大和郡山市民劇団

ふることぶみⅡには
沢山の登場人(神)物が登場します。
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今回の座員は31名ですが
それでも足りません。
一人で何役もやる事になります。

中には体調を崩したり、
予定外のことが起きたりして、
1年ほどの稽古の期間中に
出演できなくなる人も出てきます。
今回は特にそういう巡り合わせが
多い年となりました。

役もですが、
布や棒やら道具を使うのも
大切な役割。
誰かが本番直前で
出演出来なくなったら
幕が上がらないほどの
混み入った配役になっています。

出演辞退のあの人の役を
この人にやってもらうと
ここの役をやれる人(体の空いている)は
という感じで組み替えたり
また、稽古をしていくうちに
やはり男性にやってもらおうとか、
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松村さんも苦心されたと思いますが、
何度も配役の変更があると
セリフと段取りの覚え直しで
素人役者はもう大変でした。
しかしこれも良い経験と
想い出になりました。

さて、
集団行動的な動きが多い
お芝居ですが、
特に歌の時には
そういう動きが多く
誰がどのルートを通って、
どんなスピードで、
どこまで移動するか。

ケガをしない、させない為にも
正確な移動が難しい人の
手を引いて、一緒に動く。
そんな様子に気付かれた
お客様に
「そんなところに
市民劇団としての
古事語り部座の良さが出ている」
と嬉しいお言葉をいただきました。
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人生の先輩の方々は
味があるんですよ。
(写真)偽エヒメ、オトヒメ
美濃で評判の美人姉妹!?
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それから、
今回の特別ゲストのおひとり
大和郡山の上田清市長。
これまでもお忙しいスケジュールの中、
激励に来て下さったり、
かかさず公演を
観劇していただいたりと
応援してくださっていました。
そして遂に
満を持してのご出演。
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ご自身のお稽古は3回くらいでしたが
持ち前の記憶力と本番に強いメンタルで
堂々とサホビコを演じていらっしゃいました。

そしてもうおひとりの
特別ゲストの米良美一さん。
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昨年の公演
"ふることぶみ2021"の
千穐楽の翌日に
サキタハヂメさんが米良さんと
宮崎でご一緒された時に
古事記の話になり
それなら奈良の古事語り部座で
古事記のお芝居をしていると
いう繋がりで
今回ご出演して
頂けることとなりました👏

上田市長がお芝居に出演されると
発表があった時は
一同ざわめいたのですが、
数ヶ月後に
米良さんが出演されると
発表があったときは
一同どよめきました。
こんな機会が巡って来るなんて
誰も想像してませんでしたから。

実際にお会いした米良さんは
とってもチャーミングで謙虚で
温和なオーラが小柄な体から
溢れている方でした。

また、古事記のゆかりの地で
ご一緒できる幸運に恵まれますように。
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(ふな)



さて、ここからは古事語り部座
ふることぶみⅡの舞台裏、
ちょっとしたこぼれ話を
しようかと思います。

 

薄々感じて下さっているとは
思いますが、小道具が多いお芝居です。
その数ざっと150点くらい。


台本を渡されて目を通した時に
「剣がいっぱい必要そう」
「布も要るけど、今あるものを使いまわせないかしら」
「白いイノシシって。。。」
「雹ってやっぱり降らせるのかしら」
などと考えます。

稽古に入ると松村さんの口から、
やっぱりという感じで
次々と
小道具の指示が出ます。

今回最初に頭を悩ましたのが
「棒」でした。

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宮殿の柱にするので、太いものと
松村さんからオーダーが入りました。
でも、その後に船の櫂にもなるので
私たちにとしては、取り回し易い
太さの物にしたい。

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長さもあるので、軽い素材が良いと
ネットで紙菅を探したのですが
結構お高い(!)
後にヤマトタケルのシーンでも
ほぼ全員分の紙菅が必要という事になり
一時暗礁に乗り上げました。
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予算あるのかなぁと不安な中、
座員がツテを辿って、
内装関係の事業主さんに
太い紙管を譲ってもらえ、
また葛城の業者さんにも廃棄予定の
紙管を大量に譲ってもらえることに。
人の繋がりが有難かったです。

剣も、仮道具(主に段ボールなどで
大体の大きさと形で作って
持つことによって、
いつどこで持って来て、
どうやってハケるか確認等する
ための簡易な小道具)から始まり、
剣の長さや刃の形状と色味、
鞘の飾りなど
最終的な本道具になるまでに
何度も作り直しの作業があるんです。
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作り直し作業が多かったのは
コレ、ソレが使っていた地図です。
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大きさや色、テイストの違うもの等々
A4サイズで印刷された
紙を貼り合わせて作っては
松村さんに見せ、やっとOKが出て
パネルに仕上げ
「完成ー!!」となったのに
やっぱり違うと言われて
ベリベリ剥がして
作り直しをしました。
松村さんのこだわりの地図です。

白鳥のパペットは
最初3人で操作するように作成したものを
本番直前で2人で操作に変更されました。
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翼の可動域を広げたり、
羽を増毛したり(笑)して
少しでも操り易く
自然に飛んでいるようにと
苦心たものです。
私も歌終わりの方の白鳥の
翼の操作を担当したのですが
本体が傾くと翼が左右均等に
操れず苦労しました。
(もう少し稽古したかったなあ)

そんなこんなで
バタバタと準備を整えるのですが、
最終稽古の後にも
小道具の追加があったりと
お芝居や歌の稽古のほかにも
やることだらけです。

小道具 赤ちゃんと追加作成した冠

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松村さんのお芝居には
手作り感溢れる
個性豊かな小道具たちが
登場します。
次回観劇の折には
小道具たちにも
注目をしてあげてください。
(ふな)


ふることぶみⅡ愛と哀しみのヤマト篇

お楽しみいただけましたでしょうか。

古事記~中の巻のお話
イワレビコ(神武帝)から
第12代景行帝の息子小碓(ヤマトタケル)まで
何百年もの時間が
ギュッと2時間半に凝縮された本公演。
ひとつひとつのエピソードが
パラパラ漫画のように語られていく。
(物語の背景を細かく描いていたら、
上演に丸一日かかってしまいます)
特に一幕はそう感いう印象を
抱かれた方がいらっしゃるのでは
ないでしょうか。

古事記は難しいと敬遠されていた方には
分かり易いように漫画の解説入りの
ものが出版されています。
当日パンフレットには、
イワレビコとヤマトタケルの
軌跡マップが掲載されています。
昔読んだことがあるよという方も含め
それも参考に
古事記を読んで(読み返して)みて
くださると嬉しい限りです。
そして、おそらく来年お目にかかれるかと
思います「ふることぶみⅢ(古事記~下の巻)」を
ご期待ください。
(ふな)
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