けいkids+まり先生のブログ

まり先生が京都で教えるけいkids+幼児教室 小学校受験もおまかせ!

私立幼稚園 園長先生インタビューシリーズ

京都聖母学院幼稚園 江島幸子園長先生インタビューレポート


 2017年 11月1日

京都市伏見区にあります「京都聖母学院幼稚園」の江島幸子園長先生にお話を伺って参りましたので、ご紹介します。

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                            江島幸子園長先生

「ここ京都聖母学院幼稚園には、カトリック教育を通して幼児期のこころを育んでいます。命の大切さ、他者を慈しむこころ、神様に守られている事への感謝など祈りや聖歌を通して自然にこどもたちの心の中に育っているように思います。子どもたちは、登園するとマリアさまにごあいさついたします。小さな手を合わせお祈りをする経験を通して愛されている気持ちが芽生え、思いやりの心と自己肯定感が生まれます。他者を慈しむこころ、また困っているお友達にかける言葉にも優しさがにじみ出ているように思います。
保護者のみなさまも本園がモットーにしている「かぞくになろうよ」の言葉にも賛同して頂いていることに感謝しています。他の子どもたちや私たちにも優しいお言葉をたくさんかけて頂いています。
ひとり一人の「個」を大切に。また、子どもたちの心が、ひかり輝くような体験を通して、知りたいという気持ち(感じるこころ)を大切に「知・徳・体」のバランスのとれた保育をしてまいりたいと思います。」


以上です。江島幸子園長先生、ありがとうございました。



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                         可愛いお部屋
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                                                          エッセイズの教具


2018年度 未就園児保育募集     詳細はこちらをご覧ください。
地域子育て支援の一環として、幼稚園入園前のお子さまを対象に、お子さまのみが参加する「アンファンクラス」と、親子で一緒に参加していただく「ファミーユクラス」をそれぞれ開催いたします。未就園児のお子さまの伸びやかな成長と発達を支援する保育を行い、保護者のみなさまの子育てをともに支援してまいります。
アンファンクラス・・お子さまのみが参加するクラス(2~3歳児)
・週5日クラス、週2日(月・木)クラス、週2日(火・金)クラス
・保育時間は午前9時~午前11時(6月からご希望に応じて午後12時30分まで保育いたします。)
・おむつが取れていないお子さまも参加可能です。
ファミーユクラス・・親子で一緒に参加していただくクラス(満2~3歳児)
・週1回(水曜日)クラス
・保育時間は午前9時~午前11時
・おむつが取れていないお子さまも参加可能です。
※登録受付開始は、12月1日(金)午前10時より先着順本園受付


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                            園庭                                                                                                            

              
 聖母学院幼稚園で頂戴したリーフレット「カトリック園にようこそ!」から一部を紹介します。
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「カトリック園へようこそ!」 
幼児期は、一生涯を支える力を育むときです。子どもたちの心は、祈り、好奇心、希望、愛情にあふれた宝石箱ですが、同時に傷つきやすく、時に自己中心に傾きやすいことも事実です。キリスト教に根ざしたカトリック園では、子どもたち一人ひとりを大切にし、そのいのちと心の輝きが育つ環境を整えることに努めます。神さまとの、自然との、そして多くの友達や先生との出会いをとおして、子どもたちが自信と、共に生きる喜びを見いだすことができればと願っています。
カトリック園が大切にしていること
1、一人ひとりを大切にしていること
子どもは、神様からそれぞれの家庭に託された宝ものです。子ども一人ひとりのいのちとありのままの個性を私たちもしっかり受けとめ、ご家族の皆さんといっしょに大切に育んでいきます。
2、思いやりの心を育てる
園の集団生活では、自分のことだけでなく、友達を思いやり、助け合うことを学びます。けんかもするけれど仲直りをして、いっしょに喜んだり、泣いている友達に寄り添ったり。つながりの中で生きる力が養われます。
3、祈る心
大自然を養い、私たちを守ってくださる神さまのことを、子どもは身近に感じています。日々の“あたりまえ”のすばらしさに気づき、支えてくださる人たちや神さまに感謝する心を、日々の祈りをとおして育みます。



「木のおもちゃで遊ぼう! 木育キャラバン」 協力:東京おもちゃ美術館のご紹介
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2017年12月20日(水)時間9:30~16:00
入場無料 事前申込不要
木育・・・子どもから大人まで、木とふれあい、木を使うことで、木や森、自然に親しみ、環境に関する理解を育む活動です。木のおもちゃに触れることは、五感を刺激し、感性豊かな心の発達を促します。
※参加者多数の場合には、入場制限をさせていただく場合があります。
同日開催 モンテッソーリ教育をもとにした本園独自の「エッセイズ」体験コーナー&園庭開放&京こま匠「雀休」(有料)





                       これまでのレポートはこちらをご覧ください。



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聖母インターナショナルプリスクール 行田隆一園長先生インタビュー


 2017年 9月14日


前回は、来春4月「聖母女学院」に開園予定の「聖母学院インターナショナルプリスクール」の概要をお知らせいたしました。今回は、初代園長に就任予定の行田隆一先生に伺ったお話をご報告します。


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                                                               行田 隆一先生

「祈りという活動を通して育った子どもたちは、逆境に強いと思います。そして、祈ることで、畏怖・畏敬の念を覚えます。この畏怖・畏敬の念があれば人間は謙虚になります。          
     
本学院は、逆境の時でも自分の中に強さを見出すことができる人を育てるところだと思っています。弱った時に強さを見出すという事は、自分を大切にすることにつながり、自己肯定感(充実感・達成感)を持つことになります。そして、自分も大切、だから人も大切という思いにたどり着くのです。

