京都教育大学附属小中学校(公称) 初等部 平成23年度入学希望者対象の学校説明会のご報告です。受験をお考えの方の参考になれば、幸いです。


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[ 日時 ] 午前の部  午前10時~11時30分  午後の部  午後1時~2時30分

[ 場所 ] 京都教育大学附属小中学校 初等部 ランチルーム

[ 配布物 ] 2011 学校案内パンフレット

募集要項は、[特別支援学級] 10月14日(木)から、

[通常学級]    10月25日(月)から配布

10:00~ 谷口校長先生挨拶

10:05~ 育友会会長挨拶

■入学後の育友会と学校のあり方

■進学について

10:10~ 学校紹介 初等部副校長 戸田先生

■本校の特色

1、京都教育大学の附属校

附属京都小中学校 9年間の一貫教育(1年生生徒募集、7年生生徒募集)

約60%が附属高等学校に進学

9年間をこのカリキュラムで学びたいと望む方に入学していただきたい。小中の施設を一体化し、小中9年間を通して、生徒一人一人のキャリア発達能力 に焦点を当てた教科授業をはじめ、様々な教育活動を展開しています。小中教員が子どもの育ちを9年間で見つめるなかで、現代社会に生きる力を育成していま す。


2、小中一貫のキャリア教育

「夢や希望を持ち、生涯にわたって自らの進路を主体的に切り開いていく力」を身につけることを大切に考え、この力を育むために、学校教育全般を通じて、子どもたちのキャリア発達を支援し、小中一貫教育の中でキャリア教育に取り組んでいます。

望ましい職業観を育み、日常生活上の役割や社会における役割を把握・認識する力や、学業と進路を密接に関連づける力、人間関係を」気付いていく力を総合的に育て、「生きる力」を育むことを「キャリア教育」の目的としています。


3、自発性・自主性を柱とした特別活動

初等部(1~4年)では、縦割り活動や学校行事などに子どもたちが主体的に企画 ・運営していくことができる組織をつくり、自主的・実践的態度を育 てる活動をし進めています。4年生からはじまるクラブ活動などにも子どもたちの希望を可限り実現できるシステムを採用して、積極的に活動しやすい環境づく りを行っています。

中・高等部(5~9年)では、5つの学年がともに「学友会」と呼ぶ生徒会を組織して、各委員会活動、学校行事、全校集会などを生徒自らが運営するシ ステムを採用しています。5つの学年が一体化して生徒活動を行えるのも、本校が小中一貫教育学校だからこそ実現できるシステムです。


4、特別支援学級と通常学級との交流教育

学校生活場面で日常的に交流することから、お互いに理解を深め、仲間意識を持って個性を認め合い、協力しある活動を進めています。1~6年では西エ リアの通常学級と同じ校舎内に特別支援学級を配置、7~9年では東エリアの各学年通常学級教室を同じならびに特別支援学級を配置し、より日常の交流が密と なるようにしています。また、この日常の交流を基盤として、学校行事などでもより豊かな交流教育を推進しています。


5、国際理解教育

1995年にタイ国の王立アユタヤ大学付属中高等学校と姉妹校協定を結び、以来、毎年代表生徒20名を相互に相手校に1週間派遣して、生徒交流をす すめています。本校では、5~9年生がこの交流活動の主体となり、タイ国生徒を1週間本校に迎え、ともに過ごす中で、他にかえがたき貴重な体験をしていま す。本校から相手校に派遣する代表生徒は、毎年8年生20名です。




■本校の使命

自らの将来展望を切り開いていく能力を身につけ、21世紀をリードする生徒の育成を目指します。

子どもたちは、幼少よりたくさんの"夢"をもちます。そこで、私たちは、「現代社会に積極的に生きるための学校教育を再構築すること」を念頭にお き、小中一貫教育という、従来よりも長期的な積み上げの中で子どもたちの夢を実現していくことにしました。そのために大きな柱となるのは、子どもたちの" キャリア形成"と支援する学校づくりです。それは、子どもたちが"夢をもって自分の将来や社会について考えることの出来る学校づくり"を目指しています。

