「生涯未婚時代」を少し読みました。

気になった点をメモ。


・子育ての外注化について
介護の外注化が進んだみたいに、
今後は、子育ての外注化も進むみたいですね。
昔みたいに、子供は働き手ではなくなって
しまったので、家庭だけに頼るのではなくて、
社会システムの中で、子育てをサポートする
仕組みが必要なようです。
そうしないと、子供を持つモチベーションが
保てなくなってきてるみたいですね。


・結婚は嗜好品
結婚は、必需品ではなくて、
自分にぴったり見合うものが見つかれば手に入れたい
”嗜好品”になったといったことが書いてありました。
コーヒーやお酒と同じように取りたいから取る、
結婚したいからする、といった感じですかね。
必須ではなくて。
今はそういう時代なのですかね。
2017年のゼクシィの
「結婚しなくても幸せになれるこの時代に、 
 私は、あなたと結婚したいのです」
といったセリフは、今の時代を的確に
捉えたセリフるみたいですね。


・コミュニティの包摂
例えば、シングルマザーになっても人間関係が
きちんと構築できて、コミュニティの中で
支援が得られるならば、生きていけるみたいですね。
新たにパートナーを見つける必要もあまりない
みたいです。

コミュニティがしっかりと構築できている人は、
そういう感覚があるみたいです。

しかし、逆に、万一、家族や友人らとの関係が
悪くなったりして、コミュニティの中で生きて
いけないならば、自分で稼ぐために仕事をしないと
いけないです。

なので、仕事をもとめて都会に出る必要がありますが、
そうなると、さらに孤立が進んで危険な状況に
陥るみたいですね。

橘玲の言う、社会資本がなくなって、
人的資本でなんとか生活しないといけないけど、
人的資本ではあまり稼げずに、頼れる社会資本も
ないので困窮してしまう、といった感じでしょうか。

3つの資本の内、1つだけに頼っていると
いざという時に困窮してしまう、ということですね。
橘玲の解説をもとに考えると、シンプルで、かつ本質的なので、
理解しやすくなりますね。


・結婚後の移行期について
結婚して2人だけで生活している時と、
子供が生まれた後では、役割の質が違うみたいですね。
子どもが生まれる前と後の間に、移行期というものがあって、
単なる男女のカップルから、お父さんとお母さんに役割が
変化するそうです。

この移行期で上手く役割変換が出来ないと
関係が悪化するそうです。
1歳危機という子どもが生まれて1歳になるぐらいが
一番夫婦仲が悪くなりやすいというのがありますが、
それはこれと同じことを言っている気がしましたね。

自分の以前の中国語の先生も、嫁いだ後に、
子どもが出来てから、旦那さんやその家族との
関係が悪化して、離婚しましたからね。
結婚式や結婚後は、すごい幸せだと言っていたの
にも関わらず。
移行期の壁を乗り越えられなかったということ
でしょうかね。


・上昇婚と同類婚について
上昇婚は、より条件の良い人と結婚することによって
自分が生まれ変わるという意味があるみたいですね。
それに対して、同類婚は、自分と同じような興味や
話題を持つ人と結婚する、ということですかね。


・シェアハウスについて
家族を作る代わりに、シェアハウスで気の合う仲間と
一緒に生活をするというのも、なかなか困難が
伴うみたいですね。
頑張ろうとすると、それは、結婚して家族を作るのと
同じぐらいの努力が必要で、それなら、法律的にも
いろいろとメリットがある結婚の方が良いという
話にも繋がるみたいですね。


・初婚は失敗して当たり前
初婚は失敗して当たり前なので、人生において何回か
結婚をするというのが、当然の時代が既に来ているの
かもしれませんね。
まぁ、そちらの方が現実的な気もしますね。
一発勝負は、やはり、なかなか難しいと思います。


・家族について
家族というのは、時代と共に変遷してきたみたいですね。
なので、昭和時代の家族の在り方と、今の家族の在り方は
すでにだいぶ異なってきているのかもしれませんね。
女性漫画家で少なくとも2人が、確か、事実婚ですしね。
毎日かあさんの人と、さるころさんですね。


・子育てについて

とある男性は、子どもが3人いて、妻から厳しくされても
子育てで、子どもと接するのが楽しくてしょうがない
そうです。
子どもから親として必要とされるという点が
楽しさに関係しているみたいですね。