2012年 2月1日

大阪府大東市にある「四條畷学園小学校」の英語授業見学レポートです。

四條畷学園小学校学校説明会で英語授業の概要をお聞きすると、いつも「意図的不完全英語教育」という言葉が出てきます。「意図的不完全」って、どういう意味なのでしょう。「意図的に不完全な英語教育」だとすれば、一体どういう授業になるのか知りたくて授業を見学させていただきました。

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5年生の授業 ウッデイ先生です。

発音の練習です。これは良いですね。楽しそうでした。
発音に自信がない時も、先生にこっそり言うのなら、恥ずかしくありません。先生は私自身の発音を大切に受け止めてくれるのです。他の生徒との比較ではなく、私個人の伸びを認めてくれているのです。
四條畷学園小学校さんの「個性を生かし、みのがしのないない教育」理念が現れている場面だと思いました。


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前に出て、先生の発音するカードを一人ずつ、取っていきます。
席についている生徒は、プリントをしていました。

そのプリントは、以下のようでした。
【練習】次の文を英語の文になおしましょう。
1、わたしに(me)チョコレートを(☆chocolate)ください。(give)
2、わたしに(me)サッカーボールを(☆soccer ball)ください。(give)
3、わたしに(me)赤いさかなを(☆red fish)ください。(give)
4、わたしに(me)大きなホットドックを(☆big hotdog)ください。(give)

「Give me  ☆chocolate , please.」
☆の部分は今は考えないでおきましょうという意味です。

私なら、☆は「a」なのか「an」なのか「the」なのか考えこんで、立ち止まってしまうところですが、四條畷学園さんの児童たちは不完全で良いことを知っていますから、果敢にチャレンジしていきます。
英語は生きている言葉です。生きている不完全な人間が使う言葉です。正確な英語を話すことが英語教育の目的ではなく、相手の心を理解するための言語教育です。「a」なのか「the」なのかを逡巡して、コミュニケーションできないなんてつまらないです。大切なのは、相手の心を理解しようとする姿勢、自分の心を相手に伝えようと懸命になることなのだと思います。

四條畷学園小学校さんの学校パンフレットの中に、「小学校の学びが、子どもたちの将来の夢を支える」という言葉があります。胸がいっぱいになる言葉です。この「意図的不完全英語教育」にも、子どもたちの将来の夢を支えようとする四條畷学園さんの熱い心が込められていました。


四條畷学園小学校の学校パンフレットにある「英語教育」についての解説をご紹介します。
英語学習というものの根っこになる考えを、子どもたちのからだと心に、自然にしみこませていく。
「先生、英語がうまくなるって、すきまがつまっていくことなんだね!」
これまで私たちは、「簡単な文、短い文をコツコツ身につけていけば、やがて長い文を理解できるくらい英語は上達する。」と教えられ、信じてきました。でも、この考えでは、いつまだたっても英語が使えるようにはなりません。「英語が上達する」というのは、「読んだり聞いたり、書いたりする英文の、わからない部分や不正確な部分が、次第に少なくなっていくこと」です。四條畷学園小学校の子どもたちは、不完全ですき間だらけの英文を、まず学習します。「今急いで覚える必要のない、後回しでいいことがら」を抜き取った英文です。そして、学習が進むにしたがい、すき間の部分を少しずつ身につけていきます。この学習を繰り返すうち、「英語はどうすれば身につくか」ということが、子どもたちのからだと心に、知らず知らずのうちにしみこんでいきます。」



四條畷学園小学校に伺った1月26日は「美術展」が開かれていましたので、「美術展」も見せていただきました。

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「意図的不完全英語教育」もユニークなものでしたが、四條畷学園小学校は美術教育も非常にユニークです。一斉授業ではなく、自分でやりたいこと(主題)を決め、自分で表現方法(絵画、工作、彫塑、デザイン等)を決めるのです。1教室で、絵を描いている生徒もいれば、版画をしてる生徒もいるのです。

「やりたいと思う時には、自分の心を動かす何かがあります。心を動かす何かは、何かしらの感動です。」 美術科の教諭の言葉です。


5年生の科学の授業も見学させて頂きました。

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担当は、高橋 豊 副校長先生です。

四條畷学園小学校の「科学」は習って覚えるだけの授業ではなく、実験を通して分析し、整理し、推理する授業なので、自分の考えと実験結果が異なっていても、何故異なっていたかが理解できますし、実験結果が自分の推理したものと合致した時には、とても嬉しくて、自分を誉めてあげたい気分になります。

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電流の実験でした。

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「さぁ、どうなるでしょうか。」クラスで実験結果を推理します。
話し合いの場を持つのです。他の人の意見を聞いて、推理を変更しても構いません。

学校パンフレットにある理科担当の高橋 豊教諭の言葉をご紹介します。
「四條畷学園小学校を巣立っていく子どもたちは、やがて何事においても「どうなるか、予想しよう。自由に意見を戦わせ、友達の意見に耳を傾けよう。事実によって、決着をつけよう。」とする3つの姿勢を身につけます。この姿勢こそが「ものごとを科学的に考える」ということ、そのものなのです。われわれは、授業を通して、理科的な知識を子どもに植え付けるだけでなく、科学的に物事を考える子どもになってほしい、と願っています。この授業を「理科」ではなく、「科学」とよんでいるのは、こういう理由によります。」


子どもの笑顔を守りたい。幼児教室けいkids+の心です。


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