皇室

2006年01月11日

このまま皇室典範は改正されてしまうのか

 皇室典範改正の動きが本格化する一方、寛仁親王殿下は毎日新聞、文藝春秋のインタビューに答え、再び女系容認に警鐘を鳴らしておられる。政府、与党はこのまま寛仁親王殿下を無視し続けるつもりなのであろうか。

 一方、自民党。国民参加型の総裁選をやるとかいつも頓珍漢なことばかり言ってる武部のオッサンが党議拘束を掛けずに自主投票にする可能性があることを示唆した。なかなかいいこと言うやんけと思った矢先、それを打ち消すかのように、即座に安倍官房長官が党議拘束は必要との認識を示すという残念な結果に・・・

 もっとも、今のままでは党議拘束のある、なしはあまり関係がない。公明、民主党の99%が賛成に回るであろうから自民党の50%が反対に回ったところでどうしようもないのだ(半数も反対に回らないだろう。50%という数字はかなり多めに見積もったつもり)。政府が改正案の提出を見送らない限り、皇室典範改正は避けられないだろう。

 最近、もう何もかも手遅れな気がしてならない。天皇陛下の大御心以外にこの動きを止めることは不可能ではないか・・・

2005年12月31日

12月31日

 言うまでもなく今日は今年最後の日である。多くの日本人が仕事も休みでボケ〜っとしとるわけだが(もちろん私も例外ではない)、天皇・皇后両陛下と皇族の方々にとっては大変お忙しい日である。12月31日には、節折、大祓、除夜祭と3つの宮中祭祀が行われるからだ。大晦日というのは皇室にとっても最も忙しい日のうちの1つなのである。ちなみに明日、元日も四方拝、歳旦祭という2つの祭祀が行われる。祭祀以外にも新年祝賀の儀、新年一般参賀などが行われるため、皇室に正月休みなどない。

 多くの日本人がこのような事実を知らずに年末年始をボケ〜っとすごすのだ。何とも申し訳ない話ではないか。天皇陛下からすれば、「天皇・皇室が国民ために祈りますので、国民はごゆっくりと年末年始をお過ごし下さい」ということであっても、「じゃあお言葉に甘えて」と私は思えないんですな。

 日々我々のために祈って下さる皇室。この恩に報いるために我々も祈ろう。初詣の際には、日本国と皇室の弥栄を祈るべし!!

 
 今年1年、当Blogを訪れて下さった皆さま、ありがとうございました。来年もお付き合い頂ければ幸いです。
 それでは、よいお年を!

2005年12月15日

これでいいのか日本会議議員懇?

 最近、やる気がでなくて更新が停滞しております。卒論もあと一歩なんだが微妙にやる気が出ない。

女系天皇「伝統断絶後世に禍根残す」宮城県議会常任委
 宮城県議会総務企画常任委員会は14日、女系天皇容認などを盛り込んだ「皇室典範に関する有識者会議」(小泉純一郎首相の私的諮問機関)報告書に沿った皇室典範の改正について「政府は伝統を順守し、拙速な改正法案提出を慎むべきだ」との意見書を提出するよう求める請願を、賛成多数で採択した。
 宮城県神社庁によると、同趣旨の請願が採択されたのは都道府県議会で初めてという。
 請願採択を受け、有志の県議が15日、県議会本会議に首相らあての意見書案を提出。採決されるが、賛否は拮抗(きっこう)しており、可決されるかどうかは流動的だ。
 素晴らしい。建国記念日制定、元号法制化、日の丸・君が代法制化も地方からの働きかけが大きな原動力となった。これで県議会本会議で通れば、宮城県GJ!!ですな。

