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勉強にハマる脳の作り方
著者:篠原菊紀
価格:¥1,470
出版:フォレスト出版
発行:2009年04月09日
ページ数:199
ページ構成:38段 ×15行 縦書き
Max570文字/Page
すべてが文字で埋まっているページはありません(^^;
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「でたっ!!」
って感じの「フォレスト出版本」です(^^;
本一冊に詰め込まれている「総文字数」を
かんがみると、若干の割高感も感じなくもありませんが、
なんやかんやいいながらも、買っちゃうし、
それなりに楽しく読んじゃうし…
やられてますな(^^;
さて、この本はタイトルそのまんま!
「勉強にハマる脳の作り方 」の本です。
ふと思ったのですが、
「勉強にハマる脳のレシピ 」ってなタイトルは
どうでしょうかねぇ〜
まいいや… それは置いておいて…
パチンコ依存症
薬物依存症
アルコール依存症
インターネット依存症
デイトレード依存症
あるものにハマっちゃって、
普通の生活さえも脅かすもの…
結構ありますよね?
それらのものと同じ様に、
「勉強にハマっちゃおうぜ!」って本です。
でもって、
「それにはこうしたらいいんだよ」って本です。
「ハマる」って事に対する、脳の働きを理解した上で、
勉強にハマる為の具体的な手段が書かれています。
儀式をやってみたり…
場所にこだわったり…
記憶法を工夫してみたり…
結構役立ちますぜ! だんな! (^^)
プラス、「気の持ちよう」的な部分もあったり…
印象に残ったのは、「三日坊主」の対処法…
・三日坊主をダメだと思わない
・また始めればいい
ほんとこの通りだと思います。
今、割と早起きが出来ているのは、
これに近い考え方を
最初に実践していたからだと思うもの…
ま、詳しくは こちらを参考に ↓ クリック
『 新兵器 登場「Sleeptracker(スリープトラッカー)」4時起きに挑戦!!への道 』
あと、記憶の仕組みも役に立ちました。
一度見たからって、そうそう簡単に物事覚えられるわけないよね。
なんて言うと、
「フォトリーディングってどうなのよ?」
って話になるので、ややこしいのですが… (^^;
とまぁ、結構楽しませて頂いたのですが…
脳の働きとしての「ハマる」と言う意味では、
勉強にハマるのも、パチンコにハマるのも同じ様に
捉えられるってのは、わかるのですが、
ほんとに同じなら、みんな苦労しなくて「勉強」に
ハマっているわけですよね?(^^;
この本に書いてあるような事を実践しなくても
数学にはまったり、歴史にはまったり…
でもそうじゃない…
何かが違うわけですよね?
その、「大きな違い」はなんなのか?
そこの所が重要なんじゃないかなぁ〜と思いました。(^^;
でね、そうは言っても、なにもしなくても
勉強にはまっている人はいるわけですよ。
学者さんなんてそうですよね?
歴史の本ばっかり読んでる友達いませんでしたか?
アタクシ、いつも思うのですが、
『 いかに早い段階で、自分が心底ハマれるものを見つけられるか? 』
って事が、非常に重要だと思うんですね。
やっぱり、向き不向きってあると思うし、
早い段階で、一番自分が力を発揮しやすいものを見つけて
それにハマる事が出来たら、タカミを目指す事ができますよね?
でもって、そういう人達ってある意味幸せだと思うんです。
そりゃ、上に行く過程では大変な事もたくさんあるでしょうけどね。
とまぁ、そんな事もあらためて考えさせられた
本でございました。
-2 0 5 10
読み易さ:■■■■■■■■■■■□□
笑ったよ:■■■■□□□□□□□□□
お役立ち:■■■■■■■■■■□□□
心地よさ:■■■■□□□□□□□□□
嵌ったね:■■■■■□□□□□□□□□
泣けた!:■■■□□□□□□□□□□
※あくまで今の自分、今の環境にて思った個人的な感想です。
※以下は個人的なメモです。
ネタばれですので、ご注意ください
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※パチンコ依存症の様に勉強ハマる!