本園は「インターナショナルプリスクール」ではありますが、保育時間の全てが英語というわけではありません。英語に特化している保育であると表現した方が良いかとも思います。しかし、本園は①長時間保育であること、②カトリックの精神性を保育の基にしていること、③英語と日本語の両面を育てること、④運動遊びや体験活動に重点をおいていること、⑤ご家庭との緊密な連携をはかることを大切にしているスクールです。特に、④の運動遊びや多くの体験活動によって、自己肯定感(充実感・達成感)を育て、同時に目に見えない力(非認知能力)を高めます。そして、私は、このプリスクールで「我慢」という事も学んでほしいと考えています。我慢とはいえ、カトリックはとにかく温かいところなんです。このスクールもあったかーいところにしますよ。」


以上です。行田隆一先生、ありがとうございました。


                   プリ保育室
                 お教室は、来年1月末に完成予定だそうです。
                    今日は、予想図を見ていただきます。
                   英語レッスン室前  


創立者 メール・マリー・クロチルドのことば
          「聖母の子ども一人一人が家族のため 友のため また社会において 
                   真理の中に人々の心を結ぶ 平和の天使でありますように」


京都聖母学院の万全のセキュリテイで守られた充実した保育環境で お子様をお預かりいたします。コミュニケーションツールとしての英語を学び、日本人としてのアイデンティティの土台をつくります。カトリックの教えに基づく「世界に羽ばたく平和の天使」 これが、聖母インターナショナルプリスクールに学ぶ子ども達の目指すゴールです。」(プリスクール案内から)



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                     無料体験入園のご案内
無料体験入園案内

 開催日
第1回:9月16日(土) 9:30~11:30  第2回:9月16日(土) 13:30~15:00
第3回:9月17日(日) 9:30~11:30  
    場所:本学院短期大学マザーホール(HPから場所をお確かめください)
 体験入園次第
1、園の概要と特長(園長)  30分
2、通常保育体験        40分
3、英語保育体験        40分
*終了後、個別相談をおこないます。
 参加者募集
人数:各回約10名様(先着順)
申込方法:本園HPからお申込みください。


                  これまでのレポートは、こちらをご覧ください。


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京都聖母学院幼稚園 寺井朝子新園長先生インタビューレポート

2014年 5月23日


この4月から京都市伏見区にあります「京都聖母学院幼稚園」の園長先生に着任された寺井朝子先生にお話を伺って参りましたので、ご紹介します。


京都聖母学院幼稚園のホームページはこちらです。


2013年度から併設小学校への内部特別優遇制度を設けました。
この制度により、京都聖母学院小学校または大阪聖母学院小学校に内部進学ができます。



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寺井朝子 新園長先生です。


「一昨年までクラス担任をしており、園児との関わりが日々の中心でした。毎日、子どもたちが笑顔で園生活を送ってくれることが何よりの喜びでした。ですが今、園長になり、保護者の方々のお話を伺う機会が増えまして、担任の頃以上に新たな気づきがあります。それは保護者の方々のご苦労です。


時代とともに生活スタイルが複雑化し、それに伴って子育ても多様化しています。幼稚園でお子様をお預かりしているのはごく限られた時間ですが、保護者の方は、その何倍もの時間を一緒に過ごしておられます。もちろん登園に至るまでには、着替えや食事など、様々な準備が必要であり、お子さまが毎日機嫌よくそれらをこなしてくれるわけではありません。また、降園後も、お子さまの思いを受けとめ、食事やお風呂、就寝に至るまで見守らなくてはなりません。幼稚園までお連れいただくことのご苦労を思うと、本当に頭が下がります。目に見えることだけではなく、その背景にあるものを見ることは、とても難しいですが、大切なことですね、


私たち保育者は、子どもたちにとって一番よい援助や配慮の方法を考えながら保育に臨みます。それと同時に、子育てに奮闘しておられる保護者の皆様に寄り添いながら、ともに歩んでいくことを大切に、これからも努めてまいります。


本園では『エッセイズ(Essais)』という活動をしております。『エッセイズ』とは、『子どもたちの試み・試行錯誤』を意味します。五感のうちの、見る、聞く、触るに重点を置き、教材教具を揃えております。折る、切る、貼る、縫う、書く、塗る、などです。その中から好きな作業を選んで遊んでいます。これらの基本的な動作を基礎から身につけ、知的刺激を受けることにより知能を高め、物事を最後まで丁寧にやり遂げる力をつけていきます。この活動を通して、自分で選択する自由意思、作業に打ち込む集中力を培い、完成する喜びを味わいます。そして、自信につなげていくのです。


子どもたちの心に自己肯定感を育みたいですね。自分を大好きになってもらいたいのです。「あなたは、あなただからいいのよ。」と認められることは、大きな安心と自信につながります。たくさんの愛される経験をとおして、神さまが好き、友達が好き、幼稚園が好き、そうやって好きなものをどんどん増やしていける幼稚園であり続けたいと思います。それが、保護者の方にも安心していただける幼稚園でもあると考えています。」


寺井朝子園長先生、ありがとうございました。


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楽しそうな園庭
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園舎


京都聖母学院幼稚園では、地域子育て支援の一環として、幼稚園入園前のお子さまを対象に、お子さまのみが参加する「アンファンクラス」と、親子で一緒に参加していただく「ファミーユクラス」をそれぞれ開催いたいます。ご興味の方はこちらをどうぞ。




 

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聖母被昇天学院幼稚園 西尾千鶴代園長先生インタビューレポート

