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プログラミングでメシを食わせろ!!
   ―成功する開発チームのための技術と運営術

著者:小俣 光之
出版:秀和システム
発行:2008年09月15日
価格:¥1,470
ページ数:302
ページ構成:37段 ×17行 縦書き
      Max629文字/Page
      +下段余白に備考欄
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『プログラミングでメシ・・・』シリーズ第二弾です(^^;

第一弾は、
『プログラミングでメシが食えるか!?』
という本なんですね。
当然のことながら、だいぶ前に読了しております。(^^)
(もう1年近く経つかも…)

感想文も当然書き始めました。
ところが!!

あまりに、普段アタクシが思っている事との共通点が多く、
また業界自体への苦言と言いましょうか、
不満みたいなものもアタクシ持ってまして、
その思いが制御できなほど、膨れ上がってしまいましてね。

うまくまとまらなくなってしまったので、
感想文自体、書くことをあきらめてしまいました。 ウハハハ…

そんな書籍の第二弾… 読まないわけには行きませんやね。

さて、第一弾もそうだったのですが、
このタイトル、「誰が?」とか「誰に?」って視点を考えたんですね。

第一弾だと、わりとわかりやすいと言うか、当然というか
あえて、付け加えるのなら、

「俺は、プログラミングでメシが食えるか!?」

って感じでしょうか?
実際、内容もそういう感じ…
で、第二弾はと言うと、最初アタクシは、

「俺に、プログラミングでメシを食わせろ!!」

って事かと思っていたんです。
第一弾からの流れってものもありますからね(^^;

しかし!! 違いました(^^;

どちらかと言うと、

「部下に、プログラミングでメシを食わせろ!!」

って方が合っている内容となっております。
つまり、この本は「プログラミング」でメシを食っている方達の
「リーダー論」的な書籍なんですね。

いわゆる「マネージャー」ではなく、
「リーダー」として、如何に仕事をするか?
という事について、非常に細かく著者の経験則を紹介してくれています。

当然、今や大流行の「コーチング」に関する書籍なんて
膨大な数発刊されてますし、「リーダー論」的な本もたくさんありますが、
IT業界の、しかもプログラマという、
非常にピンポイントに絞ってある所が特徴です。

ま、どの業界も多かれ少なかれあるのでしょうが、
業界特有の風習みたいなものってあるじゃないですか?
プログラマの世界も独特のものがあります。
そのあたりが考慮されてますから、とても参考になると思いますよ。

もちろん、技術系の業界ならどこででも通用する事もたくさん載っています。

単なる新人プログラマから、リーダー的立場になりつつある
若手プログラマは必見の書籍だと思います。

また、新人君も「良い上司の見分け方」的に読んでも面白と思いますね。

ただ、この本…
ページの下段が、備考欄の様になっていて、用語の解説とか
追記的なモノのエリアになっているんですね。
これがねぇ、ちょっと初心者的用語解説すぎる様な気がしました。

曲がりなりにも「リーダー的位置」に近い人が読者対象なら、
あまりにも「知っていなければいけない用語」の
初心者向け解説が多いと思いましたね。

もしかしたら、第一弾と体裁を揃えるために、
無理やりこの形にしたので、
乗せる用語も、ちょっと無理矢理になったのかな?
なんて思ってしまいました(^^;



     -2  0     5    10
読み易さ:■■■■■■■■■■□□□
笑ったよ:■■■■■■□□□□□□□
お役立ち:■■■■■■■■■■□□□
心地よさ:■■■■■■■□□□□□□
嵌ったね:■■■■■□□□□□□□□
泣けた!:■■■□□□□□□□□□□
※あくまで今の自分、今の環境にて思った個人的な感想です。



