2017年 3月19日
けいkids+教育講演会「グローバリゼーションと英語教育」レポートの続きです。
前回に続き、講演会に参加なさったお母様方から頂戴いたしました感想を紹介いたします。
幼稚園年少女児さんのお母様から
「英語はツールという言葉はわたし達夫婦が常日頃話している内容で、深く頷きながら拝聴させていただきました。海外に住んでいた時は、日本人としてどのように考えているかということを問われる機会が多く、語学力以前のことであると思いました。つい、ちゃんとしたことを言おうとか、間違ったら恥ずかしいという思いが強く、なかなか発言できないというのはよく聞く話ですが、発言に対する心理的ハードルの高低だけでなく、発言する内容に対してどれだけ考えてこれたか、その根拠となる知識の多寡にも左右されるというお話に納得しました。日常生活では質問に対するYES/NOだけで完結するクローズドなコミュニケーションに終始することなどなく、たとえ雑談であっても自分の考えや意思を述べることでお互いを理解し合うことができるので、これからはもっと子どもに対して「あなたはどう思うの?」と聞いて掘り下げてみたいと思いました。常々、こういう知識の基礎は母国語にあると思っていて、今はまずは知識の土台である日本語をしっかりとインプットしていこうと思っているところですが、時々幼稚園で覚えた英語の歌を口ずさんだりしているので、一緒に歌うのも楽しいかもしれませんね。また、知識でなく人間としての年輪で子どもと接するという言葉の深さと温かさに不覚にも涙しそうになりました。母親としての年齢は子どもの年齢と同じでも、今までの経験が年輪となっており、そこで得たものや失ったもの、喜びも悲しみも幸せも後悔もいろいろと伝えていこうと思います。とてもよい機会をありがとうございます。
小学4年生女児さんのお母様から
「今日はありがとうございました。平井先生のお話の中で、英語学習や入試等の内容や方法が、今後大きく変わっていくということをお聴きし、子ども、指導者、保護者のそれぞれの立場で、システムに振り回されることなく、新しい学び方に適応していけたら良いな、と思いました。また、外国語運用能力の向上、プログラミング学習、アクティブラーニング(深い学び)、論理的思考など、子どもと共に、親も意識的に学びに関わっていかなくてはいけないなと思いました。あらゆる事が、機械によってできてしまう時代もすぐそこまで来ているようですね。人間らしさ、人間にしかできないことを大切にしながら、専門性を持って社会貢献していくこと。これは、難しい課題かもしれませんが、これからの時代を生きていくには、大事なのですね。今日の講演会では、子どもの教育に関して、ヒントをいただけたのはもちろん、親である私自身も平井先生からパワーをいただけたように思います。」
以上です。次回は、レポートのまとめを書きます。
子どもの笑顔を守りたい。幼児教室けいkids+の心です。