2018年08月17日

スマホのブルーライトで失明早まる可能性、研究:

スマホのブルーライトで失明早まる可能性、研究

8/14() 13:23配信

 

The Telegraph

スマホのブルーライトで失明早まる可能性、研究

 

清澤のコメント:ややけんきょう-ふかい【牽強付会】な気も致しますが、こんな記事も出ていたということで紹介いたします。

記事の要点を引用:

【記者:Joseph Archer

  携帯電話やノートパソコンの画面を長時間見続けることによって、失明が早まる可能性があるとする研究論文がこのほど、Scientific Reportsに掲載された。

 

  米オハイオ州のトレド大学による新たな研究では、デジタル端末から発せられるブルーライトによって、目の光受容細胞を死滅させる有害化学物質の発生が誘発されることが明らかになった。こうした状態は最終的に、視野の中心部に影響を与える黄斑変性症の進行を早める可能性がある。50歳以上の人々の約7人に1人には、この疾患のなんらかの兆候がみられるが、治療法はまだ見つかっていない。

 

  同大学のアジス・カルナラスン(Ajith Karunarathne)博士は、「私たちはしょっちゅうブルーライトにさらされているが、眼球の角膜と水晶体はそれを遮断したり反射したりすることができない」と述べている。

 

  ブルーライトは、他の色に比べてエネルギーが強く、波長が短いため、ブルーライトから受けるダメージは、より大きくなる可能性がある。

 

  研究チームは、暗い場所でデジタル端末を使用すると、瞳孔が開き、より多くのブルーライトが眼球内に届く可能性があるため、暗い場所での使用は避けるべきだと指摘している。

 

  黄斑変性症は、網膜にある光受容細胞が死滅することによって引き起こされる。光受容細胞は、感知した光を信号に変えて脳に伝達するためにレチナールという物質を必要とするが、ブルーライトにさらされたレチナールは、毒性反応によって光受容細胞を攻撃するようになる。

 

  カルナラスン博士の研究チームは現在、日々ブルーライトにさらされると目にどのような影響が出るかについての解明を進めるため、テレビや携帯電話、タブレットなどの画面から発せられるブルーライトの値を測定している。

 

  ブルーライトから目を守る方法としてカルナラスン氏が推奨するのは、屋外では紫外線とブルーライト両方の遮断効果があるサングラスを着用し、暗い場所でのスマートフォンやタブレットの使用を避けることだ。――――

 

  現代人の平均的なインターネット利用時間は、10年前の2倍に当たる週24時間で、成人全体の5人に1人は、週40時間利用している。利用時間増加の原因の一つは、1624歳の若者のネット利用の増加によるもので、この年齢層の利用時間は週平均34.3時間だ。

 

  英国情報通信庁(Ofcom)がまとめた報告書は、インターネット利用時間の急増はスマートフォンの普及が進んだことが主な原因だとしている。英国のスマホ利用者の数は、米アップル(Apple)が初めて「iPhone(アイフォーン)」を発売した翌年の2008年には人口のわずか17%だったの対し、現在は78%に上っている。【翻訳編集】AFPBB News

続きを読む

kiyosawaganka at 19:50|PermalinkComments(0)

2018年08月16日

空港にて:

帰国に向けて空港でネットを見ています。高速道路が崩落したり、トルコリラが暴落したり、神父が若年者に対する性的虐待で逮捕されたりと色々ともめています。

昨日はレストランで元の同僚と偶然出くわしました。給仕さんが驚きながら、小さな町だからと場を取り持ってくれました。

転職が難しいのはどんな人?コンサルタントが明かすトップ3...

面談した3人に1人は転職すべきでない人と回答

ミドル世代のための転職サイト『ミドルの転職』上で、サイトを利用している転職コンサルタントを対象に「転職が難しい人」についてアンケートを行ない、122名から回答を得た。

調査結果は概要次の3点で、 

59%の転職コンサルタントが「面談した3人に1人は転職すべきでない人」と回答。

転職が難しいと思う理由は、「本人希望と転職市場での市場価値のギャップ」、「転職回数が多い」、「人柄が転職に向かない」。

転職すべきか現職にとどまるべきか見極めるコツは、「転職して解決したい課題の整理」、「キャリアの棚卸しやキャリアプランの見直し」、「転職コンサルタントに相談」。という事です。

 

特に、【人柄が転職に向かない】では、人柄が転職に向かないケースとして挙げられたのは「他責傾向がある」(74%)、「謙虚な姿勢に欠ける」(70%)といった点であり。『他責で自分自身に問題意識がなく何度転職しても同じ壁にぶつかる』、『過去の会社や上司の悪口を言う、自分のスキル・経験を面接で高圧的に話す方は難しい』といったコメントが寄せられたという事です。

 

清澤のコメント:これは些か私にも耳の痛いところでもありますが、「他責傾向がある」というのは多少の自覚を持ったクレイでは改善するとは考えにくく、他人に認めてもらうには致命的な欠陥であるようです。

続きを読む

kiyosawaganka at 18:34|PermalinkComments(0)

2018年08月15日

エコフレンドリーな戸外小便器がパリで騒ぎを起こす:記事紹介

img_bcde85f65cb546ca9399a8f86e6ac8a3221502

エコフレンドリーな戸外小便器がパリで騒ぎを起こしている。

2018814

 

清澤のコメント:パリの地下鉄通路には尿の臭いが付きもの。床の濡れにも注意要。良識ある市民はカフェのトイレを使うが、道路や地下道で排尿してしまう輩も常にいるという事。そこで考えられたのが麦藁を詰めた箱を道路に置くという作戦。さてこれからどうなる事か?近隣の住民には必ずしも喜ばれてはいない。そういえば、パリでも犬の糞は30年前に比べれば、あまり見かけなくなったようだ。大きな犬を飼う人が減ったのだろう。

――記事の要点――

花箱に収納された新しい小便器はエレガントなものではない。それは通りの角に完全に露出しており、明るい赤色に塗装されている。

特にNotre Dame大聖堂の近くに位置する市役所は、セーヌ川の眺望で注目を集めている。声明によると、排尿が問題となる地域には、臭気を排除する藁の層を備えた「インテリジェントな小便器」が設置された。