※以下は個人的なメモです。
ネタばれですので、ご注意ください
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☆プログラミングと意識
 ●リーダーとは?
  ・発想力
   こうすればできるのでは? 豊富な経験からの発想
  ・交渉力
   解決するための交渉 チーム間、 企業間
    ※Win-Win 7つの習慣 参照
  ・決断力
   意見は聞く、しかし決断はリーダー
  ・雰囲気作り
   成功はメンバーのおかげ、失敗はリーダーのミス
 ●リーダーになったら
  ・目標と展望を語る
  ・熱い思いがあるか?
  ・メンバーに任せる
  ・リーダーも「ほうれんそう」が大事
  ・上からの要求:結果 下からの要求:メリット
    環境作り
    決めた事を続ける
    力で押さえつけない
    メンバーにできない部分を受け持つ
    情報伝達
  ・信頼と継続
  ・仕事の進め方(フロー)を理解
  ・ビジョンを示す
    どうしたいのか? なぜそうなるか? どうなるのか?
    それを伝達する
  ・マネージャーとは違う
    マネージャ:管理者
    リーダー:チームをどう生かすか? 導く
  ・技術的アドバンテージも重要
    得意な分野で出番を残す
    一週間で1日分くらいのプレイング
  ・チームを上層部から守る
   結果を出す。その結果で守る
  ・リーダーも営業を経験する

☆プログラミングと組織
 ●開発のためのチームとは?
  ・共通の目的とは?
   技術志向:やりがい重視?
   事業思考:利益重視?
   メンバーの志向を見極める
    チーム内での役割も考慮
    若手には多様な分野、役割を
  ・標準化
   標準化すべきこと:共通で使える部分等
   標準化すべではないこと:試行錯誤が必要な部分等
  ・組織の目標
   メンバーの意見も取り入れる
   決断はリーダーがする
   メンバーの目標は自発的に決めさせる
   自らを奮い立たせ胸躍るような目標をみんなで決める
  ・メンバーの動機付け
    報酬:わかりやすいが会社的な問題
    もしろさ:技術、やりがい
    リーダーが楽しく仕事をする
  ・できない部下
    ほうれんそうができない
     悪い報告こそ重要
     悪い報告がしやすい雰囲気
     相談を頻繁に行う
     5W2H :プラスのHはHowmuch
    問題児が出るのは、土壌に問題がある可能性

☆プログラミングと会話
 ●コミニュケーションの基礎
  ・基礎
   基本は聞くこと = 話上手は聞き上手
   メール依存過多に注意
  ・コミニュケーション方法の使い分け
   直接、電話、FAX、メール。。。
   特徴を理化してつかい分ける
   つかい分けの作戦を考える
   気持ちを伝える+履歴を残す
  ・メンバーの性格を理解
   よい面を活かし、悪い面を補う
  ・共に考え納得する
  ・任せるのと放置は違う
  ・叱咤激励の使い分け
    具体的な報奨と組み合わせる
    しかる時:リアルタイム
         文章でのメリット:相手に冷静に考えさせる
         文章でのデメリット:証拠が残る
         個人的に
  ・考えさせる = 問いかける
    「なぜ?」を5回繰り返す
  ・メンバーの金銭感覚
    費用対効果意識;ツールの購入等
  ・時間感覚を身につけさせる
    全体を見渡せる時間感覚
  ・言い訳はさせない
    最初から自分の考えた方法でやらせる
  ・変化は衰退を防ぐ。安穏に発展なし
  
☆プログラミングと人
 ●採用
  ・実技はやはり重視
  ・一緒にできる気持ちになるか?
  ・年齢に見合ったスキル
 ●プロのプログラマ
  課題を聞き出し
  理解でき
  解決方法を考え
  プログラムとして実現できる
 ●向かない人
  解決能力がない、抱え込む
  信頼に勝るものなし
 ●評価
  正しく評価する事は自分自身をも評価する事
  「公正」と「平等」を意識
 ●育てる
  メンバーは育てるもの
  信用できるメンバーは自らが育てる
  任せること=最高の育成法
  後継者を意識する
  チャレンジさせる
  称号を与える:●●が得意なA君
  新人は入社までに即戦力とする
 ●道具
  道具にこだわる事で効率アップ
  統一は、場合によりけり
  購入は必要性に応じ、コスト感覚も認識