2022年07月05日

マスターズ陸上日記2022 その9

7月5日(火)

7月2,3(土日)の二日間、鳥取県立布勢総合運動公園陸上競技場で行われた中国マスターズ陸上競技選手権に行ってきた。
この競技場は2021年に男子100mで山縣亮太選手が100mの日本記録を更新する9秒95を記録した場所で、私にとっても2018年の全日本マスターズ陸上選手権のM65部門の円盤投げで優勝した相性のいいスタジアムだ。
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朝5時に広島の自宅を出発、始発の新幹線で岡山、5分の乗り継ぎでスーパーいなばに乗り換えて8時36分に鳥取着。
スーパーいなばへは電車に駆け込んだと同時に動き始めたほどでぎりぎりの乗り換えだった。
午後1時から砲丸投げの決勝。
M70部門(4K)で11m29の中国新記録で優勝。
三日前の練習でつかんだフォームがうまくはまった。
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夜は4年前にも行った駅前の居酒屋で一人で自祝。
ビールと山陰の地酒をたっぷり飲み、ほろ酔いでホテルに帰りほぼ気絶状態で眠りに落ちる。

翌日の円盤投げは33m31の大会新記録を出したものの不完全燃焼だった。
折からの台風の影響でアップの時から土砂降りの雨。
サッカー場に隣接した小山の林に入って雨宿りをしていたら足元に「ハチとマムシに注意」とある。
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アップをあきらめ、ストレッチをしただけで試合に入ったが、公式練習から円盤が飛ばず、何をしているのか分からないうちに試合が終わってしまった。
5月の岡山、6月の広島、そして今回と円盤投げはどの試合も満足のいく投擲は一度もないのはフォームに迷いがあるからで、試合中にフォームを変えるようではどうにもならない。
次の試合までには二か月あるのでこの夏の間に円盤のフォームをしっかり作らなくてはならない。
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鳥取から岡山に帰るスーパーいなばは途中、大雨の影響で2時間以上も中国山地の無人駅で止まった。
無人駅の名は「恋山形」。
電車から外に出てみると四方を深い山に囲まれた人家が全くない場所で、利用客は動物しかいないのではと思わせられるような駅だが、見ると「日本で四つの恋の駅」と看板にある。
雨で足止めを食うことがなければ絶対に知ることのなかったすこぶる牧歌的な駅だった。

二時間以上過ぎてやっと電車は動き、岡山から広島へと乗り換え、7時過ぎにへとへとになって帰宅した。


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2022年06月30日

マスターズ陸上日記2022 その8

6月30日(木)

7月2,3日に鳥取で行われる中国マスターズ陸上選手権前の最終の投擲練習。
異常に短かった梅雨が明けた河川敷上空には夏空が広がり、やる気いっぱいの太陽から肌に痛いほどの日差しが降り注いでいる。
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熱したフライパンのような河川敷にいるのは私一人だ。
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砲丸(4K)は11mが出た。
腰の水平回転と連動した肩の回転使っての投げ方を発見。
広島大会で出した11m15のM70部門での中国記録をさらに更新したい。

円盤投げ(1K)は最後の振り切りで左足に体重を乗せ前方高めに振り切って35m。
これも広島大会で出したM70部門での広島県新記録33m85を更新したいものだ。
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4時間の練習を終え川土手を自転車で帰宅。
ギラギラ光る川面を見ていると高校時代の夏休みの部活の練習を思い出す。

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2022年06月28日

映画「鉄道員」で学ぶイタリア語(第1回)

「鉄道員」Il Ferroviereは1956年のイタリア映画。
監督は「わらの男」「刑事」などの作品で知られるピエトロ・ジェルミ。
父と息子が主題の作品で、父親を演じるのがピエトロ・ジェルミ、息子はエドアルド・ネボラ少年が好演した。
カルロ・ルスティケッリ作曲のテーマ曲(タイトルロールに流れる)が日本でも大ヒットしたことでも知られる。

◎キャスト
・アンドレア・マルコッチ(父親) ピエトロ・ジェルミ
・サンドロ・マルコッチ(次男) エドアルド・ネボラ
・サラ・マルコッチ(母親) ルイザ・デラ・ノーチェ
・ジュリア・マルコッチ(長女) シルヴァ・コシナ
・ジジ(マルコッチの職場の同僚) サロ・ウルツィ
・マルチェロ(長男) レナート・スペツィアリ
・レナート(サラの夫) カルロ・ジュフレ


★イタリア語シナリオ

・SANDRINO Servizio!

・SANDRINO Papa! Papa!

・ANDREA Ue! Ciao Sandrino!

・SANDRINO Ciao papa!

・ANDREA Sandrino! Questa si che e una bella sorpresa! Oh, ma lo sa la mamma che sei arrivato fin qua?

・LIVERANI Buon Natale Sandrino!

・SANDRINO Auguri sor Liverani!

・ANDREA Oh, ci passi tu in cooperativa?
・LIVERANI Va’ va’, ci penso io!



★日本語説明

改札口
サンドロが駆け込んでくる。
・サンドロ:(とがめようとする改札係に)
「乗務だよ」
と言って通り抜ける。呆れて見送る改札係。

プラットホーム
到着している最新型の電気機関車。
サンドロが先頭車両に走ってくる。
・サンドロ:「パパ、パパ!」
機関室から父のアンドレアが顔を出す。
・アンドレア:「やあ、サンドリーノ!」
・サンドロ:「パパ!」
(飛び降りて)
・アンドレア:「やあ、これは驚いたな」
サンドロを抱上げる。
・アンドレア:「ほう、母さんは知っているのかい、お前がこんなところまで来たのを?」
機関室から同僚のジジ・リヴェラーニが首を出して
・リヴェラーニ:「クリスマスおめでとう、サンドリーノ!」
・サンドロ:「おめでとう、リヴェラーニさん」
・アンドレア:「(リヴェラーニに)おい、君は購買部に行くかい?」
・リヴェラーニ:「ああ、行くよ」


★ちょっと一言

・オープニングのこの場面、舞台となったイタリアの駅はどこだろうか。
イタリア語どのセリフにもヒントとなる駅名は出てこない。
この映画の日本語シナリオが載っている映画専門誌「映画芸術」昭和33年(1958年)11月号を見ても駅名は出てこない。
ただわずかにヒントはある。
この冒頭の場面、プラットホームに流れる電車の到着を知らせるイタリア語の場内放送はこういっている。
「到着しましたのはミラノ、ボローニャ、フィレンツェからの急行列車…」
つまりイタリア半島を北部から南部へとやって来た電車という事だ。
また線路の形態は行き止まりになったいわゆる頭端式の終着駅。
以上のことから私はこの駅はローマのテルミ二駅と推測した。

・サンドロは「おめでとう、リヴェラーニさんAuguri, sor Liverani!」と言うセリフ。
ここのsor Liveraniはsignor Liveraniと同じ意味。
Sorは中部、北部イタリアにおいて親密語で使われる敬称。



(次回に続く)




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2022年06月13日

マスターズ陸上日記2022 その7

6月13日(月)

6月12日(日)、尾道市で広島県マスターズ陸上選手権が行われた。
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円盤投げ(1K)は33m85でM70部門での広島県新記録、砲丸(4K)は11m15で中国新記録、広島県新記録を投げることが出来た。
円盤投げは練習の投げからして35mを期待していたのでやや残念。
砲丸投げは11mを狙っていたことからして予想を上回った。

試合の後、妻と合流して千光寺にほど近い旅館に一泊。
尾道水道の雄大な景観を満喫できた。IMG_5265

かつて私のイタリア語の生徒だったYさんは対岸に見える向島からはるばる広島にまでレッスンに通って来てくれていたことを懐かしく思い出す。IMG_5266


次戦は7月2,3日に鳥取で行われる中国マスターズ陸上選手権。


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2022年05月16日

マスターズ陸上日記2022 その6

5月15日(日)

午後二時の河川敷。
空一面、薄い雲に覆われていて、若干肌寒い。
5月も半ばとあってツバメや蝶が飛び交っているし、鶯のさえずりも上達した。
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円盤(1K)は34m台が二本出た。
一月前、30m前後しか飛ばなかったどん底状態のことを思うとだいぶ調子は上がってきた。
砲丸(4K)は10m70台が二本。
こちらも右の足首の使い方をつかんで感じがよくなってきた。

河川敷の隅では高校生らしい二人がロボットの動きをまねたパフォーマンスの練習を二時間近くやってる。
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全国各地でマスターズ陸上の試合も次々と開催されている。
各県のマスターズ陸上連盟のホームページには試合の結果が掲載されており、
ライバルたちの活躍に当方も大いに刺激を受ける。

6月12日の広島県マスターズ選手権では円盤(1K)は35m、砲丸(4K)は11mは投げてM70の県記録と砲丸の中国記録を書き換えたい。
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2022年05月09日

公募受賞

兵庫県伊丹市立図書館ことば蔵主催が、「金メダル」をテーマにした、「第9回日本一短い自分史」の作品を募集。
大賞に私の作品「ひとり部活」が選ばれた。

https://www.city.itami.lg.jp/SOSIKI/EDSHOGAI/EDLIB/event/boshuu/jibunsi/28875.html


同図書館が復刻した「伊丹公論」にも関連記事が掲載された


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2022年05月06日

マスターズ陸上日記2022 その5

5月5日(木)

今年初戦の岡山県マスターズ陸上選手権に行ってきた。
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M70部門で円盤投げ、砲丸投げ共に一位だったものの記録は32m24,10m33と低調に終わる。
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フォームが崩れ、自分が何をやっているのか分からないまま試合が終わってしまった。
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暑い一日だった。
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次戦は6月12日の広島県マスターズ選手権。


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2022年04月26日

マスターズ陸上日記2022 その4

4月25日(月)

