2023年12月05日

「夏服を着た女たち」で学ぶ英語  その5

(今日の文章)

・They walked lightly, almost smiling, because they had slept late and had a good breakfast and it was Sunday.

・Michael unbuttoned his coat and let it flap around him in the mild wind.

(単語)
・ unbutton:ボタンをはずす
・ flap:パタパタゆれる
・ mild:ゆるやかな

(ちょっと一言)
・They walked lightlyについて:
このlightlyを私は「陽気に」だと考え「二人は陽気な気分で歩いた」と考えていた。しかし常盤新平氏の訳を見て、ここは「足どりは軽く」だということが分かった。

・almost smilingについて:私の直訳は「ほとんど笑いながら」とお粗末。
常盤新平氏のそれは「微笑がこぼれてきそうだった」という生き生きとした文章だ。

・a good breakfastについて:
この「おいしい朝食」、前々回述べたように二人が自宅でとった朝食ではない。
ニューヨーク五番街にあったブレヴォートホテルのそれである。
何を食べたかというと、この小説の後に出てくるがロールパンとコーヒーである。

・let it flap around himについて:
常盤新平氏の訳、「コートの前をひらひらさせた」

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2023年12月01日

田中冬二の「青い夜道」  その4

青い夜道

いつぱいの星だ
くらい夜道は
星空の中へでもはひりさうだ
とほい村は
青いあられ酒を あびてゐる

ぼむ ぼうむ ぼむ

町で修繕した時計を
風呂敷包みに背負つた少年がゆく

ぼむ ぼむ ぼうむ ぼむ・・・

少年は生き物を背負つてゐるやうにさびしい

ぼむ ぼむ ぼむ ぼうむ・・・

ねむくなつた星が
水気を孕んで下りてくる

あんまり星が たくさんなので
白い 穀倉のある村への路を迷ひさうだ

◎田中冬二
詩人。1894年(明治27年)10月13日 - 1980年(昭和55年)4月9日)
作品「青い夜道」「海の見える石段」「山国詩抄」「晩春の日に」「八十八夜」など。



◎今回のテーマは「風呂敷包みに背負つた少年がゆく」について

1:風呂敷について
この風呂敷の模様はまず間違いなく唐草模様だろう。

ある風呂敷専門店のサイトにはおよそ以下のような説明があった。
「唐草は四方八方に伸びていくため 延命長寿や繁栄を表す非常におめでたい柄である。
唐草文様は古代エジプトで生まれシルクロードを経て日本に伝来した。
中近東ではモスクなど神聖な建造物にも使われている。
日本では 唐草文様の風呂敷が明治から 昭和にかけて大量生産され、どの家庭にも必ず一枚はあるものだった。
そのため 泥棒は手ぶらで忍び込み その家にある唐草模様の風呂敷で盗品を包んで運び出したことから 唐草模様=泥棒のイメージがついてしまった」

私の子供時代の漫画では上記の説明にもあるように、泥棒は盗品を必ずと言っていいほど唐草模様の風呂敷に包み、それを背中に背負って逃げたものだ。
しかし町中で風呂敷を目にすることがほとんどなくなった今日では、そのようなことをすればかえって人目を引くことは必定で、そんな懐古趣味の泥棒はまずいないだろうが。

2:少年について
この少年は町の時計屋で修理してもらった時計を、風呂敷に包んで背中に背負い、暗い夜道を独りで家に帰る途中だ。
少年はその家の子なのだろうか?
そうではないのではないか?
この少年のことを想像すると、童謡の「しかられて」が思い出されてくる。
1920年4月に少女雑誌「少女号」で発表された童謡で、作詞は男性詩人の清水かつら(1898-1951)、作曲は弘田龍太郎。
作詞者の清水かつらは東京深川生まれ。彼が4歳の時、2歳下の弟が亡くなると、自責の念からか心の病にかかった母は離縁されてしまったそうな。

“叱られて 叱られて
あの子は町まで お使いに
この子は坊やを ねんねしな
夕べさみしい 村はずれ
こんと きつねが なきゃせぬか
叱られて 叱られて
口には出さねど 眼になみだ
二人のお里は あの山を
越えてあなた(彼方)の 花の村
ほんに花見は いつのこと“

「叱られて 叱られて あの子は町まで お使いに」の一節は、まさにこの冬二の詩の少年と重なってしまう。
「しかられて」が発表された1920年(大正9年)、そして冬二の第一詩集『青い夜道』が刊行された1929年(昭和4年)当時は、貧困など様々な理由で他人の家に奉公へ出された子供がいた時代である。
そんな子供のひとりが故郷の父母を思い出しながら、暗い夜道を悄然と歩いている姿を私は思い浮かべてしまう。
「ぼむ ぼうむ ぼむ」
という音も少年の故郷の家の柱時計が時を告げる音だ。

冬二が生きておれば、私のこのイマジネーションを彼に話してみたいのだが。




写真 2


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2023年11月28日

「夏服を着た女たち」で学ぶ英語  その4

(今日の文章)
・The sun was warm, even though it was November, and everything looked like Sunday morning--the buses, and the well-dressed people walking slowly in couples and the quiet buildings with the windows closed.

・Michael held Frances' arm tightly as they walked downtown in the sunlight.

(ちょっと一言)

people walking slowly in couples and the quiet buildings with the windows closedについて

・walking slowly in couples:常盤新平氏はここを「連れだってのんびりと歩く」と訳している。
「ゆっくりと」ではなく「のんびりと」とすることで、日曜日の朝のくつろいだ感じがグッと出てくる。

・the quiet buildings:常盤新平氏はこの個所を「ひっそりした建物」と訳している。
私の直訳の「静かな建物」と「ひっそりした建物」の間には大きな差がある。


they walked downtownについて

・私なら直訳的に「二人は下町を歩いた」としてしまうが、常盤新平氏は「南のほうへ歩いて行った」としている。
英語の原文には「南」に相当する単語はないが、ニューヨークの地図を見ると、二人の向かっているワシントン・スクェア公園は、二人の宿泊していたブレヴォートホテルからは確かに五番街に沿って南にあたっている。
季節はit was November(11月)で、天気はin the sunlight(晴れ)。
心が浮き立つような二人の様子が浮かんでくる。

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2023年11月24日

田中冬二の「青い夜道」  その3

青い夜道

いつぱいの星だ
くらい夜道は
星空の中へでもはひりさうだ
とほい村は
青いあられ酒を あびてゐる

ぼむ ぼうむ ぼむ

町で修繕した時計を
風呂敷包みに背負つた少年がゆく

ぼむ ぼむ ぼうむ ぼむ・・・

少年は生き物を背負つてゐるやうにさびしい

ぼむ ぼむ ぼむ ぼうむ・・・

ねむくなつた星が
水気を孕んで下りてくる

あんまり星が たくさんなので
白い 穀倉のある村への路を迷ひさうだ

◎田中冬二
詩人。1894年(明治27年)10月13日 - 1980年(昭和55年)4月9日)
作品「青い夜道」「海の見える石段」「山国詩抄」「晩春の日に」「八十八夜」など。



◎今回のテーマは「町で修繕した時計」について

1:修繕という漢字に冬二は「なほ」とルビを振っている。
故障した時計を町の時計屋に持って行って直してもらったのだ。

2:「町でなおした時計」はいったいどんな時計だったのだろう。
この詩「青い夜道」は昭和4年(1929年)12月、田中冬二35歳の時に第一書房から刊行された彼の第一詩集『青い夜道』に収録されている。
この当時、クォーツ時計はまだ普及していないので、ぜんまい式の振り子時計に違いないだろう。
その時計は少年が「風呂敷包みに背負」っているくらいだからせいぜい高さ50センチほどのぜんまい式置時計、または掛け時計だろうと私は想像している。