2013年 5月11日

大阪府箕面市にあります「聖母被昇天学院幼稚園」を訪ねて、西尾千鶴代園長先生にお会いして参りました。


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西尾千鶴代 園長先生です。

西尾千鶴代園長先生は、「聖母被昇天学院小学校」のクラス担任教諭として21年間勤めて来られた後、今年、坂本清美先生に代わって再び校長先生を務めることになった森川マリ子校長先生のもとで、教頭先生として5年間を過ごされました。その後、系列幼稚園である「聖母被昇天学院幼稚園」の園長先生に着任されて、今年で7年目です。園長先生として着任されて、まず驚いたことは「男の子がいる!!」だったそうです。そうかもしれませんね。26年間、女子だけの小学校にいらっしゃったのですから、男の子が教室にいることが新鮮で不思議な感じだったでしょうね。


西尾千鶴代園長先生からお預かりしたメッセージをご紹介いたします。

創立者である 聖マリ・ウージェニーの残された言葉に、
【花が一つ一つ違うように、子ども達も、一人ひとり違った個性を持っています。 与えられた個性を十分に自由に開花させなさい。】という言葉があります。
「世界に一つだけの花」が流行した時、「そうさ 僕らは 世界で一つだけの花 一人一人違う種を持つ その花を咲かせることだけに 一生懸命になればいい」 その歌詞が、創立者の言葉と重なりました、まさしく、「ナンバーワンではなく、オンリーワン」の存在、この考え方が被昇天の根底に流れていると思います。

4月、小学校では、やはり「さくら」ですよね。子ども達が卒園式に歌ってくれた「さよならぼくたちの幼稚園」の中にも、「さよなら ぼくたちのようちえん ぼくたちの遊んだにわ 桜の花びら ふるころは ランドセルの一年生」という歌詞があります。でも、7年前に幼稚園に来た時に、「幼稚園と言ったら『ちゅうりっぷ』なんですよ。」と、幼稚園の先生方から聞きました。「どの花みても きれいだな」という歌詞について作詞した近藤宮子さんという方が「なにごとにも良いところがあるものです。とくに、弱いものには目をくばりたい。」という思いを込めて作られたとか?「みんなの良いところを見つめあおう。」という作者の気持ちを、この「チューリップ」の歌詞の意味を通して知り、また、創立者の言葉に立ち返る大切さを感じたわけです。並んだ赤・白・黄色のチューリップは、歌の歌詞の通り、どの花見ても、きれいです。そのまっすぐな姿は、すくすくのびやかに成長している子どもたちの姿と重なります。花は、自らの美しさを誇ることなく、与えられた場所で、備えられた色・香りで咲きます。そして、花が咲き終わると、恵みを受けて、豊かに実や種を実らせます。
創立者が、子どもたちを「花」と重ね合わせているのは、とても意味深い事だと思います。そして、一人一人に蒔かれた種が、良い環境を与えられ、その時々に必要な援助がなされるのなら、必ず、それぞれの花を咲かせ、やがて実りの時が来るはずです。

子どもたちは、幼稚園で、毎日さまざまなことを経験しながら成長していきます。その一生懸命な姿は、赤、白、黄色と、たとえ色が違っていても、どの子も輝いています。人格形成上最も大切な幼児期に、その子らしい歩みを大切にしたいと思います。幼稚園という、子どもたちにとって、初めての集団生活の場所で、毎日さまざまなことを経験しながら、ゆっくり時間をかけて「ひとりだち」ができ、同年齢や異年齢の仲間との「ふれあい」を通して、優しさや思いやりの心を育てていきたいと考えています。」

                     聖母被昇天学院幼稚園 園長  西尾千鶴代

以上です。


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西尾千鶴代園長先生にお会いして、お話しをさせていただいた中で、
本当に善い仕事をさせていただいているなと、日々感謝しております。これも、「置かれたところで咲けばいい。まじめに一生懸命やれば、いつか通じるよ。」と言った父母の言葉を頼りに生きてきたからだと思います。」という言葉が心に残りました。

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明るい教室です。




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京都府私立幼稚園連盟理事長 藤本明弘園長先生インタビューレポート

2012年 6月13日

今日は、京都嵐山にある「嵯峨幼稚園」の藤本明弘園長先生に、「幼保一元化」の問題について、お話しを伺って参りましたので、ご報告いたします。藤本明弘園長先生は、京都府私立幼稚園連盟理事長も務めていらっしゃいます。



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藤本 明弘 嵯峨幼稚園園長・京都府私立幼稚園連盟理事長


藤本明弘園長先生が、「幼保一元化」について書かれたものをご紹介いたします。

子ども・子育て新システムの課題

(社)京都府私立幼稚園連盟
理事長 藤本 明弘

まさに今、子ども・子育て新システム関連3法案が本通常国会において審議されています。消費増税案や政局との微妙な水面下での駆け引きもあり、行く末は全く不透明ですが、一時たりとも目が離せない状況です。

全日私幼連では4月12日付けで7項目からなる、重要課題を提言(全日私幼連HP参照)していますが、ここから読み取れることがらは、この法案は、 子どもの健全な育ちという視点が全くない上に、我が国の現在までの教育制度の歴史や精神を極めて軽視した、非常に唐突な話に他ならないということです。

例えば総合こども園には株式会社が参入することが可能となります。確かに既に社会福祉の分野には株式会社が参入できますから、今日的な社会情勢の流 れとは言えましょう。しかしこの先には重要な問題が存在します。つまり、満3歳以上の総合こども園は全てが「学校」として認められるようになるのです。 従って、株式会社が設立した総合こども園も、れっきとした学校というお墨付きをもらえることになります。

