わたしも水着をきてみたい
オーサ ストルク
さえら書房
2017-10-04



ファドマはソマリアからスウェーデンにやってきた少女。
学校のプールの授業は服を着たまま見学しています。
ソマリアでは水着を着て男女一緒に泳ぐなんて考えられないこと。
でもみんなはとても楽しそう。
あるとき、見学しているのがつまらなくなったファドマは更衣室の床に落ちている水着を試しに着てみました。
鏡に写すと、とっても素敵!
でもドアがあいて、見つかってしまった。
入ってきたのはプールの監督をしている先生だ。
先生はファドマの様子を見て、女性向けの水泳教室の案内をくれました。
ファドマはお母さんやお父さんの許しを得て、教室に通うことになりました。
プール、何て気持ちいいんだろう。
付き添いできていたお母さんも拍手してくれました。
帰り道、「お母さんもやってみようかな」と言うお母さんの夢は自転車に乗ることなんだって。
いつか叶う日が来るといいな。


ファドマの住んでいたソマリアの人々はイスラム教を信じています。

イスラム教の女性には守らなければならない決まりがたくさんありますが、男女は一緒に泳いではならないというのもそのひとつです。

西洋の国々であれば当たり前にできることがソマリアではできない。

だけど簡単に女性差別とは言えないのかも。

文化を否定されたら、自分まで否定されたような気持ちになるのではないかな。

イスラム教の信者にもいろいろな考えを持つ人がいると思います。

新しいことに挑戦したいという気持ちも教えを守りたいという気持ち、どちらも尊重できたらいいですね。

言うは易し、だけど。