説明書きには湯掻いたパスタにかけるだけでよいと書かれていたが、せっかくだからフライパンにオリーブオイルを引いて油と絡めながら麺にまぶしてみた。
 宣伝どおりたらこがたっぷり入っていてうまかった。キューピーのCMは大本営発表ではなかったと云う事だ。ゲッペルスをはるかに凌駕する宣伝力に、そして味と手軽さと気軽に侠気を発揮できる点を鑑み、キューピーの企業努力を高く評価したい。

 たっぷり、たーらこー。

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2005年10月17日

万年床

334fe0bf.jpg 基本的に部屋は帰ってきて寝るだけの場所なので、布団は週末に干すとき以外部屋に敷きっ放しの事が多い。不精、不衛生、病気の温床。

 布団に胡坐をかきつつ毛布を頭から被って本を読んでいたら酒が飲みたくなった。部屋を探してみたら、「山崎」のラベルが貼られたウヰスキーの瓶を見つけたので勇んで喇叭飲みに至ったところ、これが羊頭狗肉もいいところ、思い起こすに隣室の者からもらったいかものの梅酒が詰められた瓶だと気づき極めて欝となった。欝になったが気を取り直して家捜しすると、まともな酒はひとつも見つからず、果たしてカンパリの瓶がひとつだけ見つかったのみにすぎなかった。しかしカンパリとて酒は酒なのでそれを瓶から直接のみつつ読書にふけることにした。布団の上で。
 それで敷布団の上にカンパリの瓶を置いたりしたりしたから結果はもう火を見るより明らかである。瓶をひっくり返して激しく布団に酒を飲ましてしまった。おかげで部屋中カンパリくさくてたまらない。のみならず敷布団はべとべとで寝具としてのクオリティーを完全に喪失してしまった。
 
 明日晴れたら干すべきである。

 或いはカンパリは天からの賜り物である。ひっくり返すことで、重篤な病を媒介しうる敷布団を天日に曝す機会を与えてくれたのだから。 

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緊縮財政

3a9b304a.jpg 本を読むのが好きなのでついつい買いすぎてしまって、部屋の本棚に徒に負荷を与え続けていた。恐らく地震が起きたら己の終焉の地は書架の下だろうし、最低の場合地震が起こらずとも余りの重さに床を打ち抜き階下の住人を殺戮する虞れすらあるような状態だった。「書架の下」はヘルマン・ヘッセの車輪轢きの小説と題名がよく似ていて趣があり良かもしれぬが、他の住人を掃滅してしまうのはどうも物騒でよろしくない。よってこの際だからもう読まない漫画とかは古書店に全て売り払ってたけのこ生活の足しにして蔵書のスリムアップを図りたいと前から思っており、またそれを心がけていたので、結果、蔵書の凶悪なまでの質量は今や相当減少し、階下の住人にとって処刑準備室に他ならなかった僕の部屋もようやく他人に危害を及ぼさないレベルにまで安全になった。
 しかし、この前ゴミ捨て場にて河上肇の旧い本が大量に捨ててあったのを、つい拾って来てしまった。『獄中日記』と『自叙伝』である。旧い読み物を好むのみならず、この手の「己の生活、人生語り話」も僕は大変好きなので、どうも捨て本を看過する事ができず部屋にあげてしまったのだ。しかも獄中日記に至っては2冊目の散逸した欠損品を。子供が雑種のこねこを拾ってくるようなものだと思ってもらえればよろし。
 この愚行の為、僕の部屋は、少しだけ殺戮部屋の方に針が傾いてしまった。まあ、本がおもしろいからそれはそれでよしとする。殺戮もまた良し。

 なんか表題と全く関係のない話を書き連ねてしまったが、賢明なる読者諸兄は上掲の写真と表題を鑑みて僕の云わんしと欲することは用意に見抜けるだろうから、まあ、書くのはまた今度でいいや。

 本文、略。

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2005年10月10日

毛布

0ee69e26.jpg 煙草の紙袋の底を敲くと、一本のみ冗談の如く放物線を描き音も無く床に転がった。落ちた一本の「バルク」の描いた軌跡は確かに記憶していたが、その剛体の回転に関しては注意を払っていなかったので、両切りのそれはどちらが吸い口なのか判別がつかなくなった。しかしそれは「一本」が両切りであるかぎり考えるだけ意味の無い問題であったし、或いはよくよく煙草の巻紙の"GOLDEN BAT"の印字の向きを考えれば方向に関する議論は明確そのものでその疑問それこそがナンセンスなものだった。