これは学校制度の誕生以来、永年に渡り我が国の学校教育を支え続けてきた根幹法である「教育基本法」の精神を全く無視した、信じ難い法解釈です。な ぜならば、我が国における教育施策は「教育基本法」を頂点として、その中に「学校教育法」が包括されています。そして、学校は言うまでもなく「学校教育 法」の第一条に規定されています。またその第二条には学校は、国、地方公共団体及び私立学校法第三条 に規定する学校法人のみが、これを設置することができる。と明確に規定されているのです。このことからも明らかなように「教育基本法」→「学校教育法」と いう正しい流れの法解釈では、株式会社が学校を設立することは不可能なのです。

そこで政府案は非常に不自然な形で法的根拠を創り上げています。つまり、教育基本法の第六条に学校教育に関する規定があり、「法律に定める学校は、 公の性質を有するものであって、国、地方公共団体及び法律に定める法人のみが、これを設置することができる。」という条文を利用し、株式会社の総合こども 園も、総合こども園法で定めた「学校」であるから、教育基本法の第六条が適応されるという訳です。

まさしく法の網の目をかいくぐった解釈という表現がぴったりです。いかなる分野でもこのような手口は決して感心したものではありませんが、ましてや、一国の将来を担う子どもたちを育む幼児教育の世界に、こともあろうが政府自身がこのような手法を用いること自体が、幼児教育重視の世界の流れからは、 極めて貧しく、恥じるべき発想と受け取られても仕方ないでしょう。

今私たちが出来ることは、とにかく議論の行く末を注視することにつきますが、だからこそ、様々な問題点を共有し、私たちの思いを一つに束ねていくことと感じます。皆様の更なるご理解・ご協力を何卒よろしくお願いいたします。

                                                   2012年6月1日




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嵯峨幼稚園
嵐山 天龍寺のすぐ近くでした。

嵯峨幼稚園のホームページはこちらをご覧ください。

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自然に恵まれた幼稚園です。裸足で遊べます。

藤本 明弘理事長先生のお話をご紹介します。

「京都府私立幼稚園連盟には、現在153園が加盟していて、府内ほぼ100%の私立幼稚園が加盟していることになります。153園には、それぞれ建学の精神があります。宗教上の違いだったり、経営母体の違いだったり、色々とありますが、その違いを認め合い、その違いを尊重している団体です。その精神が、子ども一人ひとりが違っていて良いという思考に通じていると思っています。ここが、一番大切な保育のスタートラインではないでしょうか。

「幼保一元化」の問題についてですが、「幼児教育」について国政レベルで話し合うことは非常に喜ばしいことだと思います。全国の私立幼稚園連盟でも、これから先の保育は社会や時代のニーズに合わせていかなければならないことはわかっていますので、ただ、既存権益を守りたいとか、経営的な側面で「幼保一元化」について反対しているのでは決してありません。

そもそも、保育園の待機児童を解消することが「幼保一元化」の発端だったと思うのですが、それからの議論の展開をみてみますと、「子育て」に真剣に向き合った議論ではなく、母親を日本経済の発展のため、産業界の働き手とするために、子どもを引き離して「総合子ども園」(仮称)に集め、子育ての肩代わりをしようとしているように思えます。これに対して、私たちは子どもの立ち場から、反対してきました。

社会のゆがみが幼児に押し寄せてきているように思います。子どもの目線ではなく、大人の利便性のために、「幼保一元化」の議論が行われているとしか思えません。幼児期に必要な保育・子育てが何かは、多種多様なニーズがあってすべてに応えるのは難しいのですが、子どもの健全な育ちのために議論してほしいのです。そして、もっと、現場の意見に耳を傾けてほしいですね。

子育ては、親から引き離すよりも、適切な環境を与えることができれば、子どもは自力で育っていくものなのです。そして、子どもが育つと同時に、大人が「親」になっていくのです。そのプロセスは「人間」にとって大切な大切なプロセスなので、子育ての悲喜こもごもを親から取り上げるのではなく、親も子も一緒になって「人間」として成長していくべきだと思いますね。

いま、目の前にいる子どもが、子どもらしい今を満喫してほしいです。
子どもとして、今を生きてほしいです。」

藤本明弘園長先生、ありがとうございました。


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「嵯峨幼稚園」のホームページの中になる文言で、いま、子育て中のお父さま、お母さまにどうしてもご紹介したい藤本園長先生の言葉があります。


小さいお子様をお持ちのお父さん、お母さんへ


自分の自由な時間はなくても、一日のほとんどをわが子と一緒にすごしているお母さんたち。

そして、子育てを人任せにしないで、悩みながらも一生懸命子どもに向き合っているお母さんたち。

仕事が忙しくてなかなか子どもと遊ぶ時間がないけれども、わが子に思いを抱いているお父さんたち。

わたしたちはこんなお母さんたちやお父さんたちを心から応援しています。わたしたちの考える「子育ての支援」は子育ての大部分をお母さんやお父さんから奪い取る「肩代わり支援」ではありません。うれしいとき、楽しいときはもちろん、しんどいときやつらいときも私たちと一緒に手をつないで歩いていきましょう。100パーセントの母親や子育てを目指 すのではなく、自分らしさを大切にしながら、私たちと一緒に階段を一段ずつ登っていきましょう。



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年少児さんの教室。椅子がちっちゃい!

