せめて 年に一度、皆の衆、ただフールになって笑いましょ。
口開け阿呆言い、踊ろ踊ろ、万人うつけ虚言吐きつつ4月は始まり…。
今やこの南蛮の習慣をおかしいと思う人は皆無、一方、1週間後は花祭りだけれども、何それ? まぁ、そこは元より灌仏会よりクリスマスで、それはよろしい。でもねハロウィンはおっさん未だなじめませんのぉ。
これってフール? Yesフール、君もフール、ボクもフール、哈哈っ愉快愉快…。木の芽時か春の狂気か、周りを見れば皆少しおかしい。
民主国家ながら口止めに高齢者を長期拘留する。民主国家ながら私人が公務員と権威を自由に振り回し、君もフール? 愉快愉快だまされちゃった…。
否、まつりごとの話はしないことに決めているし、フールな日だし、否、エブリディフールだし。
以上、前置きでも伏線でもなく木の芽時、春のあれ、もしくは長年の飲酒で見えたり聞こえたりするという、あれじゃないのかい。…そんなこんなぼんやり4月も迅速1週過ぎる。
…映画は相変わらず見ております。
清鹿庵観劇録。
<マルティナは海>
舞台は地中海沿いの田舎町。文学教師として着任した青年ウリセス、フェロモンが染み出しそうな甘いマスク、男性ホルモンが毛穴からにょろ出て繊維固化したヒゲセクシー。
下宿先のカフェで食事するウリセスが見つめる先には純白下着を干す、お約束蜂蜜の甘い香り染み出しそうな、むっちり美しすぎる下宿屋の娘マルティナ。絡み合う熱視線。若い衆はよろしなぁ。
慌てた下宿屋のオヤジが「 おい! 娘に手を出すなよ 」と忠告するも魚心水心、猫にかつぶし、くわえたばこでガソリン満タン、若い2人が止まるわけもない。たちどころ官能甜甜蜜蜜たちまち妊娠結婚こんにちは赤ちゃんまで早い早い。若い衆はよろしなぁ。
( おっさん、ここで家人に呼ばれサッポロ一番塩ラーメンたっぷりコーンの午飯。清鹿庵に急ぎ戻り続きを観劇したところ、幸せとんとん拍子はやはり伏線、急展開恐ろしいドロドロ後半ドラマのプレリュード、男女の仲は甘いばかりじゃないのでございます。思い出せばいろいろ…ね、ご同輩。幸福こそ春花流水無常迅速なべて世の理。 )
ラストシーン。
あれ、何というのかしらん、検視台? 解剖台? ステーンレスの、そのまま検視解剖可、冷蔵保存可、堅牢丈夫、丸洗い可、警察御用達の、本物は見たことがないけれどドラマ映画でおなじみのあのステーンレス台が2台並んでいる。それぞれに美しい全裸遺体の男、女、YES御意、ウリセスとマルティナでございます。
( 事の顛末は映画を見てね )
あぁ、なんという結末…無常を感じているうち、マルティナの遺体が突然微笑、続いてウリセスも生き返り、マルティナに手を伸ばす。笑顔で抱き合うふたり。エンドロール終劇。
この日は2本建てだった。
< 葛城事件 >
「 男は一国一城の主さぁ 」
自宅新築披露。ご機嫌な父親、「 まぁ、願掛けみたいなものですよ 」と庭に植えた蜜柑の苗木を指し、自慢する回想シーンが痛い。
観劇者は男の家庭の悲惨な行く末を知った後にこの回想シーンを見ることになっていて、過去と現在を行き来する巧みな展開が効果的。
独善的、高圧的な父親の性格が家族を異常に矯めゆがめ崩壊を招く。とんでもないこの父親を演じる三浦友和が実にすばらしい。
そんな話を家人にしたところ、アイドル時代の三浦友和の美しさについて慮外に熱く語られ、う〜む、まさに慮外。
山口百恵と赤いドラマで絡んでいたころの彼をなかなか思い出せないのだが、結婚後、ほとんど仕事がなくなった元アイドルがいつの間にやらアウトレージ三浦として今、いい味。おっさんの評価は極めて高い。手放しで絶賛しているが、Yes御意、例えば未だに「 台風クラブ 」のやさぐれな教師役は忘れがたいね。
あの「 池田小事件 」を元にしている、というだけあって、映画は徹底的に後味悪く、これでもかと暗いが、田中麗奈演じる狂気もまた見応えがあり終劇までぐいぐい引き込まれる力強い映画でございました。
ラストシーン。
立派に育ち、実を付けている願掛けの蜜柑の木で首をつる皮肉、さらに枝が折れて自殺も成らず…。
部屋に戻ってとりあえず食べかけの蕎麦をすすり上げエンドロール終劇。
休日のごろ寝映画がすっかり定着。ときに備忘に記しておくか。
最近の残念映画は「 予告犯 」…うぅむ、思い出すだけで残念。印象深かったのは「 この世界の片隅に 」…うぅむ、でももう見たくないかな。名画だと思うけどもうだめ、「火垂るの墓」と同じ。節子も晴美も死なないバージョン希望…それじゃ別の話か。一番よかったのは「 サバイバルファミリー 」、やっぱりコメディが好きだね…なんという話はきりがないからまたの機会に。
