長谷川が負けた!4回TKO V11失敗に悔し涙…WBC世界バンタム級戦(スポーツ報知) - livedoor ニュース
皆さんこんにちは、「犬声珍語」編集長です。
長谷川穂積選手の敗因を分析しました。二つあります。出来れば是非伝えて下さい。
①ボクサーが無意識の内に「倒れてはいけない!」という本能で我慢して立っていた事で、無防備な状態にパンチを浴びてレフェリーストップになってしまった。もし倒れていたら、完全にゴングに救われ1分間の休憩の後に次のラウンドへ入れた…。
ボクサーとしての本能で立ち続けようとした事はチャンピオンとして尊厳に値します。しかし、ロープに手をやっていた。ここに問題が有ります。私は思うのですが、とにかくロープにすがるほど倒れたくなかったという心理と立ち続けようとする本能とは少し違います。ボクシングというスポーツは、倒すか倒れるかというスポーツで、倒れる事が何も恥でもなくカッコ悪い事でもない。たとえ倒れても次のラウンドで倒せばいい。しかし、長谷川はロープにしがみついた。この行動には倒れる事への潔さに欠けていた。そしてその事が結果的に連打を浴びる事になりレフェリーストップと言う余計な結果を作ってしまった。ロープを掴んでいなければ間違い無く立ってられなかった筈なので(膝が折れるとか…)レフェリーは必ずダウンを取りカウントを読み始めそして3分間のゴングに救われていたのです。しかし長谷川らしくない(私はそう感じています)ロープにすがると言う行動に出た事が、自業自得の余計な敗北という末路になってしまったのです。
②長谷川がフェルナンド・モンティエルなどの真の王者に勝つためにマスターしなければならない事…。
それは、スウェイバックしながら放つショートパンチです。私は幼い頃からボクシングファンになり殆どのタイトルマッチを見て来ました。過去タイトル防衛を重ねる強い選手の殆どがこの技を備えています。残念ながら長谷川にはこの点だけが欠けています。ウィ―ビングは素晴らしいものがあります。スウェイバックも出来ます。しかしスウェイバックしながらのショートパンチは出せていません。今回の敗因を技術的な面で結論付けるなら、まさにこの技術を相手が身に着けていたと言う事です。この技術はボクシングの極意とも言うべきものです。つまり、防御とカウンターパンチとのミックス技です。カウンターパンチは威力がありノックアウトの主たる技法ですが危険度も大きい。カウンターを狙い過ぎる為に防御に甘さが出てもろに相手のパンチを受けてしまう事があるからです。また、単にスウェイバックやウィービングでパンチを避けているだけでは、疲れて来た時に敏捷性が損ないいつか当たってしまう。ですから防御しながらのパンチというものが勝機をモノにする最大の武器になるのです。しかし、ウィービングしながらのパンチはかがんだ体制からのパンチなので相手の動きが見えづらいし、さらにウィービングは前にかがむ防御なので相手の射程範囲で動いていて危険性が大きいし当たった時には強烈なパンチとなってしまう。その点スウェイバックは相手のパンチが届かないし、届いたとしてもパンチの威力を殺している。そして、スウェイバックしながらカウンーパンチを出せば、相手は深く入り込めなくなってしまう。もし必要以上に深く追いかけるとカウンターのショートパンチを受ける羽目になる。まさに、フェルナンド・モンティエルは、長谷川が深く入り込んでくるのを待っていたのです。
私は大の長谷川穂積選手のファンです。若くしてボクシングの道に入り大した教育や社会勉強も出来ていない筈なのに、礼儀正しいし、人間性も豊かな素晴らしいボクサーです。今回あえて世界一強い選手を選んだのも長谷川らしい尊敬に値するチャンピオンの選択だったと思います。しかし、周りの誰も、彼に対し、ダウンする事や負ける事や相手の力が少し上回っている事を明確に伝え、もしダウンするなら大の字になって9カウントまで休め!、もし相手のパンチが効いたらアウトボクシングに徹してゴングを待て…等のレアーなアドバイスをしてこなかった。傷の少ない綺麗で強いボクサーにしてしまった。私は思います。元来、ボクシングは死と隣り合わせのスポーツでハングリーで野蛮なもの。しかし、過去多くのチャンピオンがそうであったように、防衛を積み重ねて行く毎に、カッコ良さを意識し始める。死んだらカッコもくそも無い。長谷川にいま必要なのは、「今度は必ず殺してやる…!」という、ボクシングを始めた頃持っていた、野蛮でハングリーで怖いもの知らずの気持である。こんな事を言ったら非難されるかも知れないが、チャンピオンの座を死守するのに、親や子供を気にしている暇は無い。自分が死ぬかも知れない格闘技という道を選んだ事を忘れるな!
