2006年11月30日

218 清澤眼科医院通信60号  (2006年11月29日)

清澤眼科医院通信60号  (2006年11月29日)
136-0057江東区新砂3−3−53
清澤眼科医院 電話5677-3930 (管理頁

増上寺7、第16回国際神経眼科学会が11月28日から12月3日まで芝増上寺で行われています。清澤も副会長の一人として会の運営に協力するため今週中の当院の診療は代診です、ご不便をおかけしますが、どうぞよろしくお願いいたします。INOS2006公式ホームページに⇒リンク

第16回国際神経眼科学会のご案内⇒リンク国際2006神経眼科学会がいよいよ始まりました。外国人が31の国から170人も来ていて、全参加者も600人になろうという大盛会です。内容もよく準備された演題がよくそろっています。

本日の話題から⇒リンク


相沢紗世(あいざわ さよ)
デファインのモデルは相沢紗世さん。
1.コンタクトレンズ:
○コンタクト購入希望者は保険証を持ち清澤眼科医院を受診ください。(正確な処方のため新患は診療終了60分前にお入りください。)

○新砂コンタクトレンズには、常備在庫を置きワンデーレンズ(ワンデー・アキビュー・モイストおよびバイオメディックス)と30日レンズ(O2オプティクス)の即日渡しができます。(レンズ自宅直送もお勧めです。)

○一日用(アキビュー乱視用)と2週間用(6-6トーリック)の乱視レンズも処方可能です。

○クレジットカードも一部使用可能です。

(コンタクト価格表にリンク)

sikametura
2、 眼瞼痙攣の治療について瞼がぴくぴくと痙攣して眼を開いて居られない患者さんから、開いて居るのがつらいというだけの患者さんまで居ます。自分の眉間のしわ(眉間じわ)が眼瞼痙攣と知らない患者さんも実は多いです。ご相談ください。

◎当医院の直近のボトックス投与予定日は、12月5日(火)、9日(土)、12日(火)、16日(土)、19日(火)、26日(火)です。電話で直接ご相談ください。

ボトックス関連の記事は別項目を作りました。眼瞼痙攣とボトックスに関心のある方はぜひどうぞ。眼瞼痙攣特別号59B⇒リンクから続きへ


東西線車両
3、受診案内
◎新患再来とも予約をお勧めします。電話予約が簡単ですが、ここからは夜間も使える新患診療予約フォームに⇒リンクします。http://www.kanja.jp/clinic/yoyaku.php?hosp_no=No017057


当医院への道案内です、(⇒リンク)

◎病名説明記事検索○検索方法 1)病名解説は、control Fで”このページの検索”から検索します。右列挙の記事名を押すと関連ページにリンクします。2)系統索引もあります(⇒リンク

グーグル
4、当院ホームページは“患者の気持ち“(ここでリンク)にあります。携帯対応に全面リニューアルしました。残念ながらこの結果googleの上位はきえました。

○御礼:清澤眼科医院通信の来訪者は11月6日には訪問者数401名、ページビュー675件へと急成長です。

○ ご質問は“患者の気持ち”の質問欄⇒(ここでリンク)からお寄せください。大変恐縮ですが、新しい質問が入ると答えが出せるまで一時的に閉じます。

迷ったときの医者選び
5.迷ったときの医者選び迷ったときの医者選び 首都圏⇒リンク◎ “迷ったときの医者選び、首都圏“(南々社)、名医に混じって”神経眼科のパイオニア“として紹介されました。眼科医は12人ですので名誉と思い緊張しています。




桔梗6.江東区子ども医療費助成事業:
○小学1〜3年に対し平成19年1月1日から、江東区子ども医療証を交付し、6-9歳の外来医療費自己負担が無料になります。

○基本健康診査(高齢者)の眼科部分も当医院にて実施中です。

○204 藤野貞記念シンポジウム 抄録⇒リンク


8、当ブログで取り上げた、最近の新テーマは
○213 眼球運動を記録するヘスチャート(Hess chart)とは?⇒リンク
212 吹き抜け骨折⇒リンク
○211プロテウス症候群proteus syndrome⇒リンク
○210 マイボーム腺⇒リンク
○207 子供の強度近視、リスクが最も少ない対処とは?
○206 眼瞼痙攣治療の現場から(投稿原稿)⇒リンク
○196 シェーグレン症候群⇒リンク

