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京都女子大学附属小学校

2011年 5月28日 京都女子大学附属小学校で6年生「国語」の授業を見学させていただきました。

あれが小学生の国語の授業でしょうか。私が高校で受けていた授業と同じものでした。
何が同じかと言うと、先生の指示がなくても、自分で自分流のノートを作っていたところが同様でした。

小学校の国語のノートといえば、先生の板書をそのまま写すものかと思っていました。私の時はそうでしたし、息子の小学校時代を考えてもそうだったと思います。でも、京都女子大学附属小学校の6年生の国語ノートは一つとして同じものはありません。一人一人が、ノートの上に心を広げるのです。文章を読み取り、考えを深めるのです。思索するのです。筆者の訴えたいことを探り、自分の意見をまとめることで、自分の魂を磨いていくのです。


小学校の国語であそこまで思索できるものでしょうか。


授業は、姿勢を正して「お願いします」から始まりました。私以外にも見学者がお二人いらっしゃったのですが、後ろを向いて私たちにも「お願いします。」とご挨拶をしてくれました。それから、芥川龍之介の「蜘蛛の糸」の一部を暗唱して聞かせてくれました。これは、今、全学年が取り組んでいる暗唱の課題だそうで、遠くの教室から低学年の可愛い声が聞こえてきていました。



そういえば、けいkids+教室生で京都女子大学附属小学校に在籍しているお母さまに、体育館の壇上で話すときに、先生方はマイクを使用されるけれど、生徒は毎日の国語の音読や暗唱でしっかり発音する練習ができているからか、マイクがなくても体育館の後ろにまで声が届くのですよ。」とお聞きしたことがあります。



教材は茂木 健一郎さんの「感情」 光村図書出版でした。
先生は、6年生の国語の専科の 砂崎 美由紀教諭です。

まず黒板に今日の目標を書いた後、クラス全体で一文リレー読み。そのあと、マッピング。

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これがマッピングです。

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1人1人違います。

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中心に何を置くかが、もう分析です。

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砂崎 美由紀教諭です。「マッピングしながら自分の意見も書き入れましょう。」と、声掛けがありました。


そのあとに、砂崎先生がある生徒のマッピングを板書しました。

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これに対して、みんなの意見を聞いていきました。賛成意見、反対意見、付けたし等を書き足していきます。級友の「気づき」や「意見」に対する賞賛も出ました。生徒はこの板書を書き写すことを強制されません。書き写すことも大切ですが、意見を交換することのほうに重点が置かれているようでした。校長先生の吉永幸司先生は、「国語は声を出すことと書くこと」と仰っていましたが、その意味が分かりました。自分の感情を人に伝えることが「国語」でした。

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こんな風になりました。

板書は、クラスみんなの共同作業でした。個人作業のマッピングが共同作業になっていったのです。
ある生徒のマッピングを基調にしながら、自分の考えと相対化して、共同思考性を高めて、マッピングを完成させるのです。非常によく考えられた授業でした。今日、見学させていただいた授業は、学習に入ってから3時間目の学習だそうです。1時間目の学習は、全体をつかみ、2時間目は各段落をまとめ、そして、この3時間目の学習がマッピングだそうです。


そして、最後に「学習の感想」を書いて授業は終了しました。砂崎先生が生徒のノートを集めました。砂崎先生は子どもたちの思考をたどるそうです。そして、アドバイスを書き入れて、より高い思考を促すそうです。最後の最後まで、きっちりした学習指導でした。砂崎先生は妥協しません。



あっと言う間でした。私も生徒のひとりになって、夢中になっていました。体が熱くなりました。
これが、京女さんの国語なのですね。見事と言うしかないです。
楽しい授業とは、笑い声が出るような授業を指すだけではないように思いました。笑い声はありませんでしたが、私語もありませんでした。子どもたちは考えることに夢中なのです。思考が深まっていくから静かなのです。考える喜びや自分を磨く喜びがある授業こそが、楽しい授業なのかもしれません。



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学級文庫も充実していました。

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図書室も本好きの生徒でいっぱいでした。

京都女子大学附属小学校のホームページはこちらです。


吉永幸司校長先生は、ブログを書いていらっしゃいます。
是非、ご覧ください。
絆ー365

 

子どもの笑顔を守りたい。幼児教室けいkids+の心です。

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