5時30分ぐらいに大槌町を後にし、この日は北上市へ泊まりました。 妹夫婦と久しぶりで歓談し、その中で職場や近所での話を聞くことができました。
”内陸部にも、浜のほうから来た人はたくさんいるけど、最近はあまり被災地の話をしなくなっている。 やはり何もできない心苦しさがあるようで、務めてその話題にふれないようにしている気がする”
妹の旦那さんの話です。
何か長野にも通じるものがあるように感じました。
困っていることはわかっている。
何とかしたいと思うけど、自分たちの生活もあり何もできない。
そのことが、逆に被災地への目を遠ざけているように感じています。
ただ、これではいけないと頑張っている方もたくさんおられます。
私も、やはり頑張らねばという想いを強くして帰ってきました。
このブログを読まれている皆さんにとってはどうでしょうか?
考えありましたらお聞かせください。
よろしくお願いします。
2012年05月
大森先生・平館さんと今後の話をしたあと、少しだけ大槌SCの子供たちと会うことが出来ました。
昨年の11月、上伊那少年サッカーフェステイバルで作った寄せ書きを、直接手渡すことが出来た子供たちです。
みんな元気そうでした。
学校からの帰りに近くの体育館に集ってくる姿は、長野の子供たちと何ら変わりません。
全少の予選に提出するのか、平館さんに身長や体重を聞かれている子供もいました。
みんなが笑顔で、サッカーが本当に好きな様子が伺えました。
頑張ってほしいと思います。
大人たちにとって、この子供たちは間違いなく希望です。
辛いことやたいへんなことが、まだまだたくさんあるだろうけど、しっかりと前を向いていってほしいと願っています。
その後、昨年支援物資をお渡しした“大槌和の会”の川原畑(かわらはた)さんがわざわざみえてくれ、子供たちにクリスマスプレゼントを渡したときの画像や映像を届けてくれました。
今後もイベントを継続していきたいことや、大槌町の現状を話してくださいました。
大槌町では、いまだ400人以上の方が行方不明だそうです。
(亡くなった方は800人以上)
これは市町村別では宮城県石巻市に次ぎ、岩手県では最も多い数字です。
いかに突然、凄まじい津波に襲われたかがわかるかと思います。
遅々として進まない町の復興。 身内や親族・友人がいまだ発見されないまま、気持ちが前に向かない人も多いと聞きました。
“それでも今やれることを頑張って行くしかない”
そんなふうにおっしゃっていました。
私たちに出来ること。
このブログを見てくれる人も随分減ってしまいました。
出来たらもう一度広めてもらえませんか?
私はもう一度頑張ってみようと思っています。
一緒に・・・・・
よろしくお願いします。
昨年寄せ書きを手渡したグランドのそばにある八重桜です。
散り終わる前、ギリギリの花を少しだけつけていました。
・・・・・3に続く・・・・・
大槌町では、大槌中学校サッカー部顧問の大森先生と、大槌SC(小学生チーム)代表の平館さんとお会いすることが出来ました。
現在大槌中学校のサッカー部は、近隣の高校のグランドを借りて、一緒に練習しているとのことでした。
大槌SCさんも、練習場所は体育館などを転々としているということです。
昨日の写真にありましたように、中学校・小学校の仮設校舎の建った場所は、もともとはサッカー場でした。
それも話を聞いて驚いたのは、長年の要望が実ってようやく出来た芝生のグランドで、昨年の春から使い始めるはずだったということです。
震災から3日後に自衛隊の重機が入り、災害救援活動が始まったそうです。
おそらくそのときは考える余裕もなかったのではと思います。
しかし、長年の夢をかなえた芝生のサッカーグランド。
せっかく出来たその場所が、まったく使われないまま泥にまみれていく。
あの状況ではいたしかたなかったとはいえ、あまりに理不尽な・・・・・
もともと海沿いのグランドで練習していたため、そこにあったゴールなどはすべてなくなったそうです(春には芝生グランドに移動する予定でした)
話を聞いて、まったく言葉を失いました。
“震災以降たくさんの支援を頂いて、なんとかサッカーは出来るようになりました。ゴールもなんとかめどが立ち、今はとにかく練習場所がほしいですね”
そんなふうにおっしゃっておられました。
いつの日か復興なって、またあの場所が、緑のサッカー場になることを願ってやみません。
・・・・・3に続く・・・・・
5月24日まで3日間、福島から岩手の被災地を巡って、たくさんの方々と会ってきました。
被害を面で受けた陸前高田・大槌・気仙沼・南三陸などは、まだまだ復興にはほど遠いという印象を受けました。
今回は現在の様子を写真におさめてきましたので、そちらも紹介しながら今後を考えてみたいと思います。
私は、 “今、やらなくてはいけない!!” と思って帰ってきました。
御賛同頂けましたら、ほんのわずかでも構いません。
お手伝いください。
よろしくお願いします。
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5月22日早朝自宅を出発し、中央道・長野道・上信越道・北関東道・東北道を、一路岩手県大槌町を目指し車を走らせます。
昨年何度も通った道です。
東北自動車道は至る所で工事がなされていました。
一般被災者への高速無料化も終了し、昨年に比べると走りやすい道でした。
今回も、一関市から内陸部に入り、陸前高田市・大船渡市・釜石市を抜けて大槌町へというルートを選びました。
昨年の11月、第10便のルートになります。
本来大槌町へは、北上市から遠野市を抜けてというほうが早いのですが、一関の牧野さんに挨拶をせねばということ、また現在の被災地の様子を見ておきたいという想いもあり、こちらのルートを選びました。
ある種の期待を持って沿岸部に入ったのですが、自分の想いとはうらはらに、ほとんど何も進んでいないその様子に、呆然としていたような気もします。
復興は進んでいません!!