 最近めっきり冷えるようになってきた。毛布のを被っても不快でない季節がやってきたのだ。僕は毛布を頭から被って、片目だけ出して酒を飲んだり煙草を吸ったり本を読んだりするのが大好きだ。暗く小さな隙間から少しだけ隙間を開いて表をうかがいつつぼんやりするのは押入れや天井裏に潜んで己ワールドを展開する小学生の心情にかなり近い。小さな己ドメスティックな空間で喫する酒や煙草の味も高校の便所でやるように秘密の味が紛れ込んでさらに一塩。たとえそれが岩波文庫であったとしても毛布空間で読んでいれば寺の裏でポルノを読むように胸高まろう。夏の間はこれらの胸躍る行為は肉体的な不快さの為に苦行と同義であったが、燃え狂う太陽に落ち着きが生まれた今からはまさに大人のホビーとして存分に堪能できよう。
 
 今夜はこのナイスなスタイルにて本でも読みつつ秋の夜長をひとつ楽しむつもり。 あなたももし毛布があるのならば頭からすっぽり被って己空間を作り出し世の中を片目からこっそり覗いてたのしんでみませんか。それは多分貴方の気持ちをときめかせいつもの生活にひとつのアクセントとなるでしょう。なおこのスタイルで喫煙する際は焼死の危険性と常に隣り合わせであることをゆめゆめお忘れなく。




 なに、ウヰスキーはないのか。毛布を被るのは結構だが、酒がないようならば正しい毛布被りとは呼べぬ。
 


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2005年10月03日

たかり

af256bc8.jpg 仕事が長引いて帰ろうと思ったら夜の九時だった。同僚は後輩一人を残して皆帰り冷たい蛍光灯の光に照らされた部屋は徒に夜風に室温を奪われるままであった。

 ポケットに100円しかないにもかかわらず僕の心はビールを飲みたい気持ちで一杯だった。唯一残った後輩に、俺に500円貸せば高級酒場に連れて行ってやると言いくるめ(或いはそれは恫喝かもしれない)、酒屋の立ち飲みコーナーに赴いた。この高級酒場のいいところは酒屋だけに酒が全て定価売りで安価であり、なかんずく生ビールが1杯270円という点である。
 僕は後輩から借りた500円から人の悪口を肴に生ビール2杯で1時間粘った。

 僕は夜の10時を過ぎたら基本的に食事はとらない主義なので、今日の夕飯は生ビール2杯でおしまいである。最近体重が落ちつつあることもむべなるかな。後輩にたかった500円は可及的速やかに返却する所存。

 部屋に帰ってからホープとゴールデンバットを1本ずつ吸う。

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欧洲蜃気楼

8339d679.jpg 列島を覆い尽くしていた夏の皮膜が、日を経るごとに一枚また一枚と剥離されていく。もう暦も10月を向かえ、その皮膜の残量は幾許ばかりか。全体を俯瞰すれば未だ確固と被覆されている域も探し当てられようが、夜の領域にそれは既に残ってはいまい。

 夏の皮膜が列島を覆い始める6月の終わりに、僕は所用で一人スウェーデンに赴いた。ろくに行くべき街について調べる事も無く、その街に関する唯一の情報は予約したホテルの住所を書きなぐったメモ用紙一枚のみ。往路の飛行機では早速泥酔し、乗り換えの飛行場では迷子となり、スウェーデンの飛行場からホテルまでの経路がわからず困惑し、目上の人に無礼な態度をとり、パーティーで飲みすぎて朦朧状態となるなど、まったくもって碌な事をしていないのだが、夜なお明るい奇妙な北欧の夏や、冷凛とした空気を思い出すにそれは僕の中で確かにひとつの美しい記憶のひとつに違いない。

 昨日の朝の冷たい気温は、乾燥した空気をして、僕に北欧での記憶を温度として懐かしませた。のみならず昨日という日は、冷蔵庫の中にさえ僕に北欧を思い起こさせる事象を呼び起こした。
 キャビアである。お土産にキャビアを3瓶ほど購入し、うち2瓶は友人と酒の当てとして食い尽くしたのだが、1瓶どうも存在を忘れていたようだ。それは調味料の瓶の裏に潜伏若しくは疎開していて、昨日ホイコウロを作るためテンメンジャンの瓶を取り出したときにひょっこりと姿を現した。
 北欧の思い出、及び、やった、酒のつまみだ。との喜び、しかしそれは瞬時に理性によって暗転させられた。
 塩漬けとはいえ相手は魚卵である。およそ3か月前の魚卵が、たとえ冷蔵庫に眠らせてあるとはいえ、はたして食用に耐えうるであろうか。5度に調整されているとはいえ冷蔵庫の中は決してチョウザメを捌いて卵を掻き出す北欧の冬とは等価ではない。
 蓋を開けることでその食用可否の判定は容易に下されるわけだが、万が一否とでれば、僕がわざわざ北欧まで出張って購入したそれは一度も僕の口に入る事無く無駄に捨てられることとなる。それはのみならずキャビアの瓶を見つけたときに感じた思い出に浸る柔らかな感情をも否定する、余りにも虚しい行為ではないだろうか。
 そう思うと万が一の折の覚悟が決められなくなり、それをシュレーディンガーの猫状態あづかりとすることで僕は採決を先送りする事にした。蓋が開けられない限りチョウザメの卵は腐っていないし同時に腐敗しているのだ。だがいつまでも観測を留まるわけにはいくまい。猫の死体は早々に埋葬してやら無いと箱からもれ出る「あれ」の為に部屋がえらいことになるだろうし、人間はいつまでも思い出にすがってばかりでは成長しないからだ。
 現実を直視せよ!
 覚悟が決まり次第僕はビールを用意してこいつの採決をくださねばなるまい。
 それは冷蔵庫に猫の屍骸を保存するような不気味な行いを正す意味合いもあるし、過去の記憶との決別、ひいては僕の人間性の向上のためでもあるのだ。