<皇室典範改正>男系継承維持の議員立法案も国会提出へ
 超党派の保守系議員でつくる「日本会議国会議員懇談会」(会長・平沼赳夫元経済産業相)は14日、政府が作成中の女性・女系天皇を容認する皇室典範改正案の対案として、男系継承を維持するための議員立法案を来年の通常国会に提出する方針を固めた。与野党の保守派には「女系天皇」に慎重意見が根強く、国会審議に一石を投じそうだ。
 対案として、現行の皇室典範は改正せず、1947年に皇籍離脱した11の旧宮家の皇族復帰を認める時限立法により、男系継承を維持させる案が浮上している。懇談会は自民党を中心に約240人で構成され、安倍晋三官房長官や麻生太郎外相らが役員を務める。
 小泉党と化した今の自民党の国会議員が本当に旧宮家を皇籍復帰させる法案を提出し、賛成できるんかねぇ?
 そもそもこの時限立法、皇室典範改正案とは全く別の法案なわけで、政府の皇室典範改正案と議員懇の時限立法の両方が採択、可決される可能性も当然あるわけですよね?そうなってしまうと旧皇族が皇籍復帰したところで皇位を継承する可能性はほぼゼロに近い。つまりこの時限立法が可決されることと、男系男子による皇位継承が維持されることはイコールではないということだ。なんか詐欺みたいだな・・・こんなことしてるから日本会議議員懇談会を俺は信用できないのだ。素直に、臣籍降下した皇族が皇籍復帰できる追加条項を含んだ皇室典範改正案を出せばよいではないか!!なんで対案が全く別の法案やねん!!
 日本会議議員懇、ホントよくわかんねぇよ。いい加減、男系男子維持派を詐術にかけるための政府の罠かと疑いたくなるわ。

2005年12月09日

何度でも言う。妥協は許されない。

 何度でも言うが、私は女系天皇だけでなく、女性天皇にも反対の人間です。詳しくは先日書いたので繰り返さないが、女性が立太子するというのはわずか一例の「先例」があるだけで、我が国の伝統ではない。そもそも女性天皇は、イレギュラーなもので「超法規的措置」なのだ。皇室典範に明記するべきではない。どうしても女性が皇位を継がねばならないというのであれば、自衛隊のイラク派遣のように特別法で対応すべきであろう。
 で、本日こんなニュースが。

日本会議国会議員懇 男系女子の容認に賛意
 超党派でつくる「日本会議国会議員懇談会」(平沼赳夫会長)は八日、皇室典範改正問題に関する勉強会を開いた。講師の百地章・日大教授は、「皇位は、皇統に属する男系の男子が、これを継承する」とある現行の皇室典範一条の「男子」を「子」に改正し、男系の女性天皇を認めるよう提案、出席議員のおおむねの賛同を得た。
 また、百地氏は政府の「皇室典範に関する有識者会議」報告書が、旧宮家の皇籍復帰に反対していることについて、「女性天皇や女性宮家の配偶者として、民間人が次々と皇族の仲間入りすることの方が、はるかに皇族と国民の区別をあいまいにする」と主張した。
 皇婿についての議論をしっかりしないで女帝を安易に認めるという点で、有識者会議と何ら変わらないではないか!!「日本会議国会議員懇談会」は何をやってるんだ!!皇室典範改正問題で一番保守な集団だと思っていた、日本会議議員懇がこの体たらくとは・・・
 この議員懇、前から平沼赳夫が一人飛ばしてて他の議員はついてこれてないんじゃないかという不安があったのだが、やっぱりダメなのか?
 
 何度も言うが、女性天皇を認めるというのは皇統の伝統に対する理解がなく、ただ女系容認派と妥協しているだけだ。憲法9条改正議論で「国防軍」ではなく、「自衛軍」などという妥協の産物の名称を容認し、保守を気取ってる自民党議員と何らかわらない。 何度でも言う。国体の議論に妥協はありえない。自分たちの正統性を信じ、最後の最後まで戦いを続けた南朝の武士たちの生き様を見よ!!