今日も最後まで眼を通してくださりありがとうございます。

清澤眼科医院通信最新ページへ(リンク)します



kiyosawaganka at 02:07|PermalinkComments(0)TrackBack(0) 眼科医院通信 

219 国際神経眼科学会 11月29日(初日)の演題から

◎ジョンスホプキンスのNiel Millerさんによると、網膜中心動脈の閉塞にも最近心筋梗塞などで行われるようになったTPA (Tissue plasmin activator)をカテーテルで注入する治療が選ばれる時代が来そうです。一医師としてこれに対応するには、一刻を争うものなので治療適応の条件を予め特定の血管外科の医師との間で決めて置き、もしそのような患者が来たら即刻眼科の適切な評価を行って、一時間も無駄にしないで即刻治療血栓溶解の手術を開始してもらう体制を血管外科治療の得意な特定の脳外科医との間で作っておく必要が有ります。


◎脳血管障害による半盲患者の視野回復は発症3月以内に起こります。それを促進しようとする試みがあり、これに関した発表がイギリスのkennardさんと、エモリー大学のNancy Newmanさんからありました。後者は、毎日1時間のリハビリ訓練をするもので、視野が本当に回復するのか、訓練で注意と視線を半盲視野内に導くのか、単に偽薬効果なのかの判定は難しい様ですが、今後の発展が待たれます。

◎Neuro-Ophthalmology Virtual Education Library (NOVEL) Projectという北米神経眼科学会から公開されている神経眼科教育のための膨大な資料の紹介がありました。授業のスライドなどに借用するには有用なものの様です

◎レーベル病は代表的な視神経が萎縮に陥るミトコンドリアに原因がある疾患として知られて居ますが、その発生にはアポプトーシスや酸化ストレスに対する抵抗性などを決める二次的な本人の素因に関連した要因が関与しているようだと、慶応大学からの真島先生は話していました。

○カリフォルニアにあるDoheny研究所のSadunさんはブラジルの集団でのレーベル病の話を、英国ニューカッスル大学の中国系のManさんはx染色体にあるレーベル病の発症に関連する部位の話をしていました。

○上丘の上の部分は固視に関連し、上丘の下の部分は急速な眼球運動に関連しているのですが、医科歯科大学の杉内さんはその機序を単電極の実験結果で詳しく説明していました。井沢さんの発表も垂直の衝動性運動を同様の方法で極めたものでした。

◎Dell'Ossoさんは眼振をとめる筋の一部切除について豊富な眼球運動の記録を使って説明をしました。日本には眼振を減らす手術を頼める先生はどの程度居るのでしょうか?

◎今日の午後の話題では、瞳孔を持続的に収縮させるメラノプシンを含む神経節細胞を介した神経機構が新たに解明され、それが特異的に青色光に強く反応するというアイオワのGamlinさんの新しい話が聞けました。そういえばアイオワシティは瞳孔の大家スタンレートンプソンさんの居た町です。私が石川哲先生に神経眼科の手ほどきを受けた頃何人ものアメリカの大家を紹介してもらって、怖いもの知らずに話を聞いたのですが、このトンプソンさんもマイアミのグレーーザーさんもこの会にはでて見えなくなりました。フィラデルフィアのヘッジスさんはまだ見えています。

kawasaki Akiさんはスイスに住んでいる日系アメリカ人ですが、このメラノプシンに関連した系を使って、網膜性の病気か?視神経の病気か?を区別できる可能性があるという話をしていました。


kiyosawaganka at 02:04|PermalinkComments(0)TrackBack(0) 医療制度、政策 

2006年11月27日

215 清澤眼科医院通信59号  (2006年11月19日)

清澤眼科医院通信59号  (2006年11月19日)
136-0057江東区新砂3−3−53
清澤眼科医院 電話5677-3930 (管理頁

相沢紗世(あいざわ さよ)
デファインのモデルは相沢紗世さん。
1.コンタクトレンズ:
○コンタクト購入希望者は保険証を持ち清澤眼科医院を受診ください。(正確な処方のため新患は診療終了60分前にお入りください。)

○新砂コンタクトレンズには、常備在庫を置きワンデーレンズ(ワンデー・アキビュー・モイストおよびバイオメディックス)と30日レンズ(O2オプティクス)の即日渡しができます。(レンズ自宅直送もお勧めです。)

○一日用(アキビュー乱視用)と2週間用(6-6トーリック)の乱視レンズも処方可能です。

○クレジットカードも一部使用可能です。

○平成18年度CL販売管理者継続的研修会(2006.11.18)に管理医師(清澤)が参加し終了証169号をいただきました。

(コンタクト価格表にリンク)


sikametura
2、 眼瞼痙攣の治療について瞼がぴくぴくと痙攣して眼を開いて居られない患者さんから、開いて居るのがつらいというだけの患者さんまで居ます。自分の眉間のしわ(眉間じわ)が眼瞼痙攣と知らない患者さんも実は多いです。ご相談ください。