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水の中に靴が片方入ってました。
(我が子の靴だったら、ちょっと嫌かも・・・)


「幼保一元化」は、いろいろな問題を含んでいるようです。
それぞれの立場で、それぞれのご意見があると思います。


「子どもが私の言うことをちっとも聞かないのです。」というお悩みを持つお母さまが増えています。そこで、母子の様子をじっと拝見していますと、お母さまが子どもの話を聞いていないことに気付きます。指示は出していますが、子どもの話は聞いていません。話を聞いてもらっていない子供は、人の話を聞きません。それは当然のことです。自分の話を聞いてもらっていないのですから、人の話を聞く気持ちにならないのは、当然だと思います。 

話を聞いてもらうという事は、心のキャッチボールをするという事です。でも、そのキャッチボールの経験が少ないお子さんは、どのようにボールを受け取れば良いのか、わかりません。幼児期の会話不足・心のキャッチボール不足は、その後の人格形成において、重大な影響を与えると思います。心のキャッチボールのできる人は、周囲に大切にしてもらった人であり、人を信用することを知っている人であり、人のために何かをなすことを厭わない人となり、感謝することを知っている人になると思います。

幼稚園であろうとも、保育園であろうとも、総合子ども園(仮称)であろうとも、子どもの話をしっかりと聞いてあげる人がいる環境を整えることが大切です。そこが、これからの時代を担っていく社会人を創る「核」だと思います。「幼保一元化」問題は、子どもの心をまっすぐに育てるには何が必要なのか、また、そうでなければどんな世の中になっていくのかをしっかり考えて議論していかなければいけない問題だと思いました。


藤本 明弘園長先生への取材は5月28日(月)に受けていただきました。
昨日6月12日の毎日新聞の記事です。幼保一元化問題に展開がありそうです。ご覧ください。



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京都聖母学院幼稚園 赤野孝一園長先生にお会いました。

2012年 6月8日

赤野孝一先生が大阪聖母学院小学校校長から、京都聖母学院幼稚園の園長先生に転任されてから1年が過ぎました。この1年の感想をお聞きしたいと思い、赤野先生を訪ねて参りましたので、ご報告いたします。

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赤野孝一園長先生

小学校校長先生の時もそうでしたが、園長先生になられてからは、
ますます子どもたちに取り囲まれている赤野先生です。
笑顔も園児さんらしくなったような・・・

京都聖母学院幼稚園のホームページはこちらをご覧ください。 


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幼稚園内に無料利用できる「子育て支援サロン」があります。
予約は必要ありません。お気軽にお立ち寄りください。


せいぼであそぼ! と 地域子育て支援活動の詳細はこちらをご覧ください。


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上下 楽しそうな園庭です。
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赤野園長先生のお話をご紹介いたします。

今まで私立小学校に26年間いました。27年目にして、京都聖母学院幼稚園の園長に着任して、早くも2年目になりました。今、一番感じることは、保護者の方々の私立幼稚園に対する期待の大きさです。私立幼稚園が市内幼稚園の9割を超える京都市内だからかもしれませんが、「私立」に対する期待をひしひしと感じます。当然、本園は聖母女学院の入り口の学校にあたり、小学校にいたとき以上に、学校法人 聖母女学院への期待を感じます。

園長になり、保護者のみなさまに園に足を運んでいただく機会を出来るだけ増やしました。本園の素晴らし特徴のひとつですが、保護者の方々が本当に仲良しです。子どもたちも、友達のママを良く知っていて、「あっ、・・・ちゃんのママだ。」と駆け寄ってきますよ。素敵なことですよね。幼稚園ではありますが、子どもにとって、ここは「もうひとつのおうち」であり、したがって本園に集う人々が「家族になる」ことを願っています。

今の時代は、子育てがとてもしんどいと感じる時代です。お母さまにとっても、子どもにとってもある意味で生きづらい世の中だと思います。だからこそ、園内に設けました「子育て支援サロン」は、しんどいなぁと感じたお母さまにも気軽に集まっていただきたい場所です。子育てのご相談に応じたり、保護者同士がゆっくりとお茶をたのしんだりしていただけます。ぜひ幼いお子さまづれでお立ち寄りいただきたいと思います。今の時代は、昔のように地域がコミュニティの役割を果たすことも難しい時代になりました。子どもたちのために、何かをしたいという意識も薄れているように思います。これは、日本の子育ての文化の危機だと思います。地域が子育ての場として機能することが難しいようなら、幼稚園や小学校が地域の子育てのコミュニティにならなければいけないと考えています。

聖母女学院のスクールモットーのキーワードは「愛」 「奉仕」 「正義」ですが、この言葉はどんな子供を育てるかをはっきり示しています。
「愛」を育てるためには、『自分が大好きな子ども』を、
「奉仕」の心を育てるためには、『友達が大好きな子ども』を、
また、「正義」を育てるためには、『神さまが大好きな子ども』を育てたいと思います。


「学ぶ」って、何のために自分が生まれてきたのかを探求する旅のようなものだと思います。子どもには自分が生きたいように、行かせてあげたいですね。だからこそ、本園で行う遊びも、またエッセイズの活動をはじめ英語・体操・絵画・工作なども本当に楽しんで体験させてあげたいのです。こういった体験を通して、どこで、自分を発見し、自分を大好きになり、そして何のために自分は生まれてきたのかに気づくか、わからないでしょう。つまり、どんな活動も、自分を好きになれることに繋がらなければ意味がないと思うのです。

京都聖母学院幼稚園は、子どもの笑顔を守る砦になりたい。
この園に集うすべての保護者と子どもにとって、温かな幼稚園にしたい。
そういつも思っています。


赤野孝一園長先生、ありがとうございました。
赤野先生にお話を伺う時には、私はハンカチを手放すことができません。


これまでに、けいkids+ブログでご紹介した京都聖母学院幼稚園のレポートはこちらをご覧ください。


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大阪 帝塚山学院幼稚園 田中幸枝新園長先生インタビューレポート

2012年 5月1日

大阪市にある「帝塚山学院幼稚園」の田中幸枝新園長先生に会いに行って参りました。
田中幸枝先生とは主任をしておられた時から何度も「本物の幼児教育」について、そして、「本物の幼稚園のあり方」について意見を交わしてきました。田中先生は、お若いながらもしっかりとした考えをお持ちで、まったくぶれることがありません。この4月から、園長先生になられたとお聞きして、さっそく、お話を伺ってきました。
田中園長先生のお話は、子育てに悩む方々の光明になると思いますので、是非、ご覧ください。