もっと多くの人がそのことをしっかりと捉える必要があるように思います。
≪陸前高田市の様子≫
手前に見えるのは田んぼではありません。 海からの水が入り込んでいるのではと思います。 瓦礫はまだまだたくさん積まれていました。
≪釜石市≫
陸前高田に比べると、だいぶ町が動いている印象を受けました。
それでも瓦礫に関しては、まだまだたくさんの量が積まれていました。
≪大槌町≫
大槌町内の、大槌小学校・安渡小学校・赤浜小学校・大槌北小学校と大槌中学校が、同じ大槌ふれあいグランドのサッカー場に建てられています。
通学用のマイクロバスが20台近く並んでいました。
・・・・・2へ続く・・・・・
当初から『ネットワーク kizuna ~きずな~ 千曲』を名乗って下さり、募金や支援物資に加え、風評被害に苦しむ農産物の販売なども一緒に手伝って頂きました。
その『ネットワーク kizuna ~きずな~ 千曲』さんが、千曲市サッカー協会と協力し、震災復興イベントを企画されており、その中で法人・個人の協賛を求めています。
その概要を下に記します。
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東日本大震災で犠牲になられた方々のご冥福をお祈り申し上げますと共に 被災された皆様に謹んでお見舞い申し上げます。 一日も早い復旧と復興を心よりお祈り申し上げます。
東日本大震災復興支援少年サッカー交流大会 「kizuna~きずな~ in千曲」
大会概要及びご協賛依頼のお願い
千曲市サッカー協会4種委員
「ネットワークkizuna~きずな~千曲」
唐木 光則
3月11日に発生いたしました「東北地方太平洋沖地震」では、東北地方を中心に東日本で甚大な被害が生じております。被災地では、今もなお避難生活を余儀なくされている方々、新たに避難を求められる事となった方々がおられます。 当協会では県内少年サッカーチームを中心としたボランティア組織『ネットワーク kizuna~きずな~ 信州』様の支援活動を通じ、昨年4月から12月まで協会加盟チームならびに県内外より大会参加して頂いたチームの皆様に、支援物資・義援金のご援助・ご提供を受け賜り、被災地への支援活動を続けてまいりました。
まだまだ先の見えない状況の中ですが、支援活動そのものに限界を感じながら新たな道を模索する中で「支援」から「交流」へと形を変え、交流活動を通じながらその中で支援の輪を広げて参りたいと思います。 今回は以下の日程で宮城・岩手・福島の少年サッカーチームをお招きして交流大会を開催致します。
どうか皆々様方におかれましても、当協会の趣旨にご賛同頂き、時節柄ご多用の時期とは存じますが、一口以上のご協賛を賜りたく何卒よろしくお願い申し上げます。
敬具
記
◆大会名称 第1回少年サッカー交流大会 「kizuna~きずな~ in千曲」
◆大会趣旨
3.11東日本大震災で被災した地域の子供達と交流を深め、
一日でも早い復興を助ける事を目あてとした少年サッカー交流大会
◆開催場所 千曲市サッカー場・戸倉体育館隣クレーグランド 計4面
◆開催日 平成24年6月30日(土)、7月1日(日)
◆協賛金額 企業・団体協賛 一口1万円
個人協賛 一口1000円
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先に御連絡しました通り、『ネットワーク kizuna ~きずな~ 信州』でも、このイベントに対し援助していく予定ですが、今後それ以外にも、企業・団体・個人の協賛金を募っていきたいと考えています。
こちらに関しましては、出来ましたらチーム単位で御協力いただけると助かります。
よろしくお願いします。
takahashi
被災地との連絡が少しずつ取れ始めて来ました。
これを受け、5月22日から岩手・宮城・福島と廻ってこようと思います。
長野で交流を申し込むチームがある程度集る中、結構不安を感じていました。
“被災地のチームと交流を持ちましょう!”
こういったある意味ひとりよがりな考えを、被災地のチームから受け入れてもらえるだろうか!?
ただ思っていたより感じは悪くありません。
どちらも前向きに話を聞いてくれました。
“ぜひお願いします”と言って下さったチームもあり、一つ一つの会話から力をもらっています。
しかし、逆にこれはまだまだ復興が程遠いという現状を示しているような気もします。 やはり出来ることを少しでもが自分たちの基本です。
頑張っていこうと思います。
飯田大会では、募金活動はあまりうまく行きませんでした。
しかし、昨年の支援活動を掲示したパネルを見ていってくださる方は、たくさんいらっしゃいました。
やはり決して関心がないわけではない!
みんなが何かしたいと思っている!!
そんな想いを強くしてきました。
もう少し頑張ってみようと思います。
何か情報やお考えがありましたら聞かせてください。
よろしくお願いします。
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