午後二時半。
午後に投擲練習をするのは二年ぶり。
河川敷の上空はほぼ快晴。
午前中とは違って川下からの風が吹きすぎていく。
今シーズンの投擲練習は今日で11回目。
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砲丸(5K)は試行錯誤した結果バックステップで投げることに決めていたが、今日も思うように飛ばない。
思いついてサイドステップにして円盤投げのように腰を前方に向けてスイングさせたところ、9m90まで飛んで手ごたえがあった。
さらに突き出して肩を振って突き出すと10m20が出た。
今年になって初めての10m越えだ。
この距離がもし試合で投げられれば私のM70部門(4k)では11m50は行くだろう。

円盤(1K)も35m20まで飛び、二日前の練習に続いて二回連続で35mを超え
徐々に調子が上がってきた。
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私が投擲練習をする辺鄙な河川敷は、いつも練習する午前中はまず人がやって来ることはないが、夕方になると小学生と見える男の子たちが高架の下でスケボーやサッカーをしている。
練習を終えた私が自転車でそのそばを通りかかると「こんにちは」と大きな声で言い、深々と頭を下げてくれた。
何となくいい気持になって夕暮れ迫る川土手を帰宅


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2022年04月22日

「老人と海」で学ぶ英語 第15回

英語の個人レッスンの生徒、高2のNさんの希望でヘミングウェイの「老人と海」を一緒に読み進めている。
そのレジュメの一部から。

★前回の続き

◎原文
"I fear both the Tigers of Detroit and the Indians of Cleveland."
"Be careful or you will fear even the Reds of Cincinnati and the White Sox of Chicago."
"You study it and tell me when I come back."
"Do you think we should buy a terminal of the lottery with an eighty-five? Tomorrow is the eighty-fifth day."
"We can do that"the boy said."But what about the eighty-seven of your great record?"
"It could not happen twice. Do you think you can find an eighty-five?"
I can order one."
One sheet. That's two dollars and a half. Who can we borrow that from?
That's easy. I can always borrow two dollars and a half."
I think perhaps I can too. But I try not to borrow. First you borrow. Then you beg."
Keep warm, old man "the boy said. "Remember we are in September."
The month when the great fish come,"the old man said. "Anyone can be a fisherman in May"
I go now for the sardines"the boy said.
When the boy came back the old man was asleep in the chair and the sun was down.

◎単語
・terminal 末尾
・lottery くじ、宝くじ
・beg (施しとして)請う、求める

◎ちょっと一言

・原文´△竜綯通召砲弔い
the Tigers of Detroit and the Indians of Cleveland
the Reds of Cincinnati and the White Sox of Chicago
原文にある以上四つの球団名は現在正式には以下のようになっている。
Detroit Tigers、Cleveland Guardians(2022年より)、Cincinnati Reds、Chicago White Sox

アメリカにおいてスポーツのチーム名は「本拠地名+ニックネーム」となっているものが多い。


・原文t"We can do that"について。
「それもいいね」の意。









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2022年04月18日

二次審査通過

伊藤園新俳句大賞事務局から「二次審査通過のお知らせ」の封筒が届いた。
この賞の二次審査通過を通過したのはこれで三度目。
しかし過去二回はここから先には行けなかった。

今回の作品は少し自信がある。
最終発表は7月。
これから二か月と少し、期待して待つ楽しみが出来た。


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2022年04月15日

「老人と海」で学ぶ英語 第14回 

英語の個人レッスンの生徒、高2のNさんの希望でヘミングウェイの「老人と海」を一緒に読み進めている。
そのレジュメの一部から。

★前回の続き

◎原文
"Eighty-five is the lucky number"the old man said.
"How would you like to see me bring one in that dressed out over a thousand pounds?"
"I'll get the cast net and go for sardines. Will you sit in the sun in the doorway?"
"Yes. I have yesterday's paper and I will read the baseball"
The boy did not know whether yesterday's paper was a fiction too.
But the old man brought it out from under the bed.
"Perico gave it to me at the bodega"he explained.
"I'll be back when I have the sardines. I'll keep yours and mine together on ice and we can share them in the morning. When I come back you can tell me about the baseball."
"The Yankees cannot lose"
"But I fear the Indians of Cleveland."
"Have faith in the Yankees, my son. Think of the great DiMaggio"

◎単語
・dress 調理する
・bring in 持ち込む
・go for 〜を取りに行く
・doorway (家や部屋の)出入口、戸口
・bodega 酒屋
・cannot 〜のはずがない
・fear 心配する、恐れる
・faith 信頼、信用

◎ちょっと一言

・原文のthe great DiMaggioについて。
ジョー・ディマジオは、アメリカのメジャーリーグベースボールのニューヨークヤンキースで1930年代から40年代に活躍したプロ野球選手ジョセフ・ポール・ディマジオ(Joseph Paul DiMaggio/1914-1999)のこと。
1941年には56試合連続安打を達成。この連続試合安打記録はメジャー記録であり、現在も破られていない。

サイモン&ガーファンクルはヒット曲『ミセス・ロビンソン』の中でディマジオのことを歌っている。

Where have you gone, Joe DiMaggio
A nation turns its lonely eyes to you
どこに行ってしまった、ジョー・ディマジオ
みんなが淋しそうな目をあなたに向けている

ジョー・ディマジオについては「男たちの大リーグ」(デヴィッド・ハルバースタム著、常盤新平訳)に詳しい。


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2022年04月12日

マスターズ陸上日記2022 その3

4月11日(月)

朝7時半。晴れ。気持ちのいい風が河川敷を吹きぬけていく。
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鳥の声もにぎやかになってきた。
茨城県ではマスターズ陸上の試合も始まった。
今月の下旬からは全国各地でマスターズの試合が、去年一昨年のようにコロナで中止とならなければ続々と始まってくる予定だ。
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砲丸(5K)は9m60が二本。フォームに迷いがあってあれこれ試してきた結果、バックステップで投げることに決めた。
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30mに届かなかった円盤(1K)も今日は33mまで戻ってきた。腰の強いスイングと、肩甲骨まで突っ込んでの振り切り。この河川敷の練習では40m近くまで飛んでいた頃の投げ方を思い出した。

肩の痛みはかなり深刻になってきて、練習後は痛みで腕が肩より上に上がらない。
「数打ちゃ当たる」とばかりやたらと投げすぎるのが原因とは分かっていおり、何度も反省しているが、いざ投げ始めるとどうにも止まらなくなる宿痾が私にある。
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川岸の桑が緑色の実をつけ始めた。
あと二か月もすればこの実は紫色に熟れて甘酸っぱくなり、鳥の私のデザートになる。
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2022年04月08日

「老人と海」で学ぶ英語 第13回

英語の個人レッスンの生徒、高2のNさんの希望でヘミングウェイの「老人と海」を一緒に読み進めている。
そのレジュメの一部から。

★前回の続き

◎原文
Once there had been a tinted photograph of his wife on the wall but he had taken it down because it made him too lonely to see it and it was on the shelf in the corner under his clean shirt.
"What do you have to eat?"the boy asked.
"A pot of yellow rice with fish. Do you want some?"
"No, I will eat at home. Do you want me to make the fire?"
"No, I will make it later on. Or I may eat the rice cold"
"May I take the cast net?"
"Of course."
There was no cast net and the boy remembered when they had sold it.
But they went through this fiction every day.
There was no pot of yellow rice and fish and the boy knew this too.


◎単語
・tinted 着色の
・shelf 棚
・pot 鍋、ツボ
・later on もっと後で、もっと先になって
・go through 繰り返す
・fiction 作り事、作り話

◎ちょっと一言

・原文,tinted photograph「着色写真」ついて。
ネットで得た知識は次の通り。
「江戸時代の幕末〜明治時代初期の古写真にはカラー写真のように色鮮やかなものがよくみられるが、それらはモノクロ写真を着色したもの。
この手法の写真のことを「彩色写真」、「着色写真」と呼び、当時日本に観光に来る外国人観光客にはとても人気が高かった。
当時日本最大の開港地であった横浜を中心に人気となった土産物だったため「横浜写真」とも言われていた。横浜写真の代表的な写真家であったイタリア人のAdolfo Farsarii(アドルフォ ファルサーリ)もまた、当時は横浜を中心に活動していた。
写真に着色する作業は写真家一人でやっていたわけではなく、着色担当の技師がいた。
江戸時代末期から昭和初期にかけて活動し、日本の写真文化史に影響を与えた写真家 日下部金兵衛もまた、横浜写真には外せない人物で、彼は元々は写真に着色を施す着色技師として働いていた写真家」
だそうな。

・原文△What do you have to eat?について。
「何を食べることにしているの?」の意。

・原文のyellow riceについて。
イエローライスとは?
イエローライスはウコンやサフランのスパイスを使った焼き飯。 イエローライスは、スペイン、キューバ、インド、インドネシア料理などによくみられる。

・原文について。
「まぜ御飯などありはしない。そのことも少年は知っていた。」
老人の誇りを傷つけまいとする少年のこの心理をNさん、どう思う?
私はだれかに対してこの少年のようであったろうか?
このような少年がかつて私にいただろうか?











