赤いハイヒール―ある愛のものがたり (LLブック-読みやすい本-) [−]
著者:ロッタ・ソールセン
出版:日本障害者リハビリテーション協会
(2006-06)
アンネリーが欲しかったのは赤いハイヒール。
でも誕生日に母親がプレゼントしてくれたのは野暮ったいサンダルでした。
アンネリーは母親に黙ってサンダルを赤いハイヒールに換えてもらいに靴屋に行くと、そこに通勤途中で見かけ、あこがれていた男性がいました。
アンネリーは彼との最初のデートに赤いハイヒールを履いていきます。
デートから帰ってきたアンネリーに、母親は……。
アンネリーは知的障害を持つ22歳の女性です。
本書ではその女性の自立への思い、親の思いが描かれていますが、実はすべての親子が遅かれ早かれ通る道。
私には中学生の息子がいます。
口ごたえをするようになっていますが、反抗期と呼ぶにはまだまだ。
もっと反抗して欲しいなあ、と思う一方、実際に本書のような場面に出くわしたらどう対応しようかな、と思いをめぐらせたりしました。
読書の困難な人向けに作られた本なので、シンプルで率直な言い回しで書かれています。
回りくどいところがいっさいない分、逆に読者が自分はいったいどうなのかを振り返る契機になりやすいように思いました。
著者:ロッタ・ソールセン
出版:日本障害者リハビリテーション協会
(2006-06)
アンネリーが欲しかったのは赤いハイヒール。
でも誕生日に母親がプレゼントしてくれたのは野暮ったいサンダルでした。
アンネリーは母親に黙ってサンダルを赤いハイヒールに換えてもらいに靴屋に行くと、そこに通勤途中で見かけ、あこがれていた男性がいました。
アンネリーは彼との最初のデートに赤いハイヒールを履いていきます。
デートから帰ってきたアンネリーに、母親は……。
アンネリーは知的障害を持つ22歳の女性です。
本書ではその女性の自立への思い、親の思いが描かれていますが、実はすべての親子が遅かれ早かれ通る道。
私には中学生の息子がいます。
口ごたえをするようになっていますが、反抗期と呼ぶにはまだまだ。
もっと反抗して欲しいなあ、と思う一方、実際に本書のような場面に出くわしたらどう対応しようかな、と思いをめぐらせたりしました。
読書の困難な人向けに作られた本なので、シンプルで率直な言い回しで書かれています。
回りくどいところがいっさいない分、逆に読者が自分はいったいどうなのかを振り返る契機になりやすいように思いました。