◎当医院の直近のボトックス投与予定日は、11月21日(火)、28日(火:午前のみ臨時追加で設定)、12月5日(火)、9日(土)、12日(火)、16日(土)、19日(火)、26日(火)です。電話で直接ご相談ください。

ボトックス関連の記事は別項目を作りました。眼瞼痙攣とボトックスに関心のある方はぜひどうぞ。眼瞼痙攣特別号59B⇒リンクから続きへ

淀川キリスト教病院◎明日の土曜日11月25日は大阪の参天製薬本社で淀川キリスト教病院眼科(張野正誉部長)主催の眼科研究会があり、45分で”眼瞼痙攣の原因と治療”の招待講演をします。私と若倉先生の共著の本を基に最近の鈴木幸久先生と堀江長春先生のデータも加えての話を用意しています。講演要旨をまとめますので、このブログにもまもなく掲載いたします。ご期待ください。(当眼科はそのため11月25日は代診です。)



東西線車両
3、受診案内
◎新患再来とも予約をお勧めします。電話予約が簡単ですが、ここからは夜間も使える新患診療予約フォームに⇒リンクします。http://www.kanja.jp/clinic/yoyaku.php?hosp_no=No017057
当医院への道案内です、(⇒リンク)

◎病名説明記事検索○検索方法 1)病名解説は、control Fで”このページの検索”から検索します。右列挙の記事名を押すと関連ページにリンクします。2)系統索引もあります(⇒リンク

グーグル
4、当院ホームページは“患者の気持ち“(ここでリンク)にあります。携帯対応に全面リニューアルしました。

○御礼:清澤眼科医院通信の来訪者は11月6日には訪問者数401名、ページビュー675件へと急成長です。

○今日もお訪ねくださった貴方のおかげで、googleで”眼科医院”と検索すると当医院ページは165万件中の第2位です。googleにリンク 


○ ご質問は“患者の気持ち”の質問欄⇒(ここでリンク)
からお寄せください。大変恐縮ですが、新しい質問が入ると答えが出せるまで一時的に閉じます。

迷ったときの医者選び
5.迷ったときの医者選び迷ったときの医者選び 首都圏⇒リンク◎ “迷ったときの医者選び、首都圏“(南々社)、名医に混じって”神経眼科のパイオニア“として紹介されました。眼科医は12人ですので名誉と思い緊張しています。




桔梗6.江東区子ども医療費助成事業:
○小学1〜3年に対し平成19年1月1日から、江東区子ども医療証を交付し、6-9歳の外来医療費自己負担が無料になります。

○基本健康診査(高齢者)の眼科部分も当医院にて実施中です。

増上寺7、第16回国際神経眼科学会が11月28日から12月3日まで芝増上寺で行われます。清澤も副会長の一人として会の運営に協力します。期間中は手薄になります。発表するポスター製作と藤野記念セミナーの準備を始めました。INOS2006公式ホームページに⇒リンク

第16回国際神経眼科学会のご案内⇒リンク

ボーズレー教授(この機会に来日される清澤の恩師)の東京医科歯科大学での医師向け講演会のお知らせ11月27日午後7時⇒リンク
○204 藤野貞記念シンポジウム 抄録⇒リンク


8、当ブログで取り上げた、最近の新テーマは
○213 眼球運動を記録するヘスチャート(Hess chart)とは?⇒リンク
212 吹き抜け骨折⇒リンク
○211プロテウス症候群proteus syndrome⇒リンク
○210 マイボーム腺⇒リンク
○207 子供の強度近視、リスクが最も少ない対処とは?
○206 眼瞼痙攣治療の現場から(投稿原稿)⇒リンク
○196 シェーグレン症候群⇒リンク

今日も最後まで眼を通してくださりありがとうございます。

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kiyosawaganka at 06:53|PermalinkComments(0)TrackBack(0) 眼科医院通信 

217 純粋失読

純粋失読とは

136-0057江東区新砂3−3−53
清澤眼科医院 電話5677-3930 (管理頁

217
中枢性視覚異常のひとつに、純粋失読pure alexiaがあげられます。

純粋失読というのは聞いた言葉が理解できなかったり話そうとする言葉が出てこないといった症状(失語)がなく、眼で見た文の内容を理解する“視認知”と見た文字を声に出して読む“音読”との両方が傷付いた重度の読みの障害ですが、これとは対照的に書字能力は良好に保たれている状態です。

2001
左後頭葉の病巣に起因する左右両方の目において右側の視野が失われる右同名半盲right hemianopiaがある場合に、残された左半分の視野からの情報はまず右の後頭葉に入ります。

そして、この情報は脳の左右を結んでいる構造である脳梁を経て左半球にある言語野に入ってゆきます。

しかし、広がった病変のために併発した脳梁膨大部の障害によって、この情報が左半球にある文字と言語の領域に到達できなくなると失読が起こります。

1892年Dejerine1)は、純粋失読の原因をこのように説明しました(図1:図はすべて準備中)2)