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田中幸枝 新園長先生 と 豊作のスナップエンドウ

田中園長先生は、「食育インストラクター」の資格をお持ちです。
田中新園長先生は、「できる限り農薬を使わずに育てた「生きた野菜」を子どもたちに味あわせることで、味覚を広げていきたいと思っています。また、作物を育てる経験を通し、食に対する感謝の気持ちを持てるようにと考えています。そして、すばらしい日本の食文化に触れながら、食事の際の美しい所作も身につけてほしいと願っています。」と、仰っていました。

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昨年、新たに設けた「キッズアドベンチャーマウンテン」(通称 冒険山)

帝塚山学院幼稚園では、園庭は子どもたちにとって第2の保育室だと考えているそうです。キッズアドベンチャーマウンテンでは、トンネルくぐりやもしもし電話、倒木渡り、岩登り、芝滑りなど様々な遊びが楽しめます。

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冒険山には、鹿も住んでいるようですよ。


田中幸枝新園長先生に、幼稚園で最も大切だと考えていることを、お聞きしました。田中先生は、

「初等教育と幼稚園教育は異なったものです。
そして、幼稚園教育で最も大切なことは、安定した情緒のもと、自己を存分に発揮することだと思います。それを実現するには、安定した環境でなければいけません。安定した環境でなければ、自分を発揮することは出来ないからです。まず、自分を思う存分発揮する。その上で、学びがあります。安定した環境には、その子らしさを「その子らしさ」として受け入れる教師の深い愛情が欠かせません。この「自分」を受け入れてくれる環境の中で、子どもたちは心のイガイガを収め、情緒が安定するのです。そしてその後で、子どもたちは自主的に実体験を積み重ね、創造力や想像性を養い、21世紀を担う子どもたちに必要な豊かな感性を育んでいくのだと思います。まず自分を発揮する、その後で感性を身につけるのです。この時期にしか感性は育たないのかもしれません。何故なら、この幼稚園の時期は、人としての貪欲さが顕著だからです。知りたい!やってみたい!見たい!触りたい!味わいたい!といった貪欲さが感性を育むのだと思います。


帝塚山幼稚園の子どもたちは、この貪欲さを生かしながら、喜びを持ってゆっくり育っていきます。そして、年長さんからは知識の部分も伸ばしていきます。年少・年中時に培ってきた「聞く力」、「考える力」、「実行していく力」にプラスαとして、「しっかり見る力」、「しっかり話す力」を育てています。この力がこれから先の学習において、「自主的な学習のできる児童」になり、「自分で発見できる児童」に育つのです。帝塚山学院幼稚園では、小学校入試対策は致しませんが、小学校に進学しても、何の問題もないと小学校の先生方に言っていただきますよ。


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広くて清潔な園舎です。小さな靴箱に並んだ靴がたまらなく可愛い。


帝塚山学院幼稚園の特徴の一つに「長期に渡る観察」があります。
1クラスで1つものを観察するのではなく、1人が1つのものを責任をもって観察します。子どもたちは、この長期に渡る観察をすることで、さまざまなことを発見します。「蝶」は「蝶」というくくりではなく、「アゲハ蝶」、「モンシロチョウ」、「モンキチョウ」ですし、「幼虫」は「幼虫」というくくりではなく、「1齢幼虫」、「2齢幼虫」ですし、「雲」は「雲」というくくりではなく、「今日の雲」、「今の雲」なのです。子どもたちは、この観察体験を通して「発見」し、「発見」の喜びを知ります。そして、自分で喜びを見つけようと注意して観るようになります。小さな発見がもたらすものは、大きな喜びです。この喜びを知ったお子さんは、小さなことでも遊べるようになります。でも、与えられた喜びしか知らないお子さんはは、「もうないの?」、「新しいゲームは?」、「次は? 次は?」と言う子になってしまいます。
お出かけ時、テーマパークに出かけるのは保護者にとっても便利でしょう。お子さんも喜びますしね。でも、「ショーが始まるよ。楽しみましょう。」といった楽しみは与えられた刺激です。与えられた喜び、与えられた刺激しか知らないお子さんが、自分から歩み寄って楽しみを見つけることができるでしょうか?人生の楽しみを見つけ出すことができるでしょうか?でも、4~5歳の時に、自らが発見する喜びを知ったお子さんは一生を楽しく過ごせるのです。「観察」は、本物を見て、本当のことを知ることだと思います。特に長期間の観察は、視野が広くなり、広く深く学ぶことができるようです。


先ほど、子どもたちに「感性」を育みたいと言いましたが、今のお子さんは、楽しいことが転がっていても見つけることができないことが多いのではないでしょうか。これを見つける力をつけてあげたいと思っています。この力が「感性」だと思います。


s-IMG_6180-1帝塚山田中先生講演会
園で出来た葡萄からぶどう酵母を作ってパン種にし、
パン生地をこねているところです。


昨年、本園独自の取り組みが評価され、ソニー幼児教育支援プログラムで「奨励園」に選ばれました。公益財団法人ソニー教育財団が主催するソニー幼児教育支援プログラムでは、「科学する心を育てる」をコンセプトに、幼稚園・保育園における優れた取り組みを募集・表彰し、その内容を全国に発信しているのですが、本園での、モンシロチョウのアオムシ観察やぶどうの酵母を育てると言った園内独自の取り組みが認められ、「奨励園」に選定されました。これからも、子どもの「発見する喜びを感じる心」を大切にし、知的好奇心を伸ばす教育活動を展開します。