2005年11月28日

男系であろうと女帝はダメ

 以前も書いたのだが、私は女系はもちろんのこと、男系の女子の皇位継承も否定的である。つまり、愛子内親王殿下が天皇として即位することは反対ということだ。どうも、愛子内親王殿下が天皇として即位して幸せになれるようには思えないのだ。また、愛子内親王殿下の即位は伝統に則ったものではなく、避けることができるのであれば避けるべき事態である。

 8人10代の男系女性天皇はたしかに存在した。だから、女系に皇統が移ることは伝統に反していても、愛子内親王殿下が天皇になることは伝統に反しないと一部の人は言う。保守系のblogでも「女系は反対だが、“愛子天皇”は容認」とするものは少なくない。しかし2665年の我が国の歴史で、女性が皇太子となったのは孝謙天皇のわずか一例だけなのである。125代中、わずか一例だけを取り出して伝統とは言えまい。前例とは言えるであろうが・・・
 また、現代の天皇の公務は非常に過酷なものである。その過酷さは女帝が存在した古代や江戸時代とは比べ物にはなるまい。民間から嫁いだという事情も多分にあるが雅子妃殿下ですらあれ程苦しんでおられるのだ。天皇としての公務はもちろん皇太子妃以上の負担になろう。
 妊娠、出産を抱えて公務をこなす女性天皇の負担が重いのはいうまでもないし、生まれてくる子ども(場合によっては次代の天皇)が満足に母の愛情を受けられずに育つのもほぼ間違いない。結局、女性天皇は誰も幸せにならないのだ。

 また、女性は生理中に神事を行えない。女性天皇も、天皇が天皇たる所以とも言える祭祀活動を1ヶ月の約4分の1は行えないのだ。これは結構重要な点である。祭祀なんぞどうでもいいというのであれば、女系だろうが何だろうが、さらには天皇じゃなくて徳川将軍でも別にいいということになるだろう。毎日誰かが自分のために祈ってくれている。その事実が、国民に心の安定をもたらし、皇室に崇敬の念を抱かせる。そして、その崇敬の念が皇室制度を磐石のものとするのだ。天皇の祭祀活動は毎日行われるのがあるべき姿である。

 女系天皇に反対しつつも、男系の女子の即位に賛成する者は、心のどこかで女系容認派と妥協しているのではないか?心のどこかで男系男子による皇統維持が困難だと考えているのではないか?憲法改正にも言えることだが、国体の問題に妥協はありえない。外交交渉なんかと一緒にされては困るのだ。

2005年11月25日

「国家分裂の象徴」とする気か

 本日は憂国忌。三島由紀夫の命日である。さすがの三島も死後35年後に自民党側から国体を変革しようとする動きが生まれようとは考えもしなかったのではないだろうか?
 
 皇室典範に関する有識者会議が女系天皇を容認する報告書を提出した。まあ、こういう結論が出ることはわかっちゃいたが残念な思いである。

 来年皇室典範が改正されたとして、愛子様が天皇になられるのはおそらく今から40〜50年後、史上初の女系天皇が誕生するのは80〜90年後ぐらいか。幸か不幸か俺は史上初の女系天皇誕生をを見ることなく人生を終えることができそうである。
 女系天皇が誕生したらこの国はどうなるのか。左翼勢力(80年後存在するかどうかしらんが)は、女系天皇を天皇とは認めまい。実のところ左翼ほど天皇制について熱心に研究しているやつらはいない。今は天皇制を容認していようと、女系天皇が誕生すれば手のひらを返し「女系天皇の誕生により万世一系は途絶えた。もはや天皇制は廃止すべきである」と主張するであろう。女系天皇は天皇制廃止という革命戦術に使用される運命である。
 では、保守、右翼勢力はどうか。これも女系天皇を天皇とは認めまい。それどころか、国家の正統性を否定し、旧皇族の男系男子を担ぎ出すかもしれない。旧皇族の末裔が政治の権力闘争に関わるようになれば南北朝時代の再来である。フィクションであればわくわくするような話ではあるが、事実となれば誰も望むまい。