関係者によれば、小便器は環境にやさしく、公園や庭園の堆肥を作るために廃棄物の栄養素を利用する。声明によると、尿は充分な窒素、リン、カリウムを含んでいる。


「私は、周りを尊敬しない人たちのためにパリの通りに小便器を設置することを勧めるが、このモデルはまったく魅力的ではなく、設置されてた場所はまったく適切ではない。」ある人が記者団に語った。


別の居住者は、「間違いなく望ましい歴史的地区だが、ドアの前で排尿する人々を見ることは、心地よいことではありません」と訴えた。


パリ4区のアリエル・ワイル区長は、月曜日に小便器を防衛するにあたって、「天才の発明」と呼んだ。これまでに4台が設置され、5台目が計画されている。

――要点を採録しました――

続きを読む

kiyosawaganka at 01:10|PermalinkComments(0)

2018年08月14日

緑内障などの加齢に伴う眼疾患とアルツハイマー病との関連:記事紹介

緑内障などの加齢に伴う眼疾患とアルツハイマー病との関連が明らかに

2018813日(月)1650分 松岡由希子

 

清澤のコメント:初めてこの話を聞いた時、「アルツハイマー病の研究では、脳組織におけるアミロイドβの蓄積に注目したものが多かった」という事で、その関連論文かと思ったのですが、原因には言及せずにビッグデータの分析で両者の関連だけを論じたようです。

 

この話題で思い出す私の関連論文:Alzheimer's disease with prominent visual symptoms. Clinical and metabolic evaluation .Kiyosawa M, Bosley TM,Ophthalmology. 1989 Jul;96(7):1077-85;

 

此の論文の要旨:<緑内障、加齢黄斑変性、糖尿病網膜症とアルツハイマー病発症リスクとの間に関連が認められたとの研究論文を発表された>

 

世界全体の認知症患者数は2015年時点で4600万人を超え、2050年までには13150万人規模に増加する。なかでも、アルツハイマー病は、最も多いが、このほど、老化や加齢に伴って発症する眼疾患とアルツハイマー病とのつながりがしめされた。

 

緑内障、加齢黄斑変性、糖尿病網膜症とアルツハイマー病

 

米ワシントン大学等のチームは、201888日、アルツハイマー協会誌において、「緑内障、加齢黄斑変性(AMD)、糖尿病網膜症(DR)とアルツハイマー病発症リスクとの間に関連が認められた」との研究論文を発表した。

 

米国の「カイザーパーマネンテ」では、登録時点で認知症にかかっていない65歳以上の高齢患者を被験者として、加齢にまつわる研究に取り組んでいる。共同研究チームは、このデータベースを用い、緑内障、加齢黄斑変性、糖尿病網膜症、白内障とアルツハイマー病のリスクとの関連について調査した。

 

その結果、アルツハイマー病と診断されたのは、緑内障、加齢黄斑変性、糖尿病網膜症のいずれかにかかっている人は、そうでない人に比べて、アルツハイマー病発症リスクが40%から50%高いことがわかった。一方、白内障は、アルツハイマー病の危険因子とは認められなかった。

 

眼疾患とアルツハイマー病との因果関係や目の働きと脳の働きとの関連については明らかにしていない。

筆頭著者セシリア・リー准教授は「緑内障や加齢黄斑変性、糖尿病網膜症の患者がアルツハイマー病にかかるというわけではない」と強調する一方で、目で起こる何らかの現象が脳の動きと関連している可能性を指摘した。

 

「眼科医は、これら眼疾患の診断において、認知症の検査も慎重に行う必要がある」と説く。

――引用終了――

続きを読む

kiyosawaganka at 23:26|PermalinkComments(0)

2018年08月10日

10064:清澤眼科医院通信:(江東区医師会報の記事 ほか)第2451号

(管理ページ)

ーーーー
私は間もなく土曜から一週間のバケーションに出かけます。14年前の開院以来、これは初の医院からの長期離脱です。

その間も医院は(夏休み、お盆休み無しで)カレンダー通りに診療いたします。この間、結膜炎やものもらいの診療、コンタクトレンズ販売を始めとする殆どの診療を通常通り続けますが、眼瞼けいれんへのボトックス投与には対応できませんのでご注意ください。

なお、連休前までで、長い間ご愛顧いただいたこの清澤眼科医院通信も一旦お休みに入ります。連休後には新たな形での再興を考えております。

それに合わせて、180分冊までできていた清澤眼科医院通信の印刷冊子の続きの第3部部分のPDF印刷を秘書の原田さんにお願いしました。既に本立て一台分を超えていますが、更に厚さ3センチ程度のソフトカバー本形式で20分冊程度になると予想しています。

来週は私がバカンスに入ります。医院の診療はボトックス投与以外はカレンダー通りでお盆休みもなく診療を続けてもらいます。台風で航空機の運休が多発していましたが、週末までには落ち着くことを期待しています。

では、では皆さんごきげんよう。
ーーーー

10063:江東区医師会防災部会参加印象記:江東区医師会会報さざんか41号から

江東区医師会防災部会参加印象記

防災部(平成286月〜):清澤源弘 清澤眼科医院(新砂3丁目)7fa70768


(図は2012年12月29日 3926号から採録、ここまでがブログ第1期製本分、6年前です)





私が江東区医師会に加入させていただいたのは20054月でした。そのころ始めたブログ清澤眼科医院通信はもう9826ページになりました。今の私の自慢はこのブログのページ数につきます。何年間かお引き受けした介護保険の審査委員に引き続き、今は防災部会に参加させていただいています。今日はそのブログの中から江東区医師会に関連した最近の話題を拾ってみました。


図は2016年05月15日7754号から(此処までがブログ第2期製本分。今から2年前です。この後2300ページ分を書き、10050号に達しました。現在第3期を印刷製本中です。)

7700e42a

  1. 2016.6.24


    江東区医師会防災部会の委員を今年からお引き受けすることになり、江東区医師会館で開催されたその第一回の部会に参加してきました。今後月に一度の割合で集会があるそうです