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口開け阿呆言い、踊ろ踊ろ、万人うつけ虚言吐きつつ4月は始まり…。
今やこの南蛮の習慣をおかしいと思う人は皆無、一方、1週間後は花祭りだけれども、何それ? まぁ、そこは元より灌仏会よりクリスマスで、それはよろしい。でもねハロウィンはおっさん未だなじめませんのぉ。
これってフール? Yesフール、君もフール、ボクもフール、哈哈っ愉快愉快…。木の芽時か春の狂気か、周りを見れば皆少しおかしい。
民主国家ながら口止めに高齢者を長期拘留する。民主国家ながら私人が公務員と権威を自由に振り回し、君もフール? 愉快愉快だまされちゃった…。
否、まつりごとの話はしないことに決めているし、フールな日だし、否、エブリディフールだし。
以上、前置きでも伏線でもなく木の芽時、春のあれ、もしくは長年の飲酒で見えたり聞こえたりするという、あれじゃないのかい。…そんなこんなぼんやり4月も迅速1週過ぎる。
…映画は相変わらず見ております。
清鹿庵観劇録。
<マルティナは海>
舞台は地中海沿いの田舎町。文学教師として着任した青年ウリセス、フェロモンが染み出しそうな甘いマスク、男性ホルモンが毛穴からにょろ出て繊維固化したヒゲセクシー。
下宿先のカフェで食事するウリセスが見つめる先には純白下着を干す、お約束蜂蜜の甘い香り染み出しそうな、むっちり美しすぎる下宿屋の娘マルティナ。絡み合う熱視線。若い衆はよろしなぁ。
慌てた下宿屋のオヤジが「 おい! 娘に手を出すなよ 」と忠告するも魚心水心、猫にかつぶし、くわえたばこでガソリン満タン、若い2人が止まるわけもない。たちどころ官能甜甜蜜蜜たちまち妊娠結婚こんにちは赤ちゃんまで早い早い。若い衆はよろしなぁ。
( おっさん、ここで家人に呼ばれサッポロ一番塩ラーメンたっぷりコーンの午飯。清鹿庵に急ぎ戻り続きを観劇したところ、幸せとんとん拍子はやはり伏線、急展開恐ろしいドロドロ後半ドラマのプレリュード、男女の仲は甘いばかりじゃないのでございます。思い出せばいろいろ…ね、ご同輩。幸福こそ春花流水無常迅速なべて世の理。 )
ラストシーン。
あれ、何というのかしらん、検視台? 解剖台? ステーンレスの、そのまま検視解剖可、冷蔵保存可、堅牢丈夫、丸洗い可、警察御用達の、本物は見たことがないけれどドラマ映画でおなじみのあのステーンレス台が2台並んでいる。それぞれに美しい全裸遺体の男、女、YES御意、ウリセスとマルティナでございます。
( 事の顛末は映画を見てね )
あぁ、なんという結末…無常を感じているうち、マルティナの遺体が突然微笑、続いてウリセスも生き返り、マルティナに手を伸ばす。笑顔で抱き合うふたり。エンドロール終劇。
この日は2本建てだった。
< 葛城事件 >
「 男は一国一城の主さぁ 」
自宅新築披露。ご機嫌な父親、「 まぁ、願掛けみたいなものですよ 」と庭に植えた蜜柑の苗木を指し、自慢する回想シーンが痛い。
観劇者は男の家庭の悲惨な行く末を知った後にこの回想シーンを見ることになっていて、過去と現在を行き来する巧みな展開が効果的。
独善的、高圧的な父親の性格が家族を異常に矯めゆがめ崩壊を招く。とんでもないこの父親を演じる三浦友和が実にすばらしい。
そんな話を家人にしたところ、アイドル時代の三浦友和の美しさについて慮外に熱く語られ、う〜む、まさに慮外。
山口百恵と赤いドラマで絡んでいたころの彼をなかなか思い出せないのだが、結婚後、ほとんど仕事がなくなった元アイドルがいつの間にやらアウトレージ三浦として今、いい味。おっさんの評価は極めて高い。手放しで絶賛しているが、Yes御意、例えば未だに「 台風クラブ 」のやさぐれな教師役は忘れがたいね。
あの「 池田小事件 」を元にしている、というだけあって、映画は徹底的に後味悪く、これでもかと暗いが、田中麗奈演じる狂気もまた見応えがあり終劇までぐいぐい引き込まれる力強い映画でございました。
ラストシーン。
立派に育ち、実を付けている願掛けの蜜柑の木で首をつる皮肉、さらに枝が折れて自殺も成らず…。
部屋に戻ってとりあえず食べかけの蕎麦をすすり上げエンドロール終劇。
休日のごろ寝映画がすっかり定着。ときに備忘に記しておくか。
最近の残念映画は「 予告犯 」…うぅむ、思い出すだけで残念。印象深かったのは「 この世界の片隅に 」…うぅむ、でももう見たくないかな。名画だと思うけどもうだめ、「火垂るの墓」と同じ。節子も晴美も死なないバージョン希望…それじゃ別の話か。一番よかったのは「 サバイバルファミリー 」、やっぱりコメディが好きだね…なんという話はきりがないからまたの機会に。
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