世界一のエンターテインメント
■A.E.B.N.
皆さんこんにちは、「犬声珍語」編集長です。
長谷川穂積選手の敗因を分析しました。二つあります。出来れば是非伝えて下さい。
①ボクサーが無意識の内に「倒れてはいけない!」という本能で我慢して立っていた事で、無防備な状態にパンチを浴びてレフェリーストップになってしまった。もし倒れていたら、完全にゴングに救われ1分間の休憩の後に次のラウンドへ入れた…。
ボクサーとしての本能で立ち続けようとした事はチャンピオンとして尊厳に値します。しかし、ロープに手をやっていた。ここに問題が有ります。私は思うのですが、とにかくロープにすがるほど倒れたくなかったという心理と立ち続けようとする本能とは少し違います。ボクシングというスポーツは、倒すか倒れるかというスポーツで、倒れる事が何も恥でもなくカッコ悪い事でもない。たとえ倒れても次のラウンドで倒せばいい。しかし、長谷川はロープにしがみついた。この行動には倒れる事への潔さに欠けていた。そしてその事が結果的に連打を浴びる事になりレフェリーストップと言う余計な結果を作ってしまった。ロープを掴んでいなければ間違い無く立ってられなかった筈なので(膝が折れるとか…)レフェリーは必ずダウンを取りカウントを読み始めそして3分間のゴングに救われていたのです。しかし長谷川らしくない(私はそう感じています)ロープにすがると言う行動に出た事が、自業自得の余計な敗北という末路になってしまったのです。
②長谷川がフェルナンド・モンティエルなどの真の王者に勝つためにマスターしなければならない事…。
それは、スウェイバックしながら放つショートパンチです。私は幼い頃からボクシングファンになり殆どのタイトルマッチを見て来ました。過去タイトル防衛を重ねる強い選手の殆どがこの技を備えています。残念ながら長谷川にはこの点だけが欠けています。ウィ―ビングは素晴らしいものがあります。スウェイバックも出来ます。しかしスウェイバックしながらのショートパンチは出せていません。今回の敗因を技術的な面で結論付けるなら、まさにこの技術を相手が身に着けていたと言う事です。この技術はボクシングの極意とも言うべきものです。つまり、防御とカウンターパンチとのミックス技です。カウンターパンチは威力がありノックアウトの主たる技法ですが危険度も大きい。カウンターを狙い過ぎる為に防御に甘さが出てもろに相手のパンチを受けてしまう事があるからです。また、単にスウェイバックやウィービングでパンチを避けているだけでは、疲れて来た時に敏捷性が損ないいつか当たってしまう。ですから防御しながらのパンチというものが勝機をモノにする最大の武器になるのです。しかし、ウィービングしながらのパンチはかがんだ体制からのパンチなので相手の動きが見えづらいし、さらにウィービングは前にかがむ防御なので相手の射程範囲で動いていて危険性が大きいし当たった時には強烈なパンチとなってしまう。その点スウェイバックは相手のパンチが届かないし、届いたとしてもパンチの威力を殺している。そして、スウェイバックしながらカウンーパンチを出せば、相手は深く入り込めなくなってしまう。もし必要以上に深く追いかけるとカウンターのショートパンチを受ける羽目になる。まさに、フェルナンド・モンティエルは、長谷川が深く入り込んでくるのを待っていたのです。
私は大の長谷川穂積選手のファンです。若くしてボクシングの道に入り大した教育や社会勉強も出来ていない筈なのに、礼儀正しいし、人間性も豊かな素晴らしいボクサーです。今回あえて世界一強い選手を選んだのも長谷川らしい尊敬に値するチャンピオンの選択だったと思います。しかし、周りの誰も、彼に対し、ダウンする事や負ける事や相手の力が少し上回っている事を明確に伝え、もしダウンするなら大の字になって9カウントまで休め!、もし相手のパンチが効いたらアウトボクシングに徹してゴングを待て…等のレアーなアドバイスをしてこなかった。傷の少ない綺麗で強いボクサーにしてしまった。私は思います。元来、ボクシングは死と隣り合わせのスポーツでハングリーで野蛮なもの。しかし、過去多くのチャンピオンがそうであったように、防衛を積み重ねて行く毎に、カッコ良さを意識し始める。死んだらカッコもくそも無い。長谷川にいま必要なのは、「今度は必ず殺してやる…!」という、ボクシングを始めた頃持っていた、野蛮でハングリーで怖いもの知らずの気持である。こんな事を言ったら非難されるかも知れないが、チャンピオンの座を死守するのに、親や子供を気にしている暇は無い。自分が死ぬかも知れない格闘技という道を選んだ事を忘れるな!
世界一のエンターテインメント
■A.E.B.N.