  2. 2016.11.6秋晴れのいちにち、江東区総合防災訓練(第二砂町小学校会場)に江東区医師会防災部からの召集を受けて、医師として参加してきました。江東区医師会関連ではまずはトリアージ訓練。 トリアージ訓練では、ボランティアが持つカードにけがの種別と程度が書き込まれています。それを直接は見ないで、医師がそれを聞き出して死亡(黒)、緊急を要する重症(赤)、治療を要するがやや時間はあとでもよい(黄色)、軽い処置と説明で病院内に入れず帰宅させる(緑)に分ける評価をするといったものでした。参加の医師や助産師は手分けをして上手に説明をなさっておいででした。

  3. 2017.3.28:災害時の備え:江東区医師会防災部会が行われました。災害時には、各医院は閉じられ、中枢病院の前の駐車場などの広場に救護所が開設されます。医師会員はそこに召集されることになっています。私もマイナー科で役には立たないでしょうけれど、医院の裏にある順天堂東京江東高齢者医療センター前の緊急医療救護所に行くことになっています。 このような会に参加していると、明日にでも大地震がやってきそうな気がしてきます。

  4. 2017.8.27:平成29年度江東区総合防災訓練:朝730分集合。まずは本日の訓練全体の説明。次に私が指導する10−12番の模擬患者さん(看護学校生徒諸君)の手首にバイタルサインなどの症状を書いたラベルを張り、「胸が痛い」と訴えよなどと演技の指導をしました。この後、私は、柔道整復師さん、看護師さん、歯科技工士さんと共に4人でチームを作りトリアージュのゲートキーパーの訓練です。

  5. 2017.9.15 都立墨東病院研修医の先生が当医院で研修。江東区医師会のアレンジによる見学。まず朝の朝礼では彼を職員に紹介しました。午前中前半は私の診療を見ていただきました。:ここ数年間、毎年来ていただいています。開業医でもいろんな夢を持ち診療していることをご理解いただけたでしょうか?

  6. 2018.2.20:江東区医師会防災部会:災害医療救護計画によれば、災害からの時間によって、発災直後フェーズ0(0から6時間)、超急性期フェース1(6から72時間)、急性期フェーズ2(72時間から1週)などが分けられていて、医療システムの対応もそのフェーズによって変わります。いずれにしても、病院は緊急時には歩いて訪ねてくる患者さんは、一切受け入れず、すべての受診希望者をいったんは病院近辺に設置されるトリアージュを行う緊急救護所のテントに回すのです。

 

江東区医師会に入れていただいて早くも13年になりました。学校医を担当させていただいたり、介護保険の審査員をさせていただいたり、最近では防災部会の医院にしていただきました。聊か面倒ではありますが、何となく毎月の部会を楽しみにしております。防災部会を始め、江東区医師会のますますのご発展をお祈りいたします。
ーーーーー
東京医大の調査委員会が調査結果報告書を出しています。全文を通読してみました。^貅〇邯海ら数人の受験生に対して相当大きな加点がなされたことと、■下〇邯海能子と多浪受験生に大きなハンデをつけていたことが書かれています。特に、報告書は前理事長の感覚麻痺を批判していました。女子へのハンディが2次試験の段階で強く加えられたはずという私のデータ読み取りも正しかったようです。

調査結果の公表
http://www.saijuken.com/swiki/index.php?2018%C7%AF8%B7%EE7%C6%FC%C5%EC%B5%FE%B0%E5%B2%CA%C2%E7%B3%D8%B2%F1%B8%AB

そこでお勧めしたい記事がハフィントンポストに採録されていました。   東京医大を目指して2浪中の女性「当事者として差別を受けたのは初めて」「女性を手助けしたいと医師を志したのに、女性だから、という理由でチャンスが奪われるとは皮肉です」という記事です。
今回の問題について、「あからさまな性別による差別を当事者として受けるのは初めて」などと綴り、差別への無念さを隠さない心情を述べています。
https://www.huffingtonpost.jp/2018/08/03/opinionletter_a_23495092/?ncid=other_huffpostre_pqylmel2bk8&utm_campaign=related_articles

この事件を見て思ったのですが、事件の発覚の始めから、人々は「贈収賄など前理事長が金銭的な欲からこの事件を起こした」と説明しようとしているように思えてなりません。多少の私的な金銭的な見返りが彼に有ったとしても、今回の犯罪の真の理由は其処ではなく、「権力行使」の魔力に取りつかれていただけなのではなかったかと感じられます。

「女性医師ばかりが増えると病院運営に差支えが出る」、というのも漠然とした関係者に共有されていた単なる気分で有って、其れゆえに「憲法にまで違反する差別というだいそれた犯罪」を犯す理由としてはあまりに根拠が薄弱です。
人は常に、自分の行動がその時の法律に適うか否かではなく、自分の良識に照らしても間違ってはいないかどうかを自覚して自分の行動を決めることが肝要と思います。
ーーーー
このブログをこの形で運営するのも今週いっぱいの予定です。お盆明けからはその模様替えを考えています。という訳で来週いっぱいはページ更新ができなくなります。

新しいページへの、私の記事の書き込みは、来週末以降にする予定です。ブログの再生にご期待ください。
ーーーー
◎白内障について

10061:白内障手術のタイミングはどこで判断すべきなのか?


