「Diggin'」

第1回目はケララ料理のお話し。
初回が南インド料理だったので、
2回目は、やはりその対極にある北インド料理でいこうかと。
横浜市都筑区にあるインド家庭料理ラニのハリオムさんに
知っているようで意外と知らない、
北インド料理の話をたっぷりと聞いちゃいました♪♪♪

インド料理ファン、カレーファンの皆さん、お待たせしました!!!!
8月より隔月でスタート。インド料理店の店主に突撃インタビューを敢行する
ソースコ×スパイシーさんの新企画「Diggin'」の2回目がやって来ましたYO♪♪♪

※Digとはヒップホップ用語でレコードを探すこと。 
カレー研究家でありカレーラッパーのスパイシーさんが、 カレーを舞台にDig(掘り下げる)しまくる華麗なるカレーインタビュー企画!それが「Diggin'」 です。

第1回目は練馬ケララバワンのサッシーさんによるケララ料理のお話し。
ディープすぎる上にかなりのロングインタビューではありましたが、
予想以上に反響があったので・・・
イエッス!!
この企画、このままディープに突き進んでいきたいと思いまーーす(笑)!!!!
さて、初回が南インド料理だったので、
2回目は、やはりその対極にある北インド料理でいこうかと。
横浜市都筑区にあるインド家庭料理ラニのハリオムさんに
知っているようで意外と知らない、
北インド料理の話をたっぷりと聞いちゃいました♪♪♪
話が弾みすぎ、インタビュー時間は前回を上回る2時間半!!!!!!
書き起こし、編集、撮影をお願いしている
この企画の心強いパートナー、
カレーライターのはぴいさんが泣きそうになっていましたが(笑)
http://blogs.yahoo.co.jp/hapii3
意義のある貴重なお話しを皆さんに届けるため、
踏ん張ってまとめてくれました!!!!!!!
それでは、
#2インド家庭料理ラニ。
レッツ Diggin’でスパイシ~~~~~♪♪♪
【今回の「ソースコpresentsスパイシー丸山のDiggin’」は横浜都筑にある北インドレストランの 「インド家庭料理ラニ」のオーナーシェフ、ハリオムさんのところにおじゃまをしました。 今回もスパイシーさんはやる気満々、 たくさんのお話を聞きたくてうずうずしながらお店にうかがいました。】
 :ラニオーナーシェフハリオムさん  :スパイシー丸山さん)
まずはメニューを選びます。ハリオムさんが席にやってきて丁寧にメニューを説明してくれます。

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「Diggin'」#2
インド家庭料理ラニ
オーナーシェフ、ハリオムさん

まずはメニューを選びます。ハリオムさんが席にやってきて丁寧にメニューを説明してくれます。


 :グレイヴィの種類がいくつかあります。そこにバリエーションを変えた具材を入れます。 たとえばサーグ(ホウレンソウカレー)はチキンサーグ、マトンサーグ、アルパラク、 サグパニールという感じです。
 :うん、なるほどなるほど。
 :豆カレーは豆が溶け出すからあまりいろいろには使わないです。
 :ああ、そうですよねえ。ほかの具材には使いにくいですね。 サブジマサラってありますよね。サブジってドライのイメージなんですが。
 :ああ、そうですね。 でもマサラのニュアンスってたくさんあるしひとつ説明だけでは伝えきれないんですよ。 サブジもそう。これはグレイヴィタイプです。
 :うーん、おもしろいですねえ。 コースが色々ありますがすごいボリュームのものもありますけどこれ、 頼む方いらっしゃるんですか?
【スパイシーさんが指差したコース料理は5200円!大変な品数のセットです。 お値段もなかなかですが、たしかにこれはものすごいボリュームです。】
 :そうですね、そんなに出るコースではないんですが、 おすもうさんとかプロレスラーの方なんかが来て頼んだりなさいますね。
 :えっ!そういう方々もお客さんでいらっしゃるんですねえ。
 :そういう方が来るとたくさん食べてくれますしすぐ食べ終わっちゃうから これくらいのコースがないとダメなんですよ。
 :うーん、スペシャルなコースですねえ。 そうだ、シャーヒってなんの意味なんですか。
 :シャーヒはカシューナッツを使う白いカレーです。 最近では流行りでトマトを入れて赤くするものもありますよ。 王様が食べていたカレーです。
 :高級な宮廷料理なんですねえ。
 :はい、そうなんです。今はずいぶんカジュアルに出されるようになりましたけど、 もともとはムグライフード(ムガル宮廷料理)の名前なんです。 リッチなグレイヴィーなんです。ゆっくりメニューを選んでくださいね。
 :うーん、これは本当に悩んじゃうなあ。
【いよいよスパイシーさん、メニューを決めた様子。 取材という事があるとはいえすごい量です。 うわあ、食べきれるのかなあ?】
 :お決まりになりましたか?どうぞ。
 :ラニセットでチキンマサラ。アラカルトでサブジマサラ、アルパラク、 シャーヒパニール、ダールカレー。ナン、バトゥラ、チャパティ、、、お願いします!!
 :はい、かしこまりました。
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ラニセット