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幼稚園の制服です。


帝塚山学院幼稚園には、「4つの教育方方針」があります。
「基本的生活習慣」、「コミュニケーション」、「 情操教育 」、「学びの始まり」ですが、それらすべての教育方針には、「その子らしさを大切に」という思いが詰まっています。「その子らしさを大切にする。」、これは本当に必要なことです。自分らしさを認めてもらって、自己肯定感は生まれるのです。そして、この自己肯定感は幸せに生きていくうえで何より大切なことだと、私は考えています。自己肯定感を育む最高の場所は家庭に違いありませんが、その次に「その子らしさを大切にする」場所は、固い信頼関係で結ばれた友達と、深い愛情で包んでくれる先生がいる幼稚園だと思います。

「4つの教育方針」の1つである、「基本的生活習慣」についてですが、帝塚山学院幼稚園では、毎日繰り返される登降園時の挨拶、手洗い・うがい、着替え、給食などを通して、基本的生活習慣が身につくように導いています。「自分の責任で生活をしなさいよ。」と、声掛けをしています。自分で用意をし、自分の荷物は自分で持つことは当たり前のことです。身の回りの事は自分の責任でさせています。
保育者は、年少児・年中児・年長児の成長に合わせて、しゃべる早さも変えています。先生の話を聞いて、ある一定の時間内に自分で目安を立てて実行・消化していく。この時に周りを見ることで、自分の行動のスピードを知ることが大切です。このスピードはその子その子で違います。この違いに気付かせることも必要です。そして、上手く行かなかったときは、その経験を次に生かしていく。1時間に1つしか対処できなかった時は、次は2つ対処できるように、さらに3つ対処できるように、自分で考えさせていきます。自分に足りなかったところに気付かせる。そして、子供本人が困らないようにする。子どもが困らないようにすることが、最上の愛情だと思っています。

jpg高橋先生 帝塚山
帝塚山学院幼稚園のお子さんは本当に本が好きですね。

帝塚山学院幼稚園では、感性とともに理解力も付けていただきたいと思い、未就園児さん対象に「読み聞かせの会」を開きます。図書館に行くことも良いと思いますが、是非、帝塚山学院幼稚園にも来てください。親子で同じ楽しい時を過ごすことは、この先の親子関係にとって、非常に大切なことだと思います。同じ本を読んで、感動を同じにする。同様の感動体験を持つ親子のきずなは強いです。どうぞ、帝塚山学院幼稚園に来てくださいね。」

以上が、田中幸枝新園長先生のお話でした。田中幸枝新園長先生、ありがとうございました。
「その子らしさを大切にしつつ、自分に足りなかったところを気づかせて、自分の責任で生活させる。」
いつもながら、考えのぶれない田中先生です。

子どもが困らないように、前もって歩く道をならしてあげたいと、つい思ってしまいます。子どもの為に、子どもの為に・・・・って。でも、田中先生が仰るように、この先、子供が困らないように、自分の足りないところに気付かせることが、最上の愛でしょうね。耳の痛い話です。
最後に、幼稚園パンフレットにある、心に残った言葉を書きます。

「しっかりそばで見て、そっと支える教育を。帝塚山学院幼稚園は、子どもたちの未来を真剣に考えます。」


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京都聖母学院幼稚園 新園長 赤野先生インタビューレポート

2011年 5月23日 

この4月に、大阪聖母学院小学校から京都聖母学院幼稚園に転任された赤野園長先生にこれからの抱負を伺ってきましたので、ご報告いたします。


京都聖母学院幼稚園のホームページはこちらです。


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可愛い遊具

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入園のお祝い






この幼稚園はカトリックの人間観・世界観にもとづいて、一人一人の子どもを本当に大切にしています。担任の先生だけでなく、園全体で子供を見守っている幼稚園です。そして、保護者同士も仲良しですね。それは、たくさんの幼稚園の中から、この幼稚園を選んだという入口の時点で園を信用してくださっている方々には、共通する感情があるからかもしれませんね。
信頼して入園していただいているので、保護者と先生の関係もとても良いですよ。
ここは、幼児と保護者と先生が一体になれる幼稚園だと思います。

4月からの取り組みとしては、「しつけ」というものをもう一度見直しています。
① 自分から先に挨拶出来る子ども
② 靴をそろえることが出来る子ども
③ 椅子をきちんと入れる子ども
④ しっかりと返事が出来る子ども
こういう基本的生活習慣が、しっかり出来ることを目指しています。

そして、知的好奇心旺盛な子どもに育つように保育していこうと考えています。




以上です。赤野孝一園長先生、ありがとうございました。



次に、幼稚園のホームページにある赤野園長先生のごあいさつ文をご紹介します。とっても素敵なんです。




名作アニメ「アンパンマン」の作者やなせたかしさんは、その歌のなかで語りかけます。「何のために産まれて何をして喜ぶ?わからないまま終わる。そんなのはいやだ!」

 聖母はまさにその問いかけに対しての答えを自ら学ぶ場です。美しく明るい光と清潔感あふれる充実した施設のなかで、友だちや先生と思う存分遊びながら、子どもたちは大切にされること、認められることを実感として体験していきます。やがてそれは「自分がしてもらったとおりに…」とまわりの人々のために喜んで自分の力を発揮することに、大きな喜びを感じる生き方につながっていきます。園生活の根底に流れるカトリックの教えをもとに、情熱あふれる教職員が徹底的にひとりひとりの子どもと向き合い関わりあうことをとおして、子どもたちに「自分と他者、そして神さまを大切にすること」を教えていきます。やがて、人生のなかで出会うであろう幾多の苦難も、神さまを信頼して乗り越えていく逞しい「平和の天使」を育てるために。