 或いは、5年前に横浜で購入したピータンと同じように、このキャビアもまた冷蔵庫の殿堂入りを果たしかねないだろうからだ。
 
 どちらにせよ前向きに善処したいと思う。参考までに昨日の酒量はビール一本にウヰスキー2杯とブランデー入りコーヒー。


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2005年09月27日

年甲斐も無く

d463e4f7.jpg写真はイメージであって本製品とは異なるものです。

 昨晩ラーメンを食べに行った。某Rなる豚の油でぎとぎとの、医者が診たら卒倒もんの代物を出す店である。
 これまでの経験上、僕には最早この手の食べ物の「大盛り」をこなすだけの能力が失われている事は十分承知していたが、「驕り」の言葉の魔力はその理性をかき消すのに十分すぎた。
 ――チャーシュー麺、背油は多めに、あとチャーシューは全部脂身ね。
 中華料理屋の換気扇の羽よろしく、脂ぎったオーダーをしたのち、あわてて追加で「あと、大盛りね」と口を滑らせてしまったのだ。
 結局僕はこの脂三昧の地獄の汁を全て飲み干し己の脂に対する欲望を満たしたわけだが、後がいけなかった。
 大消化不良である。
 胃は唸り、嘔吐中枢は激烈に揺さぶられ、口腔は大蒜中で満ち溢れている。死はいたるところに満ち溢れ、恐怖は、もっとたくさんある。……3から、まっすぐ汝に……、といった感じ。
 あたかも三増酒が胃壁を掻き毟るかの苦痛に、僕は自分が一滴も酒を飲んでいないにもかかわらず、大二日酔いを思い起こした。そして自分の食べたものの経歴の中にアルコールの文字が刻み込まれていないと知った時、驚愕は実際のものとなる。これはエタノールではない! 豚脂だ! 緊急電もむなしく戦艦8隻全損。
 あまりの気持ち悪さに僕は眠ることすらままならなくなった。のみならずあけてからも食欲が一切無くなり、結果として今日は断食を敢行する羽目になった。なんせ胃が受け付けないので口さびしくなるとゴールデンバットをパカパカ吸うばかりで、本当に身体に悪いこと風の如し。

 年甲斐も無く……。脳裏で「正しい神」がつぶやいた。
 次に彼がつぶやいた言葉は以下である。
 「そんな食い物は高校の柔道部員にまかせておけ」

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2005年09月23日

追記

d0c9b6b6.jpg そういやこの前修行さんの所からバトンが回ってきたっけ。
 以下回答編。

○今、冷蔵庫に入っているお酒の容量は?
 発泡酒があと350ミリリットル……。
 あとは冷凍ひき肉とキャベツかな。

○好きな銘柄は?
▼ボウモア
 カスクだと最高。別称「薬」。あのヨードの香り漂う飲み始め、濃厚な味わい、重いフィニッシュ。一度呑んだらやめられん。
 しかし本場のイギリス人はあんまりこの酒好きじゃないんだって。

○最近最後に飲んだ店は?
▼近所のなぞバーその1
▼近所のなぞバーその2
▼居酒屋八犬伝
僕はとりあえず「なぞの男」というふれこみなので。行く飲み屋も「なぞの店」(除八犬伝)。ちなみになぞバーその1はウヰスキー1000種以上の銘柄を揃える狂気の店。僕は狂喜。