1:「ハマり」の仕組みをイメージする
「いいのめり込み」
「困ったのめり込み」
境界は社会の規範や倫理
「無意識な行動」+「快感」 => ハマり
「ハマりの回路」 = 「やる気の回路」
2:強いハマりを作る二つの快感
その1:「ワクワクする」「ドキドキする」
ドーパミン神経系 A10神経系
快感、報酬 => A10神経系を活発化
・脳にとっての報酬を設定する => 快感
その2:「ほっとする」「落ち着く」
沈静的な快感:癒し、安心感
・場所にハマる
落ち着く場所、自分の居場所、癒される場所等々…
その1+その2 = ハマり
「勉強がすごく楽しい」+「勉強していると落ち着く」
「リーチ!」:ノルアドレナリン => ドキドキ =>戦闘モード
期待感から => ドーパミン => わくわく
・定番動作で脳をはめる
無意識な行動+快感 => やる気
3:儀式を作る
・三日坊主は仕方がない
人間は元々三日坊主:同じ事やると慣れが生じる
★対処法…
三日坊主をダメだと思わない
また始めればいい
・集中に入る「儀式」を作る
人はいきなり始められない
始め方をパターン化
儀式をすると癒しの効果
儀式には心をこめる=>前頭葉の活性化
言葉を使った儀式
一定の言葉(公式言語)を唱える=>自己暗示
・科学的根拠のある儀式
色を使う
黄色のポストイットを3秒見れば集中できる<=決めつける
赤の場合はハイペース
青の場合はリラックス
音楽を使う
ジャンルは何でもいい、とにかく自分の好きな音楽
タッピング
手のひらを太ももに、リズム良く軽く叩く
貧乏ゆすり
脳からの命令
四隅をゆっくり眼球運動
前頭葉の活性化
俯瞰的に見る
自分を見ている視線を作る
「長時間集中」にはお茶
「短期決戦」には砂糖
4:暗記はするな!
効率的に「強い記憶を作る方法」
・「東大生のノートは美しい」
ノートを取ること自体=>頭の中で言葉を繰り返す => 記憶
美しいノート:ノート上の空間配置を考える=>「深い処理」
・ワーキングメモリ
一時的な記憶の保管場所
ワーキングメモリでの「深い処理」−>記憶に残る
ワーキングメモリに「負荷」をかける => 記憶に残る
ひらがなだけの文章
難しい漢字
「4つのコンポーネント」
・「音韻ループ」:繰り返し
・「視空間的記銘メモパッド」:視覚的な文字の印象
・「エピソード的バッファ」:音声、視覚、空間情報、意味情報
・「中央実行系」:上記三つを制御、長期記憶と情報のやりとり
「年号と事件」=>音韻ループ+資格メモ:△
=>大河ドラマ(エピソードバッファ):◎
・記憶=つながり
ニューロンのつながり => ネットワーク
1 感覚記憶:数十秒
2 ワーキングメモリ:短期記憶
3 海馬へ固定:ワーキングメモリに深く働く→「注視」「報酬」「情動」
※一度見ただけでは覚えられない
復習のタイミング:3割忘れた頃
ワーキングメモリの容量:「3チャンク」
以前は7チャンクと言われていた(7桁の数字等)
「3」がキーワード
★「記憶」:情報そのものを覚えることではない!
:情報にまとまりを作り、他の情報と繋がりを持たせる事=>理解
・記憶法
「チャンク」:まとまりを作る
長いものは分解してまとまりを作る
分解したものに語呂合わせを併用
「フック」:ひっかかり
ローマン・ルーム法:ストーリを付ける記憶法
「感動」:脳は、感動、理解のない丸暗記が苦手
強く好きな事、強く嫌いな事=>記憶に残る
・感動のタイプ:人それぞれ違う
耳から:「抑揚」を使う
身体感覚:動作やリズムを使う
目から:より画像的な記憶
★「睡眠」:記憶の定着、推論に不可欠?(マー)
何かを覚えたら、目をつぶって「リコール」する
5:脳は達成する
「勝負力の作り方」&「時間管理術」
・「勝負脳」:オリンピック水泳チーム
・ライバルではなく、自己更新記録にに集中
・常に自己ベストの3割増しの力を出そうとする
・疲れた、大変等の否定的言葉は使わない
・調子のいい時は休まずアグレッシブに
・最後まで「勝った」と思わない
・プールと自分が一体化するイメージ
↑前頭葉を活性化するテクニック
「前頭葉の活性化」 => そして「沈静化」(慣れ):パフォーマンスの向上
さらに、「前頭葉の一部が活性化」=>プロのレベル
・ブリーフセラピー(短期療法):解決志向モデル
ゴールセッティング、ゴールネゴシエーション
・ゴールは具体的に!肯定形で!
はっきり判定できる様に
・自分のリズムを知る
週のリズム、一日のリズム
・15分勉強法
15分単位での学習
60分の場合(15×4)
1:60分で何を勉強するのか
2:記憶する事を記憶しやすい形で書き出す
3:記憶、理解
4:理解を確認
★大きな目的をもって勉強する
・世の為、人のため
・勉強道、受験道
・「学力」「知識」は「公共財」