20180808

清澤のコメント:先日急にインタビューの依頼を受けて白内障手術のタイミングのお話をしました。その記事が日刊ゲンダイに上梓された(https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180808-00000021-nkgendai-hlth)との連絡を記者さんから受けましたので、引用させていただきます。白内障手術の適応は医師により、また患者により変わりますから、この基準が万能ということではありません。
此の所、同世代の知人に白内障の手術をお勧めすることが続きました。その方々にもこの記事のコピーをお渡ししたい状況です。


d6514b8d775 


(写真はイメージ)(C)日刊ゲンダイ


 


Q 眼科で白内障と診断されました。「手術でよく見えるようになる」と聞きましたが、どのタイミングで受ければいいでしょうか? (50代・男性)


A 白内障は、タンパク質の変性で目の水晶体が白く濁り、視力が低下する病気。ほとんどは加齢によるもので、だれもが共有する老化現象といっていいでしょう。早ければ40〜50代で手術をする人もいます。


片目で見ても物が2つに見える。遠くにある光がいくつか重なって見える。目に見えるすべてに薄い霧がかかっている。これらが白内障の特徴です。また、白内障になると眼鏡をかけて計測する矯正視力がだんだんと下がっていきます。


私は患者さんに、矯正視力が0・6まで下がった段階で「そろそろ手術をしますか」とお話しするようにしています。白内障の手術は、緑内障を合併しているなどの特殊な例でない限り、手遅れにはなりません。それでも目安として、75歳までには手術をしておきたいと考えています。

白内障の手術は本来、局所麻酔15分程度で終わるもの。しかし、認知症などの症状が出たような場合は、局所麻酔だと患者さんが怖がり暴れる恐れがあるため、全身麻酔で行うこともあります。

全身麻酔は必ず入院となります。やはり自分で病院まで行き、術後は自分で帰られる程度の健康状態のうちに行うのがベスト。ご家族に迎えにきてもらってもいいのですが、要は白内障の手術はそれぐらいの体力、気力があるうちに行いましょう、ということです。

すぐに手術をしない場合は、白内障の進行を遅らせる点眼薬を使用しながら、定期的にかかりつけ医で視力の検査を受けてください。手術をするベストのタイミングを計れます。

なお、白内障の手術をしても老眼は治りません。術後に眼鏡を新しく作り直す場合は、視力が安定した1カ月後を目安としましょう。

(清澤眼科医院・清澤源弘院長)

bs-img-tanpaku

追記:「水晶体蛋白が変性するという図」を探しました。定性的な図が見つからず、図中の「細菌の残骸」という語はやや気になりますが、辛うじてhttp://www.asahi-net.or.jp/~pd2k-nim/basic/ にそれらしきものが有りました。

ーーーー
_SX321_BO1,204,203,200_生きる力抱きしめて 孤児だった医師・宏の青春 石村博子著

この本の主人公は私も知っていた大学の先輩で、片足の悪い、クラシック音楽をたしなむ温厚な医師でした。同窓会での自己紹介で、病院を失ったというお話を伺ったことが有りましたが、実に周りの人に感じられる暖かさを体現した方でした。惜しまれつつ、昨年肺炎で急逝されました。

その方が私の前に現れるよりも遥か以前に、このように壮絶な前半の人生を経験されていたことは存じ上げませんでした。

先生が生まれ育った根本医院は、神楽坂の赤城神社の近くだったそうです。私もこの町の佇まいが好きでよく足を向ける界隈です。そこが戦災で焼け野が原になったのは今から73年前だったわけです。

この書籍は既に新刊は入手できず、古本を探すことになりますが、手にしてみることをお勧めできる一冊です。

アマゾンの紹介文から:「浮浪児」だったぼくを支えたのは、父の誇りだった。弱くても、寂しくとも、時代に負けず生き抜いたひとつの魂の物語。九歳のとき終戦を迎えた外科医・根本宏の、少年時代から青春時代の物語。太平洋戦争で孤児同然となり世の中のどん底に落ちかけながら、ある強固な願いと意思で立ち直ったある医師の半生。時代に負けずに生きる力を問う。

ーーーー

10051:「神経眼科におけるボツリヌス治療」
講師:山上明子 先生 (井上眼科病院)を聴きました。(日本神経眼科学会 認定講習会 201884 午前11 15 分〜)

zutsu清澤のコメント: 片頭痛やうつ病へのボトックス適応拡大の可能性の話http://blog.livedoor.jp/kiyosawaganka/archives/54841745.html)は、先日患者さんから問われた「眼瞼の痙攣(運動症状)がはっきりせず、疼痛が主である眼瞼痙攣例にボトックス投与は有効か?」という質問に対して、「経験的にはイエス」と私が考えていた状況を一歩進めてくれる情報であったと言えそうです。

ーーーー

鈴木幸久先生のビジュアルスノーに関する演題抄録が出来て送られて来ました。早くも原著が楽しみです。::

Visual snow患者にみられた視覚連合野の糖代謝低下
鈴木幸久1, 2, 3 清澤源弘 2, 4 若倉雅登5 石井賢二3
1; JCHO三島総合病院 眼科 2; 東京医科歯科大学 眼科 3; 東京都健康長寿医療センター 神経画像研究チーム  4; 清澤眼科医院 5; 井上眼科病院

神経眼科学会抄録、2018

keyword: extrastriate cortex, positron emission tomography, visual snow

【目的】visual snowは、視野全体に砂嵐または霧雨様のものがみえる現象である。残像現象や羞明、感覚過敏など多彩な視覚・感覚症状を伴うことが多く、その発症メカニズムについては不明である。visual snow患者の脳糖代謝変化についてポジトロン断層法(PET)を用いて調べた。
【対象・方法】visual snow症例48例(男性 18例、女性 30例)の安静時脳糖代謝を測定し、健常人82例(男性 41例、女性 41例) と比較した。visual snow症例48例中23例に片頭痛の既往があった。26例に残像現象、22例に羞明、12例に光視症などの視覚陽性現象、19例に暗所での見えずらさ、7例に感覚過敏を伴っていた。
【結果】健常群と比較してvisual snow群では、両側視覚連合野の糖代謝低下がみられた。片頭痛を伴うvisual snow群、片頭痛を伴わないvisual snow群においても同様に両側視覚連合野の糖代謝低下がみられた。
【考察】visual snowは、片頭痛との関連が疑われているが、片頭痛を伴う群と伴わない群とで糖代謝分布に違いはみられなかった。視覚連合野は、形態覚や運動視、色彩の認知などに関与しており、同部位の機能低下がvisual snow症状の発現に関連していると推測された。
【結論】視覚連合野の糖代謝低下が、visual snow症状と関連している可能性がある。

清澤のコメント:きれいなデータが鈴木先生の手でまとまったようです。ビジュアルスノーの脳糖代謝については一つだけ先行研究があります。それはSchankin CJ, Goadsby PJ. Visual snow--persistent positive visual phenomenon distinct from migraine aura.Curr Pain Headache Rep. 2015:19:23.です。