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2022年04月04日

マスターズ陸上日記2022 その2

4月3日(日)

午前8時半、河川敷の上空は文字通り雲一つない青空が広がっていて実に清々しい。
川面からの風は肌寒いが、土手の桜は今が満開だ。

今日は今シーズン四回目の投擲練習。
砲丸(5K)は考えてきたフォームを試してみたがうまくいかないので、思いついて後ろ向きのステップバックで投げてみる。
ステップで地面に目を落としたままにしてみるとタメが作れていい感じをつかむ。
9m75まで投げることが出来た。このフォームを今年のバージョンとして改良していこう。
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全国のトップを切って今日は茨木県でマスターズ陸上の試合が開催される。
私の初戦の岡山県マスターズまであと一ヶ月だ。

円盤(1K)の不調は相変らずで25〜28mしか飛ばない。
「少し休もう」と思って猿猴川に流れ込んでいる小川のほとりに歩いて行った。岸辺のほとりでふと足を滑らせたとたん、右足が川岸の土を滑っていき、とっさに生えている雑草をつかんだ。
その雑草が頼りにならないやつであっさりと抜け、私は頭から流れの中に転げ落ちた。流れは膝までしかなかったものの全身ぬれねずみになり、私はびしょぬれになって土手を這い上がった。
哀れを誘う姿を誰も見ている人がなかったのは不幸中の幸いだった。
川に転げ落ちたのは沼津市の狩野川でカヌーに乗っていて転覆して以来30年ぶりだ。
(写真は私の転げ落ちた小川)
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水を吸って重たくなったジャージは太陽の熱が乾かしてくれるだろうと期待してそのまま投げ続けた。
腕の振りを意識して32mまで飛んだところで練習を終える。
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自転車で帰る途中、川土手の満開の桜の下で人々がカメラを構えていた。
春爛漫のうきうきした気持ちが川沿いにあふれていた。



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2022年03月31日

「老人と海」で学ぶ英語 第12回

英語の個人レッスンの生徒、高2のNさんの希望でヘミングウェイの「老人と海」を一緒に読み進めている。
そのレジュメの一部から。

★前回の続き

◎原文
They walked up the road together to the old man's shack and went in through its open door.
The old man leaned the mast with its wrapped sail against the wall and the boy put the box and other gear beside it.
The mast was nearly as long as the one room of the shack.
The shack was made of the tough bud shields of the royal palm which are called guano and in it there was a bed, a table, one chair, and a place on the dirt floor to cook with charcoal.
On the brown walls of the flattened, overlapping leaves of the sturdy-fibered guano there was a picture in colour of Sacred heart of Jesus and another of the Virgin of Cobre.
These were relics of his wife.

◎単語
・shack 丸太小屋、あばら家
・lean     立てかける
・tough 硬い、強靭な
・bud     芽
・shield 保護するもの、さや
・palm    やし、しゅろ
・dirt   土
・charcoal 炭
・flatten 平らにする
・overlap 重ね合わせる
・sturdy じょうぶな、強い
・fibered 繊維質の
・sacred 神聖な
・Virgin 聖母マリア
・relic かたみ、遺品


◎ちょっと一言

・原文のthe one room of the shackついて。
「老人の丸太小屋のいくつかある部屋の一つ」ではなく「一部屋しかない老人の丸太小屋」の意・
マストは部屋の長さとほぼ同じというのだから原文△妊泪好箸鯤匹lean(立てかけた)とあるが、ほとんど床に置いたのも同然だったということになると思われる。  

・原文いroyal palmについて。
「ダイオウヤシ」。熱帯アメリカ原産。特にフロリダ州やキューバに多く見られ、頂上に羽状葉を張り広げ、高さは40mに達する。

・原文いa bed, a table, one chair, and a place on the dirt floor to cook with charcoalについて。
「ベッドが一つ、テーブルが一つ、椅子が一つ、(煮炊きをする)場所が一か所」と老人の丸太小屋に一つしかないものをヘミングウェイは列挙している。
4つのうち3つには「ひとつ」を表すのに不定冠詞のaを用いているが、chair(椅子)にだけはaではなくoneを用いている。
ヘミングウェイは何故椅子だけはa chairとせずに one chairとしたのだろうか?

この問いに対しての高2のNさんの解釈はこうである。
「現代の日本で一人暮らしの老人は少なくない。家の中にベッドが一つ、テーブルが一つ、キッチンが一か所ということに不思議はない。しかし私の一人暮らしの祖母を見てもテーブルには椅子が元のまま四却置いてある。a chairとせずに、ことさら「ひとつ」を強調する one chairとすることで、老人の孤独感、妻を失った喪失感をヘミングウェイは際立たせようとしたのでなないだろうか」



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2022年03月24日

「老人と海」で学ぶ英語 第11回

英語の個人レッスンの生徒、高1のNさんの希望でヘミングウェイの「老人と海」を一緒に読み進めている。
そのレジュメの一部から。

★前回の続き

◎原文
But you went turtle-ing for years off the Mosquito Coast and your eyes are good"
I am a strange old man"
But are you strong enough now for a truly big fish?"
"I think so. And there are many tricks"
"Let us take the stuff home"the boy said.
"So I can get the cast net and go after the sardines"
They picked up the gear from the boat
The old man carried the mast on his shoulder and the boy carried the wooden box with the coiled, hardbraided brown lines, the gaff and the harpoon with its shaft.
The box with the baits was under the stern of the skiff along with the club that was used to subdue the big fish when they were brought alongside.
No one would steal from the old man but it was better to take the sail and the heavy lines home as the dew was bad for them and,though he was quite sure no local people would steal from him, the old man thought that a gaff and a harpoon were needless temptation to leave in a boat.


◎単語
・off 〜の沖で
・trick (効果的な)やり方、こつ
・stuff 持ち物、家財道具
・cast   投げること
・go after 〜を追う、〜を得ようとする
・gear (ある仕事に対する)道具
・coil (渦巻き状に)巻く
・braid (髪の毛、ひもなどを)編む
・shaft 槍の柄
・bait [釣り針、罠につける)えさ
・stern 船尾
・along with 〜と一緒に
・club    棍棒
・subdue おとなしくさせる、制圧する
・alongside 横づけに

◎ちょっと一言

・原文,砲弔い
ウミガメについて。
"海亀料理が出てくる映画というと「バベットの晩餐会」があるが、公開されたのは1987年。
主人公のバベットはパリ・コミューンで全てを失った女料理人で、北欧の寒村に逃れて来て、老姉妹の家政婦として仕えている。そうして十数年経ったある日、宝くじに当たったお金で晩餐会を開き、かつてパリで出していた料理を振る舞う。
招かれたのは敬虔なクリスチャンの村人たちだが、一人だけ食通の将軍が紛れており、海亀のスープを飲むと「これは本物の海亀の味だ」と満足する。
 海亀は、冷蔵技術も流通も発達していなかった18世紀、英領西インド諸島から生きたまま船で運べるために重宝された食材。なかでも最も美味とされたのが青海亀。
 映画は、将軍がうずらの料理を見て「これはパリの『カフェ・アングレ』の女性料理長のオリジナル料理だ」と驚くあたりから急展開し、様々な伏線がつながっていく。"

・原文Δ弔い
go after the sardinesは「鰯を取りに行ってくる」の意。

・原文┐砲弔い
このブログ受験英語と「老人と海」第2回の「ちょっと一言」で触れた二人の担ぐ道具の重さのアンバランスがこの文章で解消されている。
















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2022年03月22日

マスターズ陸上日記2022 その1

3月21日(祝)

2022年度第一回目の屋外での投擲練習。
去年の初日は4月6日だったので二週間ほど早いスタート。
5か月ぶりにやって来た河川敷はまだ冬枯れの有様だが、菜の花が一株だけ鮮やかに咲いている。
薄曇りで寒い風が吹きぬけていく河川敷には人影は全くなし。
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円盤(1K)から練習開始。
新しく購入したゴム製の円盤は表面のコーティングのせいで投げているうちに掌が真っ黒になる。
去年の初日は34m飛んだ円盤が今日は29mしか飛ばない。ベスト記録からは10m近く低い距離だ。
途中からやけくそな気持ちになって力任せに投げ、ますます飛ばなくなる。
私の悪い癖が初日から出るが、これはいつまでたっても治らない宿痾とでもいうべきもの。
自分の投げを動画にとってみると円盤の飛行曲線が低く、フォームもバラバラで、これでは飛ぶはずがないと納得できる。
フォーム作りからやり直さなくてはならない。
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砲丸(5K)は10m。去年の初日は9m80だったので出だしまずます。
これだと私のクラスのM70の4kでは11mは悪くても飛ぶだろう。

三日前のマスターズのホームページで、今年も全日本マスターズ選手権はコロナの影響で今年も3年連続で中止となることが決まった。今年こそはと期待していただけにがっかりだが、まずは初戦の岡山県マスターズ選手権(5月5日)目指して奮闘しよう。
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kiyo0816 at 11:01|PermalinkComments(0) マスターズ陸上日記 

2022年03月17日

「老人と海」で学ぶ英語 第10回

英語の個人レッスンの生徒、高1のNさんの希望でヘミングウェイの「老人と海」を一緒に読み進めている。
そのレジュメの一部から。

★前回の続き

◎原文

"Tomorrow is going to be a good day with this current"he said.
"Where are you going?"the boy asked.
"Far out to come in when the wind shifts. I want to be out before it is light"
"I'll try to get him to work far out"the boy said.
"Then if you hook something truly big we can come to your aid"
”He does not like to work too far out”
"No"the boy said."But I will see something that he cannot see such as a bird working and get him to come out after dolphin"
"Are his eyes that bad?"
He is almost blind""
"It is strange"the old man said."He never went turtle-ng. That is what kills the eyes"


◎単語
・shift (位置、方向を)変える、変わる
・get    (目的語の後に不定詞を従えて)〜させる
・hook    釣る
・aid    援助、助力
・truly 本当に
・dolphin しいら
・come out 出かける
・turtle カメを取る、ウミガメ


◎ちょっと一言

・原文について
「沖へ遠出をして、風が変わったら帰って来よう」の意。

・原文い弔い
get him to workについて。
使役を意味する動詞にはmake,let,haveがある。
それぞれ意味の違いはあるがいずれも
make+目的語+原型不定詞、
let+目的語+原型不定詞、
have+目的語+原型不定詞の形をとる。
しかしここのgetだけはget+目的語+to不定詞の形をとって「(説得して)〜に〜させる」という意味を表す。

・原文について
turtleについて。
Turtleはカメ全般、つまり海の亀、陸の亀両方を表す。Tortoiseは陸の亀。
イソップ物語の「ウサギとカメ」は英語ではThe Tortoise and the Hareと呼ぶのが標準的。
ここのウサギはRabbitではなく野ウサギの Hare











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2022年03月10日

「老人と海」で学ぶ英語 第9回

英語の個人レッスンの生徒、高1のNさんの希望でヘミングウェイの「老人と海」を一緒に読み進めている。
そのレジュメの一部から。

★前回の続き

◎原文

"I have mine left from today.I put them in salt in the box"
"Let me get four fresh ones"
"One"the old man said. His hope and his confidence had never gone
But now they were freshening as when the breeze rises.
Two”the boy said.
"Two"the old man agreed"You didn't steal them"
I would"the boy said."But I bought these"
"Thank you" the old man said.
He was too simple to wonder when he had attained humility.
But he knew he had attained it and he knew it was not disgraceful and it carried no loss of true pride.

