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キーボード配列QWERTYの謎/安岡孝一・安岡素子
キーボード配列QWERTYの謎/安岡孝一・安岡素子
キーボード配列QWERTYの謎/安岡孝一・安岡素子

アメリカ人の名前やら会社名やら地名やらと、やたらにカタカナが多くて読み辛かったです。
翻訳本だから仕方がないかなと思って、最後にあとがきを読んでびっくりしました。
著者は日本人だったんですね。

「タイプライタのQWERTY配列は、本当はどのようにして決まったんだろう。」
「『タイピストが打ちにくいようなキー配列』なんていうガセネタを最初に流したのは誰で、このガセネタはどう広まっていったのだろう。」
これらの疑問を明らかにしてくれるのが本書です。

昔の機械式のタイプライタを使ったことのある人なら知っていると思いますが、「タイプバーのジャミング」はいつも同じバー同士で起こるわけではありません。
機構的というよりは打つ人の癖によるところが大きいと思います。
また、「キーの配列」と「タイプバーの配列」が同じ順番である必要もありません。
それではなぜ「打ちやすい配列」にしなかったのかというと、結局、タイプライタを作る側・売る側の都合で決まっていったということなのです。

あとがきの最後の一文が過激です。
「願わくば本書の読者も、今後は『アンチQWERTY説』に向かって石を投げて下さることを、切に望む次第である。」
けんかを売ってどうするの?
これでは著者もアンチQWERTY派と同じ、低いレベルに見られてしまいますよね。