サッカースタジアムの問題点については
書 き た い こ と が 山 ほ ど あ り す ぎ て 
何から書いていいのかわからない。本当に山ほどあるのだ。

しかし何かしら書き始めないと進まないので、まずは基本の基本から書きたいと思う。とりあえず今回は「①」とする。(次にこのサカスタ問題を投稿するときは②かもしれないし、各論の①かもしれない。未定。)

しかし!
この基本の基本の「①」がとてつもなく重要なのである。
この①こそ、Jリーグの経営方法の根本的な部分に最大の疑問を投げかける部分なのである。

今回は渦中の広島サッカースタジアム問題を例にあげながら書いてみる。
村井チェアマン、サンフレッチェ小谷野、いや全クラブの社長、そして思考停止のJリーグ原理主義者たちよ。準備はいいか? 

では始めよう。

いきなりで悪いが「そもそも論」から。スタジアムの話ではないがビックリしないでほしい。

<スポーツには営利活動と非営利活動がある>

「スポーツには税金支援が付き物だ」という論調で良く語られる。
だがしかし!
スポーツには営利と非営利がある。ここは必ず線を決めないと駄目だ。
この線があやふやになることはイコール、あらゆる企業が営利のために公金を使える社会となり、自治体や資本主義社会はたちまちカオス状態となるためだ。(公金=特定個人のためでも特定企業のためでもない自治体のお金)
もっと平たく言えば、前者は企業活動(いわゆるプロ)であり、後者は市民による非営利活動(いわゆるアマチュア)のことだ。
前者は顧客から売上をもらい利益をあげ投資する企業活動である。
後者は市民による非営利のための市民活動だ。(例えば貴方が体育館でバスケをプレイする場合、誰からも貴方に売上が上がってくることはないし、貴方も徴収しない。)

つまり「スポーツには税金支援が付き物だ」という意味は、
貴方がドッジボールをプレーするための公園、陸上大会で優勝を目指すためのトレーニングをするための設備、などの非営利活動に対して公金支援するという意味であって、
プロスポーツを営む企業の営利のために公金を使おうという意味では全くない。もしそんなことになったら我も我も公金よこせの社会となりたちまち資本主義は崩壊するのである。(このお話は共産主義の歴史を勉強してみてほしい。)


さあ、ここでJリーグクラブを見てみよう。
Jリーグクラブの形態はれっきとした株式会社である。(※一部例外あり)
彼らはプロスポーツとしてサッカー興行を行い、クラブは貴方からお金(チケット代)を徴収し、選手に何百万何千万もの年俸を払い、従業員や役員に給料を払う株式会社なのだ。
Jリーグクラブは株式会社、とここで頭に叩き込んで欲しい。


ここまで、まずはおわかりいただけただろうか?
以上の点はJリーグが公的支援を要求する際に毎度毎度毎度毎度忘れられる重大な盲点である。
そして、もし以上の点に反論があるなら貴方は「あらゆる企業は第三者の公金を使って投資活動や営業活動をしていい」と言ってるに等しい。(この点を書き出すとまた脱線するので別の機会とする)

では以上の点を踏まえた上で話を進めよう。いよいよサンフレッチェ個別の話に入る。


<株式会社が◯◯を理由に自治体へ投資要望書を提出する事自体がそもそもオカシイ>

◯◯を理由に、と書いたのはパターンがいくらでもあるからだ。
チェアマンやサンフレッチェ小谷野の言い分は大体こうである。

パターン①「俺たちが今使ってる陸上競技場なんだけど、そろそろ大規模な修繕費がかかるんだっけ?なら今のスタジアムは潰してどうせなら新しいスタジアム建ててよ、陸上トラック無しね、客席は30000前後で、場所は跡地な。あと天然芝が条件ね、平日?市民に使わせないでよ。天然芝が傷むから。興行数は月2試合だから使用料はとてもたっぷり払えないよ。」

パターン②「とにかくアクセスが悪い!アクセスが良くなれば客が増えて、街の活性化になるからスタジアム建ててよ、陸上トラック無しね、客席は30000前後で、場所は跡地な。あと天然芝が条件ね、平日?市民に使わせないでよ。天然芝が傷むから。興行数は月2試合だから使用料はとてもたっぷり払えないよ。」

パターン③「今のままだとJリーグのスタジアム規定を遵守できない。だからスタジアム建ててよ、陸上トラック無しね、客席は30000前後で、場所は跡地な。あと天然芝が条件ね、平日?市民に使わせないでよ。天然芝が傷むから。興行数は月2試合だから使用料はとてもたっぷり払えないよ。」