2002
不思議なことにこの場合には、読めない文字でも、字画をなぞることによって読めることが多く、なぞり読み(Schreiben des Lesen)と呼ばれます。

また、日本人での純粋失読の特徴として、漢字の失書を伴うといわれています。

3002
では、代表的な例を示します。

症例:66歳女性。右手きき。
主訴:右同名半盲

現病歴: 2004年3月、家人との待ち合わせのため道路に立っていたところ突然の悪心を感じて倒れ、救急搬送されました。自分が置かれている状況が的確にはんだんできず(これを見当識の乱れとよびます)また、失読失書を示しましたが、運動麻痺、知覚障害、失語、痴呆はありませんでした。頭部MRIで左後頭葉梗塞と診断され、神経内科に入院しました。脳梗塞発作以来、右同名半盲の自覚があり、急性期を過ぎた時点で3月末、眼科を紹介され受診しました。

3003
既往歴:15年前から糖尿病(受診時のHbA1c(ヘモグロビンエーワンシー)は8.4%と高い値でした。)
家族歴:特記すべき事なし。

初診時所見:視力は右0.5(n.c.)、左0.5(n.c.)。眼圧は右16 mmHg、左14mmHg(正常です)。両眼に中等度の白内障を認める以外、前眼部と中間透光体には異常所見はありませんでした。眼底に糖尿病性の変化はなく、正常な眼底でした。視野はGoldmann視野検査(図2)で右同名半盲が確認されました。

4001
神経心理所見:2004年6月25日に老研版の失語症鑑別診断検査が行われました。健常人の平均値を100%として、聴覚的理解95%、聴覚的把持75%、読解50%、音読50%、復唱100%、口頭表出95%、書字65%、数・計算85%でした。

この応答を詳細にみると、聴理解と発話面の機能は良好で、指示に従うことや簡単な日常会話は容易であったことがわかります。しかし、「いぬ」「じどうしゃ」「犬」「鉛筆」が読めないなど、仮名と漢字共に重度の失読をみとめました。視認知も音読もともに障害されていました。

4004
また、文字数が増えると読む捜査はさらに困難になる傾向があり、短文の視認知も音読も全くできませんでした。数字の失読もみられました。

しかし書字障害は比較的軽度で、漢字に対し仮名はより軽度でした。漢字は自発書字と書き取りとも10問中3問のみ応答が可能であり、やや困難であると判断されました。

4004
一方、仮名は1文字の書き取りが10問中9問で可能で、仮名単語では、自発書字10問中7問が応答可能で、書き取りも10問中8問の応答が可能と比較的良好でした。短文の書字に際しても仮名を多用していました。

氏名と住所の自発書字は可能で、短文の書き取りもほぼ可能であり、写字(文字をみながら書き写すこと)も可能でした。なぞり読み(Schreiben des Lesen)が自発的に見られ、これが読字を可能にするのに有効な場合がありました。

4004
神経画像所見:
頭部MRIでは左後頭葉の一次視覚領(これは左右両側の後頭葉の後部で内側面にあります)の後方部とその外側領域の皮質に梗塞巣が認められました。しかし、側頭葉や脳梁膨大部への病巣の進展は明らかでありませんでした。

5001
Fluoro deoxy glucose PET (FDG-PET)では、MRI上見られた梗塞巣に一致した左後頭葉皮質とさらにその周辺の側頭葉下面および外側面にかけて広範な糖代謝の低下がみとめられました。さらに脳梁膨大部の左側は対側と比較して約30%程度糖代謝が低下していました。(図3)

5001
考察:
この症例は、右同名半盲と純粋失読という視覚に関連する症状を前面に示し、これ以外の神経症状が乏しい左後頭葉梗塞例でした。

老研版失語症鑑別診断検査において、文字の視認知と音読能力の選択的な低下を示していて、なぞり読みが自発的に見られました。

これにより読字が可能になった場合もあったことから、本症例は典型的な純粋失読と思われます。

原因病巣としては、頭部MRIにおいては左後頭葉の梗塞は認められましたが、純粋失読の重要な原因とされる脳梁の離断を示す梗塞や萎縮などの形態的変化ははっきりしませんでした。しかしFDG-PETでは、脳梁膨大部の左側に糖代謝の低下が見られていて、脳梁膨大部を通過する線維に機能障害があることが明瞭に描出されていました。

5003

歴史的には1892年のDejerine1)以来、純粋失読の責任病巣は、優位半球後頭葉の梗塞に伴う脳梁膨大部の変化であるとされています。先に述べたようにその病変による残存視覚領と優位半球の言語領域の離断症状と考えられたわけです。