◎単語
・confidence 自信
・freshen 新しくなる
・breeze そよ風
・wonder 不思議に思う、怪しむ
・attain (努力して)達成する、身につける
・humility 謙遜、気がね
・disgraceful  不名誉な
・loss    失うこと、喪失

◎ちょっと一言

原文,砲弔い
"I have mine left from today.について。
fromは「出所、起源」を表すので「今日の残りの鰯がある」という意味。

原文い弔い
・freshenについて。
freshenのenは「〜にする」という役目を持つ語尾。
よって「freshにする」→「新しくなる、生き生きする」の意となる。
同じような例は例えば以下の通り。
wide+en→widen(広がる)
tight+en→ tighten(強化する)
regular+ ate→regulate(規制する)
public+ize→ publicize(公表する)

・the breeze risesについて。
riseはここでは「発生する」の意。
堀辰雄は「風立ちぬ」を書き、松田聖子は「風立ちぬ」と歌ったが、the breeze risesの表現は日本語でもよく似ている。

・as whenについて。
as のイメージはイコールなのでこれは「風が吹いてくるとともに」の意。


原文Г砲弔い
I wouldは「その気になれば盗めるさ」の意。

原文について
true prideについて。
老人の考えるtrue pride(本当の誇り)、すなわちヘミングウェイの考えるtrue pride(本当の誇り)とはどういうものなのだろうか?
この小説を読み進める中で明らかになっていくだろう。


kiyo0816 at 10:46|PermalinkComments(0) 「老人と海」で学ぶ英語 

2022年03月03日

「老人と海」で学ぶ英語 第8回

英語の個人レッスンの生徒、高1のNさんの希望でヘミングウェイの「老人と海」を一緒に読み進めている。
そのレジュメの一部から。

★前回の続き

◎原文
"You bought me a beer"the old man said."You are already a man"
"How old was I when you first took me in a boat?"
"Five and you nearly were killed when I brought the fish in too green and he nearly tore the boat to pieces. Can you remember?"
"I can remember the tail slapping and banging and the thwart breaking and the noise of the clubbing."
"I can remember you throwing me into the bow where the wet coiled lines were and feeling the whole boat shiver and the noise of you clubbing him like chopping a tree down and the sweet blood smell all over me"
"Can you really remember that or did I just tell it to you?"
"I remember everything from when we first went together"
The old man looked at him with his sunburned, confident, loving eyes.
"If you were my boy, I'd take you out and gamble"he said
"But you are your father's and your mother's, and you are in a lucky boat"
"May I get the sardines? I know where I can get four baits too."


◎単語

・nearly もう少しで、あやうく
・green 生きがいい、元気がいい
・tear    引き裂く
・slap  (平手で)ぴしゃりとたたく
・bang     ガタンという音を立てて打つ
・thwart (丸木舟の)はり。横木
・club    こん棒で殴る
・bow    へさき
・shiver ふるえる
・chop    (なた、おのなどで)叩き切る
・sweet (変な味や悪臭のない)新鮮な
・ sunburned 日焼けした
・confident 確信した
・loving 愛情の深い
・gamble ばくちをする、一か八かやってみる
・bait    (釣り針、罠につける)えさ


◎ちょっと一言

原文,砲弔い
."You are already a man"(お前はもう一人前の大人だ)。
地の文ではboyとあるので10歳前後の男の子を想像してきたが、この老人の言葉や、ビールをおごる振る舞いからして青年の年代に達している男と思えてくる。15歳の青年を頭に描いて読んでいこうと思う。

原文について
・a green youth 青二才 ・ in the green元気で、活気にあふれて

原文Δ砲弔い
sweet ここでは「甘い」の意ではなく、(変な味や悪臭のない)「新鮮な」という意味。
(例)・sweet air新鮮な空気  ・sweet milk新鮮な牛


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2022年02月24日

「老人と海」で学ぶ英語 第7回

英語の個人レッスンの生徒、高1のNさんの希望でヘミングウェイの「老人と海」を一緒に読み進めている。
そのレジュメの一部から。

★前回の続き

◎原文
When the wind was in the east a smell came across the harbour from the shark factory.

but today there was only the faint edge of the odour because the wind had backed into the north and then dropped off.
and it was pleasant and sunny on the Terrace.

"Santiago"the boy said.

"Yes"the old man said. He was holding his glass and thinking of many years ago.

"Can I go out and get sardines for you for tomorrow?"

”No.Go and play baseball. I can still row and Rogelio will throw the net”

I would like to go. If I can not fish with you, I would like to serve in some way

◎単語
・smell 嫌な臭い
・harbour 港
・faint かすかな
・edge  鋭さ
・odour 臭気
・back     風が反時計回りに向きを変える
・drop    風が衰える
・pleasant 気持ちの良い
・glass グラス
・sardine こいわし
・net     網


◎ちょっと一言

原文い砲弔い
「老人はグラスを握りしめたまま、ずっと昔のことを想いうかべていた」。
缶ビールは1935年、アメリカで初めて誕生した。コーントップ型と呼ばれる王冠で開栓するように作られたものだ。
日本では1958年、日本初の缶ビール「アサヒゴールド」が発売された。
缶切りで二か所に穴をあけて飲むスタイルだったそうな。

さて、この「老人と海」が発表されたのは1952年で舞台はキューバ。
アメリカの隣国であるキューバには当然のことながら缶ビールがあったと考えられる。(この予想が正しいことは後に作品の中で老人の言葉で明かされるが)。老人にはテラス軒でビールを飲むのに、ビンでラッパ飲み,缶ビールを飲む、グラスで飲むの三つの選択肢があったはず。
ビールを味わって飲むにはグラスで飲むしかないと信じる私としては老人がそうして飲んでいるのは好ましい。
海風に吹かれながら夕日を浴びてビールのグラスを傾けている老漁師はかっこいいではないか。



kiyo0816 at 13:53|PermalinkComments(0) 「老人と海」で学ぶ英語 

2022年02月17日

「老人と海」で学ぶ英語 第6回

英語の個人レッスンの生徒、高1のNさんの希望でヘミングウェイの「老人と海」を一緒に読み進めている。
そのレジュメの一部から。

★前回の続き

◎原文
They say on the Terrace and many of the fishermen made fun of the old man and he was not angry.

Others, of the older fishermen, looked at him and were sad.

But they did not show it and they spoke politely about the current and the depths they had drifted their lines at and the sready good weather and of what they had seen.

The successful fishermen of that day were already in and had butchered their marlin out and carried them laid full length across two planks, with two men staggering at the end of each plank,to the fish house where they waited for the ice truck to carry them to the market in Havana.

Those who had caught sharks had taken them to the shark factory on the other side of the cove,where they were hoisted on a block and tackle, their livers removed, their fins cut off and their hides skinned out and their flesh cut into strips for solting.


◎単語

・make fun of 〜をからかう、あざ笑う
・politely 礼儀正しく
・current 潮流
・drift 押し流す
・steady 不動の、不変の
・butcher 畜殺する
・marlin まかじき
・plank 厚い板
・stagger よろめく
・cove     入り江
・hoist (ロープ、滑車などで)引き上げる
・block and tackle 滑車装置
・remove 取り去る
・fin ひれ
・hide (大きい獣の)獣皮
・skin 皮をはぐ
・flesh 肉
・strip 細片
・salt 塩漬けにする


◎ちょっと一言

原文い砲弔い
butcherは「動物を畜殺する、屠る」と辞書にはあるが、マカジキのような大型魚にもこの単語が使えると知った。
昔、アントニオ猪木やジャイアント馬場と戦い、日本で人気を博したアブドーラ・ザ・ブッチャーというプロレスラーがいた。「屠殺人」というリングネームだったわけだ。

原文イ砲弔い
鮫は「肝臓をえぐりとられ、ひれを切り落とされ、皮を剥がれたあげく、塩漬けにするために切りきざまれる」とある。
肝臓は肝油をとるためだろう。現代においては深海鮫の肝油は健康食品の原料として注目を浴びている。
ひれは中華料理のふかひれとなるのだろうか。
塩漬けの肉はどのようにして食べるのか?
広島の三次地区では昔から正月に刺身で食べる習わしがある。
沖縄では深海鮫の塩漬けの干物が売られているが、キューバではどのようにして食べるのだろうか?
これも今後の探求課題。



kiyo0816 at 13:34|PermalinkComments(0) 「老人と海」で学ぶ英語 

2022年02月10日

「老人と海」で学ぶ英語  第5回

英語の個人レッスンの生徒、高1のNさんの希望でヘミングウェイの「老人と海」を一緒に読み進めている。
そのレジュメの一部から。

★前回の続き

◎原文
"I remember"the old man said."I know you did not leave me because you doubted"
"It was papa mede me leave. I am a boy and I must obey him"
"I know"the old man said."It is quite normal"
"He hasn't much faith."
"No"the old man said."But we have. Haven't we?"
"Yes,"the boy said. "Can I offer you a beer on the Terrace and then we'll take the stuff home."
"Why not?"the old man said. "Between fishermen."