3:大きな古時計について。
「大きな古時計」という有名な歌がある。
“大きなのっぽの古時計
おじいさんの時計…“
という歌詞で日本でもよく知られている。

原題はGrandfather's Clock。作詞・作曲はヘンリー・クレイ・ワークで、1876年に発表され、当時のアメリカでミリオンセラーになったようだ。
この時計はどのくらいの大きさだったかというと、原詩の中に答えがある。
It was taller by half than the old man himself
(その高さはおじいさんの身長の1.5倍だった)
おじいさんが仮に1m60センチだったとしてもその1,5倍、つまり2m40センチの高さだったということだ。
これではとても少年が背負うわけにはいかない。
見上げるような堂々たる時計がおじいさんの家で90年間時を刻み続けていたのだ。

4:再び「ぼむ ぼうむ ぼむ」について
少年の背負っている時計は振り子式の時計であるので振り子の往復運動によって時を刻む。
つまり振り子が振れない状態ではこの時計は動かない。当然時刻を告げる「ぼむ ぼうむ ぼむ」という音はしない。
修理して少年が背負っている時計の振り子は今振れてはいないはずなので、時計からは「ぼむ ぼうむ ぼむ」という時を告げる音はしないのである。
この詩を初めて読んで以来40年間、私は少年の背中で時計が寂しい音を立てている情景を想像していたが、そうではないことに初めて気が付いた。
つまりこの「ぼむ ぼうむ ぼむ」は少年の頭の中で鳴っている幻の音なのだ。
そしてこの幻の音は、今背負っている時計の音ではなく、別の時計が時を告げる音だと私は推測しているが、その時計のありかについての考察は次回。

写真


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2023年11月21日

「夏服を着た女たち」で学ぶ英語  その3


(今日の文章は前回に引き続き)
Fifth Avenue was shining in the sun when they left the Brevoort and started walking toward Washington Square.

(言葉)
・the Brevoort:ブレヴォート
ニューヨーク州ブルックリンのベッドフォード - スタイベスタン地区にある1955 年 8 月 31 日に完成した複合施設。
13 棟の 7 階建ての建物と 896 戸のアパートで構成されている。

(試訳)
五番街は陽がキラキラ輝いていた。二人はブレヴォートを出てワシントン・スクェアのほうに歩いて行った。

◎the Brevoort:ブレヴォートについて
「二人はブレヴォートを出て」を、上記の(言葉)の説明にあるように、二人が住んでいる「自分たちのアパートを出て」だと私はずっと思ってきた。
この作品の翻訳者の常盤新平氏の訳も「二人はブレヴールを出て」となっており、アパートであることに私は何の疑問も抱かなかった。

しかし、今回気が付いたことがある。
ブレヴォートは「1955 年 8 月 31 日」に完成した複合施設だ。
一方このThe Girls in Their Summer Dresses「夏服を着た女たち」が発表されたのは、この「夏服を着た女たち」で学ぶ英語その1」で書いた通り1939年2月4日号で発表された雑誌「ニューヨーカー」においてである。
the Brevoort:ブレヴォートが完成する16年も前のことである。
(二人が出たブレヴォートにはアパートではないのではないか?)
という疑念がわいた。

そしてこの疑問を解決する次の記事を見つけた。

「The Brevoort Hotel
5 番街で最も古く、最もファッショナブルなホテルであるブレヴォートは、1854 年から 1954 年まで 1 世紀にわたって、8 番街の北東の角に建っていた。5 番街 11 番地にある現在のアパートの名前は、ホテルの名前から取られている」
ブレヴォ―トホテル


つまりこの夫婦は日曜日の朝、ニュ−ヨークのブレヴォートホテルを出てワシントン・スクェア公園に向かって歩いて行ったのだ。
自宅のアパートからではなかったのだ。
そしてこの私の考えが正しいとなると、この小説の印象が微妙に変わってくる。





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2023年11月17日

田中冬二の「青い夜道」  その2

青い夜道

いつぱいの星だ
くらい夜道は
星空の中へでもはひりさうだ
とほい村は
青いあられ酒を あびてゐる

ぼむ ぼうむ ぼむ

町で修繕した時計を
風呂敷包みに背負つた少年がゆく

ぼむ ぼむ ぼうむ ぼむ・・・

少年は生き物を背負つてゐるやうにさびしい

ぼむ ぼむ ぼむ ぼうむ・・・

ねむくなつた星が
水気を孕んで下りてくる

あんまり星が たくさんなので
白い 穀倉のある村への路を迷ひさうだ

◎田中冬二
詩人。1894年(明治27年)10月13日 - 1980年(昭和55年)4月9日)
作品「青い夜道」「海の見える石段」「山国詩抄」「晩春の日に」「八十八夜」など。
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◎今回のテーマは「ぼむ ぼうむ ぼむ」について

この詩ではほぼ同じ擬音の連なりが三度現れる。

ぼむ ぼうむ ぼむ
ぼむ ぼむ ぼうむ ぼむ・・・
ぼむ ぼむ ぼむ ぼうむ・・・

少年が風呂敷に包んで背負っている時計が時を刻む音である。
「ぼむ ぼうむ ぼむ」から50年以上前の音の記憶が私に蘇ってくる。

中国山地に抱かれた広島県の小さな田舎町の甲立(安芸高田市)に祖父母の家はあった。
私に蘇ってきた音は明治20年代に建てられた農家づくりのその古い家の上がり框にあった柱時計から聞こえて来る…。
小中学校時代、私といとこたちは、夏と冬の長期の休みを祖父母の家で過ごすのが習慣だった。
とりわけ思い出深いのは大みそかの晩だ。
家の裏山も瓦屋根も庭木もしんしんと降る雪をかぶり、遠くから聞こえてくる除夜の鐘を寝床で聞きながら、年が移っていくのを闇の中で子供心にしみじみと感じたものだ。

毎晩、明かりを消した寝床の中でいとこたちと話をしていると、暗い土間の方から柱時計の時を告げる
「ぼむ ぼうむ ぼむ」
という深い響きが聞こえてきた。
その時計のゼンマイをねじで巻くのが祖父が私たちに与えた役目だった。

高校生になって祖父母の家から足が遠ざかり、やがて二人は亡くなり、あの柱時計の音を聞くことが二度とないまま半世紀以上が過ぎた。
私の子供たちも孫たちもあの音を知らない。
祖父母、父母、そして私にまで伝わってきた音の記憶は、誰かにつながることなく私で途切れてしまった。
私の中ですら消えかかっていたあの音の記憶が冬二の詩「青い夜道」のおかげで、永い眠りから覚め、蘇ってきた。



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2023年11月14日

「夏服を着た女たち」で学ぶ英語  その2

(今日の文章)
Fifth Avenue was shining in the sun when they left the Brevoort and started walking toward Washington Square.

(言葉)
・Fifth Avenue:五番街。ニューヨーク市マンハッタン地区を南北に縦断する通り。

・the Brevoort:ブレヴォート。ニューヨーク州ブルックリンのベッドフォード - スタイベスタン地区にある1955 年 8 月 31 日に完成した複合施設。
13 棟の 7 階建ての建物と 896 戸のアパートで構成されている。

・Washington Square:ワシントン・スクェア公園。ニューヨーク市マンハッタン地区のグリニッジ・ヴィレッジにある公園。この公園は五番街の南端に位置する。

(試訳)
五番街は陽がキラキラ輝いていた。二人はブレヴールを出てワシントン・スクェアのほうに歩いて行った。

◎五番街について
ニューヨークに行ったことがない私だが、映画の中では五番街を見たことがある。
一つはオードリー・ヘプバーン主演の1961年のアメリカ映画「ティファニーで朝食を」。

早朝のひと気のない五番街。
タクシーから降りたヘプバーン。
老舗ジュエリーショップのティファニーのショーウインドーを覗き込みながら、紙袋から取り出したクロワッサン(と私には見える)をかじり、紙コップのコーヒーを飲むシーン。
バックに流れるのはヘンリー・マンシーニ作曲の「ムーン・リバー」。
「ティファニーで朝食を」という題名から、私はかつて長い間ティファニーとはニューヨークにあるレストランかカフェのことだと思っていた。
私と同じような誤解をしていた人と何人か会ったことがある。
「朝食」とはティファニーの前の路上でヘプバーンが口にしたパンとコーヒーのことだったのだ。

