2005年09月27日

年甲斐も無く

d463e4f7.jpg写真はイメージであって本製品とは異なるものです。

 昨晩ラーメンを食べに行った。某Rなる豚の油でぎとぎとの、医者が診たら卒倒もんの代物を出す店である。
 これまでの経験上、僕には最早この手の食べ物の「大盛り」をこなすだけの能力が失われている事は十分承知していたが、「驕り」の言葉の魔力はその理性をかき消すのに十分すぎた。
 ――チャーシュー麺、背油は多めに、あとチャーシューは全部脂身ね。
 中華料理屋の換気扇の羽よろしく、脂ぎったオーダーをしたのち、あわてて追加で「あと、大盛りね」と口を滑らせてしまったのだ。
 結局僕はこの脂三昧の地獄の汁を全て飲み干し己の脂に対する欲望を満たしたわけだが、後がいけなかった。
 大消化不良である。
 胃は唸り、嘔吐中枢は激烈に揺さぶられ、口腔は大蒜中で満ち溢れている。死はいたるところに満ち溢れ、恐怖は、もっとたくさんある。……3から、まっすぐ汝に……、といった感じ。
 あたかも三増酒が胃壁を掻き毟るかの苦痛に、僕は自分が一滴も酒を飲んでいないにもかかわらず、大二日酔いを思い起こした。そして自分の食べたものの経歴の中にアルコールの文字が刻み込まれていないと知った時、驚愕は実際のものとなる。これはエタノールではない! 豚脂だ! 緊急電もむなしく戦艦8隻全損。
 あまりの気持ち悪さに僕は眠ることすらままならなくなった。のみならずあけてからも食欲が一切無くなり、結果として今日は断食を敢行する羽目になった。なんせ胃が受け付けないので口さびしくなるとゴールデンバットをパカパカ吸うばかりで、本当に身体に悪いこと風の如し。

 年甲斐も無く……。脳裏で「正しい神」がつぶやいた。
 次に彼がつぶやいた言葉は以下である。
 「そんな食い物は高校の柔道部員にまかせておけ」

kiti_guy at 00:25│Comments(2)TrackBack(0)

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この記事へのコメント

1. Posted by ラフィン太郎   2005年09月27日 23:32
私が酒羅となって戦っていたとき、貴公もまさにラ将となって戦っていたのですね…

フリーダーム!!
2. Posted by 松   2005年10月03日 00:47
酒羅もラ将もともに地獄道。
われわれはこれからの人生に於いて、このような道を果たして敢えて歩むべきか否か、真剣に考えねばならない時かと思います。

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