ーーーー

btn_netyoyaku_top下記:ご利用ください
ネット予約


https://www.kanja.jp/017057tab9.html#tNavi
btn_qa_soudan

ネット質問箱:http://www.kanja.jp/017057tab3.html#tNavi

ーーーー

facebook登録できています。⇒リンク https://www.facebook.com/motohiro.kiyosawa?fref=ts

ブログの記事をシェアいたします。

ーーーーーー

受診予約は電話 03-5677-3930 。

昼休み中も留守番を置き、電話対応いたします。カルテを確認し、何を検査するのかを確認しながら予約を入れます。

遠方からの神経眼科のための新患患者さんも来院されます。

当医院はあくまで町の無床診療所ですから、その目指すものは神経眼科に関する本物の疾患のトリアージュ(弁別)。画像診断と採血検査で私だけの手におえないものがないかどうかを判断します。難しい疾患が見つかれば、東京医科歯科大学脳外科や神経内科、膠原病内科など最適な治療専門施設に早急に治療の依頼を出します。


「ネット予約ページにリンク」 ネット予約。自動予約ではなく、お申し越しの内容に合わせ、翌朝にリコンファームの電話を差し上げます。

――――

この先を毎日は書き換えてはおりません。最終改定 清澤眼科院通信 (2018.8.10) です

ここからが医院紹介の本文です

--------------------

清澤眼科医院通信 136-0057江東区新砂3−3−53 清澤眼科医院

電話  03-5677-3930 FAX  03-5677-3929


1 目標;すべては患者さんのために


1-1)一人でも多くの患者さんに利用していただけるよう、自分と職員を励まして居ます。(諸メディアの取材にも協力します、取材のご希望があればお電話ください。)


1-2)近況: 丁寧な診療のために医師2人ないし5人で診療体制の充実を図っています。ご参加くださる事の可能な医師はご相談ください。

2014年11月診療所面積も最初の3倍強に拡張しました。緑内障専門外来(週3枠)、網膜硝子体外来(週3枠)、眼瞼痙攣外来(週2枠)、神経内科外来、神経眼科外来、眼科形成外来、小児眼科外来、臨床心理学外来(以上集1枠)、リハビリコスメセッションも設置。
ーーーー

2-1)医院独自のホームページ。 (こちらをご覧ください)

眼科医療に関するご質問は「患者の気持ちの質問箱」(⇒下記2−2項)にお寄せください。

問答の公開を前提にお答えしています。またこのブログの記事に戴いたコメントにも随時応答しています。 (無料電話相談は対応しておりません)


2-2)患者の気持ちページ”の眼科質問箱http://www.kanja.jp/017057tab3.html#tNaviこの質問箱には様々な質問と答が掲載されます。

ネット用予約システムでは、夜間でも予約ができます。

ネット診療予約には、日中の時間帯に確認電話を差し上げます。

初診は問診表に記入して持参されますと、所要時間を短縮できます。

3、清澤の水曜午後は2018年度も東京医科歯科大学臨床教授を拝命し神経眼科外来で最初の1度だけ診療します。担当医としての継続的診療希望にはむしろ南砂町の医院をお訪ねください。

公開情報

開業して約15年ですが、有り難いことに、まだ英文及び邦文の論文を出し続けています。


◎2013年−2017年清澤眼科(および東京医科歯科大学神経眼科研究グループ)関連業績⇒リンク;http://blog.livedoor.jp/kiyosawaganka/archives/54649009.html


4:特殊外来担当者一覧:

〇神経眼科外来は、眼科専門医:石川弘(元日大講師)、鈴木幸久(総合三島病院部長、東京医科歯科大学講師)

〇神経内科専門外来:浅見医師(東京医科歯科大学神経内科)。

〇臨床心理士に依るカウンセリング:小野木臨床心理士。

〇緑内障外来は木村至(東海大八王子病院教授)、西尾医師、伊藤医師。

〇網膜硝子体外来:寺松医師(竹内眼科所属)担当。

〇眼形成外来:土井医師(聖隷浜松病院:月一度)。


清澤の担当する一般外来は赤井医師、柏倉医師、小林医師、桜井医師、大竹医師らによって常にサポートされており、手前味噌で恐縮ですが、迅速丁寧な対応ができます。


5:801 当院の眼瞼痙攣患者調査(眼瞼痙攣の患者像 そして眼瞼痙攣治療を成功させる10のコツ)

6、当ブログは、最近は少し減り一日閲覧数で1000件、一日訪問者数で800人程度見られています。ブログを取り込んだ新ホームページへの移管を準備中。

恐縮ですが未受診者からの電話医療相談や電話での医師推薦依頼には対応できません。

お困りの方も保険診療として一度は受診し、当医のセカンドオピニオンや適切な専門医への紹介を保険診療でお求めください。

当医清澤の専門は神経眼科ですが、長年の経験と友人の人脈を生かして、眼科に関する相談を各疾患万遍無くお受けします。


7、眼科の医学的相談には、”患者の気持ち”サイト内の質問箱をご利用ください。患者の気持ちページ”の眼科質問箱http://www.kanja.jp/017057tab3.html#tNaviこの質問箱には様々な質問と答が掲載されます。質問箱への質問を歓迎します。恐縮ですが、質問箱の答は公開とし、多くの方々に共有していただきます。


8、コンタクトレンズ:

○コンタクトレンズ希望の方は保険証を持ち、清澤眼科医院を御受診ください。丁寧で迅速な診療での処方を心がけます。販売は新砂コンタクトレンズです。  

9、 眼瞼痙攣の治療について

◎当医院のボトックス投与予定:再初診とも電話でボトックス治療希望とおっしゃってご予約ください。水曜午前及び午後(院長不在日)にはボトックスが施療できません。

10、 ◎病名説明記事の検索○検索方法

1)直接Googleに(病名x清澤)でご検索ください

(グーグルの検索アルゴリズム変更で現在HPに比べてブログ記事は探されにくくなっています。) 