もう一つの映画はバーブラ・ストライサンドとロバート・レッドフォードが共演した1973年のアメリカ映画「追憶」のラストシーン。
老舗のプラザホテルの前で二人の再開と別れのシーンが撮影された。
当時大学生であった私は封切館でこの映画を見たが、マービン・ハムリッシュ作曲でバーブラ・ストライサンドが歌ったテーマ曲は切なくて、ぐっと心にしみた。





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2023年11月10日

田中冬二の「青い夜道」  その1


                青い夜道


いつぱいの星だ
くらい夜道は
星空の中へでもはひりさうだ
とほい村は
青いあられ酒を あびてゐる

ぼむ ぼうむ ぼむ

町で修繕した時計を
風呂敷包みに背負つた少年がゆく

ぼむ ぼむ ぼうむ ぼむ・・・

少年は生き物を背負つてゐるやうにさびしい

ぼむ ぼむ ぼむ ぼうむ・・・

ねむくなつた星が
水気を孕んで下りてくる

あんまり星が たくさんなので
白い 穀倉のある村への路を迷ひさうだ

◎田中冬二
詩人。1894年(明治27年)10月13日 - 1980年(昭和55年)4月9日)
作品「青い夜道」「海の見える石段」「山国詩抄」「晩春の日に」「八十八夜」など。

私が田中冬二に関心を持ったのは、作家池波正太郎がそのエッセイ「池波正太郎の銀座日記」や「夜明けのブランデー」などで、青年期から田中冬二の詩が好きであったと知ったから。
好きな作家の好きな詩人が私は好きになったのだ。
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◎今回のテーマは「とほい村は青いあられ酒を あびてゐる」について

「あられ酒」とは何だろう。
初めてこの詩を読んだ時から{何だろう?}と思ったままにしていたが、今回思いついて調べてみた。
あるサイトに以下のような説明があった。

「あられ酒とは、かき餅、またはもち米を薄く伸ばしてからあられのように切ったものを、焼酎に漬けては引き上げて日に干し、これを数回くり返した後、上みりんとともに瓶に入れ、密封して20日ほど熟成させた奈良に古くから伝わる郷土銘酒」
瓶をゆするとかき餅の細片(今は麹の花だそうだが)が浮かび、あたかも霰が舞っているように見えるそうな。
これであられ酒は何かという積年の謎が解けた。
奈良の酒といえばマスターズ陸上の試合で奈良に行った時に居酒屋で飲んだ「春鹿」はうまかったなあ。

さて、続いて「青い」あられ酒とは何だろう。
あられ酒を造っている「春鹿醸造元」のサイトを見ると、あられ酒の瓶についてはこう説明がある。

「あられ酒の瓶の形は、ひょうたんに詰めて売られていた往時にならったもので、初代は吹きガラス、次いで、溶かしたガラス原料を型に流し込んで作る「半人工ガラス」になり、今の瓶は3代目」

添えられた写真を見ると吹きガラスの色は半透明の緑色で「青い」と言えないこともない。
ならば一つの解釈として

“とほい村は青いあられ酒を あびてゐる”

は、遠い村では今日は祭りがあり、村人たちが青い瓶に入ったあられ酒を浴びるように飲んでいる有様を少年が想像していると解釈ができる。
村人たちの飲めや歌えのどんちゃん騒ぎと、少年が一人寂しく歩いている暗い夜道の静けさとのコントラスト。

今一つの解釈はこうだ。
雲一つない澄んだ夜空は青みを帯びて見え、拙宅の窓から見上げる夜空も晩秋から冬にかけてはとりわけ青さが冴える。
ちなみにあられは主に初冬に降り、俳句ではあられは冬の季語。
よって冬二は晩秋から初冬にかけての季節をこの詩に詠んだと私は想像する。

少年の頭上に広がる夜空には「いつぱいの星だ」。
「とほい村」の上にも「いつぱいの星」が広がっている。
その青い夜空に、まるであられ酒に浮かぶ麹の花のようにおびただしい星が瞬き、
遠くに灯りが見える村にもその星空が降ってくるようだ。
以上がもう一つの解釈。

私はいずれも捨てがたい私の二つの解釈のうち、あえて選べば後者を採る。






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2023年11月07日

「夏服を着た女たち」で学ぶ英語  その1

タイトル: The Girls in Their Summer Dresses
夏服を着た女たち

◎小説「夏服を着た女たち」について
著者:アーウィン・ショー(Irwin Shaw, 1913年2月27日-1984年5月16日)。
訳者:常盤新平


(1) GIRLについて
私の持っている辞書には以下の説明がある。
・女の子、少女、未婚の女
・女中、お手伝い、女店員、女優
・(one’s)恋人、愛人、売春婦
・(年齢、既婚、未婚を問わず)女性。時にwomanより精神的未熟を暗示する。
小説の内容から見て、ここでは四番目の女性の意で用いられている。


(2) 夏服について
夏服の英訳としてはsummer clothes, summer clothing, summer wearが出てくる。
タイトルはSummer Dressesとあってワンピース。
このタイトルからは、歩くたびに裾が揺れ、いかにも生き生き溌溂としたとしたニューヨークの女たちのイメージが浮かんでくる。


(3) 「夏服を着た女たち」は雑誌「ニューヨーカー」1939年2月4日号で発表された。その号を見るとタイトルはGirls in Their Summer Dressesとなっており、定冠詞のTheがない。
何時からTheが付いたのかはまだ未調査。


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2023年10月19日

マスターズ陸上ブログ 2023 その24

10月18日

10月7,8(土日)山口市の維新百年記念公園陸上競技場で2023年度全日本マスターズ陸上選手権が開催された。

私の成績
・70歳代円盤投: 33m12で2位
・70歳代砲丸投: 11m55で優勝
3日前の練習で円盤投のフォームに迷いが出、迷いを持ったまま試合に入り、それが飛距離にそのまま出て、念願の2種目制覇はならなかった。

65歳台3000m競歩に出場した妻は圧倒的にトップでレースを運んでいたが、ベントニー(着地時に膝が曲がる歩形違反)を取られ、なんとゴール1m前で審判にレッドカードを出され失格してしまった。
しかしこのことは長い目で見ればフォームを見直す非常にいい機会を与えられたことになる。
広島に帰ってから早速新しいフォームにモデルチェンジしたところ、ぐっといいフォームになってきたのは不幸中の幸いだった。
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今日、10日ぶりに河川敷で投擲練習。
全日本が終わったら来年の3月までは投げないつもりだったが、迷いの出たフォームのまま冬季練習に入るのはよくないと考えた。
今日の練習で迷いは消えた。
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2023年10月16日

ラジオ英語講座落穂ひろい  その37

・こだわりが強い: picky

・サービスタイム: happy hour

・予定を変更する: reschedule

・過大評価する: overrate

・午前六時半ぴったり: 6:30 a.m. sharp

・世界的なミュージシャン: world-famous musician

・引っ越し業者: moving company

・面倒なこと」 hassle

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2023年10月03日

マスターズ陸上ブログ 2023 その23

10月2日

朝7時半。
ホームグランドの河川敷上空には秋の雲。
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10月に入って一気に気温が下がってきて、川風は肌寒いくらいだ。
今週末に迫った全日本マスターズ陸上選手権まで、投擲練習ができるのは今日を入れて後二回。
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砲丸、円盤ともに前回の練習でつかんだと思った感覚が再現できない。
まあ、私にはよくあることだが。
最近練習のやりすぎで右の肩から指先までまんべんなく痛みがある。
今日も砲丸が指にかかりすぎて人差し指を痛めてしまう。

3000m競歩に出場する妻もトレーニング過剰で整体に行ったりマッサージに行ったり。

小川の岸辺のヒガンバナ。
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2023年09月22日

マスターズ陸上ブログ 2023 その22

9月22日

9月18日(祝)、兵庫県マスターズ陸上競技選手権出場のため、妻と一緒に姫路に行ってきた。
姫路で下車するのは生まれて初めてのこと。
駅からタクシーで姫路市営陸上競技場(ウインク陸上競技場)に向かったが、方角が違うので姫路城を見ることは出来なかった。

