清原コンサルの「中国労務 ホンマのはなし」

名南経営コンサルティング 清原学 公式ブログ

上海のタクシーの中で。

運転手「ほら、前の車、見てみろ。あの車、200万元」 => 3700万円
運転手「隣に止まっている車は250万元」 => 4700万円

私「(ひえー! どんだけすんねん!)」

私「で、運転手さん、あんたのこの車、いくらで買ったの?」
運転手「これか?これは1万元で買った」 => 19万円

ま、これくらいが感覚的に理解できます。

日本の観光庁が「観光立国」の計画に基づいて推進している「ビジットジャパン(VJ)」というキャ、ンペーンがあります。
みなさんも空港などで看板やポスターをみかけられたこともあるのではないでしょうか?
少し前までは、「Yokoso Japan」というキャンペーンでしたが、今は「Endless Japan」になりました。
昨年の年間訪日旅行客数は1032万人。観光庁も1000万人を目指してずっと努力を続けてきましたが、
昨年は円安の効果もあり、あっさりと目標を達成してしまいました。

私もVJの上海推進委員会の委員になっています。かれこれもう9年もやっています。
そんな中、「外国人に人気の日本の観光スポット2013」という記事がありました。
http://www.tripadvisor.jp/pages/InboundAttraction_2013.html

これを見ると神社仏閣、いにしえの日本の文化が人気のようです。
私はこのランキングにある観光地、どこも好きですね。まだ言ったことがないところもたくさんあります。
ただですね。ちょっと考えてみてください。
外国人と言っても欧州、アメリカ、アジアの地域からの観光客で観光地の関心は異なりますし、
アジアだけでも台湾、香港、中国大陸、東南アジアからの観光客でそれぞれまた違います。
要は、単純に一括り出来ないということです。

欧米からの観光客は確かにこのランキングのようなオリエンタルの神秘を好みますし、
反対に、もともと中国から伝来してきた仏閣を、中国人の観光客が好んで見に行くでしょうか?
中国人観光客の目的は、どちらかと言えばショッピング。
台湾人も日本の神社とか好きですし、韓国人はゴルフなどのレジャー。

自治体も観光客誘致に躍起になっていますが、このように「どこからの観光客を取り込むのか」
で戦略が変わって来ます。
くれぐれも思い込みだけは避けたいですね。

5月6日、上海の東陶、現地法人でストライキがあったことは皆さんもご存知かと思います。
日本でも、新聞等、メディアでは大きく取り上げられましたが、私としては非常に意外でした。

というのは、この程度のストライキであれば、日常的にどこでも起こっていること。
敢えて表に大々的に出てしまったのは、東陶というネームバリューのせいでしょうか。
とにかくストライキはどこでもやっています。それにも関わらず、こうやって取り上げられてしまうと、
なんだか中国ではストライキが特別のことのように思えてしまいますが、決してそんなことはありません。

もうひとつ感じたことは、どうやら人事制度の改定を4月から行う予定だったことを機に、
このストライキが発生したようですが、
そういうことは十分にあり得ることなのです。
私も常時、いろいろな日系企業の人事制度を作っていますが、
最後は組合(工会)に説明し、従業員に説明をします。
そのプロセスの中において従業員が納得せず、運悪くストライキになることは想定できてしまうのです。
私の場合、幸いにも今までお客様の人事制度を作ってそのような目に会ったことはありませんが、
従業員と紛糾してしまったことは何度かあります。
結局それが、最終的に従業員が納得するのか、はたまたストライキになるのか、実は紙一重なんです。

私が興味があるのは、なぜ東陶はストライキになってしまったのだろう。
どういう制度にしようとしていたのだろう、ということ。
ほとぼりが冷めたら、一度、東陶の関係者に聞いてみたいところではあります。


2014年5月19日

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