また本邦の純粋失読患者に伴う書字障害の特徴として、軽い漢字の失書を伴うことがすでに報告されています3)。

5005
Iwataは漢字と仮名の読み書きの神経心理学的経路について、仮名は音を、漢字は語義を介したものであるという仮説を述べています。



5006
文字を読む際、文字の視覚情報は後頭葉にある視覚領で認識され、その情報は2つの経路を介してWernicke領に伝達されます。

その1つが、頭頂葉の下の端にある角回を経由する背側経路で、これは主に音(おん)を介した情報を伝えるものであって、仮名の読みもこれにあてはまるものです。

もう1つが中・下側頭回の後部を経由する経路で、語義の要素を介した読みを司っていて、漢字の読みには不可欠な経路です。(図4)

6002

一方、書字する際に、側頭葉にあるWernicke領で起きる書字命令は、いったん角回を経由して、文字情報が運動領に伝えられるますが、その経路にも2つの経路がありまする。

まず、仮名の書字は、Wernicke領から直接角回に通じる経路によるものです。

しかし、漢字の書字に主に関連しているのは、Wernicke領から側頭葉後下部と視覚領を経由してから角回に通じる経路で、語義に合致した漢字が想起されます。

この説に従えば、側頭葉後下部の障害があると、漢字の書字障害が生じることになります。

6004
その後の日本人の純粋失読の症例の検討でも、純粋失読に伴う漢字失書の責任病巣は左側頭葉後下部の障害によると相次いで報告されています。

本症例では、左後大脳動脈領域である左後頭葉皮質に加え、側頭葉後下面および外側面領域と脳梁膨大部の左側に明らかな糖代謝の低下がみられました。

幸い、頭頂葉の機能は保たれており、よくみられる失読失書の原因病巣である角回には障害はなかったです。

6007
よって、純粋失読は左後頭葉皮質と脳梁膨大部を通過する線維との機能低下によるものであり、漢字の失書は側頭葉後下部の梗塞によるものと考えられました。

本症例の漢字の書字障害は、日本人に見られる純粋失読患者に特徴的に伴うとされる漢字の軽度の失書と思われました。

この症例はFDG-PETにより純粋失読の原因病巣である脳梁膨大部の損傷が明確であり、残存視覚領と優位半球の言語領域の機能的離断が明瞭に示された症例と言えるでしょう。

文献:
1)Dejerine J:Contribution a l’etude anatomopayhologique et clinique des differentes varieties de cecite verbale. Compt Rend Soc Biol 4:61-90,1892
2)石合純夫:言語による意思の疎通が困難−失語症とは−,水澤英洋編,神経・筋疾患のとらえかた,37-50,文光堂,東京,2001
3)Iwata M:Kanji versus Kana, Neurophychological correlates of the Japanese writing system. Trends Neurosci 7:290-293,1984

7005

さて、いきなりこれを読んで理解できたらかなりの通です。ご家族に失読野患者さんがいらした場合、脳の中でいろんなことが起こってそのような症状が起きているのだという理解の一助になればと思い転載記載しました。基の文は眼科の専門雑誌に投稿した内容で、単語の解説を挟み込んで有ります。


今日も最後まで眼を通してくださりありがとうございます。

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kiyosawaganka at 05:29|PermalinkComments(1)TrackBack(0) 脳、視中枢 

2006年11月19日

214清澤眼科医院通信59B号  (2006年11月19日)

清澤眼科医院通信59B号  (2006年11月19日)
136-0057江東区新砂3−3−53
清澤眼科医院 電話5677-3930    (管理頁

眼瞼・顔面痙攣関連記事が多くなりましたので特集のページを新たに立てました。

眼瞼痙攣特集f0745263.jpg
眼瞼痙攣の治療について写真はビフォーアフターボトックス(カナダの美容形成HPから)です。
注:この”眉間じわ(みけんじわ)”は国民健康保健診療の対象ではありませんが、本人が気づかずに眼瞼痙攣でこの表情をしている患者さんは少なくありません。

005
◎ボトックス診療の御紹介

○ボトックスは”眼瞼けいれんによる渋面”の治療の大変優れた方法です。眼瞼痙攣と言うとたいそう重病に聞こえますが、その症状の概要はしかめ面(しかめつら)です。(上の図参照)顔瞼痙攣には保険診療でのボトックス投与が可能です。一度ご相談ください。(2005.10.30、記事番号25)(ボトックスの解説ページに⇒リンク

○”手際よい”と当院を紹介してくださったブログをご紹介します。初めての方の安心材料に。(2005.11.14)。⇒(リンク)