11、関連記事: ーーー

〇藤野貞先生の教えを受けたメンバーで、「神経眼科臨床の為に」の改訂第3版を作りました。

〇改版した『目がしょぼしょぼしたら、眼瞼けいれん?片側顔面けいれん』です。


ーーーー
続きを読む

kiyosawaganka at 23:20|PermalinkComments(0)

10062:清澤眼科医院通信:(生きる力抱きしめて ほか)第2450号


 (管理ページ)

ーーーー
台風は、関東の東を北に抜けて行き、東京都内の雨は大したことなく過ぎました。

私は間もなく土曜から一週間のバケーションに出かけます。14年前の開院以来、これは初の長期離脱です。
その間も医院は(夏休み、お盆休み無しで)カレンダー通りに診療いたします。この間、コンタクトレンズ販売を始めとする殆どの診療を通常通り続けますが、ボトックス投与には対応できませんのでご注意ください。

なお、連休前までで、長い間ご愛顧いただいたこの清澤眼科医院通信もお休みに入ります。連休後には新たな形での再興を考えております。

それに合わせて、180分冊までできていた清澤眼科医院通信の印刷冊子の続きの印刷を秘書役の原田さんにお願いしました。既に本立て一台分を超えていますが、更に厚さ3センチ程度のソフトカバーで20分冊程度になると予想しています。(図準備中)

江東区医師会報の「さざんか」に、江東区医師会に加入してからの思い出を記載した私の記事が掲載されました。(記事準備中)

来週は私がバカンスに入ります。医院の診療はボトックス投与以外はカレンダー通りでお盆休みもなく診療を続けてもらいます。大風で航空機の運休が多発していますが、週末までには落ち着くことを期待しています。

東京医大の調査委員会が調査結果報告書を出しています。全文を通読してみました。^貅〇邯海ら数人の受験生に対して相当大きな加点がなされたことと、■下〇邯海能子と多浪に大きなハンデをつけていたことが書かれています。特に、報告書は前理事長の感覚麻痺を批判していました。女子へのハンディが2次試験の段階で強く加えられたはずという私のデータ読み取りも正しかったようです。
調査結果の公表
http://www.saijuken.com/swiki/index.php?2018%C7%AF8%B7%EE7%C6%FC%C5%EC%B5%FE%B0%E5%B2%CA%C2%E7%B3%D8%B2%F1%B8%AB

そこでお勧めしたい記事がハフィントンポストに採録されていました。   東京医大を目指して2浪中の女性「当事者として差別を受けたのは初めて」「女性を手助けしたいと医師を志したのに、女性だから、という理由でチャンスが奪われるとは皮肉です」という記事です。
今回の問題について、「あからさまな性別による差別を当事者として受けるのは初めて」などと綴り、差別への無念さを隠さない心情を述べています。
https://www.huffingtonpost.jp/2018/08/03/opinionletter_a_23495092/?ncid=other_huffpostre_pqylmel2bk8&utm_campaign=related_articles

この事件を見て思ったのですが、事件の発覚の始めから、人々は贈収賄など前理事長が金銭的な欲からこの事件を起こしたと説明しようとしているように思えてなりません。多少の私的な金銭的な見返りが彼に有ったとしても、今回の犯罪の真の理由は其処ではなく、「権力行使」の魔力に取りつかれていただけなのではなかったかと感じられます。

「女性医師ばかりが増えると病院運営に差支えが出る」、というのも漠然とした関係者に共有されいた単なる気分で有って、其れゆえに「憲法にまで違反する差別というだいそれた犯罪」を犯す理由としてはあまりに根拠が薄弱です。


このブログをこの形で運営するのも今週いっぱいの予定です。お盆明けからはその模様替えを考えています。という訳で来週いっぱいはページ更新ができなくなります。

新しいページへの、私の記事の書き込みは、来週末以降にする予定です。再来にご期待ください。
ーーーー
◎白内障について

10061:白内障手術のタイミングはどこで判断すべきなのか?

 

20180808

清澤のコメント:先日急にインタビューの依頼を受けて白内障手術のタイミングのお話をしました。その記事が日刊ゲンダイに上梓された(https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180808-00000021-nkgendai-hlth)との連絡を記者さんから受けましたので、引用させていただきます。白内障手術の適応は医師により、また患者により変わりますから、この基準が万能ということではありません。
此の所、同世代の知人に白内障の手術をお勧めすることが続きました。その方々にもこの記事のコピーをお渡ししたい状況です。

 

d6514b8d775 

 

(写真はイメージ)(C)日刊ゲンダイ

 

 

 

Q 眼科で白内障と診断されました。「手術でよく見えるようになる」と聞きましたが、どのタイミングで受ければいいでしょうか? (50代・男性)

 

A 白内障は、タンパク質の変性で目の水晶体が白く濁り、視力が低下する病気。ほとんどは加齢によるもので、だれもが共有する老化現象といっていいでしょう。早ければ40〜50代で手術をする人もいます。

 

片目で見ても物が2つに見える。遠くにある光がいくつか重なって見える。目に見えるすべてに薄い霧がかかっている。これらが白内障の特徴です。また、白内障になると眼鏡をかけて計測する矯正視力がだんだんと下がっていきます。

 

私は患者さんに、矯正視力が0・6まで下がった段階で「そろそろ手術をしますか」とお話しするようにしています。白内障の手術は、緑内障を合併しているなどの特殊な例でない限り、手遅れにはなりません。それでも目安として、75歳までには手術をしておきたいと考えています。

白内障の手術は本来、局部麻酔15分程度で終わるもの。しかし、認知症などの症状が出たような場合は、局部麻酔だと患者さんが怖がり暴れる恐れがあるため、全身麻酔で行うこともあります。

全身麻酔は必ず入院となります。やはり自分で病院まで行き、術後は自分で帰られる程度の健康状態のうちに行うのがベスト。ご家族に迎えにきてもらってもいいのですが、要は白内障の手術はそれぐらいの体力、気力があるうちに行いましょう、ということです。

