「有名企業からの脱出」(冨山和彦)
を少し読みました。

この本は非常に面白いですね。

如何に日本のムラ社会的な思想が
企業を蝕んでいるかが、とても分かりやすく
書いてあります。

著者は、産業再生機構などをやっていた
有名なコンサルタントの方ですが、
以前他の著書も読みましたが、どれも
非常に面白いです。

JALの例など、とても興味深いですね。

航空会社のビジネスモデルは実は単純で、
バスの運営と同じようなものなのに、
エリートが無駄に多くて、その結果官僚的な
組織になっていた、書いていますが、
ズバッと書いてあって分かりやすいですね。

あとは、ソニーや本田は既に大企業になったので、
それらに変革を求めるのは間違いで、
いわば、第二、第三のソニーや本田と言えるような
ベンチャーが出てきて世界を席巻するといった状況が
日本から出てきていないのが問題だと言われていますね。
なるほどなぁ、と思いました。