図書館前に石でできたライオンがいました。
何かを大事そうに抱えてぽろぽろと涙をこぼす女の子、寄りかかって本を読むのが好きな図書館員がライオンのそばに来ます。
ライオンは動きたいと望みます。
すると、一度だけ、優しい気持ちで心から動きたいと願ったときに動くことができると聞きました。
そんなある日、凍えそうになっている姉弟がいて……。
願いは叶う。
願いがかなった後のライオンの満足げな様子が印象に残ります。
『としょかんらいおん』も素敵なライオンが登場しますが、こちらもとても素敵なお話です。
「フィンランド」で検索してヒットし、手に取った絵本ですが、出会えてよかった。
絵を担当されたリトバ・ボウティラさんがフィンランド出身だそうです。
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