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天才! 成功する人々の法則
著者:マルコム・グラッドウェル
翻訳:勝間 和代
価格:¥1,785
出版:講談社
発行:2009年05月13日
ページ数:339
ページ構成:43段 ×17行 縦書き
Max731文字/Page
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※ネタばれあります。ご注意!!
以前紹介した、
『まぐれ』 <= クリック
と本書を読むと、なんか今まで見ていた世界が
違うものに見えてきます。 いや、ほんとに… (^^;
「成功者」や「天才」と呼ばれる人達が、
個人的な能力の差だけでその地位にいるのか?
「どうやら、違うらしい…」って話ね。
第一部では<<好機>>って事について、語ってくれてます。
だれもが知っている、「成功者」または「天才」と呼ばれる人達、
モーツアルト、
ビル・ゲイツ、
ビートルズ、
等々…
生まれた年や、たまたま巡り合った人、物、環境…
どれが欠けていても、いまの彼らはなかったんですよね。
自分の中で一番それを実感できたのは、「インド旅行」でした。
参考 => 『インドってどうなのよ?』
「カースト制度」ってあるじゃないですか?
頭の中ではわかってますよね?
でもね、実際に現地に行って、
赤ん坊を抱えて物乞いをする女性を目の当たりしながら、
ガイドさんに、
「カースト制度の、下層にいる人達はどんなに努力しても、
その地位から這い出ることはできないんですよ」
って、言われてみ? (^^;
その階級の中に、イチローや、ビルゲイツや、モーツアルトと
同じ才能をもった人が… いやいや、それ以上の才能を持った人がいても
世の中にでてくる可能性って、限りなくゼロに近いわけです。
「才能を発揮する環境がいかに重要か?」
って事ですよね?
そして、それを証明するような、こんな話…
「ルイス・ターマン」って言う、心理学者のおっさんがおったのね。
この人、知能の高い子供ばっかり集めて研究を始めるわけ。
「その子供たちが将来は、どんなにすげぇやつになるんだろう?」ってね(^^;
IQ140以上の子供ばっかりを追跡し始めました。
でもね、結局、成功する子は成功するし、
そうじゃないこもたくさんいたんだってさ!
持って生まれた才能だけじゃ、どうにもならないって証明だよね。
そこには、なにがあるのか?
もちろん、努力も大事よ。
でも、これが単なる「努力」じゃだめなんだよね。
「没頭」しないとダメみたい。
そのひとつの指針が「1万時間」っていう単位…
ひとつの事に「1万時間」を費やすと、高みへと抜け出せるらしいんだよ。
そして、その「1万時間」をある事に費やせるって言うのも
「環境」に左右される。
若干の、堂々巡り感… (^^;
でもって、第二部では<<文化という遺産>>というテーマが語られます。
生まれた国や地域、家族が持つ文化や、考え方、
それがどんなに個人に影響しているのか?
まぁ、びっくりするね。
飛行機事故の多さが、民族性に関係あるっていうんだから(^^;
この話題の中で思ったのは、マイケル・ジャクソンの事…
正直、アタクシなんかは、
「別に、そこまで肌を白くすることにこだわらなくたっていいじゃん!」
とか思うわけですよ。
しかし、その事に対する負のイメージが、
何世代にもわたって受け継がれていくと、
アタクシなんかじゃ、想像もできないような
「何か」が「生物学的な遺伝」に近い様な形で
しみついてしまっているのかもな…
なんて事を思い始めました。
著者はこんな風に言ってます。
「成功」とは人間が自分のために行う決断や努力の単純な総和ではない
それはむしろ「ギフト」である
頷かずには、いられなくなりますよ(^^)
ほんと、おもしろいです。この本…
ぜひ、みなさん読んでみてください。
作者は、マルコム・グラッドウェル氏。
なんと、このBlogでは、すでに
『 第1感 』<= クリック
『 急に売れ始めるにはワケがある 』<= クリック
を紹介しています。
どちらの著書も、おススメです。
-2 0 5 10
読み易さ:■■■■■■■■■■■■□
笑ったよ:■■■■■■■■□□□□□
お役立ち:■■■■■■■■■■■■□
心地よさ:■■■■■■■■■■□□□
嵌ったね:■■■■■■■■■■■■□
泣けた!:■■■■□□□□□□□□□
※あくまで今の自分、今の環境にて思った個人的な感想です。
※以下は個人的なメモです。
ネタばれですので、ご注意ください
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<< 第一部 好機 >>
★ロゼトの謎
イタリアの田舎町 周囲から隔絶されていた
死因は老衰だけ
=> アウトライアー(通常の統計やルールに当てはまらない)
町そのものが原因? コミュニティの効用
★マタイ効果
マタイ福音書:持っている人 => 更に与えられる
持ってない人 => 持っているものまで取られる
成功者について知りたい!
「どうんな人間であったか?」
パーソナリティ、知性、ライフスタイル、才能、等々…
↑「個人的な特性」により成功?