マスターズ陸上を始めて15年、試合で広島県外にもあちこちに行ったか、宿泊を伴わない場合はいつも駅から競技場に直行するので、訪れた町の印象はほとんどの場合はなはだ希薄だ。
今回の姫路も同様だった。
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大会での成績。
私(70歳代の部)
・砲丸投げ(4K)11m18で1位
1投目で11m18が出たものの、後の3投は尻つぼみで終わった。
かつて同年代で最強だったSさんと7年ぶりに一緒に試合をする。

妻(女子65歳代の部)
・3000m競歩 19分28秒15で1位(先週福岡で出した65歳代の部広島県、および中国記録をさらに34秒更新)
今回の3000m競歩は出場者が16名と多く、全日本マスターズ選手権のいい予行演習になった。


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2023年09月19日

ラジオ英語講座落穂ひろい  その36


・お客様は神様だ: the customer is king

・口やかましい: picky

・お弁当: packed lunch

・〜はどうもしっくりこない: something is not quite right wiht〜

・スパンコール: sequin

・直観: intuition

・的を得ている: be spot-on

・そのくらいにしておきなさい: leave it at that

・途方に暮れて: at one’s wits’end

・率直な意見: honest feedback

・的確なアドバイス: sound advice

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2023年09月13日

マスターズ陸上ブログ 2023 その21

9月13日

先週の日曜日(9月10日)、第37回福岡スポ・レクマスターズ陸上競技大会に妻と一緒に出場した。

朝6時5分発の新幹線で博多に向かったのだが、なんと一駅前の小倉で降りてしまう。
駅の様子が何となくおかしいなと思ったのだが、タクシーに乗って「博多の森陸上競技場に行ってください」と告げたら、運転手が首をひねり、一台後ろに停まっていたタクシーに聞きに行った。
戻ってきて「博多の森陸上競技場とは聞いたことがないが、住所は分かりますか」と言う。
「小倉にはないんだが」
と言われて初めて自分たちがとんだ間違いをしでかしていることに気が付いた。
慌てて駅に駆け戻り、駅員に事情を話して次にやって来た列車に間に合った。
新幹線の下車駅を間違えたのは生まれて初めてのことだ。
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大会での成績。
私(70歳代の部)
・砲丸投げ(4K)11m29で1位
・円盤投げ(1K)34m68で1位(自分の持つ70歳代の部広島県記録を12センチ更新)

妻(65歳代の部)
・3000m競歩 20分06秒48で1位(彼女の持つ65歳代の部広島県記録を36秒更新)
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来週18日(月)は兵庫県マスターズ選手権、そして10月上旬、山口で開催される全日本マスターズ選手権まで1か月を切った。



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2023年09月06日

ラジオ英語講座落穂ひろい  その35

・極上の: exquisite

・食生活: diet

・〜が欠乏する: run low on〜

・(電話などの)接続が悪いこと: poor connection

・筆遣い: brushstroke

・人込みを避ける: avoid the crowds

・必要書類: required documents

・団結心: team spirit

・飲食物: food and drink

・危険性の高いウエブサイト: insecure website

・自己責任で: at one’s own risk

・消費税: consumption tax


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2023年08月25日

マスターズ陸上ブログ 2023 その20

8月21日  

朝7時20分、河川敷到着。
連日の猛暑に半ば枯れてしまった原っぱには無数の赤とんぼの群舞。
その翅が朝日を浴びて金色に光っている。

今までは円盤投げの練習を先に行っていたが、そうすると円盤の練習を終える1時間半から2時間後には腕が疲れてしまい、砲丸を投げる余力がなくなりがちだ。
よって、今日は砲丸投げ(5k)の練習から始める。

砲丸投げの練習を約一時間半、「腰で砲丸をはじき出す」、「右肩までズドンと突っ込んで砲丸を強く突き出す」という分かり切ったことを改めて再確認する。
10m20,10m10,10m10が今日のベストスリー。
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円盤投げは3回前の練習から、私の年齢別クラスで使う1kより重い1,5kの円盤を投げている。
ターンもやめて立ち投げだけの練習だ。
立ち投げで納得できるフォームと投げ力を養成するのが1,5kの円盤を使う理由だ。
何年間も1kの円盤で投げていたため、二週間前には随分と重く感じられた1,5k円盤が回数を踏むごとにその重さに体が慣れてきた。
70歳を過ぎても新たな負荷を自分にかければ、肉体はその負荷に対応して強くなっていくという新たな発見があった。

いつも自転車のサドルに乗せたデジカメで撮影して自分のフォームを確認しているが、今日は横から撮った動画を見て、円盤を振り切る右腕のスピードの遅さに我ながら驚いた。
(こんなに腕の振りが遅いのか)
1,5kの円盤だとは言えあまりにも遅すぎる。
飛距離が出ない原因がどこにあるかがよく分かった。
デジカメが私のコーチだ。

腕を強く降ることを意識し始めて徐々に円盤が飛び始めた。
腕を速く振ると重さを感じる度合いが低下することも分かった。
15年円盤を投げていても、このように投擲練習では毎回新しい発見がある。
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11時、練習を終えて、いつものように橋の陰になった河岸の石段に腰を下ろして裸足になってくつろぐ。
目の前の川を挟んで向こう岸まで100mくらいだろうか。
私の前後左右100m、この河川敷に人影はない。
カルガモが一羽、河岸の木の緑を映した川面を滑っていく。
3時間の炎天下の練習で火照った体を川風が癒してくれる。
毎年、猛暑の練習の後だけに感じることができる束の間の黄金の時間だ。

少年たちの夏休みも残すところ一週間となった。
残った宿題に追われているのか、彼らの姿はない。
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ブタペスト行われている世界陸上の男子400m。
参加した3選手共に予選を通過して準決勝進出。
予選1組の佐藤拳太郎(28、富士通)は44秒77で2位となり、91年世界陸上と92年バルセロナ五輪で入賞した高野進が持つ、44秒78の日本記録を32年ぶりに0.01秒更新した。
4組2位の佐藤風雅(27、ミズノ)も44秒97と、44秒台の選手が一気に2人も誕生した。
胸のすく思いがする。
最終日の1600mリレーでの史上初のメダルを大いに期待させられる。

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2023年08月23日

ラジオ英語講座落穂ひろい  その34

・奇抜な衣装: unusual costume

・〜はあまり期待できそうにない: There’s not much hope of〜

・心に留めておく: keep in mind

・これは見た目ほどの簡単ではない: This isn’t as easy as it looks

・需要に追いつく: meet the demand

・コマーシャルに入る前に: before the commercial break

・要約する: sum up

・私は将来については楽観的です: I am hopeful for the future

・代わりの教員: substitute teacher

・お気に入りの焼き鳥屋: favorite yakitori place



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2023年08月17日

ラジオ英語講座落穂ひろい  その33

・あなたならうまく出来る: you’ll do fine

・大規模公共工事: construction of large public works

・指揮する: supervise

・彼は必ず勝つ: he is bound to win

・〜にとって貴重な人材: valuable asset to〜

・渋滞につかまる: be caught in traffic

・景気: business

・電動工具: power tool

・当てにするな: don’t bank on it

・迷惑フォルダー: junk mail folder

・副作用: side effect

・詐欺電話: scam call

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2023年08月11日

マスターズ陸上ブログ 2023 その19

8月8日 

朝7時20分、河川敷到着。
沖縄周辺を迷走している台風の影響か、時々黒い雲が雨を落としながら通り過ぎていく。

男子の円盤投げは年齢によって使う重量が異なっており、M45(45歳〜49歳部門)まではオリンピックサイズの2k、M50、M55は1,5k、M60(60歳〜64歳以上はすべて1k(女子のオリンピックサイズ)を使って試合をする競技規則になっている。
M70の私は1kの円盤を使って競技をし、普段の投擲練習も1Kも円盤で練習をしてきた。
しかし5日前の練習で35mを3本投げることができ、納得できるフォームに近づいて来たので、今日から1,5キロの円盤を使って投擲練習をすることにした。
その狙いは「投げ筋」の養成だ。
「投げ筋」とは「投げるための筋力」という意味で、陸上競技の投擲選手が使っている、私も最近になって初めて知った言葉だ。