 どうなるにしろ女系天皇が誕生した場合、今上陛下ほどの広範な国民の支持は得られまい。共和制を望む声も現在より確実に高まる。その時天皇は国家分裂の象徴となろう。そうなればもう皇室制度は維持できない。90年を経て女系天皇が誕生しようと、国家の平和と安寧を願う天皇の役割はおそらく変わるまい。であるならば自身が原因で国家の秩序が保たれなくなった時、天皇は自ら皇室制度に幕を引かれるであろう。
 俺の想像の域ではあるが以上のような話は十分にあり得る可能性だと思う。

 先日、男系維持派のまとめサイトともいえる、皇位の正統な継承の堅持を求める会webサイトが立ち上がったリンクに追加しておく。また、現在発売中の週刊ポストに旧皇族竹田宮家の竹田恒泰氏のインタビューが載っている。皇族である寛仁親王殿下が発言されたことにより、旧皇族からも発言しやすい環境になったということか。男系維持派の巻き返しが起これば、皇位継承権を得る可能性がある方の発言ですので、興味ある方はご一読をオススメします。
 
 あと、西村真悟議員。立件が確実となりました。こちらも大変残念。小泉の陰謀だとか反日勢力の陰謀だとか、いろいろ噂が出てますが、俺が選挙で培った信用できる情報ソースによると官邸、内閣情報調査室が動いた国策捜査らしい。国策捜査については別冊宝島追跡!平成日本タブー大全に鈴木宗男の件が載ってて俺も立ち読みした。宗男の国策捜査については『国家の罠』が詳しいんだろうが読んでいない。時間があれが読みたいんだが、卒論の文献優先だからな〜

2005年11月15日

清子内親王殿下に感謝を!!

※追記を追加。本文も大幅修正。(11月15日午前9時30分頃) 

 本日、清子内親王殿下(紀宮さま)がご結婚される。後輩に言われるまで俺もうっかり忘れてたが今日なのである。

 なぜ、清子内親王殿下の結婚を祝うのか。多くの国民にはわかるまい。敗戦から生じた戦後体制は天皇・皇室についての議論することをタブー視し、国民から皇室への崇敬の念を奪い去った。その結果、皇族の結婚を祝う意味がわからぬ国民何となく祝う多数の国民を生み出してしまった。

 天皇・皇族がなぜ尊いのか。それは2000年近い歴史を持っているからでも、日本国の象徴だからでもない。それは祈っているからだ。顔も名前も知らぬ1億人近い国民と日本国の幸せ・繁栄のために祈りを捧げる。それも毎日。私のような私利私欲の螺旋から脱却できない人間には到底務まらない大業である。清子内親王殿下も皇族として日々祈りを捧げてきたことであろう。その日々とは、選挙権のない、職業選択の自由はない、居住の自由はない、言論の自由はない、信教の自由はない、思想信条の自由はないという基本的人権なき日々である。そして明日、結婚を機に皇族の立場を離れられる・・・
 ただただ感謝である。他に語る言葉はない。不敬を承知で言えば、内親王殿下は晩婚と言える。これまで天皇・皇后両陛下を支え、長い独身生活であったがその間、我々国民のために祈りを捧げてきて下さったのだ。結婚を機にその務めを終えられるというのであれば、自然と感謝の念が生じるというものではないか。感謝こそ清子内親王殿下に対する最高の祝辞である。
 皇室制度を我々国民が維持し続けたいというのであれば、清子内親王殿下に感謝し、その結婚を祝うのは半ば義務である。天皇は象徴に頂くが、皇族の結婚なんてどうでもいいという虫のいい話が許されるはずがない。祝わない、祝えないというのであれば堂々と「天皇制反対」を叫ぶべきなのだ。
 今日は国を挙げて祝おう!!30年近く我々国民のために皇族としての公務をこなされた清子内親王殿下に対する感謝の気持ちで!!