赤バラ
◎当医院からの眼瞼痙攣治療に関連するお知らせ

◎当医院の直近のボトックス投与予定日は、11月21日(火)12月5日(火)、9日(土)、12日(火)、16日(土)、19日(火)、26日(火)です。(国際神経眼科学会のため11月末に打てない週があります。)電話で直接ご相談ください。

◎友の会関連記事
眼瞼・顔面けいれん友の会入会者募集:申込書が当医院窓口に多数届きました。(井上眼科病院内の事務局への送金費用は当医院で持ちますので)患者さんは当医院窓口で奮ってご登録ください。会員には友の会会報などの情報が随時届けられます。

○「眼瞼・顔面けいれん友の会」からの連絡。
・第4回友の会の例会の日程は来年の6月9日(土)に決まりました。

・会員手続きをなさった患者のための「会員交流会」は1月28日(日)です。

詳細は清澤が入手次第このブログにも掲載します。(お急ぎの方は友の会本部にお問い合わせください。)

毎日新聞”眼瞼けいれん・眼面けいれん患者友の会の記事”
”毎日新聞の10月13日朝刊東京版に”眼瞼けいれん・眼面けいれん患者友の会の記事が出ています。記事に⇒リンク


第2回 眼瞼、顔面けいれん友の会報告。(2005年10月22日)⇒リンク

◎BEBRF年次総会の会報5巻6号が出ました
○主な記事は2006年年次総会の報告です。多くの質問と答が提示されています。そのうち紹介します。
○英語で音声だけですが、この年次総会の10巻の録音テープが35ドルで購入できますwfmason@montana.com
○(過去および将来の)サポートグループ集会の案内を(未知の患者に知らしめる目的で)この会報に印刷する事を希望する者は12月1日までに
bebrf@blepharospasm.org (Faxなら 409-832-0890))に連絡すれば2007年1月2月号に掲示されるそうです。



高輪プリンス貴賓館
ボトックス市販後調査結果の概要、第8版の清澤訳の要旨です。(⇒リンク)

第2回「神経・筋疾患に関するボツリヌス療法懇話会」の印象記、眼輪筋切除などの記事⇒リンク

004
◎質問と答え集ほか:過去の清澤眼科医院通信の記事から

○第3回の患者友の会(2006.7.1)で問いかけられた比較的普遍的な質問への答えをまとめました。(2006.7.11 記事番号121) ○眼瞼けいれんQ and A⇒リンク

眼瞼けいれんに関する質問とお答え;BEBRF25巻5号(米国原発性眼瞼痙攣研究財団報2006年8−9月号)掲載の問答を翻訳しました。(記事番号167)⇒リンク

高輪プリンス貴賓館
ボトックス市販後調査結果の概要、第8版の清澤訳の要旨です。(⇒リンク)

○眼瞼けいれん関連記事;”(清澤インタビュー記事)白内障、緑内障より怖い!中高年の「眼瞼けいれん」(週刊実話先週号)”、まじめな記事です。ご覧ください.(2006.9.16、記事番号161)。(⇒記事にリンク)

○両眼性の眼瞼痙攣で開瞼失行成分が強く、片方の瞼に指を添えて眼を辛うじて開いて居るような場合にはボトックスに加えてクラッチ眼鏡を作ることが特に有効です。眼瞼けいれん用のクラッチ眼鏡(2006.10.13、記事番号151)⇒リンク

○正常な瞬きがどのように制御されているかをお勉強する記事で、鈴木幸久先生の労作です。(2006.8.30、記事番号148)まばたきの脳内機構⇒リンク

○眼からうろこの眼瞼痙攣(眼瞼けいれん); 眼瞼痙攣とは何かを説明した記事です(2005.8.30 記事番号9)眼瞼けいれんとは⇒リンク

◎新しい研究

○眼瞼痙攣を私たちは脳の神経受容体の変化する病気として東京都老人総合研究所のPET装置を使って研究しています。第2回眼瞼・顔面痙攣友の会ではこの研究を紹介しました(2005.10.22)眼瞼痙攣における神経伝達物質の異常;ドーパミンD2レセプターの減少

○原発性眼瞼痙攣では”まぶしさ”を訴える患者さんで視床の活性化と上丘を含む脳幹背側の抑制が見られました。国際神経学会での(私たちのグループの)江本らの発表内容です(2006.10.13)原発性眼瞼痙攣における羞明時の脳代謝、第60回臨床眼科学会(2006,10,13)⇒リンク

○機能的近赤外線分光法(fNIRS)を用いた眼瞼痙攣時眼不快の直接検出を日本医科大学の小野眞史先生が第60回日本臨床眼科学会で発表しました。(2006.10.12 記事番号179)清澤コメント付き⇒リンク


◎外部の有用なリンク (今後追加して行きますが)

