2008年06月01日

578 新しい涙点プラグ、コラーゲンプラグ、キープティア

キープティアあたらしい涙点プラグ”コラーゲン製プラグ””キープティア”でのドライアイ治療を始めました (管理頁

 




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ドライアイの治療の一つに涙点プラグがあります。
涙点プラグというのは、目頭の上と下に1つづつある涙小点に詰め物をするプラグのことです。このプラグは、涙が鼻に抜ける通り道を塞ぎ、眼の表面での涙の貯留を増やすことで、目の潤いを保たせる治療法に使われます。


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その素材には水に溶けず、永続的に残る素材であるシリコン製のものがありましたが、今回新たに開発されたのが涙にゆっくりと溶解していく素材のコラーゲン製のものです。


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涙点プラグの利点はまず外来処置で簡単に設置できることです。
また、違和感や結膜の充血などの不具合があっても、多くの場合には即座に抜去が可能です。もし頭部が埋没して摘出できない場合には太い涙洗針で急速に食塩水を流して、涙小管から涙嚢、そして鼻涙管へと落としてやります。


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私たちが直面する最も多い故障は脱落です。かゆかったので触ったら取れてしまったとか、ある日気がついたら、目頭の白いプラグがなくなっていたといいます。脱落の場合には1サイズ大きい物を入れなおす場合もあります。




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2008年4月に国内で発売されたコラーゲン製プラグは、これらの異物感や充血、それに脱落などの故障を起こすことの少ないプラグです。




スーパーフレックス
○非可溶性シリコン製の涙点プラグ 
点眼麻酔の後、涙点のサイズにあったプラグを装着します。
シリコン製プラグは現在3種類が販売されていますが、私はスーパーフレックス(EAGLEVIONが製造し、ホワイトメティカル社が輸入する製品をリーツメディカル社の扱い)だけを使っています。原価は多少高いですが、素材が柔軟で、デザインも抜けにくい工夫がされています。



12◎可溶性材料コラーゲン製の涙点プラグ
 キープティア(高研)がその新製品です。
4℃以下では粘りけのある透明な液体ですが、37℃になるとコラーゲンが再繊維化し、
白色のゲルとなるアテロコラーゲンを利用したコラーゲン製プラグです。サイズを考える必要も無く、ゲル化アテロコラーゲンが除々に分解されて2月で自然に鼻腔に排出されます。


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約2ヶ月の効果が期待できますが、その2月が過ぎても症状があまり強くならなければそれでよろしいですし、ドライアイがまた強くなるようなら同じ物を再度入れるか?シリコン性のものを入れるか?相談しましょう。



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先月末に当医院で注文してあった製品が届けられましたので、5箱(10眼分)をすでに使い切りました。当医院は眼瞼痙攣に乾燥性角結膜炎を併発した患者さんが多いのです。コラーゲンプラグを入れるのには、涙管洗浄の要領で処置用のベッドに横になっていただき、点眼麻酔をして溶液を約0.1ml注入します。少しあふれた分は、15分後に綿棒で拭い取ります。充血も痛みも無く、涙点は処置前と同じに見えます。今までの使った印象はずいぶん刺激も少なくよい感じです。



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今後は、まずコラーゲンプラグを入れてみて、症状の改善が十分に得られてから、数ヵ月後に再度必要になったならばどちらを入れるかを相談しようかと考えています。


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今日も最後まで眼を通してくださりありがとうございます。


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院長 清澤源弘
”すべては患者さんのために”を目指す江東区南砂駅前の眼医者です。眼科知識普及に役立つブログの作成が趣味。緑内障、小児眼科、花粉症などの眼科疾患を治療し、コンタクトレンズにも注目。眼瞼痙攣のボトックス治療、複視や視野障害の治療が専門でPETでの脳機能評価も手がけます。東京医科歯科大臨床教授(07年4月-、現在も毎水曜の外来を担当)、順天堂江東高齢者医療センターで手術(順天堂大非常勤講師)。2006年国際神経眼科学会副会長。

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