○よく飲む、もしくは思い入れのある5杯
▼カネマラカスク
 僕が始めて口にしたアイリッシュウヰスキーにして、初めてのカスク。はっきり言って熱い。なんせ米国風に云えばプルーフ120。
▼カルヴァドスの醸造工場がラベルに書いてある奴。16年だったっけ。
瓶の中にりんごの実が入っているやつじゃないよ。ブランデーだけにフィニッシュは軽い。しかしながら甘い風味は濃いアルコール濃度とあいまって確かな満足感を保証。
▼いいちこ
 焼酎ブームらしいが、正直焼酎喜ぶ程好きではない。スコッチやアイリッシュウヰスキーの方が喜びの度合いは大きい。しかしこいつは今も昔も世話になっている。なんせ安いくせに十分満足に値する味わい。「下町のナポレオン」を標榜するは伊達ではない。ちなみにこいつの広告は大変趣味がいい。僕のお気に入り。
▼トリス
 金が無いときは安バーにてこれのソーダ割り(290円)で1時間粘る。
 いうなればバー殺し。コンビニでも1合瓶が安価で鬻がれており、こいつをかたてに夜の散歩に赴けば気分は浮浪者。
 こういうの、好きだ、大好きだ。
▼ホッピー
 近所の居酒屋で(ナカが付いて)200円で販売されている恐怖の酒。プロレタリア専用ビール代用酒。こいつで牛の内臓をつまみにすれば、まさに労働者階級。ヴィバ無産市民。


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夏の終わり

d2b7dad3.jpg この脱腸亭日乗は不定期に休みを取り散発的にアップロードしていく点が魅力だと思う。

 今週はいろいろ忙しかったのであまりお家に帰ることができなかった。あるいは帰ったところで即刻酒場へ向かい、へろへろになって帰ってきたりでとかく家に「まともに」いる時間が少なかった。更新がなかなか為されないのもむべなるかな、である。
 今回の写真は先週末に呑みに行った飲み屋の写真である。この店にはビリヤードの台とダーツがすえつけてあり、外国人がしばしばこれらに興じていたりする。僕もビリヤードは好きなので、100円払って、時々ここでエイトボールをしたりしたりするのだが、たいてい店屋の親父に虐待されてものの15分でゲームは終了してしまう。のみならず、この店で僕はEランクマイナーの下賎な客と看做されているようで、ビリヤードに付き合ってくれる者は店屋の親父のみである。いわば「この者未だ御前に出すまでの力はございませぬ。殿のお目汚しになりまする! ここは私奴があしらいをば!」みたいな感じ。先だっても、大変巧みな(そして美しい!)コーカソイドの女性にピジンイングリッシュで手合わせを願ったら、親父が、「姫、かような者と近づいてはなりませぬ」とばかりに僕の相手をしゃりしゃりかって出てきた。僕が万が一暴力団員か本宮ひろしの漫画の主人公だったら、親父は僕によって笑い事では済まされないような暴力を振るわれるところであろう。無論僕は暴力団員でもなければ本宮ひろしの暴力漫画の人物でもないので、ニヤニヤ笑いを浮かべながらなすすべも無く親父の餌食となるのみなのだが。
 ダーツはあんまり上手ではないが、今回は一緒に飲みに行ったひとに進められて付き合った。電子ダーツでは昨今は己のもち点をぴったり0ら合わせるゲームが主流のようだが、この店では、僕が勝手に「通商破壊戦」と名づけたルールによって勝負が執り行われる。即ち、二人は交互に矢を投じ、矢の刺さった枠を得点とする。而して、或る点数の枠に三つ矢が刺さった時点で、その枠は無効と看做され、点数の加算が為されることは無くなる。そして全ての枠が得点不能になるまでこのルーチンを繰り返し、最終段階での得点を競う遊びだ。僕はこのゲームが大して得意ではない。シドニイ・シェルダンの小説に『ゲームの達人』という一件があるが、むしろ僕は、のみならずあらゆるゲームが不得手で、彼の小説のタイトルに喩えて言うのならば『ゲームの被虐者』なので、よって、今回のこの酒代を賭しての勝負も大して得ることなく終わるのではないかと不安に思っていたところ、あにはからんや勝利してただ酒の誉れを浴するに至った。
 浮いた酒代は当然次の酒代に消えるべし。僕は、結局この週は忙しくない日、用事の無い日の夜の全てで酒場で0時を迎えることと相成ったという事だ。まぁ、日記なんて書いている状態じゃあるまいて。

 ところで僕は少し前に僕が禁酒の誓いを立てたのを皆は覚えているだろうか。女性が寿司屋に付き合ってくれることが前提で。
 僕がしかしながらその誓いを履行しなかった事が何を意味するのか、賢明な諸君はあえてそれを質問すまいよ。
 
 あと九月の三十日と十月の一日は脱腸亭日乗が更新されることは無いだろう。
 既に呑みに行く約束をいれているから。

 二つ目の追記として、僕は既に発泡酒を5本飲んでしまっているので文章に締まりが無いのならそのせいだと思っていただくと幸い。
 おやすみー。
 

kiti_guy at 22:18|PermalinkComments(0)TrackBack(0)
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