実は、周りの環境(出身や支援者)に影響されている
・アイスホッケー選手の例
体格のいいものが選ばれる <= 生まれ月による選別になっている
1:まず選ばれる
2:練習する機会が増える
3:周りも巻き込む
↑つまり成功者への道は「好機」による
「成功」:累積するアドバンテージ
最初のちょっとした違いがその後の「好循環」を生む
★一万時間の法則
毎日8時間で、3,4年
毎日3時間で、9年
・生まれつきの才能はある
・才能より訓練の役割が大きい
ベルリン音楽アカデミーのバイオリニスト
(心理学者アンダース・エリクソンの調査)
スターグループ:10000時間の練習時間 <= 参考:『仕事学』
「すぐれた」グループ:8000時間の練習時間
音楽教師を目指すグループ:4000時間の練習時間
↑ピアニストにも同じ傾向
・一万時間 <= 成功へのマジックナンバー
モーツァルト
ザ・ビートルズ:1日8時間のステージ@ハンブルグ
ビル・ゲイツ:中学〜高校時代 端末を自由に使える時間
ビル・ジョイ:サンマイクロシステムズ
歴史上の世界の富豪75:14人がひとつの地域、ひとつの時代に集中
1831〜1840年、アメリカ生まれ
IT世界でもあてはまる?
ビル・ゲイツ:55/10/28
ポール・アレン:53/1/21 MS設立
スティーブ・パルマ:56/3/24 MS No3
スティーブ・ジョブス:55/2/24
エリック・シュミット:55/4/27 Google
ビル・ジョイ:54/11/8
★天才の問題点−1
・IQが高ければいいというわけではない
IQが高い => 物事を深く考えられる <=頭がいい
しかしそれは、「基準点」に過ぎない
バスケットボール選手の身長と同じ
[基準点」を超えてからは、大きな差はなくなる
そこから先の違いはなにか?
「個性」「想像力」
・ターマンの実験
ルイス・ターマン:スタンフォード大学心理学者
第一次世界大戦直後の実験
天才のより集め => ターマイツ
結果:「知能と成功との間には完璧な相関関係あると云うには程遠い」
★天才の問題点−2
・クリスランガンの失敗
IQ195の天才
IQの遺伝率は50%
しかし、彼の行動はことごとく裏目に出る
書類不備での大学中退等
※『実践的知能』の欠如が原因か?
↑家庭で身につけるもの?
・家庭環境の違い
親業の哲学は2種類しかなかった
裕福な家庭:子供の自由時間に深く関与
才能や技能を育む
権利意識が身につく <= ランガンに欠けていたもの
貧しい家庭:子供の世界を関係ないものと思っている
自然な成長の結果
「ターマイツ」は成人後どうなったか?
※成功者とそうでない人の違い => 「家庭環境」だった
★ジョー・フロム(弁護士)の三つの教訓
※成功者:特定の場所と環境の産物
そして、なんらかの「好機」がおとずれる
1:ユダヤ人であることの重要性
閉鎖的な当時の弁護士事務所には入れなかった
新規の事務所に入った
世の中が変わりそれまでの経験が役に立った
2:人口統計的な好運
谷間世代の恩恵
戦争や、大恐慌が起きた時の年齢や境遇
3:服飾産業は意義のある仕事
・ユダヤ人の好機
第一次世界大戦前のアメリカへの移民
=> 服飾産業での大成功
絶好のタイミングで、絶好の技術を持ち込んだ
※意義ある仕事三つの条件
・「自主性
・「複雑さ」
・「努力に見合う報酬」
厳しい労働が懲役の意味を持つ <= 仕事に意義を見出せない時
<< 第二部 文化という遺産 >>
★ケンタッキー州ハーラン
抗争の絶えない町
実は、同じ時代同じような多くの町で同じような抗争があった
ある「パターン」がある => 原因 => 「名誉の文化」
羊牧文化=> 自分を誇示しなければならない => 抗争に発展
「暴力=個人の尊厳」 となる
↑ 国や地域が個人に及ぼす影響 => 人生や考え方
★航空機事故の「民族的法則」
機体損失率
ユナイテッド航空:0.27
大韓航空:4.79
事故の原因=>7つの仔細なエラーの重なり
技術等の問題ではない
チームワークと、コミニュケーションの問題
副操縦士は、機長に命令できない
「各人の個性」<= 地域社会の歴史によって受け継がれた
独特傾向や前提や行動様式が積み重ねられている
民族性の違いが事故に…
権力格差が大きい=>上の者に従う、自分は部下
ブラジル人、韓国人、
★「水田」と「数学テスト」の関係
※1年360日、夜明け前に起きたもので
家族を豊かにできなかった者はいない
「数字に強い」は言語で決まる
アジア圏の方が数字に強い <= 稲作文化が影響?
「数学」は、能力ではなく「態度」である
試みることをいとわない態度
★マリータの取引
KIPP(Knowledge Is Poser Program):知識は力なりプログラム
サウスブロンクス(貧困地域)の実験的公立学校
抽選で選ばれる
SSALANTエチケット
Smile,Sit up, Listen, Ask question,
Nod whetn spoken to, Track with your eyes
「教育は、精神疾患の大部分の原因の基礎にある」
エドワード・ジャービス
米、長期夏休み文化の根源か?
※長期の夏休みは学力(考える力)を低下させる
KIPPでは、勉強、勉強!
マリータ:KIPPの生徒
本来の世界の要素をあきらめ、
KIPPと取り換えなければならない
友達はKIPPの子だけになる
※実は、貧しさから抜け出す機会を与えている
「成功」とは人間が自分のために行う決断や努力の単純な総和ではない
それはむしろ「ギフト」である
★ジャマイカの物語(エピローグ)
肌の色に染みついた性 <= ◎マイケルジャクソンも?
有色人種の世界から這い上がるには、
いくつもの「好機」に恵まれねばならない
※「成功者」とは?
歴史と社会、好機と遺産の産物である。
アウトライアーは、最初からアウトライアーだったわけではない