ラニセット 
本日のスープ 、パパド、 サラダ、 タンドリーチキン、 カレー1品、 
ナンまたはバトゥラまたはライス、 ライタ、 チャイ または コーヒー。


【ほどなくもう一度、ハリオムさんがやってきました。 スパイシーさんに声をかけていますよ。】
 :あとでカレーを作りますけど、厨房の中で見てみますか?
 :ほんとうですか!! もちろん見せてもらいたいです。これはうれしいなあ!
 :ではあとでご案内しますね。まずはスープからお持ちします。 ほうれん草入りのトマトスープです。
 :あ!スープ、うまいです。
 :ありがとうございます。きょうはトマトスープです。 スープはホテルスタイルのものですね。普段使いの店では出てこないと思います。 トマトスープ、サンバル、ラッサム、ダルスープ。うちはスープもすべて手作りですよ。 スープもそうですが、カレーのスパイス。 36種類とかすごくたくさんの数を言う人がいますけど僕の人生でそんなにスパイスを入れたカレーを作った事ないです(笑)
 :あははは!そりゃあそうですよねえ。 そんなに入れたらどのカレーも同じ味になっちゃいますよね。
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厨房

【トマトスープを堪能して、スパイシーさんは厨房に入って行きました。
色々なカレーを作るところお見せていただいたようで、 
厨房から出てきたスパイシーさんは目がキラキラとしていました。 
きっと素晴らしい光景を見たからでしょうね。】



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「厨房」
インド家庭料理ラニ厨房
オーナーシェフ、ハリオムさんと厨房へ

【さて、カレータイムです。
ハリオムさん自ら数々のカレーを持ってきてサーブしてくれました。】



 :カレーによってスパイスの種類は違います。 トマトベースのカレーが一番スパイスの種類が少ないんですよ。 ほかの料理も持ってまいります。まずは召し上がってください。 どうぞごゆっくり。
 :いただきます!うわあ!おいしいなあ。 全部ちゃんと表情が違うカレーでいいですねえ。うーんおいしい。 ダールとバトゥラを合わせるのいいなあ。おいしいなあ。あっ!チキン!チキンマサラ、 いいなあ。これはいいなあ。うまいなあ。クローブとシナモンが強くておもしろいなあ。
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どれもすごくおいしかったです!感激しました!

【スパイシーさん、大いに堪能しています。
大変な種類と量、 そしてどれもおいしいものばかりで大感激のスパイシーさん。 
いっぱい食べておなかがぱんぱんです。ハリオムさんがイスに座りいよいよインタビューがスタートです】


 :いかがですか?
 :どれもすごくおいしかったです!感激しました!
 :ありがとうございます。
 :ではお話しうかがって行きたいと思います。 いまチャイをいただきながらお話しをしていますが ハリオムさんは一日どれくらいチャイを飲みますか?
 :一日1回、朝起きたばかりのときに甘さ控えめで飲みます。
 :あれれ、イメージが違う気が、、
 :昔は甘いチャイが主流でしたが 最近ではインドでも甘さを控えめにするものも多いんですよ。 ヘルシー志向もありますしね。お店をはじめた頃、 チャイは砂糖を入れて出していたんですが、みんな残してしまっていました。 お砂糖を別にしてテーブルに置くとみんな飲みはじめましたよ。
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初めから甘いとびっくりしちゃいますよね

インドのチャイは庶民的な飲み物で、一般的に鍋ややかんにより少量の水で紅茶を煮出し、大量のミルクを足して更に煮出し、大量の砂糖であらかじめ味付けする。この飲み方は植民地時代にインドで作られた良質の紅茶は全てイギリスに送られ、商品にならない紅茶の葉だけが残された事による。チャイはダストティーと呼ばれる細かいほこりのような茶葉で美味しく飲む方法として作られた。良い紅茶の葉でいれると、美味しいチャイを作る事はできない。あくまで低品質の紅茶で、ほこりのように細かくなっている物だけを使って煮出すことで美味しいチャイになる。


 :日本人は初めから甘いとびっくりしちゃいますよね。
 :そうですそうです。 実は僕は別のお店にインド料理を食べに行ったりもしますが 紅茶はあまり飲まないんですよ。コーヒーを頼みます。
 :ええ~?!(笑)
 :日本に来てからそうなりました(笑)
 :なるほど~。ハリオムさんの出身はどちらですか?
 :ニューデリーです。インドではそれほどコーヒーは飲みませんが、 僕が働いていた場所がタージパレスホテルだからお客さんたちは チャイよりコーヒー派の人が多かったですね。外国人の方が多かったので。 インド人の飲むコーヒー、カフェオレみたいなイメージがあるでしょ? 僕は実はカフェオレが苦手なんですよ(笑)ブラックがいい。
 :なんかいろいろイメージがくずれてきました(笑) 南インドの人たちはミルクと砂糖をいっぱい入れて飲んでますよねえ。
 :変なインド人だよね(笑) インドに帰るとみんなに砂糖もミルクも入らないそんなまずそうなコーヒーよく飲めるなあ、 と言われますよ(笑)

【Diggin'#2-2へつづく】