すぐに手術をしない場合は、白内障の進行を遅らせる点眼薬を使用しながら、定期的にかかりつけ医で視力の検査を受けてください。手術をするベストのタイミングを計れます。

なお、白内障の手術をしても老眼は治りません。術後に眼鏡を新しく作り直す場合は、視力が安定した1カ月後を目安としましょう。

(清澤眼科医院・清澤源弘院長)

bs-img-tanpaku

追記:「水晶体蛋白が変性するという図」を探しました。定性的な図が見つからず、図中の「細菌の残骸」という語はやや気になりますが、辛うじてhttp://www.asahi-net.or.jp/~pd2k-nim/basic/ にそれらしきものが有りました。

ーーーー
_SX321_BO1,204,203,200_生きる力抱きしめて 孤児だった医師・宏の青春 石村博子著

この本の主人公は私も知っていた大学の先輩で、片足の悪い、クラシック音楽をたしなむ温厚な医師でした。同窓会での自己紹介で、病院を失ったというお話を伺ったことが有りましたが、実に周りの人に感じられる暖かさを体現した方でした。惜しまれつつ、昨年肺炎で急逝されました。

その方が私の前に現れるよりも遥か以前に、このように壮絶な前半の人生を経験されていたことは存じ上げませんでした。

先生が生まれ育った根本医院は、神楽坂の赤城神社の近くだったそうです。私も町の佇まいが好きでよく足を向ける界隈です。そこが戦災で焼け野が原になったのは今から73年前だったわけです。

既に新規には入手できまず、古本を探すことになりますが、手にしてみることをお勧めできる一冊です。

アマゾンの紹介文から:「浮浪児」だったぼくを支えたのは、父の誇りだった。弱くても、寂しくとも、時代に負けず生き抜いたひとつの魂の物語。九歳のとき終戦を迎えた外科医・根本宏の、少年時代から青春時代の物語。太平洋戦争で孤児同然となり世の中のどん底に落ちかけながら、ある強固な願いと意思で立ち直ったある医師の半生。時代に負けずに生きる力を問う。

ーーーー

10051:「神経眼科におけるボツリヌス治療」
講師:山上明子 先生 (井上眼科病院)を聴きました。(日本神経眼科学会 認定講習会 201884 午前11 15 分〜)

zutsu清澤のコメント: 片頭痛やうつ病へのボトックス適応拡大の可能性の話http://blog.livedoor.jp/kiyosawaganka/archives/54841745.html)は、先日患者さんから問われた「眼瞼の痙攣(運動症状)がはっきりせず、疼痛が主である眼瞼痙攣例にボトックス投与は有効か?」という質問に対して、「経験的にはイエス」と私が考えていた状況を一歩進めてくれる情報であったと言えそうです。

ーーーー

鈴木幸久先生のビジュアルスノーに関する演題抄録が出来て送られて来ました。早くも原著が楽しみです。::

Visual snow患者にみられた視覚連合野の糖代謝低下
鈴木幸久1, 2, 3 清澤源弘 2, 4 若倉雅登5 石井賢二3
1; JCHO三島総合病院 眼科 2; 東京医科歯科大学 眼科 3; 東京都健康長寿医療センター 神経画像研究チーム  4; 清澤眼科医院 5; 井上眼科病院

神経眼科学会抄録、2018

keyword: extrastriate cortex, positron emission tomography, visual snow

【目的】visual snowは、視野全体に砂嵐または霧雨様のものがみえる現象である。残像現象や羞明、感覚過敏など多彩な視覚・感覚症状を伴うことが多く、その発症メカニズムについては不明である。visual snow患者の脳糖代謝変化についてポジトロン断層法(PET)を用いて調べた。
【対象・方法】visual snow症例48例(男性 18例、女性 30例)の安静時脳糖代謝を測定し、健常人82例(男性 41例、女性 41例) と比較した。visual snow症例48例中23例に片頭痛の既往があった。26例に残像現象、22例に羞明、12例に光視症などの視覚陽性現象、19例に暗所での見えずらさ、7例に感覚過敏を伴っていた。
【結果】健常群と比較してvisual snow群では、両側視覚連合野の糖代謝低下がみられた。片頭痛を伴うvisual snow群、片頭痛を伴わないvisual snow群においても同様に両側視覚連合野の糖代謝低下がみられた。
【考察】visual snowは、片頭痛との関連が疑われているが、片頭痛を伴う群と伴わない群とで糖代謝分布に違いはみられなかった。視覚連合野は、形態覚や運動視、色彩の認知などに関与しており、同部位の機能低下がvisual snow症状の発現に関連していると推測された。
【結論】視覚連合野の糖代謝低下が、visual snow症状と関連している可能性がある。

清澤のコメント:きれいなデータが鈴木先生の手でまとまったようです。ビジュアルスノーの脳糖代謝については一つだけ先行研究があります。それはSchankin CJ, Goadsby PJ. Visual snow--persistent positive visual phenomenon distinct from migraine aura.Curr Pain Headache Rep. 2015:19:23.です。

ーーーー

btn_netyoyaku_top下記:ご利用ください
ネット予約


https://www.kanja.jp/017057tab9.html#tNavi
btn_qa_soudan

ネット質問箱:http://www.kanja.jp/017057tab3.html#tNavi

ーーーー

facebook登録できています。⇒リンク https://www.facebook.com/motohiro.kiyosawa?fref=ts

ブログの記事をシェアいたします。

ーーーーーー

受診予約は電話 03-5677-3930 。

昼休み中も留守番を置き、電話対応いたします。カルテを確認し、何を検査するのかを確認しながら予約を入れます。

遠方からの神経眼科のための新患患者さんも来院されます。

当医院はあくまで町の無床診療所ですから、その目指すものは神経眼科に関する本物の疾患のトリアージュ(弁別)。画像診断と採血検査で私だけの手におえないものがないかどうかを判断します。難しい疾患が見つかれば、東京医科歯科大学脳外科や神経内科、膠原病内科など最適な治療専門施設に早急に治療の依頼を出します。

 