相撲の世界では幕内の力士が十両、さらには幕下へと下がっていき、その地位に長くとどまると、そのレベルの相撲取りになってしまうと聞いたことがある。高校時代の野球部の監督で、柔道二段でもあった体育の先生も「自分より強い相手と稽古をしないと強くならない」と言っていた。
1kの円盤で競技をしている今の私にとって「自分より強い相手」とは1,5キロの円盤のことだ。
M55(55歳〜59歳部門)の時以来、ほぼ11年ぶりに1,5キロの円盤を投げてみて、自分が完全に1k仕様の体になっていることがよく分かった。
ほんの500グラム重くなっただけなのに、円盤の放物線の高さは出ないし投擲方向のコントロールも出来ない。ある程度想定内のこととはいえ、飛距離の落ちは想定以上だった。
50代後半から71歳に加齢したことがその理由だとは思いたくない、ただ11年間、1,5キロの円盤を投げることから遠ざかっていたことが理由だと自分を励まし、フォームを工夫しているうちに飛距離は20mから27m20にまで伸びてきた。
10年ほど前の自分を取り戻した。

次戦の福岡での試合(9月10日)までは1,5kを投げ「自分より強い相手」と稽古をし、その結果がどうなるか、見てみたい。

練習後、いつものように河岸の石段に腰を掛けて一休み。
川面には無数の小雨が降り注いでいる。
我知らず「出船」を口笛で吹いている。
20年ほど前まで住んでいた沼津の港近くに公園があり、しばしばその公園でジョギングをしたものだが、そこに「出船」を作詞した勝田香月の碑がある。

出船

今宵出船か お名残り惜しや 

暗い波間に 雪が散る

船は見えねど 別れの小唄に

沖じゃ千鳥も 鳴くぞいな
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2023年08月09日

ラジオ英語講座落穂ひろい  その32


・もてなす: entertain

・ちょっと話をする: have a word

・お約束します: you have my word

・これならうまくいくはずです: That should do the trick.

・働き者: good,honest worker

・本物の: genuine

・一言も漏らさない: not breathe a word

・秘密にしておく: keep it under one’s hat

・うまくいく: work out

・保証します: Take my word for it.

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2023年08月04日

マスターズ陸上ブログ 2023 その18

8月3日 

1時間半、円盤を投げてから、橋の下の日陰で小休止して、10時から砲丸投げを始めたがいつになく疲労を感じる。
それもあってか砲丸(5k)が全く飛ばない。
しばらく投げたのち、左腕の引きが弱いのに気がついてそこを意識して投げたところ9m90まで飛んだ。
こんな日はそれ以上投げてもどこかを痛めるのが関の山なので、そこで練習を終える。
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日陰になっている河岸の石段に腰かけ、ペットボトルのお茶を飲みながらしばしくつろぐ。
川の中州ではセミが鳴いている。
油照りの河川敷に、今人影はなし。
目の前の川の流れを見ていると気持ちが落ち着いてくる。
11時過ぎの今は上げ潮で、川は上流に向かって流れている。
海からの海水が混じっているためか水は濁り、かすかに潮の香りがする。
今朝ここにやって来た7時半には川は下流に向かって流れ、水はきれいに澄んで何か新鮮な野菜の香りがした。
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中学時代に初めて読み、その後何度か読み返したことのあるヘルマン・ヘッセの「車輪の下」。
主人公の少年ハンス・ギーベンラートが過酷な受験勉強の末、神学校に合格し、つかの間の夏休みに近くの川で一人魚釣りを楽しむシーンがあったことを、こうして川を眺めていると思い出す。

川面に浮かんでいるアメンボはいったい何を食べているんだろうと、ふと思う。
河岸の木陰ではシロサギが抜き足差し足で小魚を探している。
ちりめん皺のような波が日を浴びて光っている。

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2023年08月01日

ラジオ英語講座落穂ひろい  その31

・山車: float

・絶好のチャンス: golden opportunity

・一体型プリンター: all-in-one printer

・返金を求める: ask for a refund

・よく覚えているね: good memory

・予備のバッテリー: spare battery

・職場の人間:s omeone at work

・削除する: delete

・埋め合わせをする: make it up


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2023年07月30日

マスターズ陸上ブログ 2023 その17

7月28日

今朝も河川敷の上空は真っ青な快晴。
草むらの上を赤とんぼが群れをなして飛び交っている。
赤とんぼが飛び始めると
(秋が来た)
と感じるものだが、今日も秋の気配などみじんも感じられないカンカン照り。
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ただし川面を渡ってくる風はカラッと乾いてさわやかだ。
何日も雨が降っていないので川の水は川底が見えるほど澄んでおり、ボラや鯉が泳いでいるのがよく見える。
アメンボも川面を滑っている。
今日、観察の結果、アメンボは泳いでいるのではなく、四本の細い脚で水面に浮かんでいるとのだという知見を得た。
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円盤投げ(1K)は右肩をぐっと入れてのリリースで34mが一本。
砲丸投げ(5k)はステップバックで左腕を大きく振り戻していいリズムが取れることに気づいた。
10m超えが三本。
円盤、砲丸共にこのフォームで投げれば34m、10mまでは飛ぶということが最近になってようやくつかめてきた。
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日陰になっている橋の下では中学生と見える少年が、3時間近くも一人で練習している。
私が3時間の投擲練習を終えて帰ろうとする頃、10代半ばの少年が二人、釣竿を背にやって来て、河岸の石段に腰を下ろして川面を見ながら語り合っている。
(二人はどんな話をしているのだろう)
高校時代の私と友人との同じような場面が思い出される。
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ふいに昔見たフランス映画「さらば夏の日」が思い出される。
主演は青春スターのルノー・ベルレー、音楽はフランシス・レイ。
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2023年07月27日

マスターズ陸上ブログ 2023 その16

7月25日

中国マスターズ選手権後二回目の投擲練習。

夏休みに入ったので、普段は全くと言っていいほど人影のないこの河川敷にも、今朝は小学生や中学生が、一人で、あるいは数人のグループで、三々五々キャッチボールやスケボーにやってくる。
ただみんな暑さを避けて橋の下の日陰で遊んでおり、カンカン照りの下で遊んでいるのは私一人だ。
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今朝も早朝から太陽はやる気いっぱいで、哀れな私を目いっぱい照らしてくれる。
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円盤投げ(1K)は34mが三本でた。
左腕をぐっと引くことで円盤のリリースにスピードが出たのだ。
妻のアドバイスが効いた。
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砲丸投げ(5k)は10m超えが二本。
こちらも左腕の引きが効果的だった。

カチカチの凍らしてきたペットボトルも3時間の投擲練習を終えるころにはすっかり溶けてしまう暑さ。
頭上はぎらつく青空だ。
高校時代の夏休みの陸上部の練習が、夏になるといつも思い出される。
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クローバーの群生。
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2023年07月26日

ラジオ英語講座落穂ひろい  その30

・パソコンの達人: computer whiz

・病気の兆候: signs of disease

・発酵させた魚の干物: dried fermented fish

・罪のないウソ: white lie

・週末旅行: weekend getaway

・連絡先リスト: contact list

・(パンなどの)生地: dough

・ピザ生地: crust

・正しいアドバイス: sound advice

・〜にすごく似合う: look great on〜

・健康診断の結果: health check results

・落ち着かない: feel funny

・試しにやってみる: give it a try

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2023年07月20日

マスターズ陸上ブログ 2023 その15

7月20日

7月16,17日(日、祝)、山口で行われた中国マスターズ陸上選手権に行ってきた。
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結果は70歳代の部(70〜74歳)の
・砲丸投げ(4k)は11m62(大会新記録で一位)
・円盤投げ(1k)は34m56(大会新記録・広島県新記録で一位)
大会優秀選手賞受賞
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妻は65歳代の部(65〜69歳)の
・3000m競歩 21分05秒82(大会新記録で一位)
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猛烈に暑い試合で、競技中ドクターストップがかかった選手も数人いたとのことだ。
その過酷なコンディションの中でも多くの大会新記録が生まれ、年代別の日本新記録も二つ生まれた。