■本校の教育課程

キャリア教育を中核に現代社会に生きる力を育成します。

必修教科

新教科(5~9年)  ○ランゲージ  ○サイエンス   ○アントレプレナー

選択教科(高等部)

道徳・特別活動

総合学習(3~9年)

キャリア発達の6つの領域

*人間関係形成能力

*情報活用能力

*将来設計能力

*意志決定能力

*社会参画能力

*自己分析能力



■本校の教育目標

自らの将来展望を切り開いていく能力を身につけ、21世紀をリードする生徒を育成する。

1、国際化、情報化、科学技術の進歩に対応していける生徒の育成

2、主体的に社会と関わり、豊かな感性、豊かな人間性を持つ生徒に育成

3、発展的な学習に取り組み、高い知性と実践力を培う生徒の育成

4、自己の個性を理解し、主体的に進路を選択できる生徒の育成


■本校の教育方針

初等部(1~4年)

①課題に対して自分なりの方法で継続的に活動出来る生徒の育成
②自分の感じ方・考え方を育み、豊かに表現しようとする生徒の育成

1年生からのキャリア教育、基礎・基本を大切に(継続的に、しかも丁寧に)、素直な感性と豊かな表現力、担任と副担任、4年生がリーダー、週1回TTシステムによる英語教育、に組との交流、手作り給食。

初等部の行事・・・縦割り活動、山の家活動、1・2年そり教育、3年生海洋センター活動(予定)、4年生学習旅行(予定)

中等部(5~7年)

①自分で課題を見つけ、主体的に判断しながら活動できる生徒の育成
②それぞれの思いや考えを伝え合い、協力して目標達成できる生徒の育成

制服の導入、縦割りグループのリーダー、5~7年生合同での総合学習、学友会への参加。

中等部の行事・・・水泳大会、マラソン大会、合唱コンクール、球技大会、5年生小豆島宿泊海浜学習(3泊4日)、6年生宿泊スキー(3泊4日、計画中)、7年生丹後浜遠泳(3泊4日)

高等部(8・9年)

①広い視野のもとに自己を理解し、高い知性と実践力をもつ生徒の育成
②社会貢献意識や国際感覚のもと、自己実現を図る生徒の育成


9年生全員に高等学校への受験資格があります。しかし、付属高等学校は1校しかなく、京都校と桃山校の2校全員は受け入れることが出来ません。現 在、両校9年生の約60%の定員枠しかありません。高等学校入試は報告書と5教科のテストを総合的に判断しています。この高等学校入試は高校入試のもっと も早い日程で実施されるので、残念なことに不合格になっても、他の学校に受験できるようになっています。でも、9年後には、この制度は改革されているかも 知れません。

 

11:15~質疑応答

①在学中に海外(国内でも)転勤になった場合は?

3年間は席を残すことを認めています。

②その3年間はどの学年でもかまわないのですか?

8年生の最後までの中での3年間に限定しています。

③下校後の預かり制度はないのですか?

校内には、ございません。学童に行っているお子さんがあります。学校の近くや、保護者のお勤め先の近くの学童に入れていらっしゃる方もあります。

④9年間の義務教育を4・3・2に分けた根拠は?

子どもたちの精神的な発達を重視した結果です。

⑤アレルギーがあるのですが、給食は配慮していただけますか?

給食から完全に排除することは不可能です。アレルゲンを明記した献立表を配布しますので、駄目なときは、給食に順じた保護食を持たせてください。

⑥キャリア教育はわかりますが、到達度をどう測るのですか?

達成度を計ることは、確かに難しいと思いますが、今までの「通知表」に加えて、今年度からは「習得」、「活用」の2つの見方で採点する予定です。前期・後期の2学期制で評価します。



私は、午前の部に参加しました。参加者は約250名。午後からも学校説明会がありましたので、参加者合計はもう少し増えると思います。お父様の参加 が目立ちました。上靴が必要でした。「お子達を連れての参加はご遠慮下さい。」と案内されていたからか、お子さんはいらっしゃいませんでした。お母様方の 服装は自由で、特別な傾向はありませんでした。


以上です。




子どもの笑顔を守りたい。幼児教室けいkids+の心です。

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