俳句

2017年04月03日

ゆきしずく

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   雪しずく母在りし日もかくありし 滝沢幸助

今頃会津の田舎は雪解けのころ、雪割りのなかからハコベや山野草が
顔をのぞかせていることでしょうね。
この句はつららから滴り落ちるしずくを見ながら、
在りし日のご母堂への思いを歌われた句のようです。

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2010年06月16日

こだまして

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こだまして やまほととぎす ほしいまま   久女句

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2009年08月13日

俳句 雪雫より

ff574e19.JPG わが にはに いつぽんだけの われもこう            会津坂下(ばんげ)町から七折峠を下りると、ここもいまは国道の改修で跡形もないが、路のほとりの草むらから、妻と吾亦紅を根こそぎして帰り庭に植えた。2年ほどして妻は他界。庭は荒れ果て、吾亦紅は1本だけ残つた。                        (原文の注釈は旧仮名使い、旧字体で書かれています) ランキング

俳句 雪雫より

f95b869a.JPG ただみがわ なつの かわぎり あはきが よし          その昔は、尾瀬を水源として会津盆地阿賀川まで激流岩を噛む大河であったが、戦後の電源開発により十余のダムに堰切られ、風光は一変した。人間は神の造物に修正を加へてか?夏の川霧は、せめてもの趣き。                           (原文の注釈は旧仮名使い、旧字体で書かれています)

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2009年02月06日

句集  雪雫より

d0a6b6c2.JPG くさもみぢ ほどうの われめに しがみつき  幸助句

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2008年12月15日

俳句 雪雫より

5b473368.JPG ながらへし いのちのしづく ゆきしづく   12月も半ばとなりました、故郷の会津はもう根雪が積もった頃でしょうか、昨今の温暖化の影響で降雪量も減っているようにも聞きますが、、、。故郷を離れてもう40年近くなります。今はいろんなことがうろ憶えになっているような気がします。  この俳句は以前紹介した句集<雪雫>の中表紙にある句です。  奥様が急死されたあと、色々な想いの中で創られたのではと思います。暖かな日差しが春を予感させる頃に軒のつららから同じリズムで落ちてくるしずくは、太陽の光を反射してとてもきれいだなぁ、、と思った記憶があります。          

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2008年10月08日

句集・雪雫  滝沢幸助著

8934de9a.JPG  この句集は、私の同級生のお父様が上梓された句集です。思いがけないところでこの句集を手にして、連絡を取りあうこととなり、中学高校卒業以来会うことのなかったクラスメート6人と小さなクラス会を開くことが出来ました。今でもこの本との出会いには不思議な縁を感じます。     滝沢幸助氏は議員35年の経歴のある方で政界に長く籍をおかれていました。質実剛健の会津人魂と敬虔なクリスチャンの精神を持ち合わせた方です。書道と俳句をされていて、心を打たれる句がたくさんあります。今もお元気で創作なさっているようです。折々の歌をこのブログで(拙い私の書で申し訳ないのですが)ご紹介できればと思っています。



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