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「食い逃げされてもバイトは雇うな」なんて大間違い
  禁じられた数字〈下〉

著者:山田 真哉
出版:光文社
発行:2007年09月15日
価格:¥735
ページ数:242
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このBlogには、書いてませんが、
「上巻」と位置付けられている、

「食い逃げされてもバイトは雇うな」

は、以前読んだ事がありました。

『スタバではグランデを買え』 <=クリック

を読んだ時と同様に、それまであまりなかった
経済とか会計とかの視点で日常を見るって事に
結構ワクワクさせらた本でした。

あ!
同じ著者の、

「さおだけ屋はなぜ潰れないのか? 身近な疑問からはじめる会計学 」

を読んだ時も、同じような感じでしたね。(^^;

で、続編として、今回読んだ

『「食い逃げされてもバイトは雇うな」なんて大間違い 』

になるわけですが、タイトルが衝撃的です。

自分でタイトルにしていた事を否定するなんて…

で、中身はどんな感じなのかな?と読み始めてみれば…

いやぁ〜〜〜 面白かったですね。

映画の世界じゃ、
「Part1を超える、Part2はない」
なんてよく言われますが、前作を凌駕するおもしろさでした。

前作タイトル大否定の理由も、まぁ納得(^^;

ほんとアタクシ達って、数字のマジックにひっかかりやすいよねぇ?

って事を、改めて納得させられてしまいました。
著者は、悪意をもって人をだますような数字を
「禁じられた数字」と言っていますが、
この資本主義社会、「悪意」の度合の違いこそあれ、
結局そうなってしまっているって部分もあるんだよね。

それこそ、受け取る側の「資質」の問題になってくるよね。
その「資質」を養うには、非常に適した本かもしれません。

特に、「二重価格的定価」ってものに関しては、
つい最近もいろいろと体験した事があるので、
別のBlogに書こうと思っているくらいだもの… (^^;

↓ このBlogね。
≪ 日 常 向 上 旅 団 ≫

それと、昨今の成果主義、効率主義、会計主義への警鐘も、
非常に勉強になりました。

途中、小説仕立てになっている所があるのですが、
その部分の主人公が、藤原萌実って女子大生会計士なんだけど…

なぁ〜〜んか聞き覚えのある名前…

そしたらね、昔「ビジネスジャンプ」ってマンガ雑誌に

「女子大生会計士の事件簿 公認会計士萌ちゃん 」

ってマンガがあって、わりと楽しく読んでたわけよ(^^;

そしたらさぁ〜 そのマンガの原作が、本書の著者である
山田 真哉さんなんだよね(^^;

変なめぐり合わせ…(^^;
全然知らなかったよ(^^;;;;

とまぁ、そんな再会もあって、二重に楽しめてしまいました。

意識してないところでも、かならず「会計がらみの数字」ってのに
日々接触してるはずですよね?

会計とか経済なんて意識しなくても、
本書を読めば、きっと役立つ事、考えさせられる事があるはずです。

対象を限定せずに、オススメできる本だと思いました。



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読み易さ:■■■■■■■■■■■■□
笑ったよ:■■■■■■□□□□□□□
お役立ち:■■■■■■■■■■■■□
心地よさ:■■■■■■■■□□□□□
嵌ったね:■■■■■■■□□□□□□
泣けた!:■■■□□□□□□□□□□
※あくまで今の自分、今の環境にて思った個人的な感想です。