10月には同じ山口で全日本マスターズ選手権が行われるので、今年は気合の入っている選手が多い。
俳人、種田山頭火が散歩したであろう小川。
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私と妻の次戦は9月18日の兵庫マスターズ陸上選手権。


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2023年07月19日

ラジオ英語講座落穂ひろい  その29


・解雇する:lay off

・倒産する: go bankrupt

・介護施設: nursing home

・24時間介護: full-time care

・消毒する: disinfect

・今晩宿泊するホテル: hotel for the night

・これ以上ない: unbeatable

・ストレスで参っている: stressed out

・割り勘にする: split the bill

・私のおごりです: it’s my treat

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2023年07月12日

マスターズ陸上ブログ 2023 その14

7月11日

午前8時から11時30分まで投擲練習。

練習を始めた時には薄曇りだったが、途中から雲が切れて青空が見え始めた。
昨日まで降り続いた雨で、河岸近くにまで水かさを増した川には緑がかった茶色い水が激しい勢いで流れている。
川の中州には流木が引っ掛かっている。
何時も投げる場所には泥が上がってしまって投げられないので、橋の下の乾いている一角で砲丸(5k)を投げる。
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左腕の使い方で発見があった。
10m10が二本でまずまず。

円盤(1K)は腰で円盤をはじき出すイメージで投げてやや光明を見いだせた。
33m80が二本。

時折雲間から顔をのぞかせる太陽はまさに夏のそれで、後頭部を照らされると頭がくらくらする。
この原っぱの蝶は人なつっこいタイプが多く、私の周囲を
(おじさん、ここで何しとん?)
と付きまとう。
蝶は地面に置いた円盤にしばしば止まっては羽を休めるが、砲丸には近づかない。
何故だろうか。
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練習を終えて自転車で帰る川土手の道は、下流から強い向かい風が吹く。
3時間以上座ることなく投擲練習をした身に、向かい風はつらい。
自転車が止まりそうになる。


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2023年07月10日

ラジオ英語講座落穂ひろい  その28

・私有地: private property

・体重が増える: put on weight

・〜と別れる: break up with〜

・〜と付き合う: go out with〜

・金魚鉢: fishbowl

・言い訳する: say for oneself

・行儀よくする: behave

・仕事を失う: be out of a job

・考え方: mindset

・写真付きの本人確認書: photo ID

・腹を立てる: lose one’s temper


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2023年07月09日

夕陽と山頭火  その1

2023年7月6日

梅雨空に束の間のぞいた夕焼け空

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(山頭火の俳句)
山のあなたへお日さま見おくり御飯にする



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2023年07月08日

マスターズ陸上ブログ 2023 その13

7月7日

午前8時から11時10分まで、いつもの河川敷で投擲練習。
梅雨空からは分厚い雲がたれ下がり、強い風が原っぱを吹き抜けていく。
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投擲練習を始めて3時間を過ぎた頃、ついに雨が降り出したので、これで今日の練習は終わりと思って投げた円盤を取りに行った時、頭の上で雷鳴がとどろいた。
周囲に誰もいない、だだっ広い河川敷に私はたった一人。
(これでは避雷針ではないか)
と円盤と巻尺を持って脱兎のように自転車の置いてある橋の下に逃げ込む。
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自転車に飛び乗り、土砂降りの雷雨の中、無人の河川敷と川土手を突っ走るが、その五分間の薄気味の悪さといったらなかった。
ほうほうの体で、近くの建物の軒下に逃げ込んで雨宿り。
見ると近くの高校の女子生徒が二人、傘もささず、カッパも着ないで、制服をずぶぬれにしながらも涼しい表情で、慌てる様子もなく悠然と自転車をこいでいく。
(人物が大きい)
と私は思った。
また、若い男性ランナーがひとり、まるで雨など降っていないかのように、軽快に川土手を走り抜けていく。
雷雨の下、隠れるところもない川土手を走るなんぞ、私は金をもらってもまっぴらごめんだ。
(大した度胸だ)
と私は思った。
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10分ほど雨宿りしていても一向に雨脚は収まる様子を見せない。
(ままよ!)
とばかり、雨の中に自転車をこぎだす。
腕に当たる雨粒はかなり大きい。
しかし雨に打たれてびしょ濡れになる気持ちよさを何十年ぶりかに存分に味わった。
映画「明日に向かって撃て」の中で使われたBJトーマスの歌う「雨にぬれても」を思い出す。
絶望的状況にあっても、なおめげない銀行強盗のブッチ・キャシディとサンダンス・キッドを描いた青春時代のあの映画、忘れられない。

(山頭火の一句)
あの雲がおとした雨にぬれている



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2023年06月30日

ラジオ英語講座落穂ひろい  その27

・大きく昇給する:get a big raise

・みんなに酒をおごる:buy a round of drinks

・わざと:on purpose

・言いづらいんだけど〜:I hate to say this, but〜

・(仕事などを)辞める:step down

・ナッツアレルギー:allergic to nuts

・契約を更新する:extend one’s contract

・(それを)内緒にする:keep it under one’s hat

・メールで:by text message


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2023年06月20日

マスターズ陸上ブログ 2023 その12

6月19(月)

朝7時半、いつもの河川敷に到着。
快晴、雲のかけら一つ見当たらない青空が頭上に広がっている。
カラッと乾いた風が原っぱを吹き抜けるが、日差しは早朝にもかかわらず夏の真っ盛りのような強烈さだ。
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砲丸投げ(5k)から開始。
毎回テーマを持って投擲練習をするように心がけているのだが、今日のテーマの「腰からの振り出し」がうまくいかない。
下半身を意識すれば上半身の動きがおろそかになるし、上半身の動きに意識を置くと下半身がおろそかになる。
「いい癖の動き」を体の各パーツに覚えこませていくしかないという、毎回たどり着く結論に今日もたどり着く。
10m20が二本。
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円盤投げ(1K)も砲丸と同じ練習経路をたどって、同じ結論にたどり着く。
33m50が三本。

自分はこうして練習を続けているのだが、毎回ほとんど同じような反省をして
(果たして成長しているのだろうか?)
と自問する。
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3時間、炎天下で投げ続け、練習後、あまりの暑さにたまりかね、橋の下の日陰で、川岸に腰かけて小休止。
首の後ろが日焼けをしてひりひりする。
目の前を流れる川に飛び込みたくなる。
毎年7月、8月は練習後こうして川岸に座って休むのが私の習わしだ。
高校時代の夏の陸上部の練習を思い出す。

夏休みのたびに帰省して私たち後輩を絞り上げた山口大学の熱血漢O先輩、先日の広島マスターズ選手権で、50数年前、O先輩と400mで競ったTさんからO先輩の名前をはからずも聞いた。
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今年も「ひとり部活の夏」が巡ってきた。



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2023年06月14日

マスターズ陸上ブログ 2023 その11

6月11日(日)

広島県マスターズ陸上選手権。

私の成績は、
・砲丸投げ(4K)11m40で1位(M70部門の広島県新記録、中国新記録)
・円盤投げ(1K)32m82で1位(M70部門)

妻の成績は、
・3000m競歩 20分43秒02で一位(M65部門の広島県新記録、中国新記録)

朝6時20分発の新幹線で尾道に向かう。
乗車前、広島駅のプラットホームで、コンビニで買ってきた「豚肉生姜焼き弁当」とサンドイッチを食べる。尾道に着いてから食べたのでは砲丸投げ開始時間まで間がないので、ここで食べるしかないのだ。「豚肉生姜焼き弁当」は店で温めてもらわなかったのでご飯は冷たく、豚肉の脂肪は白く固まっており、コンビニ弁当は温めてもらわないとまずいという教訓を得た。