◎単語
・obey    〜の言いつけに従う
・faith 信頼、信用
・stuff 持ち物、道具


◎ちょっと一言
原文い砲弔い
"He hasn't much faith."(お父さんはあまり人を信用することが出来ないんだ)。
この文章は私が教わってきた英語では"He doesn't have much faith."になる。have notとなるのはhaveが助動詞の役目をする場合と習った。
しかしイギリス英語では"He hasn't much faith."でOKだそうな。
同様な例を1900年に初版が発行されたライマン・フランク・ボーム作の「オズの魔法使い」のブリキの木こりのセリフにも発見した。
While I was in love, I was the happiest man on the earth; but no one can love who has not a heart,(恋をしていた間、私は地上で一番幸せな男でした。しかし心を持っていない者は愛することはできません)

原文Δ砲弔い
Can I offer you a beer(ビールをおごらせてくれる)。
こう言ったということは、少年も一緒にビールを飲んだということか?
この後の描写を見ると少年がビールを飲んだ気配はない。
△諒犬任 I am a boy (僕は子供だ)と言っているが、Г馬型佑 "Between fishermen."(お互い漁師仲間だ)と言っている。
少年はいったい何歳なんだろう?
今後の課題だ。

この作品の舞台であるキューバは酒と言えばモヒートやダイキリに代表されるカクテルだ。
ビールでもブカネロ、クリスタルなどの銘柄があってなかなかのものだそうな。
少年が老人におごったビールの銘柄は何だったろうか?
まさかバドワイザーではあるまいな。


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2022年02月03日

「老人と海」で学ぶ英語 第4回

英語の個人レッスンの生徒、高1のNさんの希望でヘミングウェイの「老人と海」を一緒に読み進めている。
そのレジュメの一部から。

★前回の続き

◎原文
"Santiago" the boy said to him as they climbed the bank from where the skiff was hauled up.

"I could go with you again. We've made some money"

The old man had taught the boy to fish and the boy loved him.

“No”the old man said.“You're with a lucky boat. Stay with them”

ァBut remember how you went eighty-seven days without fish and then we caught big ones everyday for three weeks.”


◎単語
・bank  急斜面
・haul  強く引く

◎ちょっと一言

原文△砲弔い
少年は僕(I)ではなく僕たち(we)にお金がいくらか貯まったと言っている。老人はここのところ84日間魚が釣れていないのだから文無しだ。お金は他の船に乗り込んで漁をした少年が稼いだものなのだから僕(I)がと言ってもいいところを僕たち(we)と言っている。
このweにはニ通りの解釈が可能だ。
一つは少年の乗り込んでいる船のメンバー。今一つは老人と少年の二人のこと。老人を敬愛している少年は、老人の気持ちを気遣って、自分の稼いだ金を「僕たち二人にはお金が貯まった」と言っているのだと思いたい。

原文い砲弔い
You're with a lucky boat.「お前の乗っている船には運が付いている」。
この boat(船)の個所をいろいろ言いかえれば、人を激励したり褒めたりする際に使える表現だ。

原文イ砲弔い
you(おじいさん)が87日間不漁だったが、88日目から3週連続ででかい魚を釣り上げたのは we(ぼくとおじいさん)。
となると87日間は老人が一人で漁に出て、88日目から少年が老人の船に乗り込んで漁に出かけたということになるのだろうか?
「Nさん、どう思う?」


kiyo0816 at 11:04|PermalinkComments(0) 「老人と海」で学ぶ英語 

2022年01月27日

「老人と海」で学ぶ英語  第3回

英語の個人レッスンの生徒、高1のNさんの希望でヘミングウェイの「老人と海」を一緒に読み進めている。
そのレジュメの一部から。

★前回の続き

◎原文
The blotches ran well down the sides of his face and his hands had the deepcreased scars from handling heavy fish on the cords.

But none of these scars were fresh.

They were as old as erosions in a fishless desert.

Everything about him was old except his eyes and they were the same colour as the sea and were cheerful and undefeated.

◎単語
・well    かなり
・crease 折り目がつく、しわになる
・scar  傷、傷痕
・cord     綱
・erosion (土地の)浸食
・cheerful 元気のよい、陽気な
・undefeated  不屈の、不敗の


◎ちょっと一言

原文について
a fishless desert「魚の住まない砂漠」。
砂漠の砂中に魚は住まないので、fishlessは言わずもがなのこと。
老人が毎日繰り出していく海には魚がいる。魚の住まぬ、いわば「死」の砂漠と、「生」の海とのコントラストを際立たせるため、わざわざfishlessという言葉を入れたと考えておこう。

原文い砲弔い
"「老人の目は海と同じ色をたたえ、生気と不屈の闘志にあふれていた」。
生気と不屈の闘志にあふれた(cheerful and undefeated)目。
この小説「老人と海」は1958年にジョン・スタージェス監督によって映画化された。老人を演じたのは名優スペンサー・トレイシー。
キャサリン・ヘプバーンはスペンサー・トレイシーのことを「アメリカで理想の男性といえばスペンサー」と評しているが、そのスペンサー・トレイシーは生気と不屈の闘志にあふれた(cheerful and undefeated)目の男をどう演じているか、見てみたい。
cheerful and undefeatedな目で私が想起するのは作家の開高健の目である。
図らずも彼もまた主戦場は川ではあるが釣りの名手として自認しており確か「心はアマチュア、腕はプロ」とどこかに書いていた。
開高がその作品「オーパ!」で引用した中国の古いことわざがある。

一時間、幸せになりたかったら酒を飲みなさ。
三日間、幸せになりたかったら結婚しなさい
八日間、幸せになりたかったら豚を殺して食べなさい
永遠に、幸せになりたかったら釣りを覚えなさい"



kiyo0816 at 10:56|PermalinkComments(0) 「老人と海」で学ぶ英語 

2022年01月20日

「老人と海」で学ぶ英語  第2回

英語の個人レッスンの生徒、高1のNさんの希望でヘミングウェイの「老人と海」を一緒に読み進めている。
そのレジュメの一部から。

★前回の続き

◎原文
It made the boy sad to see the old man come in each day with his skiff empty and he always went down to help him carry either the coiled lines or the gaff and harpoon and the sail that was furled around the mast.

The sail was patched with flour sacks and, furled, it looked like the flag of permanent defeat.

The old man was thin and gaunt with deep wrinkles in the back of his neck.

The brown blotches of the benevolent skin cancer the sun brings from its reflection on the tropic sea were on his cheeks.

◎単語
・line: 綱
・coil: (渦巻き状に)巻く
・gaff: 魚鉤
・harpoon: もり
・furl: 巻く
・mast: 帆柱
・patch: つぎをあてる
・flour: 小麦粉
・permanent: 永久的な
・defeat: 敗北
・thin :やせた
・gaunt: (飢えや病気などで)やつれた
・wrinkle: しわ
・blotch: しみ
・benevolent: 良性の
・tropic: 熱帯の
・cheek: 頬

◎ちょっと一言

原文,砲弔い
either the coiled lines or the gaff and harpoon and the sail that was furled around the mast.
この部分で疑問がある。
either A or Bは「A か Bのどちらか」と中学校で習った。
とすればこの文章はAに相当するのが巻網、Bに相当するのが魚鉤や銛、マストに巻きつけた帆、となるので少年が老人を手伝って持ったのは
「巻網か、それとも魚鉤や銛、マストに巻きつけた帆のどちらか」という訳になる。
両者を比べれば重さが違い過ぎはしないだろうか。
ヘミングウェイも後の場面ではこのバランスの悪さに気が付いたのか、二人にはバランスの取れたものをそれぞれ持たしているが、それは後のお楽しみ。

原文い砲弔い
benevolent skin cancer「良性の皮膚がん」とは何ならむ?
今のところは「皮膚がんのようなもの」と理解しておくとするか。


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2022年01月17日

マスターズ陸上日記2022 その2

1月12日(水)

天気予報通り今日は朝からすこぶる冷え、一日中ストーブを抱きかかえるようにしていたが、さあ、夕方の練習だ。
庭に下りると小雪がちらついている。
いつものように体操、ジョギング―と言っても猫の額のような庭なので10数歩走ったら折り返すが―で軽くウオーミングアップ。
それからが庭での練習のメインとなる各種のジャンプ。
砲丸や円盤の飛距離を決める最大の要素は下半身の強さとバネにあると気づいた私は、それを手に入れるためにはジャンプ練習が必要であると判断した。
世界トップレベルの投擲選手の練習の様子をユーチューブで見ると、彼らがしばしばハードルや階段などを使ってジャンプ系のトレーニングを行っているのを見て、
(投げる競技なのにもかかわらず何故ジャンプ力をつけようとするのだろう?)
といつも不思議に思っていたが、マスターズ陸上を始めて14年目にしてそのことの重要性にやっと気が付いた。
地面反力を使って下半身主導で投げるのだ。
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具体的にどんなトレーニングを思いついたかというと、縄跳びのようなその場ジャンプ、しゃがみ込みからのジャンプ、後ろ走り、サイドステップ、クロスステップ、斜め方向へのジャンプ等々。
あらゆる方向へのジャンプを行うこのトレーニングを取り入れて二か月近くがたつが、太ももやふくらはぎがはっきりと太くなり足にバネが生まれてきたし、脚のさばきもシャープになってきた。

先ほどニュースで第27回全国都道府県対抗男子駅伝競走大会の中止が告げられた。
ネット上の日本陸上競技連盟の公式発表にはこうある。
「他地域と比べ急激に感染拡大が進む広島県内の現状を踏まえると、全国か
ら訪れる選手をはじめとする関係者、大会運営を支えていただく大勢のスタッフ、そして地域住民の方々の安全確保などの観点から、地元自治体や関係団体とも協議し、やむなく中止の判断に至りました」
二年続けての中止で残念だが、今の広島の状況からしてやむをえまい。
私は毎年、この駅伝の試合前日と当日の朝6時に広島駅に行くのを習わしにしていた。
日本を代表するようなトップランナーに交じって、各県代表の中学生、高校生の選手が暗闇の寒気の中、朝練習をしている様子を見るためだ。
真剣勝負を前にまなじりをけっし、白い息を吐きながら走る若い彼らを見ているといつも胸に熱いものがあふれ、目の前を通り過ぎる一人一人に「いいレースを!」と無言で声をかけたものだ。
彼等の朝練習を見終わって、まだ夜の明けぬ街を自転車で自宅に帰る道すがら、いつも岡林信康の歌「友よ」が頭の中を流れた。
“友よ 夜明け前の闇の中で
友よ 戦いの炎をもやせ
夜明けは近い 夜明けは近い…“



30分かけて庭での練習を終える頃には、この寒さにもかかわらず額にうっすらと汗が浮かんできた。
見上げれば雪雲の間に青空がのぞいている。
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・寒い雲が急ぐ(種田山頭火の句より)



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2022年01月14日

「老人と海」で学ぶ英語 第一回

英語の個人レッスンの生徒、高1のNさんの希望でヘミングウェイの「老人と海」を一緒に読み進めている。
そのレジュメの一部から。


◎原文

He was an old man who fished alone in a skiff in the Gulf Stream and had gone eighty- four days without taking a fish.