清子内親王殿下、ご結婚おめでとうございます。そしてこれまで国民のためにお祈りいただきありがとうございました。皇族としての長きに渡るご公務を終え、今後は普通の妻として幸せな夫婦生活を送られることをお祈り申し上げます。

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2005年11月08日

思い上がりも甚だしい

 昨日、「皇室典範に関する有識者会議」の第15回会合が開かれた。相変わらず座長吉川の発言は不敬極まりなく、目が飛び出そうでございます。
 毎日新聞より引用。

皇位継承:女系天皇前提に「長子優先」提案 有識者会議
 「皇室典範に関する有識者会議」の吉川弘之座長は7日、寛仁親王殿下が同会議の「女性・女系天皇容認」方針にエッセーで疑問を投げかけたことについて、首相官邸で記者団に対し、「それによってどうということはない」と語り、最終報告の取りまとめに向けた議論に影響はないとの認識を示した。
 こいつは一体何様でしょうか?皇族の意見が「どうということはない」?はぁ?このバカは天皇陛下が同様の発言をしても同じ事を言うような気がする。別にテロを容認する気はないが、コイツが右翼に殺されないのが不思議だ。さすがにイタズラ電話ぐらいはかかってきてるんだろうか?
 吉川は大人しく研究室でロボットでも作っとればいいんです。思い上がりも甚だしい。皇室への崇敬の念がない人間が皇室典範について語っているのがそもそもの間違い。政府は有識者会議を解散させ、新組織の下、一から議論をやり直すべし!!

2005年11月07日

シンポジウム「皇室と国民」

 行ってきました、国民文化研究会「50周年記念の集ひ」!!目的は、小田村四郎拓大前総長(司会)、小堀桂一郎東大名誉教授、井尻千男拓大日本文化研究所所長、長谷川美千子埼玉大教授によるシンポジウム「皇室と国民」を聞くため。卒論のテーマが「現代日本人と皇室制度」で書いてますので行かないわけにはいかん!!と思い行ってまいりました。
 
 感想を先に言えば、内容はよかったんですが、期待していたほど、現代の皇位継承問題をはじめとする昨今の皇室問題については触れず。先の寛仁親王殿下のご発言に対する言及も一切なかった。話の中心は、日本の歴史上の国民と天皇の結びつきについてでしたね。シンポのテーマを正確に言い表せば「君民一体の日本国」だったでしょうか。
 そもそもパネリストの発言があまり噛み合っていなかった。長谷川先生は他の2人の発言を汲み取り、話題が発展するようなフリをするんですが、井尻、小堀両先生はかなり突っ走り気味。特に小堀先生は、歴代天皇の御製を披露するなど完全にマイペース(もちろん、天皇が民を思って詠んだ歌自体は素晴らしいものであり、先生の話は日本が常に君民一体の精神的共同体国家であったことを示す興味深いものなのだが)。小田村先生が、「司会を務めるのは初めてでして」と仰ってたが、シンポの司会の難しさを改めて痛感した。
 
 内容でよかったのは一番最初の発言で長谷川先生が仰ったお話。以下要約。
 
 先日の天皇賞で勝利を収めた松永幹夫騎手がウイニングランを終えた後、観戦していた天皇・皇后両陛下に馬上からヘルメットを取って最敬礼をした。その光景は、天皇への崇敬という国民の自然な感情の表れであり、久々に素晴らしい光景を目の当たりにした。しかし、翌日の朝日新聞は「天皇陛下は拍手を送った」と敬語も一斉使われない目を疑うような記事であった。現在の日本は、国民の自然な心(天皇・皇室への崇敬の念)をインテリが生かせていない。「皇室典範に関する有識者会議」はその際たる例である。皇室に対する崇敬の念を理論化することこそ、私たち(インテリ?)の仕事である。その作業には、2つの柱がある。一つは、天皇を頂く国柄への理解、2つめは我々自身の人間の心(数字にならない、目に見えないものを大切にする心)の理解である。