サポーターたちによってはパターン④以降もじゃんじゃん「言い訳」が出てくるだろう。しかし、どうでもいい。
パターンがどれであろうと私が共通して言いたいことは
「笑止・・・。そこらの民間企業が、おまえの営利のために、第三者の公金をアテにした建設要望書出すな・・・。しかも公共性も採算性も両方とてつもなく低いものを・・・。いろいろ文句や注文あんなら自腹で建てろボケガキャァ・・・」

である。


主語を一般企業に変換してみるといかに常軌を逸しているかがわかる(企業名は架空のものです)。
↓↓↓

㈱糸井キヨシバレーボールチーム
「今使ってる体育館、そろそろ大規模な修繕費がかかるんだっけ?なら今の体育館は潰してどうせなら新しい体育館建ててよ、バスケットゴールとかその他スポーツの設備あると費用高くなるし邪魔だからイラネーよ?オレ達の営利活動の源泉である観客席は30000席は欲しいな、場所は駅前一等地、当然だろ。え?市民も新しい体育館使いたいだってぇ?ちっ、わかったよ日曜の学生大会の決勝だけな、平日はダメだ、床が痛むから。建設費と維持費どうすんだって?月2試合しかねえのにどうやって捻出すんだよ!赤字なんて税金補填でいいだろ!」

㈱糸井キヨシタコライス
「とにかくアクセスが悪い!いやぁウチが不人気なのは味が悪いんじゃないんだよ、環境が悪いの。環境が良くなれば客が増えて、街の活性化になるから自治体のカネでウチの店建ててよ、最高レベルのキッチンとかつけてよ?環境大事だから。あとウチの営利活動の源泉である客席は50席は欲しいな、場所は駅前一等地、当然だろ。はぁ?市民みんなで毎日無料で楽しめるタコライス屋にしたいだぁ?ふざけんな俺の利益のための店だぞ!家賃払えだぁ?わーったよ、俺やスタッフの給料をタンマリ取ってから最後に残りを自治体に払う!(なけなしの)」

㈱糸井キヨシ鉄鋼
「今使ってる工場なんだけど、鉄鋼業界の定める内規に引っかかることになりそうだわ。このままだと会社潰れちゃうよ。だから自治体のカネでウチの工場建ててよ、トイレつけてね(洋式の)。これくらい生産したいから設備規模はこれくらいでよろしく。場所?駅前一等地に決まってんだろボケガキャァ!!!えぇ?完成した鉄鋼製品を市民に無料で配れだぁ?!ふざけんな、利益のために有料で販売するぞ!えぇ?土地代?償却費?あぁ、わーったよ社員教育に投資しまくって、余ったカネから出来るだけ払うよ。」

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いかにカオスでブッ飛んだ会社か、おわかりいただけただろうか? 

上記の例で問題な点を簡単にまとめると2つの問題がある。
企業が毎年の維持費や償却費を賄えるほどの「使用料」を自治体に払えず、公金で維持費や償却費の赤字を穴埋めされながら(採算性の問題)
そして
公金で投資されたにも関わらず、市民の非営利活動を行うための投資になっておらず、それどころか特定企業の営利活動のための投資にしかなっていない(公共性の問題)
という点である。

この2つの問題を両方備えた投資案件に、公金を充てることの善悪についてJリーグ原理主義者に問うてみたいのだ。

長くなってしまった。今回はここまで。これが私の伝えたい「そもそも論」である。
この議論を飛び越えていきなり「建設場所を検討するぜ!」とか「自治体は非協力的!」とか「市長は辞職しろぉ!」とか言われても

「は?」


なのだ。




もう一度言う。




「は?」



なのだ。
 
しかしこれで話は終わらない。いやまだ序の口の序の口である。(こう書いてる間にも「あれ書き忘れた」の連続である)
次回のサッカースタジアム 問題②では、今回説明した「そもそも論」を1万歩譲った状態で(本当は譲れないのだが)
さらなる追求をしていきたいと思う。 

「次回はいよいよ踏み込んだ話か!スタジアム使用料の話?アマチュア稼働率の話?Jリーグの稼働率の話?天然芝の話?」
と思った貴方、惜しい。
それらの話をする前にまだもう一つ言っておかねばならないことがある。
次回のタイトルは「おいおいおいおい?建設場所とかいきなり協議しちゃってるけど・・・いったいカネは誰が出すんだ!?んで建設主体、運営主体は誰なんだよクソガキャァ!」を予定している。(変わる可能性大)