「ネット予約ページにリンク」 ネット予約。自動予約ではなく、お申し越しの内容に合わせ、翌朝にリコンファームの電話を差し上げます。

――――

この先を毎日は書き換えてはおりません。最終改定 清澤眼科院通信 (2018.6.19) です

ここからが医院紹介の本文です

--------------------

清澤眼科医院通信 136-0057江東区新砂3−3−53 清澤眼科医院

電話  03-5677-3930 FAX  03-5677-3929

 

1 目標;すべては患者さんのために

 

1-1)一人でも多くの患者さんに利用していただけるよう、自分と職員を励まして居ます。(諸メディアの取材にも協力します、取材のご希望があればお電話ください。)

 

1-2)近況: 丁寧な診療のために医師2人ないし5人で診療体制の充実を図っています。ご参加くださる事の可能な医師はご相談ください。

2014年11月診療所面積も最初の3倍強に拡張しました。緑内障専門外来(週3枠)、網膜硝子体外来(週3枠)、神経内科外来、神経眼科外来、眼科形成外来、臨床心理学外来、リハビリコスメセッションも設置。

 

------------------

2-1)医院独自のホームページ。 (こちらをご覧ください)

眼科医療に関するご質問は患者の気持ちの質問箱(⇒リンク)にお寄せください。

問答の公開を前提にお答えしています。またこのブログの記事に戴いたコメントにも随時応答しています。 (無料電話相談は対応しておりません)

 

2-2)患者の気持ちページ”の眼科質問箱http://www.kanja.jp/017057tab3.html#tNaviこの質問箱には様々な質問と答が掲載されます。

 

ネット用予約システムでは、夜間でも予約ができます。

ネット診療予約には、日中の時間帯に確認電話を差し上げます。

初診は問診表に記入して持参されますと、所要時間を短縮できます。

(⇒印刷用問診票にリンク:)

 

3、清澤の水曜午後は2018年も東京医科歯科大学臨床教授を拝命し神経眼科外来で最初の1度だけ診療します。担当医としての継続的診療希望にはむしろ南砂町の医院をお訪ねください。

 

公開情報

開業して約15年ですが、有り難いことに、まだ英文及び邦文の論文を出し続けています。

 

◎2013年−2017年清澤眼科(および東京医科歯科大学神経眼科研究グループ)関連業績⇒リンク;http://blog.livedoor.jp/kiyosawaganka/archives/54649009.html

 

4:特殊外来担当者一覧:

〇神経眼科外来は、眼科専門医石川弘(元日大講師)、鈴木幸久(総合三島病院、東京医科歯科大学講師)

〇神経内科専門外来:浅見医師(東京医科歯科大学神経内科)。

〇臨床心理士に依るカウンセリング:小野木臨床心理士。

〇緑内障外来は木村至教授(東海大八王子病院)、西尾医師、伊藤医師。

〇網膜硝子体外来:寺松医師(竹内眼科)担当。

〇眼形成外来:土井医師(聖隷浜松病院:月一度)。

 

清澤の担当する一般外来は赤井医師、柏倉医師、小林医師、桜井医師、大竹医師によって常にサポートされており、手前味噌で恐縮ですが、迅速丁寧な対応ができます。

(2018改定記事です⇒) 情報公開

 

5:801 当院の眼瞼痙攣患者調査(眼瞼痙攣の患者像 そして眼瞼痙攣治療を成功させる10のコツ)

 

6、当ブログは、最近は少し減り一日閲覧数で1000件、一日訪問者数で800人程度です。ブログを取り込んだ新ホームページへの移管を準備中。

 恐縮ですが未受診者からの電話医療相談や電話での医師推薦依頼には対応できません。

お困りの方も保険診療として一度は受診し、当医のセカンドオピニオンや適切な専門医への紹介を有料でお求めください。

当医の専門は神経眼科ですが、長年の経験と人脈を生かして、眼科に関する相談を各疾患万遍無くお受けします。

 

7、眼科の医学的相談には、”患者の気持ち”サイト内の質問箱をご利用ください。

質問欄⇒(ここでリンク)。質問を歓迎します。恐縮ですが、質問箱の答は公開とし、多くの方々に共有していただきます。

 

8、コンタクトレンズ:

○コンタクトレンズ希望の方は保険証を持ち、清澤眼科医院を御受診ください。丁寧で迅速な診療での処方を心がけます。販売は新砂コンタクトレンズです。  

9、 眼瞼痙攣の治療について

◎当医院のボトックス投与予定:再初診とも電話でボトックス治療希望とおっしゃってご予約ください。水曜(院長不在日)はボトックスが施療できません。

10、 ◎病名説明記事の検索○検索方法

1)直接Googleに(病名x清澤)でご検索ください

(グーグルの検索アルゴリズム変更で現在HPに比べてブログ記事は探されにくくなっています。) 

11、関連記事: ーーー

〇藤野貞先生の教えを受けたメンバーで、「神経眼科臨床の為に」の改訂第3版を作りました。

〇改版した『目がしょぼしょぼしたら、眼瞼けいれん?片側顔面けいれん』です。


ーーーー
続きを読む

kiyosawaganka at 19:07|PermalinkComments(0)
訪問者数
  • 今日:
  • 昨日:
  • 累計:

記事検索
プロフィール
院長 清澤源弘
”すべては患者さんのために”を目指す江東区南砂駅前の眼医者です。眼科知識普及に役立つブログの作成が趣味。緑内障、小児眼科、花粉症などの眼科疾患を治療し、コンタクトレンズにも注目。眼瞼痙攣のボトックス治療、複視や視野障害の治療が専門でPETでの脳機能評価も手がけます。東京医科歯科大臨床教授(07年4月-、現在も毎水曜午後の神経眼科外来を担当)、2006年国際神経眼科学会副会長。日本眼科医会学術部委員
診療案内
◎診療時間◎
【月・火・木・金】
・9:00〜12:30 
・15:30〜19:00
【土】
・9:00〜12:30
【水】
・9:00〜12:30
・14:00〜17:30
毎週水曜は院長不在のため、
代診の医師による診療となります。

【休診日】
土曜の午後、日曜と祭日




診療終了時間1時間前に受付をお済ませください。

診察内容によってお時間のかかる検査をする場合もありますので
お時間に余裕をもってお越し下さい。

Archives