 天皇への崇敬の念の理論化。これは確かに近代以降の日本が怠ってきたことである。戦前は、不敬罪により皇室を理論化するなどとてもできなかった。戦後は、GHQの指導と敗戦のショックで天皇について語ることはタブー視されてきた。意外(?)にも、天皇についての学問的探求は近代においては常にアンダーグラウンドなものだったのである。これは俺にとって新たな発見だった。

 井尻先生が話された中には、最近俺が考えてることと全く同じ話があった。要約すると

 我々の敵はこれまで共産主義、左翼だけであった。しかし、これからは新保守主義ともいえる自由主義改革派とも闘わねばならない。

 自由主義と保守主義。自民党政権の下、50年近く共存してきた両者だが、21世紀になりその共存には亀裂が生じてきているのでは?というのは最近の俺の疑問。過度に自由を追い求めれば、伝統なり慣習なりを捨てなければならなくなるのは当然のこと。小さな政府が進めば、皇室不要論が出てくるのも当然。それに歯止めをかけれる人材が自民党には育っているのか?小泉チルドレンを見る限り、伝統より自由を追い求めそうな奴らばかりである。

 シンポ終了後は祝賀会ということで立食パーティ。その立食パーティに中川昭一農林水産大臣登場!!当日まで俺は知らんかったのでちょっぴりサプライズでした。会場の前で、防衛大の学生が制服で出迎えてくれたことに感動したらしく、「軍人が制服を着て街を歩けないのはおそらく日本だけです。海外ではどこに行っても軍人は尊敬されるが、日本では自衛官の側が制服を着ることに躊躇いが生じるような環境になっている。戦争になれば自衛官に頑張ってもらわねばならない。彼らが頑張るには、その前に政治が頑張らないといけない」といった趣旨の発言を壇上で行ってました。するとパーティー会場は大歓声&大拍手。保守系の人間にはやっぱり人気がありますな〜。中川昭一も休日なのにわざわざ参加してえらいっす。当面はWTO交渉を頑張るみたいな発言もしてたかな。皇室典範が改正されるか否かという重要なタイミングなのでとりあえず閣内残留できただけでもよしとし、安倍、麻生あたりと慎重論を唱えて改正阻止していただきたいですね。

 俺が求めてたような議論の展開にはならなかったが、とりあえず意義深いシンポではあった。意見というよりは、各先生が使われたフレーズを卒論でうまく転用したいなと。
 ああいう保守系のシンポ、パーティなんかには何度か出席経験があるが、やはり「君が代」の大合唱には心が震える。オッサンばかりだが、世の多くの教育機関における国歌斉唱より声量が大きいと思う。
 あと、軍歌の斉唱と天皇陛下万歳まである集まりは今回が初めてだった(笑)

2005年11月03日

皇紀2665年明治節 救国の嚆矢

 11月3日、明治節。皇位継承問題に大きな一石が投じられた。しかも、一石を投じたのは皇室側。三笠宮寛仁殿下、万歳!!

