2019年 7月2日
2019年5月21日(火)に京都市左京区にあります「京都文教短期大学付属小学校」で「塾対象学校説明会」がありましたので、参加いたしました。昨年実施された入学試験問題についての解説がありましたので、紹介いたします。今年度の入学をお考えの方は参考になさってください。
まず初めに、当日配布の資料から、藤本哲也校長先生のメッセージと教育実践の特色をご紹介します。
藤本哲也 校長先生
藤本哲也校長先生インタビューはこちらをご覧ください。
「藤本哲也学校長のメッセージ ~いつも「名前」の呼ばれる学校~」
「名前を呼ばれる」ことにより、「自分が、他と比べることのできない、かけがえのない私である」ことを知ります。「名を呼ばれる」ことにより、「自分が、今、進むべき道に気づき、可能性へ導かれる私」となります。「名を呼ばれる」ことにより、「自分の成熟(成長)への道で出遇う困難が未来への希望へと変わります。」「名を呼ぶことは満徳に通じる」との意味が仏教聖典に示されています。親と子は、生まれたばかりの我が子から、人生の終わりに至るまで、常に名前を呼んで育てて、お互いの関りを深めてきました。そのことが「教育の原点」です。どの先生も、異学年の子ども同士でも、一人一人の尊厳をたたえ合い、お互いに「名前」を呼び合う家庭的な学校生活を過ごしています。」
~文教小学校教育実践の特色~
1.小規模教育
1学年1クラス定員30名の全6クラス。全校児童183名の小規模校です。全校職員が全校児童を把握し、全教職員で子ども達一人一人の育ちを見守り、サポートします。また、全校児童も全教職員を知り、子どもの認識に収まる学校規模です。
2.確かな人間教育
基礎基本の完全習得を目指した授業。年間の授業時数は公立校の1割増。理科・図工科・音楽家・英語科は、全学年で教科担任制。算数科は全学年で1クラスを2グループに分け、少人数授業を実施。高学年は習熟度別のクラス編成で、それぞれに受験学習に向かえる学力の基礎力を培います。
3.豊かな人間教育
宗教情操教育で、感謝の心、謙虚な心、思いやりの心、高い人権意識を育みます。「人としての基礎基本」を身につけます。・・・挨拶・返事・整理整頓・掃除etc 縦割り班を編成し、その活動の充実を図っています。規律を学び、協調性・責任感を培います。
昨年度の入学試験解説
ペーパーテスト分野
①位置の記憶
②積み木の数
③同じ音で始まるものに〇
④点つなぎ
⑤仲間はずれ
⑥系列
⑦図形の合成
⑧お話の記憶(約2分30秒のお話)
製作分野
昨年の「製作」では、色紙数種、クレヨン、ハサミ、壺のり、小さな消しゴムと箸が用意され、画用紙の中央にある魚を完成させ、その周りに海の中の様子を書き加えるというものでした。
更に、写真の左はしにあります20個の小さな消しゴムを使って「箸使い」の試験もありました。30秒で何個移動できましたかというものです。私も箸で挟んでみましたが、ゴムなので滑りませんし、動物の可愛い消しゴムでしたので、子ども達はきっと楽しんで挑戦できたと思います。
学校からのメッセージ
「今年度のペーパーテストは昨年度のものと大きな変化は考えていません。例年通りの難易度のものを考えています。適性テストも、例年通りですから、対策は打ちやすいのでないかと思います。制作分野に関しては、まだまだ幼い子どもたちにとっては難しいものもあるのかなぁと思いました。難易度的には同様であると考えられるものでも、題材が少し変わっただけで、子ども達にとっては難易度が上がるようです。何事も、幼稚園活動の範囲で体験していただいていればそれで良いですよ。何か特別のものを求めているわけではありません。早生まれのお子さんに対しては考慮いたします。」
テスト解説は以上です。
京都文教短期大学付属小学校
京都文教短期大学付属小学校のHPはこちらです。
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