砲丸投げは11m17,10m84,11m00,11m40と4投目でやっと距離が出た。
1週間前、山口の大会で出した11m69の更新はならなかった。
M65部門のSさんは絶好調。11m53の自身の中国新記録を更新した。
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円盤投げは32m台で安定はしていたがどうも手ごたえなし。

妻の3000m競歩と私の砲丸投げの時間が重なってしまったが、競技の途中で何回か妻の動画を撮る。
初戦の福岡マスターズの教訓を生かして最初は男子の先頭グループに最後につける。
手のひらに一周ごとのペースを妻がボールペンで書いておいたのだが、最初の200mを1分24秒で入るところ、男子のペースに引っ張られてなんと1分11秒で入ってしまった。それでも何とか最後まで持ちこたえ従来の広島、中国記録を13秒更新しての新記録だった。
ゴール後はぶっ倒れてしばらく起き上がらないのが砲丸上げのピットから見えた。

女子95歳部門の100m競争では生まれて初めて陸上の試合に出たKさんがなんと世界新記録を樹立した。
今年の広島県マスターズ陸上選手権は大会、県、中国、日本、世界と新記録ラッシュだった。

試合後、ネットで予約しておいた宿にタクシー向かうがこれが遠いのなんの、山の中の宿に着いた時にはタクシーのメーターは4,500円になっていた。

温泉につかり、夜は二人でビールで祝杯を挙げた



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2023年06月13日

ラジオ英語講座落穂ひろい  その26


・ちょっと飛躍しすぎ: a bit of a leap

・おっしゃることは分かります: I hear you

・何か言い足すこと: something to add

・ビタミンDを豊富に含む食べ物: foods rich in Vitamin D

・私の話を最後まで聞いてください: Just hear me out

・口をさしはさむ: butt in

・〜に目を向ける: focus on〜

・現在の地位: current position


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2023年06月05日

マスターズ陸上ブログ 2023 その10

6月5日(月)

6月3日(日)、山口県マスターズ陸上選手権に行ってきた。
朝6時5分広島発の新幹線で山口に向かう。
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成績は、
・砲丸投げ(4K)11m69で1位(M70部門の広島県新記録、中国新記録)
・円盤投げ(1K)32m33で1位(M70部門)
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砲丸は1投目11m69,2投目11m53,3投目11m46と3回連発で自己新記録が出た。
4投目以降はガス欠気味で下半身の動きが悪くなったが、それでもすべて11mオーバーで、練習通りの結果が出てうまく言った試合だった。
10年ぶりに山口のTさんに会う。
今年は山口で全日本マスターズ陸上選手権が行われるので、10年ぶりに現役復帰したとのこと。
10年前、彼と島根のMさんと私の3人で戦った試合は抜きつ抜かれつで、今でも思い出に残っている。
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円盤はさっぱりダメ。
力のこもった振り切りが全くできす、円盤がフラフラと飛んでいく。
練習投擲では私の投げた円盤が防護ネットの隙間から飛び出て、走り高跳びの試合場に飛び込み肝を冷やした。
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次戦は1週間後(6月11日)の広島県マスターズ。
1週間で円盤投げを何とかしなくては。
3000競歩に出る妻と一緒に出場する。
当日の夜は尾道の旅館に泊まって、二人で祝杯を挙げ、勝利の美酒に浸る予定になっている。


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2023年05月29日

ラジオ英語講座落穂ひろい  その25


・一言言わせていただけますか?: Could I say something here?

・大事な点: main point

・少し時間がかかる: take a while

・観点: viewpoint

・わかりづらい情報: confusing information

・真実を隠す: cover up the truth

・陰謀: conspiracy

・盗用する: plagiarize

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2023年05月24日

マスターズ陸上ブログ 2023 その9

5月22日(月)

朝7時半、河川敷に到着。
快晴。
G7サミットのため休校となっている小学校の生徒だろう、この時間から小学生が二人がキャッチボールに興じている。
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5月5日(祝)の福岡県マスターズ選手権では砲丸(4K)で11m27を投げてM70の部で一位になった。4回の試技のうち3回が11mを超え、前日の岡山大会よりは満足のいく試合になった。
マスターズ陸上初戦となった妻は3000m競歩に出場。
W65部門で21分39秒で一位になった(もっとも女子の出場者は一名だが)。

さて、今日の投擲練習。
砲丸(5K)は毎回の練習で10m〜10m20が1,2回は投げられるようになってきた。
4kの砲丸では11m50〜70は行くはずだ。
次戦の山口県マスターズ(6月3日)ではこの記録は投げていきたい。

円盤(1K)も35mは飛ぶようになってきた。
先日3時間以上も円盤を投げ続け、最後の5分でひらめきがあり、やっと手ごたえのあるフォームにたどり着いた。
3時間という量が最後の5分で質に変わった。
2020年以降、足掛け3年間33m台止まりだった記録が再び動き始める予感がしている。
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サミットの警備のためここ数日一日中聞こえていた上空のヘリコプターの音も今日やっと静かになった。
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雀が群れているので近寄ってみると桑の実。
この甘酸っぱい木の実、数年前までは投擲の合間によくつまんだものだが、今は雀たちに譲ってやることにしている。

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kiyo0816 at 10:39|PermalinkComments(0) マスターズ陸上日記 

2023年05月23日

ラジオ英語講座落穂ひろい  その24


・今夜の集まり:this evening’s get-together

・雰囲気をしらけさせる人:party pooper

・助言:tip

・商品:goods

・そうしていただければ有り難く存じます:I’d be much obliged

・司会をする:chair

・電話会議:conference call

・〜について詳しく説明する:expand on〜

・格好いい服:cool clothes

・晩御飯はおごります:Dinner will be on me

・お礼に:in return

・コンピューターオタク:computer geek

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kiyo0816 at 14:05|PermalinkComments(0) ラジオ英話講座 落穂ひろい 

2023年05月16日

ラジオ英語講座落穂ひろい  その23


・会社を辞める:l eave the company

・ゲーム開発者: game creator

・給与を20パーセントカットする: cut one‘s pay by 20 %

・(機械などの)不具合: glitch

・わざと負ける: lose on purpose

・早急の対処: immediate attention

・別れる: break up

・急がなくていいですよ: take your time


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kiyo0816 at 10:17|PermalinkComments(0) ラジオ英話講座 落穂ひろい 

2023年05月11日

マスターズ陸上ブログ 2023 その8

5月4日(祝)、今年の初戦である岡山県マスターズ陸上選手権に行ってきた。
妻が作ってくれた握り飯を手に、広島駅6時発の新幹線に乗り込み、6時40分に岡山着。
駅から20分ほど歩けば岡山県総合グラウンド陸上競技場(シティライトスタジアム)だ。
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早朝でまだ人気もまばらな通りに数人の人が列を作っているので、(何事ならん?)と思って店の看板を見ればなんとラーメン屋だ。
朝の7時だというのに狭い店の中はラーメンをすする人で満席だ。

深夜、飲み屋をはしごした挙句、ラーメン屋ののれんをくぐったことは何度もあるが、朝7時に店でラーメンを食べた記憶はない。
この時間に少なからぬお客を引き付けるラーメンとはどんなにうまいものなのか、(食べてみたい)と思ったが、これから私は試合だ、他日を期して通り過ぎる。
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スタジアムのロッカーで着替え、スポーツ公園の木陰でウオーミングアップ。
ここは木が豊富で、弥生時代の遺跡の跡もあり、実にすがすがしい。
フルートを練習する人もいてバックグランドミュージックまで備えている。
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9時より円盤投げスタート。
一年ぶりに顔を合わす選手たちとやあやあと挨拶。
競技結果は最悪。
70歳代の部で一位ではあったものの31m28とマスターズ陸上を始めて以降、競技会での最低記録。
試合中にフォームのこと(をどうしたものか?)考えているようでは話にならない。