 三笠宮寛仁さま、女性天皇容認に疑問…会報にエッセー
三笠宮寛仁さま(59)が、自身が会長を務める福祉団体の会報で「女性天皇」に触れ、「歴史と伝統を平成の御世(みよ)でいとも簡単に変更して良いのか」と、疑問を投げかけられていることがわかった。
 皇籍を離脱した元皇族の復帰や、元皇族を女性皇族の養子として皇位継承権を与えるなどの方法により、男系継承を守るべきだとの考えを示されている。小泉首相の私的諮問機関「皇室典範に関する有識者会議」は女性・女系天皇の容認を打ち出し、最終報告書の取りまとめに入ったが、この問題について皇族が考えを明らかにしたのは初めて。
 寛仁さまの意見が掲載されているのは、福祉団体「柏朋(はくほう)会」の会報。寛仁さまは「とどのおしゃべり―近況雑感」という題でエッセーを連載しており、その最新号で「政治問題で口出し出来ないのですが、会報は市販されておらず“身内”の小冊子と理解し『プライヴェート』に語るという体裁を取ります」と断って「女帝問題」を論じられている。
 寛仁さまはまず、「万世一系、一二五代の天子様の皇統が貴重な理由は、神話の時代の初代・神武天皇から連綿として一度の例外も無く、『男系』で続いて来ているという厳然たる事実」と強調。〈1〉皇籍離脱した元皇族の皇統復帰〈2〉女性皇族(内親王)に元皇族(男系)から養子を取れるようにし、その方に皇位継承権を与える〈3〉廃絶になった秩父宮や高松宮の祭祀(さいし)を元皇族に継承してもらい、宮家を再興する――などの方法を挙げられている。
 その上で、「陛下や皇太子様は、御自分達の家系の事ですから御自身で、発言される事はお出来になりません」とし、「国民一人一人が、我が国を形成する『民草』の一員として、二六六五年の歴史と伝統に対しきちんと意見を持ち発言をして戴(いただ)かなければ、いつの日か、『天皇』はいらないという議論に迄(まで)発展するでしょう」と結ばれている。
 天皇や皇族は憲法上、政治的な権能を有しておらず、有識者会議はその意見聴取をしていない。
 この記事を読んだとき「救われた」と思った。涙が出そうになった。皇族の方はやはり、女性天皇を簡単に容認することがいかなる問題を引き起こすのかよく理解していらっしゃる。男系男子維持派の本格的な巻き返しはこれからだと先日書いたが、皇族からの意志表明という「意外な」形でそれは始まったと言える。
 この三笠宮寛仁殿下のメッセージを単なる個人的エッセーと捉えてはいけない。殿下はおそらく皇位継承問題について他の皇族とも意見を交わしているだろう。皇族間に波風が立ち、それが原因で皇室の敬意が失われることこそ、皇族の方々がもっとも恐れていることだからだ。昨年の、皇太子殿下による「人格否定」発言以来、週刊誌等が皇族間の不和を面白おかしく記事にしたことでそのことは痛切にわかっておられると思う。記事になったエッセーはふとした思い付きで書いたわけではなく、他の皇族との度重なる意見交換の末に、三笠宮寛仁殿下が代弁者として書いた皇族からのSOSと見るべきだ。
 殿下は天皇陛下と年齢が近く、皇位継承問題についても意見を交わしている可能性は十分にある。もし、天皇陛下が女系天皇を容認しているのであれば、男系男子維持を主張するエッセーを殿下は絶対に書かないだろう。今回の記事で、天皇陛下が男系男子維持を願っておられる可能性が高まった。 
 偶然にも同日、衆議院議員西村真悟も自身のWebサイトで男系男子維持を示唆するエッセーを書いた。政治もこれから本格的に動き出す。そう簡単に小泉と皇室典範に関する有識者会議の思惑通りには進まないだろう。

 今日の夕方より、寝台列車で東京に向かいます。明後日、男系男子維持を主張する「皇室典範問題研究会」代表の小堀桂一郎東大名誉教授、小田村四郎前拓大総長、同じく男系男子維持を主張する「皇室典範を考える会」から長谷川三千子埼玉大教授といった豪華メンバーが参加する「皇室と国民」と題するシンポジウムが開かれるので参加してきます。
プロフィール
kiyo83
真正保守の結集を願い、自身も真正保守たらんとする22歳。最近、女系天皇に反対するBlogは多くても女性天皇(男系女子)に反対するBlogが少ないことに大いに不満。もうすぐ大学卒業。ちなみに卒論のテーマは「現代日本人と皇室制度」。

メールはkz-rednight21?excite.co.jpまで(?は@に)
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