In the first forty days a boy had been with him.

But after forty days without a fish the boy's parents had told him that the old man was now definitely and finally salao, which is the worst form of unlucky, and the boy had gone at their orders in another boat which caught three good fish the first week.


◎単語

・fish :魚を釣る
・skiff:(櫂でこぐ)小船
・gulf :(大きな)湾
・Gulf Stream :メキシコ湾流
・definitely :明らかに、明確に
・orders:命令、指図


◎ちょっと一言

原文,砲弔い
・84日間、一匹の魚もつれなかった老人。84日とは12週間、すなわち3ヵ月間釣果がなかった、つまり無収入だったということだ。一人で漁をしている漁師がそれだけ長い間収入がなかったとすれば、彼はその間どうやって食べていたのだろうという疑問が出てくる。
この先、この疑問に答える文章が出てくるだろう。

・何故作者のヘミングウェイは「一匹も釣れない日が八十四日」としたのだろう。84日とは12週間ということ。つまり老人は不漁の日が13週間目に入っているということだ。13は不吉な数とされていて、不吉な期間に老人が入っていることを暗示するため84という数字にしたのではありませんかと、ヘミングウェイがもし生きていたなら質問してみたい。

原文について
・salaoとは「最悪の状態」the worst form of unluckyを指すスペイン語だとヘミングウェイは記している。しかし私の持っているスペイン語の辞書をみてもsalaoという単語はない。ひょっとするとキューバ独特のスペイン語なのだろうか?
そうでなければがsalao はsaladoの勘違いではなかろうかと思っている。
saladoとはスペイン語で「塩辛い」の意だが、中南米の諸国では「不幸な、不運な」という意味でも用いる。

・,任歪爐蠢イskiffという単語で表し、ここではboatを使っている。  ,任狼を釣ることをtaking a fishと「take」という単語を使い、ここではcaught three good fishと「catch」を使っている。どちらも同じ意味であるということをヘミングウェイから教えられた。
英語は同じ単語の繰り返しを嫌う言語だ。


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2022年01月07日

マスターズ陸上日記2022 その1

円盤を投げているところを写真に撮られたことがある。

5年前のこと、いつもの河川敷で投擲練習をしていると、近づいてきた若い女の人が声をかけてきた。
「円盤を投げているところを写真に撮らせてもらってもいいですか?」
聞けば大学の写真部のメンバーで、発表会のための写真を撮り集めているところだそうな。
円盤を投げている人は初めて見たのでぜひ取らせて欲しいと言う。
「なんだか気恥しいなあ」
と言いながらも、私はまんざらでもない気持ちを抑えきれなかった。
「顔が影になって映りにくいだろうから帽子を取りましょうか?」
というと
「かぶったままでいいです」
と言う。
「自由に投げてください、勝手に撮りますから」
と言って彼女は私の左右や後ろに回って、しばらくシャッターを押していた。
私はなんだかファッションショーの花道を歩くモデルになったような気分になった。自分のフォームが、かのギリシア彫刻の円盤投げ若者のように華麗に、力強く見えることを私は願った。
いつもなら投げる瞬間は力が入って鬼瓦のような顔になるのだが、なるべくにこやかな表情で投げようとしている自分に気が付いてそのいやらしさに苦笑する。
ああ、しかし何ということか、カメラの前で投げるという晴れがましい時に限って円盤は私をあざ笑うかのように飛ばないのだ。
「いつもはもっと飛ぶんだけどなあ」
と言い訳がましいことを私は彼女に聞こえるようにつぶやく。
いいところを見せなくてはと、黒こげの邪念となって私は投げ続けた…。

普段の練習ではデジカメで自分のフォームを動画にとって見ているが、人に写真を撮ってもらうのはその時が初めてのことだった。そもそも見知らぬ人から(写真を撮らせてほしい)と言われたことなど私の人生でただの一度もありはしなかった。
「いい写真がとれていたら今度持ってきます」
そういって彼女は立ち去って行った。
いいのがとれていなかったのか、それとも被写体の私にそもそも問題があったのか、彼女が写真を持って来ることはなかった。
カメラを気にしてどんな気取った顔つきで円盤を投げていたのか、さぞ気持ちが悪いに違いない自分の姿を見てみたかった。



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2022年01月05日

大学受験英語レッスンより  その1

高校一年生K君の志望大学の入試英語は高い読解力が求められている。
彼の個人レッスンからの落穂ひろい。


what with A and (what with)B:  AやらBのために

carve out: 努力して手に入れる
(例文)
I carve out the time
私は時間をひねり出す

come to: 〜に達する
(例文)
That comes to a total of42.195 kilometers:
合計で42.195キロメートルになる


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2021年12月07日

大学入試赤本

私が担当しているS君の大学受験が近づいてきた。
夏以降、赤本の「京大の英語」で過去問に取り組んでいる。

この二年間、S君を担当したおかげで私も普段だったらおそらく興味を持たない分野の英文に接してきた。
「自己修復ゴムの開発」「代替肉ビジネス」「アレルゲンリストへのアーモンドの追加」「白内障の熊の手術」等々。
関心の薄かった分野の英単語が随分と増えたのはS君と勉強したおかげだった。
授業料をもらいながら私も勉強させてもらっていたようなものだ。

2012年の京大の英語では珍しく小説の一節が出題されている。
そこにこんな一節がある。
「あなたは神様の楽器だ。楽器ケースにしまい込んだままにしておいてはいけない。演奏するんだ」
そうして続いて、意訳すればこうある。
「バッハの難局を演奏できる人が(猫ふんじゃった)で満足してはいけない!」
S君を発奮させる言葉であると思いたい。


kiyo0816 at 15:30|PermalinkComments(0) スクール日記 

2021年11月05日

『日の名残』(カズオ・イシグロ)より  その1

・almost a fortnight ago:約二週間前

・step-ladder:脚立

・Viscount Wetherby:ウェザビー子爵

・on seeing my person:私の姿を見ると


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2021年11月01日

風景の中の山頭火 その1

すすきのひかりさえぎるものなし 


この句の前書きに山頭火は「大観峰」と記している。
大観峰は阿蘇の北外輪山の一峰でかつては遠見ヶ鼻と呼ばれていたが、大正11年5月小島内牧町長の要請により、熊本出身のジャーナリスト徳富蘇峰が大観峰と名づけたそうな。
山頭火が俳句の師である荻原井泉水などと阿蘇山に登頂したのは昭和4年11月3日のこと。
大観峰がその名を与えられてからわずか7年後のことだった。
その時からまた約7年後、詩人の三好達治は雨の阿蘇の情景を「大阿蘇」という詩に歌っている。
この二人の詩人の作品によって光と雨の二つの阿蘇を、かの地を訪れたことがないのにも関わらず私は味わうことが出来た。

2021年10月25日午後4時40分現在、阿蘇のライブカメラをパソコンで見ると、今まさに夕日を浴びたススキの穂が強い風に揺れている。
眼下に広がる平野を隔てて、彼方に先日激しい噴火を起こしたばかりの阿蘇が白い噴煙を上げているのが見える。

上掲の山頭火の句から私に見えて来る映像。
阿蘇の外輪山。
季節は秋。
一面の薄の原。
沈みかけた夕日から無数の黄金の矢が放たれ、草原に降り注いでいる。
その光の矢を浴びたススキの群れが、草原を渡る風を受けて金色の波を打ち続ける。

私はその映像の中に入っていく。
風の音が聞こえてくる。
その風がススキの穂を揺らすサラサラと乾いた音が聞こえてくる。
山頭火の墨染めの法衣の裾を草の香りのする風がはためかせ、彼の丸メガネは夕日を反射して黄金色に光っている。
山頭火はさえぎるもののないススキの原にじっと立ったままでいる。
山頭火の横で草に腰を下ろし、私は遠くに上がる白い噴煙を眺めている…。

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2021年10月29日

マスターズ陸上日記2021 その11

10月23,24(土日)、三次市で行われた中国マスターズ陸上選手権に行ってきた。

23日(土)広島駅から芸備線の各駅停車に乗って約二時間、前回の中国マスターズ陸上選手権から五年ぶりの三次駅だ。
コンビニで昼飯用のおにぎりを仕入れてからタクシーでスタジアムに向かう。
一年、 二年ぶりに会う選手達と「ヤアヤア」と挨拶。
みんな若々しい。
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午後一時から砲丸投げ。
今回からM70クラスとなった私の投げる砲丸は4k。
いつもは5kの砲丸で練習しているので随分と軽く感じ、好記録の予感を十分に感じる。
競技開始前の公式練習では11m60まで飛んだので、気分を良くしての競技スタート。
ところが突然フォームが崩れ、結局優勝はしたが10m74に終わる。
この記録はM70クラスの中国地区新記録、大会新記録ではあったが私としては不完全燃焼だった。
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夜はホテル近くの居酒屋で一人で飲む。
コロナの影響で居酒屋で飲むのも二年ぶり。
試合先の初めての居酒屋で一人酒を飲むのがいつもの私の習わしだが、旅情を感じていいもんだ。
中尾酒造の「幻」は初めて口にしたがうまかった。
人気のない道をホテルに帰る。
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二日目は円盤投げ。
運動公園の隅でウオーミングアップをするが、三次名物の霧がかかり、しかもかなり寒い。
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円盤投げは最終練習でフォームがバラバラになり、そのまま三次にやって来たが、その日のアップでも円盤がうまく飛ばない。
そのまま競技に入ったが、予想通りファウルの連発、結局ファウルしなかったのは3投目、4投目の二回だけ。
33m23で優勝、大会新記録ではあったが、自己記録を5mも下回りこちらも不完全燃焼だった。
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広島に向かう帰りの電車内。
自分のフォームというものを頭ではなく体に覚えさせないとだめだということが改めてよくわかった。
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帰宅の夕方、玄関のベルが鳴る。
出てみるとマスターズ陸上事務局長のSさん。
私が今大会の優秀選手に選ばれたということでレプリカを持ってきてくださった。
今年唯一の試合が終わり、今シーズンも終わった。
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2021年10月15日