11時からは砲丸投げ。
こちらは円盤よりは少しはましで70歳代の部一位(11m07)の大会新記録だった。
しかし練習での投げからして11m50は最低でもと思っていたので、こちらも課題多し。
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試合後、再び岡山駅まで歩き、駅の喫茶店で多分50年ぶりにクリームソーダを飲む。
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夕方、ヘトヘトになって帰宅。



kiyo0816 at 11:09|PermalinkComments(0) マスターズ陸上日記 

2023年05月08日

ラジオ英語講座落穂ひろい  その22


・割り当て: allocation

・間際になって: at the last minute

・簡単な質問:quick question

・名刺: business card

・はるかにいい: a lot better

・マウスを使った実験: test on the mice

・大発見: breakthrough

・真剣に話し合う: have a serious talk

・今度の会議: upcoming conference

・誰にも言わない: keep it to oneself

・口が軽い: have loose lips

・他言無用: mum’s the word

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2023年04月28日

マスターズ陸上ブログ 2023 その7

4月27日

朝の河川記事、新緑が目を洗うように鮮やかだ。
今シーズンの初戦、岡山県マスターズ陸上選手権まで残り一週間となった。
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円盤投げ(1K)は34m台が何本か出たが一本ごとのばらつきが依然として大きい。
投げてみないとどこまで飛ぶか、どこへ飛ぶか分からないといったありさまだ。
試合本番では四本しか投げられないのに。
いささか不安。

砲丸投げ(5K)もここのところコンスタントに10mは必ずオーバーしていたのに、今日は10mに届かず。

今年初めてひばりの鳴き声を聞いた。
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モンシロチョウばかりでなくアゲハ蝶も河川敷の原っぱにやってきた。
春爛漫だ。
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kiyo0816 at 10:13|PermalinkComments(0) マスターズ陸上日記 

2023年04月24日

ラジオ英語講座落穂ひろい  その21


・現代の東京: modern-day Tokyo

・〜に立候補する: run for 〜

・手に負えない: overwhelming

・なかなかの〜: quite a〜

・刺激的な: inspiring

・励みになる: encouraging

・生きた伝説: living legend

・我々の業界で: in our industry

・始めましょう: let′s get started

・刷新する: revamp

・最先端の::cutting-edge

・小売店: outlet

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kiyo0816 at 16:50|PermalinkComments(0) ラジオ英話講座 落穂ひろい 

2023年04月19日

マスターズ陸上ブログ 2023 その6

4月18日

朝7時30分、河川敷着。
薄曇りで川面を渡る風がやや冷たい。

円盤投げ(1K)は30m〜34mで一投ごとにばらつきが激しい。
フォームが固まっていないからだが、つかんだと思った投法がすぐ消えてしまうのはどうしたことだろうか。
投げているうちにやけくそになり、力任せに投げるものだからますます飛ばなくなり、自暴自棄な気分で円盤終了。
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一方、砲丸投げ(5K)は今日も10m30まで距離が伸びた。
こちらはフォームも固まってきて順調に来ている。

私にとって試合は勿論大切だが、試合までの道中である練習が何と言っても楽しい。
砲丸投げ・円盤投げという作品を自己流で、試行錯誤しながらより良いものに作り上げていく、そこにこそ楽しみがある。
かつてのオリンピック銀メダリストであるマラソン選手が「練習グランドはアトリエ、試合は展覧会」という言葉を残している。
彼我の競技レベルは天と地の違いがあるが私も同じように考えている。
今年(2023年)最初の展覧会である岡山県マスターズ陸上選手権まであと二週間となった。
今年は5月4日が岡山、5日は福岡と二日連続の試合となるが、これは初めての経験で、なんとなくプロのアスリートになったような気分がする。

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kiyo0816 at 11:28|PermalinkComments(0) マスターズ陸上日記 

2023年04月17日

ラジオ英語講座落穂ひろい  その20


・ベールを取る、公開する: unveil

・発生させる: generate

・見えてくる: come into view

・(誰々に)熱を上げる: have a crush on〜

・〜するたびに: every time〜

・見え見え: obvious

・私でもそれくらいは分かる: I wasn’t born yesterday

・ストレスがたまっている: be stressed out

・いろいろなこと: lots of stuff

・大したことじゃありません: nothing serious

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2023年04月12日

マスターズ陸上ブログ 2023 その5

4月11日

朝7時40分、河川敷着。
暖かいのでTシャツになってトレーニングを開始。
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円盤投げ(1K)は34m50が二本出る。
右肩に意識を置いて振り切るようにしていい感じになった。
5年ほど前はこれを意識して投げていたことを思い出した。
肩から振り切るということを忘れていたために、不振の四年間、が続いていたのだろう。

砲丸投げ(5K)は10m30まで距離が伸びた。
私のクラス(M70)では4kの砲丸で競技するが、5kの砲丸と比べて私の場合1,5m伸びるので11m80に相当する。
私の自己記録は去年投げた11m29(M70の広島県、中国地区記録)だが、今年は初戦の岡山マスターズ選手権(5月5日)から自己記録を狙っていけそうだ。

数年前のことだが、この河川敷で準備体操をしていたら、川土手の草むらにテンが姿を現した。前の夏、この川岸で私と鉢合わせをしたテンかも知れない。その時はよほどびっくりしたのか、彼は後ろ足で立ち上がり、私としばし顔を見合わせることになった。その姿と顔のなんとも可愛かったこと。
見ていると草むらの中を黄色い矢のように跳ねながら姿を消してしまった。
(お前の毛皮は高値で売れるそうじゃないか)と、よこしまな考えが心をよぎったものだ。
二年前に川岸の木が伐採されてしまってからテンの姿を見ることはなくなった。
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去年私が転げ落ちた小川の辺では鶯が泣いている。
つばめも蝶も戻ってきた。
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今日は砲丸、円盤ともによく飛んだので満ち足りた思いで原っぱをぶらつく。
今まさに春がいっぱいだ。
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春爛漫の川土手を自転車で家に向かいながら、北山修作詞の歌「初恋の丘」を思い出す。
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2023年04月10日

ラジオ英語講座落穂ひろい  その19


・公衆電話: public pay phone

・早い話が: in short

・反応、反響: feedback

・大失敗をする: screw up

・全体として: on the whole

・まず第一に: first of all

・とてもいい年: a very successful year

・時期尚早である: the time is not right

・もうしばらく時間がかかる: take some time

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2023年04月04日

マスターズ陸上ブログ 2023 その4

4月3日

朝7時半、河川敷着。緑はますます濃さを増してきている。
雲一つない快晴だ。
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今日は円盤(1K)投げの練習から始める。
リリースの際、半身になって腕を高く降ることでいい感じの投げが戻ってきた。
34m30まで距離が伸びた。
10月に行われる全日本マスターズ選手権の私のクラス(70〜74歳の部)の優勝ラインは35〜36m。

5月4日の今年の初戦、岡山県マスターズ選手権まであっという間にあと一か月になった。

菜の花
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クローバー
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イヌノフグリ
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去年のことだが河川敷の可憐な青い花をふと思いついてデジカメで写真に撮り、家に帰ってパソコンで調べてみた。
ああ、君がイヌノフグリだったのか!
積年の謎が解けた。

小学校で教わった記憶がある草野心平の詩に「春のうた」があるが、ここにイヌノフグリが登場する。

ほっ まぶしいな
ほっ うれしいな
みずは つるつる
がぜは そよそよ
ケルルン クック
ああいいにおいだ
ケルルン クック
ほっ いぬのふぐりがさいている。
ほっ おおきなくもがうごいてくる。
ケルルン クック
ケルルン クック

この詩はまさに私のホームグランドであるこの河川敷の春のウキウキした喜びを歌っている。
毎年春がめぐって来るたびに、私は半世紀以上前に教わったこの詩を必ず思い出す。
この詩の「ほっ」「ケルルン クック」というそれまで耳にしたことのない表現が小学生だった私の頭にしっかりと刻印されたようだ。
小学生だった頃の娘と息子にこの詩を教えてやったものだが、二人は今でも覚えているだろうか。
河川敷でトレーニングを始めて14年間、ずっと「小さな青い花」だったのが去年からは「イヌノフグリ」という名を持った。名前を知ったことでただの野草から今では会えば挨拶をかわしたいほどの親しい花になった。
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