受験期に起こりやすい症状の一つに「反復性耳下腺炎」があります。
「唾液管末端拡張症」とも言うらしいです。
これは、ほっぺが腫れて押すと痛みがあり、熱が出て口の中に開いている開口部から膿が出ること
がある病気です。でも、伝染することはないので元気であれば登校・登園出来ます。
「耳下」とあるので、耳に関係がある病気に思うのですが、耳とは関係がなく、唾液腺の末端が拡張
して唾液の排泄(分泌)障害がおこり、そこに細菌感染が起こることによって反復腫脹するのだそうで
す。10歳以下に多い症状だそうです。
受験の時や行事の前に繰り返し起こす所をみると、疲れが原因の一つかもしれませんね。
予防の方法がないので困りますが、抗生剤が有効なので、長期に渡ってぽっぺが腫れるということ
はないようです。
以前いた教室に、模試の前になると、この「反復性耳下腺炎」になるお子さんがいました。
そのお子さんは発熱はしないタイプらしく、少し頬が腫れているだけでしたが、食事が取りにくいと言
っていました。
小さい体で、頑張っているのです。いろんな事が起こっても不思議ではありませんね。
これからが、受験勉強のヤマ場です。今年は猛暑です。体調を崩すお子さんもいるでしょう。
でも、保護者の方がしっかり考えてあげて、少しでも、負担の少ない受験期を過ごして欲しいと思い
ます。
ランキングに参加しています。応援お願いします。