マスターズ陸上日記2021 その10

10月14日(木)

朝7時半に河川敷にやって来た時には朝陽は雲に隠れていたが、9時を過ぎて雲が切れていき、10時を過ぎてからは秋空がいっぱいに広がって実に爽快だった。
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草むらから聞こえてくる虫の音は随分と弱々しくなってきた。
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このところ調子が上がってきていた砲丸(5K)は10m40が二本出た。
7月以降では一番いい記録だ。
下半身の使い方で大きなヒントがあった。
私の出場するM70部門の砲丸投げの重さは4kなので、この調子だと11mは飛ぶかもしれない。
M70部門の広島県記録は10m14,中国五県の歴代一位は10m42なのでこの記録は破りたい。
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円盤投げ(1k)は35mは確実に飛ぶようになってきたがそこからが延びない。
あれやこれやとフォームをいじって迷路にはまるいつもの悪癖が出る。
シンプルに投げようと決めて練習を終える。
M70部門の円盤の広島県記録は28m90,中国五県の歴代一位は38m59。
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来週23,24の土日の二日間、三次市で行われる中国マスターズ陸上選手権まであと一週間。
当日のスタートリストも発表された。
リストの中に鳥取のF氏の名前がないのが残念。
23日(土)の砲丸投げが終わった晩、三次で一人、祝杯を挙げる居酒屋を目下検索中。
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2021年09月23日

マスターズ陸上日記2021 その9

9月21日(火)

朝7時半、約半年ぶりにホームグランドの河川敷にやって来た。
8月の大雨による増水で芝生はズタズタに流されているが、何といっても14年間親しんできたこの場所はいい。
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人がほとんどやってこない場所なので、心いくまで円盤を投げることが出来る。
上空は快晴で真っ青な空が広がっている。
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砲丸(5K)はすっかりレベルが下がってしまった。
9m40がやっとだ。
デジカメで撮影した動画を見てもフォームが小さくなっているのが分かる。
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円盤投げ(1k)は35mまで戻ってきた。
円盤が低空飛行なのを修正すればもっと距離は伸びる。
腰のスイングスピードは出てきた。
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10月末の三次市で行われる中国マスターズ陸上選手権まであと一ヶ月。

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2021年08月29日

マスターズ陸上日記2021 その8

8月29日(日)

朝7時。
公民館の臨時駐車場。
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曇っていたが、練習を終えた9時には夏空から暑い日差しが降り注いでいた。
出場を予定していた22日(日)の岡山県マスターズ選手権、29日(日)、つまり今日の島根県マスターズ選手権はいずれもコロナの影響で直前に中止の決定。
ガックリ来る。
今年はまだ一度も試合に出ていない。
エントリーしている試合は10月23,24日、三次市で行われる中国マスターズ選手権を残すのみ。
開催されることを祈って久しぶりの投擲練習。
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円盤投げ(1k)はタイミングがずれてしまって31mしか飛ばず。
砲丸(5K)はフォームを大幅に変えて試してみる。
10m20が一本出てまずまず。
改良の余地はいっぱいあるのでこちらはいい気分で練習を終える。

夏休みは終わったものの虫取り網を持った親子がバラ公園へと向かって登っていく。
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2021年08月21日

孫に教える英語教室

◎対象: 英語を基礎から勉強しなおし、その成果を生かしてお孫さんに英語を教えてみたいとお考えの方。
高校入試、大学入試レベルまでの学習を希望の方もどうぞ。

◎レッスン形態: 個人レッスン

◎教材: 中学校の教科書〜大学入試用のテキスト

◎レッスン料金: 1時間につき3,000円

◎レッスン時間・曜日・回数: 受講者の希望による

*****************************
エバンス外語スクール
〒732-0067:  広島市東区牛田旭2−4−10
Tel: 082-221-9720


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2021年08月10日

大学入試の英語

高3のS君の第一志望は京都大学。
彼の要望により、今までのレッスンに加えて京都大学の過去問を夏休みに入って始めている。

英語の長文問題は以前から二問ずつ出題されているが、いずれもかなりの長文で単語も相当難解なものが多い。
京大は英語の配点が高いので、京大の受験生は英語力が要求される。

問題文のテーマはいかにも京大といった匂いがプンプンしており、例えば2020年のテーマの一つは「小さな生き物の脳に備わっている高い認知能力」であり、2019年は「仮想現実から学ぶ人間の実像」である。

テーマを聞いただけで「ウエー」と言いたくなる、かつての私のような文系の受験生もいるだろう。


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2021年08月07日

マスターズ陸上日記2021 その7

8月6日(金)

朝7時。
今日も快晴で山からは盛んなセミ時雨。
投擲練習をする公民館の臨時駐車場は草刈りの業者が入って、甲子園球児の頭のように短く刈り込まれている。
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砲丸、円盤共にレベルがすっかり下がってしまった。
フォームをあれこれ手直しをしているうちに、三か月前に飛んでいた頃の感覚がすっかりなくなってしまった。
毎年よくあることではあるけれど。
練習日誌を読み直して、よかったころのフォームを取り戻すべし。

10時に練習を終えて、広場の隅に見わずかにある木陰に逃げ込むと、涼しい風が吹いている。
見上げれば木漏れ日がまぶしい。
岡山マスターズ陸上選手権まであと二週間。
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2021年07月29日

マスターズ陸上日記2021 その6

7月23日(金)

・練習時間:午前7時30分〜10時10分
・場所:公民館裏の空き地(臨時駐車場)

今朝も朝から強烈な暑さ。
捕虫網を持った小学生の男の子が二人、虫を追いかけて走っている。
今も昔も変わらぬ夏休みを象徴するシーンだ。
私の首筋も黒く日焼けしてきたが、私のような高齢者が日焼けするとただ汚らしいだけだ。
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円盤投げ(1K)から練習開始。
右側にファウルを連発。
円盤が高く上がらない。
腰がしっかり回っておらず、腕の振りが甘いためだ。
今日のベストは34m50。

9時からは砲丸投げ(5K)。
こちらもパッとしないが、右足足首を回して腰を回転させることに気づいたのは収穫。
今日のベストは9m40。
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疲れ知らずの虫取りの男の子たちにはこの暑さもものかわ、まだ虫を追いかけている。
あの体力が、私に欲しい。




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2021年07月26日

山頭火の茄子  その2-1

(二)茄子の句、いろいろ

山頭火が茄子を詠んだ句は、山頭火の日記から私が数えた上げた限りでは13句ある。
列挙してみる。

・茄子を鰯に代へてみんなでうまがつている(昭和5年)
・うれしい雨の紫蘇や胡麻や茄子や胡瓜や(昭和7年)
・もいでもたべても茄子がトマトがなんぼでも(昭和8年)
・茄子胡瓜胡瓜茄子ばかり食べる涼しさ(昭和8年)
・昼しづかな焼茄子も焼けたにほひ(昭和8年)
・風が落ちて雨となつた茄子や胡瓜や(昭和8年)
・きのふもけふも茄子と胡瓜と夏ふかし(昭和8年)
・夕立が洗つていつた茄子をもぐ(昭和8年)
・ひとりでだまつてにがい茄子をたべることも(昭和8年)
・かたづけてまだ明るい茄子に肥水(コエ)をやる(昭和9年)
・ふるさとや茄子も胡瓜も茗荷もトマトも(昭和10年)
・ほどよう住みついて鮮人長屋の茄子や胡瓜や唐がらし(昭和12年)
・どうやら雨になりさうな茄子苗も二三(昭和15年)


気が付くのは13句のうち7句が昭和8年に詠まれており、しかもその7句のうち6句は7月、8月の二か月に集中しているということだ。
昭和8年の7月、8月に山頭火は突然茄子のうまさに開眼したのだろうか?
それとも料理上手に茄子の調理法を教わり、それをきっかけに茄子好きになったのだろうか?
そうではあるまい。
茄子好きの彼は勿論、毎年茄子を食べていたのである。
では何故、この二か月間に茄子の句が多く生まれたのだろうか?
それには理由がある。

前年の昭和7年9月20日、山頭火は山口県の小郡町(当時)矢足に一軒家を借り、それを其中庵(ごちゅうあん)と名付けて、念願の一人暮らしを始めた。その日の喜びを彼は日記にこう書き記している。
『昭和七年九月廿日其中庵主となる、――この事実は大満洲国承認よりも私には重大事実である』。
満州事変が起こったのは昭和6年(1931年)で、山頭火が其中庵主となる一年前のことだ。

その後間もなく、山頭火は其中庵の庭を開墾し、野菜を作り始めた。
昭和7年9月8日、入居前のまだ改築中であった其中庵を訪れた際の日記にはこうある。
『こゝの人々――家主の方々、殊に隣家の主人――は畑作りが好きで、閑さへあれば土いぢりをしてゐる、見てゐて、いかにも幸福らしく、事実また幸福であるに違ひない、趣味即仕事といふよりも仕事即趣味だから一層好ましい。
けさ播いてゆふべ芽をふく野菜もある、昨日播いたのに明日でなければ芽ふかないのもあるといふ、しよつちゆう、畑をのぞいて土をいぢつて、もう生えた、まだ生えないとうれしがつてゐる、私までうれしくなる。』
これと同じ喜びを翌昭和8年の夏、山頭火は存分に味わうことになり、それが7月、8月に句として結実したのだ。
このことから分かるように山頭火の茄子の句は、書斎の中で生まれたのではなく、畑で額に汗して野菜を育てる中から生まれたものである。
また翌昭和9年以降は、山頭火が茄子を育てることに初年度程のフレッシュな喜びを感じなくなっていることが、茄子の句がぐっと少なくなっていることでそれと分かる。



