専業主婦のカミさんが健康の為という理由でメール便を始めた。

町内の一部のエリアのみで、1日平均40通配達で約1000円と、これはパートと呼べるほどの実りでもなく、内職よりマシでなおかつ歩くから健康の為みたいなもん。

お金を貰っている以上、仕事に変わりはなく、そこはちゃんとしているらしい。

始めた頃は地図も頭にはいってなくて時間は掛かるわ、誤配達はあったわ、請求書の書き方を間違えるわで散々だったようだ。

郵便法があって、朝9時から夕方5時までの時間帯にしか配達出来ない。早朝や夜はNG。まあ1時間で終わる作業量だし問題無いみたい。

それで配達して困るケースを聞いてみた。主にアパートが多い。

アパートの住所に部屋番号が書かれてない。そういうところは例外なく表札も出してないので配達不可能。契約書などの大切な書類もあるのに部屋主は受け取りたくないのか?

住人から受け取り拒否をされることもある。主に分厚い通販カタログなど。

郵便ポストが郵便物で一杯で入れられない。届けないわけにはいかないのでビニール製の手提げ袋に入れてドアノブに掛けておく。

住所番地の書き方が超アバウトすぎる。1丁目1ノ6だったとして、1,1,6とか俺ルールな書き方をされても困る。こういうケースも例外なく高確率で名前が違っている。

住所番地の罠。数字が続いているから1-26の隣が1-27かというと、全然そんなことはない。これは自分でちゃんと確認するべき懸案。思い込みによる誤配達を誘発する。

同じ名字が多いエリアがある。同姓同名もあったりするので配達には神経を使う。

どんどん新しい住まいが建つのでゼンリン住宅地図の更新が間に合わない。地図に手書きで印をつけておくのだが、多すぎて地図がぐちゃぐちゃ。

こんな話を聞いてると届けるのにどれだけ苦労しているか分かるというものだ。ウチでも市から受け取った番地表記プレートをちゃんと貼る事にした。

配達の方、日々ご苦労様です!!