2005年10月17日

緊縮財政

3a9b304a.jpg 本を読むのが好きなのでついつい買いすぎてしまって、部屋の本棚に徒に負荷を与え続けていた。恐らく地震が起きたら己の終焉の地は書架の下だろうし、最低の場合地震が起こらずとも余りの重さに床を打ち抜き階下の住人を殺戮する虞れすらあるような状態だった。「書架の下」はヘルマン・ヘッセの車輪轢きの小説と題名がよく似ていて趣があり良かもしれぬが、他の住人を掃滅してしまうのはどうも物騒でよろしくない。よってこの際だからもう読まない漫画とかは古書店に全て売り払ってたけのこ生活の足しにして蔵書のスリムアップを図りたいと前から思っており、またそれを心がけていたので、結果、蔵書の凶悪なまでの質量は今や相当減少し、階下の住人にとって処刑準備室に他ならなかった僕の部屋もようやく他人に危害を及ぼさないレベルにまで安全になった。
 しかし、この前ゴミ捨て場にて河上肇の旧い本が大量に捨ててあったのを、つい拾って来てしまった。『獄中日記』と『自叙伝』である。旧い読み物を好むのみならず、この手の「己の生活、人生語り話」も僕は大変好きなので、どうも捨て本を看過する事ができず部屋にあげてしまったのだ。しかも獄中日記に至っては2冊目の散逸した欠損品を。子供が雑種のこねこを拾ってくるようなものだと思ってもらえればよろし。
 この愚行の為、僕の部屋は、少しだけ殺戮部屋の方に針が傾いてしまった。まあ、本がおもしろいからそれはそれでよしとする。殺戮もまた良し。

 なんか表題と全く関係のない話を書き連ねてしまったが、賢明なる読者諸兄は上掲の写真と表題を鑑みて僕の云わんしと欲することは用意に見抜けるだろうから、まあ、書くのはまた今度でいいや。

 本文、略。

kiti_guy at 00:34│Comments(0)TrackBack(0)

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