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2021年07月23日

山頭火の茄子  その1

(一)夕立が洗つていつた茄子をもぐ


この句は昭和8年8月22日の山頭火の日記に書かれている。
日記はこうだ。

『晴、宿酔気分、焼酎一杯。
逸郎さんから見事な葡萄を一籠貰つたので、冬村君、呂竹さんへお裾分する。
私の貧乏はよい貧乏だとしみじみ思ふ、裸木さんの貧乏だつたことを聞くにつけても。
蛙の子がやたらにそこらあたりを飛びまはつてゐる。
すつかり無くなつた、――米も薪も、無論、銭も! 明日はどうでもかうでも行乞しなければならない。
夕方、学校の宿直室に樹明君を訪ねて暫らく話した、十一銭のお辨当を頂戴した、庵ほど御馳走のないところはないから、何を食べてもうまい。
どうも飲みすぎる食べすぎる、禁酒絶食はとても出来ないが、せめて節酒節食したい、しなければならない。
いかなる場合でもいかなる事物でも、過ぎたるは及ばざるに如かず、好物に対して殊に然り』

これに続いて10句が書かれているが、そのうちの一句が
・夕立が洗つていつた茄子をもぐ
である。
この句は自信作であったようで、山頭火は自選句集「草木搭」にこれを収録している。

八月も末、午後の夕立が過ぎて行った山頭火の畑の野菜は雨に洗われて生き生きしている。
熟れた茄子は夕立に洗われてつやつやとし、茄子に残った雨のしずくも夕日に光っている。
夕日に照らされた雨上がりの野菜畑に立つ山頭火の姿は一服の絵のようだ。
自ら育てた茄子をいつくしみながら鋏を入れている山頭火の喜びに満ちた一句である、と私は読んだ。
自由律俳句の山頭火にしては珍しく、五七五の調べの俳句である。

さて、その日の夕立が洗っていったのは茄子だけではない。
日記には次の句もある。
・夕立晴れたトマト畑に出て食べる
山頭火の庵はいつもながらの「すつかり無くなつた、――米も薪も、無論、銭も!」状態。
しかし貧洗うがごとき山頭火の住まいにも唯一豊かなものがある。
野菜だ。
山頭火が自ら丹精している畑にはいろいろな野菜が今まさに食べごろだ。
雨上がりの畑に出た山頭火は、夕立が洗っていったトマトをもぎ、立ったまま、歯がほとんどなくなった口でかぶりつくのだ。
実にうまそうではないか。
昭和8年8月4日の日記に、彼は野菜についてこう書いている。
『野菜はうまい、そのほんとうのうまさはもぎたてにある』
この極意を山頭火は自ら野菜を育てることで会得したのだ。
山頭火は野菜のエキスパートだったのである。


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2021年07月22日

マスターズ陸上日記2021 その5

7月20日(火)

・練習時間:午前7時30分〜10時10分
・場所:公民館裏の空き地(臨時駐車場)

朝からギラギラの油照りで、太陽はやる気十分だ。
裏山からはこちらもやる気いっぱいのセミの声。
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8月22日の岡山マスターズ、29日の島根マスターズが近づいてきたので、約二か月ぶりに屋外での投擲練習を再開した。
この二か月間、下半身を中心にしっかり体作りをしてきたが、さて実際の投擲にどう出るか。

円盤投げ(1K)から練習開始。
本練習に入って12回投げるが、腰の回転が鈍い。これから一か月で切れを出していくことだ。
35mが今日のベスト。
首筋に当たる太陽がひりひりするほど強い。
「太陽がいっぱい」のアラン・ドロンになった気分になる。

9時からは砲丸投げ(5K)。
こちらも腰が思うように回転しない。
最後にはやけくそになって「飛ぶ気がないなら飛ばしてやろうじゃないか」とばかりにやけくそになって投げるので、ますます飛ばず。
飛ばないといつもこのような投げやりな投擲練習になってしまい、自宅に帰っていつも反省するが、同じ過ちを何度も繰り返す。
今日のベストは10m。
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ここは河川敷と違ってわずかに木陰があるのがせめてもの慰めだ。
暑さにへとへとになって帰宅。



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2021年05月20日

マスターズ陸上日記2021 その4

5月19日(水)

曇り。

公民館裏手の空き地は9時頃までは小ぬか雨。
小雨が降っているせいか、この空き地を通ってバラ公園に向かい人もいつもより少なく、安心して円盤を投げられる。
10時を過ぎるころから薄日が差してきた。
今日は砲丸を一時間半近く投げ続けたので、明日はかなり体にダメージが残りそうだ。
屋外で投擲練習を始めて一か月半が過ぎたが、徐々に調子は上がってきている。

しかし広島は目下、緊急事態宣言の発令中。
他県でもマスターズ陸上の試合が次々と中止、延期となっている。
緊急事態宣言が6月に入っても解除されなければ、6月13日(日)の広島県マスターズ陸上選手権は中止、または延期になるのはほぼ確実。
そのため何となく緊張感がわいてこない。

今日の砲丸(5K)10m20
今日の円盤(1K)37m
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2021年05月08日

大学入試英語  その1

私のスクールで大学受験英語の個人レッスンを受けている生徒の一人がB君。
彼のレッスンでメインテキストとして使ってるのがNHKの「高校生から始める現代英語」。
以下はある日のテキストに出てきた単語のいくつか。

mark: 印をつける、記念する
anniversary: 記念日
tomb: (大きな)墓
grave: (普通の)墓
the Arch of Triumph: 凱旋門
monument: 記念碑
attendee: 出席者
chancellor: (ドイツの)首相
commemorative: 追悼の
warn: 警告する
nationalism: 国家主義
betrayal: 裏切り
betray: 裏切る
patriotism: 愛国心
interests :利益
erase: 消す
precious: 貴重な
erupt: 勃発する、噴火する
claim: (人命などを)奪う、要求する
armistice: 休戦(協定)
eventually: 結局
draw: 引く

2018-04-18 08.05.42




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2021年05月06日

マスターズ陸上日記2021 その3

5月6日(木)

快晴。

練習場所の裏山は昨日の雨に洗われて緑が清々しい。
今朝はいつも周囲を飛び回るクマ蜂も姿を見せず。
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円盤投げ(1K),腰のスイングで投げることを意識して35mが2本出る。
やはりポイントは腰だ。
腕を意識しなくても腰さえしっかりとスイングすれば腕は自然と振れてくる。
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砲丸(5K)もやはり腰だ。
9m70が今日のベスト。
距離こそなかなか伸びないがフォームの質は少しずつ良くなってきている。
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2021年04月28日

マスターズ陸上日記2021 その2

4月27日(火)

いつも投擲練習をする河川敷が工事のためにしばらく使えないので、近所の公民館裏の空き地で練習。
裏山の緑が鮮やかで実に爽快な場所だが、クマ蜂が頻繁に頭上にやってきて威嚇するのには薄気味悪さを感じさせられる。
家に帰ってネットで調べると「体が大きく羽音の印象が強烈であるため、獰猛な種類として扱われることが多いが、性質はきわめて温厚である。ひたすら花を求めて飛び回り、人間にはほとんど関心を示さない」とあるが、私には積極的に関心を示すのはどういう訳だろう。
私だって人間なのに。
その感心が好意であるならいいが、敵意であったら嬉しいことではない。
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円盤投げ(1K)の一投目で派手にひっくり返る。
振り切り際、左足が滑べり、右半身を地面にたたきつける格好になった。
その後は恐る恐るターンしながら10本ほど投げる。
32mは安定して越え、最後の一本は良い感じて飛んで34mが出た。
少しずつ調子が上がってきている。

砲丸(5K)は新しい投法を試す。
下半身が今までよりは使えていい感じで10mが一本出る。

帰宅後、右足首と右膝が大きく腫れて痛み始める。

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2021年04月21日

友人の新刊書

先輩の寺島洋一さんの本が4月に全国の書店で販売開始となった。
タイトルは「明治の父の日記」。

明治生まれの父上の日記をもとに、明治という時代と太平洋戦争敗戦後の二つの世界を鮮やかに描き出す、父子の「共作」の回顧録。

是非お読みください。

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2021年04月06日

マスターズ陸上日記2021 その1

4月6日(火)

2021年度第一回目の屋外での投擲練習。
河川敷は芝生の張替え工事中で河川敷に下りるスロープは工事車両の通行のため入れない。
やむなく高さ20メートルほどのコンクリートの壁にある急な階段を自転車を担いで下りたが、自転車には砲丸と円盤も積んであって重く、途中でバランスを失って危うく転落するところだった。

河川敷の上空は薄曇りでやや肌寒かったが、1時間ほどたったら真っ青な空が広がって爽快だった。
年明けから作ってきた新フォームでどれだけ飛ぶか、期待に満ち満ちて練習を始める。
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砲丸(5K)は9m80,円盤(1K)は34mが初日の結果。
まあ初日とすればこんなもんか。
言うは易く行うは難し。

今年の秋には私はM70部門になるので全日本マスターズを楽しみにしていたが、コロナの影響で今年も中止となるようだ。
今年の初戦は6月13日に尾道である広島県マスターズ選手権。
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帰りも急な階段を、今度は自転車を押して上がるが、またも途中で二回「ああ、落ちる」と冷や汗をかいた。
早く芝生の張替え工事が終わってくれないと、毎回命を危険にさらすことになりそうだ。
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