眼瞼痙攣の一般向け解説書”眼がしょぼしょぼしたら、眼瞼けいれん、正しい理解と最新の治療法”(清澤・若倉共著)のご案内⇒リンクアマゾンなどで取り寄せられますが、電話くだされば当院からの発送もします。

「眼瞼けいれん・片側顔面けいれん」の情報サイト、一般向け(グラクソ・スミスクライン社)⇒リンク http://btx-a.jp/kao

○「ボトックス注100」の情報サイト、Botox.jp医家向け(グラクソ・スミスクライン社)⇒リンク http://botox.jp/


◎終わりに

受診案内
◎新患再来とも予約をお勧めします。電話予約が簡単ですが、ここからは夜間も使える新患診療予約フォームに⇒リンクします。ボトックス投与を御希望で住所が遠方の患者さんは何度も足を運ぶことが難しいでしょうから、電話で受付にその旨お伝えください。

地下鉄東西線
初診の患者さんに当医院への道筋を説明します、(⇒リンク)

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kiyosawaganka at 12:27|PermalinkComments(0)TrackBack(0) 眼科医院通信 

213 眼球運動、眼筋麻痺(複視)を記録するヘスチャート(Hess chart)とは?

Hess chartの例(動眼神経麻痺の例)の出典にリンク
http://www.mrcophth.com/commonhesschart/commonhesschartcases.html
右3麻痺
[ヘスチャートの見方]
患者の気持ちに寄せられた”やすさんからの相談”です。   (管理頁


217

質問:
仕事中,交通事故のため,眼に複視の症状が残りました。



Hess coordimeter労災認定のために,複視といえるためには「ヘススクリーンテストにより患側の像が水平方向または垂直方向の目盛りで5度以上離れた位置にあることが確認されること」が必要らしいのですが,これはどういうことなのでしょうか。






2001

たとえば,右目の方に支障がある場合は,右側のチャートだけをみて,あらかじめ記入してある2つの正方形から実際に記載された線がどの程度離れているかをチェックすればよろしいのでしょうか。

よろしければ是非ご教授ください。

2002

答え:
片方の眼球の運動が制限され(これを眼筋麻痺といいますが、その中には筋肉が麻痺したり、神経が侵されたり、筋肉が骨折部分にはさまれたり、また炎症で肥厚して筋の伸びが悪くなったりと様々な状態が混在しています。)、複視を訴える場合その程度と麻痺の方向を記録するためにヘスチャートが用いられます。

このヘススクリーンという機械で調べられるヘスチャートという検査では眼の前に縦横の線が引いてある黒板があって、その各交差点の上に15度ごとに赤の電球がたくさん仕込んであります。
上の図参照

3003
暗い部屋で、そのスクリーンの前に座ってまず、左に赤眼鏡をかけて、右目に緑の眼鏡をかけます。(これが右目の検査です。右目の検査の場合、この結果が紙の右半分に書いてあります)

中心に有る赤の電球を一つ点けて、右手に持った緑の懐中電灯でこの赤ランプを指すと、この赤ランプを見るのは左目で、緑のランプは右目で見た像の位置になります。
(赤いガラスは赤い光だけを通すからです)
これを片目に対して中央の9点(視野の中央から15度の範囲)と左右上下の周辺あわせて(3点x4方向、中央から30度の範囲)12点について書いてゆきます。

3003

仕上がった四角(田んぼの田の字)を見て、縦横15度と30度の格子がどのようにずれるか、つまり眼の動きがどう制限されているかを見るのがヘスチャートです。

通常麻痺した眼の側の描く四角が小さく(上の例ではこの場合は右目です)、反対の眼の動きを示す四角(この場合は左目となります)が大きくなっていて、お互いに指し示す動きが嘘ではないことが分かります。

さて、すべての人の眼の動きがまったく正常(ぴったりと元の田の字の四角に合っているか?)かというとそうではなくて、多少(2度くらい)外向きに左右の眼がずれていたりします。

4001

そこで、(わたしは、今までに具体的に最低5度ずれていなくてはいけないという判断の基準を聞いたことが無いのですが、(注:下の追記を参照))”事故による眼球運動障害である”として扱うには、最低でも5度のずれが無くては、ずれているとはみなさないと(誰かが)言ったのだと思います。

5度というのは上に示したヘスチャートの1マスに相当するずれです。

4004

上の図の例では(右目の)視野の中央の点で右に15度(3マス)下に3度(ほぼ半マス強)ずれています。このずれの程度は場所によって違っていて、中心の左30度の点ならば30度もずれていますが、中心の右30度の点では2度ほどしかずれては居ません。

ずれの幅を見るには質問者が言うように、動きの悪い側の記録の中央の点のずれを1マス5度として上下および左右について読めばよいことになります。

確か、交通事故の後遺症診断書と労災の認定書には、この複視が”全視野にあるかあるいは視野の一部に見られるのか”を書き込む欄がありました。

このずれが、どこか一点で生じているというのではなくて、あらゆる点で満遍なく、しかも左右の関係が無理なくずれたヘスチャートが描けることが、特定の眼筋麻痺(または、動眼神経、滑車神経、外転神経などの眼球運動に関連する脳神経野麻痺)であると診断するためには必要です。

(この場合の注意点として、ヘスチャートは片眼の動きが正常で他眼が侵されているということが前提条件です。両眼が同程度に動かなければ、正常という結果も出かねません。)

5001

しかし、3度程度の実際にはわずかなずれでも、両眼の画像を合わせることが出来なくて、事故の加害者や保険会社と”複視”をめぐって裁判で争っている患者さんは多数居ます。

水平のずれですと内側に眼を寄せることが出来ます(この機能を輻輳といいます)が、左右眼の上下のずれではそれを補う機能が備わっていないので、ことに複視を少なく保つために、麻痺した筋肉をもっとも使わない不自然な顔の向きを強いられることになります。

顔を右または左に横に向ける、小首を右または左にかしげる、顎を突き出すか下を向くかの姿勢をとるなどです。これでは酷い肩こりを起こします。

5005

眼科医師の仕事は診断書を書くことよりは、この複視を最小限になるように回復させることです。

そのためには、1)ステロイドか、ビタミン剤でも処方して保存的に見ながら回復を期待して待つ、2)少し回復してきてずれが少なければ、プリズム眼鏡を処方し、生活に耐えられるようにする、3)一定の時間がたっても回復が不十分で、そのずれが安定したものならば(脳や神経のレベルではなくて)眼球の周りの外眼筋のレベルでそのつじつまを合わせるべく斜視の手術を考える。という3つのうちからの選択を行う事になります。

しかし、いずれの方法を取るにしても、すべての場合に完全な回復が得られるわけではありません。

ですから、自覚的な複視の有無および回復への治療と事故の賠償金の交渉とは別のものと考えていただく必要が有ります。

私たち主治医を引き受けた医師は、患者さんの側に立ってなるべく本当に複視があって困っているということを診断書に反映したいとがんばりますが、必ずしも患者さんの思うように賠償が認められる場合ばかりではありません。

6004

差し出がましい話にはなりますが、ことに御自分に過失のない事故などの場合、事故後の障害が大きいほうが賠償が大きくなるという状況が生じますと(これを疾病利得と呼びますが)、なかなか怪我を克服し自立することが難しい場合もあります。

それゆえに、いつまでも今回の事故の補償の請求のために、ご自分の貴重な時間を費やすよりは、前向きに明日からの仕事のことを考えて、この件の法的な部分には早く片をつけてしまうほうが良いですという話をさせていただく場合もあります。

(ヘススクリーンは高い機械ではないのですが、一般眼科では利用頻度がそれほど高くなく、場所ふさぎでもある為に神経眼科の診断を特にする眼科でなければ、持っていない開業医がほとんどだと思います。)

私は自分の医院にも(もちろん医科歯科大学の外来にも)ヘススクリーンを設置していますので、良かったら一度お見せください。具体的な話が出来るかと思います。

12122追記:身障者診断基準の別表に5度の根拠である記載がありました;
 複視
  (ア)  「複視を残すもの」とは、次のいずれにも該当するものをいう。
   a  本人が複視のあることを自覚していること
   b  眼筋の麻痺等複視を残す明らかな原因が認められること
   c  ヘススクリーンテストにより患側の像が水平方向又は垂直方向の目盛りで5度以上離れた位置にあることが確認されること
  (イ)  上記(ア)に該当するもののうち、
   a  「正面視で複視を残すもの」とは、ヘススクリーンテストにより正面視で複視が中心の位置にあることが確認されたものをいい、
   b  「正面視以外で複視を残すもの」とは、上記a以外のものをいう。


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kiyosawaganka at 07:14|PermalinkComments(12)TrackBack(0) 複視、眼球運動 
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プロフィール
院長 清澤源弘
”すべては患者さんのために”を目指す江東区南砂駅前の眼医者です。眼科知識普及に役立つブログの作成が趣味。緑内障、小児眼科、花粉症などの眼科疾患を治療し、コンタクトレンズにも注目。眼瞼痙攣のボトックス治療、複視や視野障害の治療が専門でPETでの脳機能評価も手がけます。東京医科歯科大臨床教授(07年4月-、現在も毎水曜午後の神経眼科外来を担当)、2006年国際神経眼科学会副会長。日本眼科医会学術部委員
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