 今日も熱い教職員と温かく子どもらしい元気にあふれる子どもたちとのドラマがあちこちで繰り広げられている。そのような愛にあふれる幼稚園であり続けたいと切に願っています。




熱い教職員と元気あふれる子どもたちとのドラマ・・・・ 笑顔でいっぱいの幼稚園ドラマですね。



京都聖母学院幼稚園は保育内容も充実していますが、その他の部分についても工夫があります。
1、早朝保育・預かり保育
朝は8:00から早朝保育、保育終了後は18:00まで預かり保育を実施しています。また、春休み・冬休みも希望者を対象に預かり保育を行っています。

2、マリアぐみ(未就園児保育)
「マリアぐみ」は、幼稚園入園前の未就園児のお子様を対象としたクラスです。子育て支援事業の一環として家庭的な雰囲気で、同年代の子どもたちと遊びながら幼稚園に親しんでいただけるようにしています。保育時間は9:00から11:00までです。


1歳半~小学生未満のお子様とその保護者の方を対象にした「せいぼであそぼ!」という楽しい催しがあります。是非、ご参加ください。そして、「熱い教職員と元気あふれる子どもたちとのドラマ」を体験してください。
詳細は、以下をご覧くださいね。

聖母学院幼稚園B4ポスター


 

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帝塚山学院幼稚園 田中幸枝先生インタビュー(2)

2010年4月 大阪市住吉区にある帝塚山学院幼稚園の、田中主任インタビューシリーズ(2)です。田中先生の楽しく、為になるお話を紹介します。


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この帝塚山学院幼稚園は、今頃はやりの保育活動はしていません。

延長保育さえしていません。大人にとっての利便性のあるだけの保育活動はしていないのです。


幼児期に必要なものだけを考え、子どもがまっすぐに育つためにはどうあるべきかを考え続けている幼稚園です。だから、この園の子どもたちは、子どもらしい子どもです。おませではないし、楽しいものを楽しいと感じる事が出来る子ども達です。妖精の心を持っている子ども達だと思っています。そういう意味で、この園の特徴の1つは、「贅沢な幼児期」を送ることが出来る園であること、「子ども時代を子どもらしく生きる」事が出来る園であることだと思います。


この帝塚山学院幼稚園は、入園時に面接テストがあるんですよ。テスト内容は、1、家の中にある様々な物の名前が言える。(分かっているか?)2、先生のまねをして、積み木をつむ。3、数を数える。4、基本的生活習慣が身に付いているか。(例えば、こんな時には、どんなご挨拶をしたらいいの?等とお聞きします。)等が中心になります。こういったことを通して、日常生活の中でお父様、お母様とどのように関わっているかをみています。決して、知能的な事を調べるものではありません。

入園テストの時には無理でも、4月の入園時には「おむつ」は取って来て下さいねと、毎年申し上げているのですが、年々「おむつ」が取れないまま入園を迎える年少のお子さんが増えています。もちろん、早生まれのお子さんについては考慮はしますが、年々「おむつ」が取れないといって悩んでおられる方が増えて来ています。そして、3月に入っても「おむつ」が取れないと焦っておられるお母様が増えてきています。全国的に見ても、「おむつ」のまま入園するお子さんがどんどん増えているようです。これは異常です。「おむつ」が取れなさすぎます。赤ちゃんの人格形成は、まず「快」か「不快」からはじまると思います。「布おむつ」でしたら、濡れたら「不快」だから泣きますよね。でも、「紙おむつ」だと「不快」を感じません。「不快」でないから、泣きません。でもね、「不快」がなければ「快」は、分からないのですよ。「快」を知らないまま、育つことになります。それは、とても怖いことだと思います。「快」がない人生がはじまるなんて・・・

今の「紙おむつ」は、技術が進歩して、「おしっこ5回まで大丈夫」というものまで販売されています。お母様の中には、「もう1回は大丈夫だから、おむつにおしっこしなさい。」とまで言う方もいるそうですよ。もちろん、他園の方の話ですよ。たしかに、5回までは大丈夫なのでしょう。漏れないのかも知れません。でもね、何が怖いかというと、おむつの交換を4回分放っておくという事は、5回に1回しか会話しないということなんですよ。親子のコミュニケーションがなくなるのですよ。おむつを替えながら、「おしっこ出たねぇ。」「気持ち悪かった?。」「きれいきれいにしましょ。」「さぁ、気持ちよくなったね。」という親子の会話が5回に1回になるのですよ。そんな風に育ったお子さんに、コミュニケーション能力が育つとは思えません。共感してもらうことが少ない場合、相手の気持ちが分からないお子さんに育ってしまうかもしれません。表現力の乏しい、語彙の少ないお子さんになってしまうかも知れません。

便利なものを、取り入れるって事はなくす物もあるんです。お母様方は、しっかり考えなくてはならないと思います。お子さんにとっては、生まれつきの「おむつ」、身体の1部になっている「おむつ」を取るのですから、お母様もよほどの覚悟がないと上手く行きません。面倒臭くなるようですね。でも、「おむつはずし」は、コミュニケーション能力作りの基礎ですから、頑張っていただきたいと思います。

田中先生のお話って、本当に為になりますね。

まだまだ、続きます。ご期待ください。

帝塚山学院幼稚園のホームページはこちらです。

 


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私立小学校合格実績 (2024.9.13現在)
2025年度受験生 4名 

ノートルダム学院小学校 1名
立命館小学校      1名
京都女子大学附属小学校 2名




2024年度生 私立中学校合格実績(2024.1.17現在)
受験生 女子3名

京都女子中学校 3名
立命館守山中学校 1名
立命館中学校   1名


2023年度生 私立中学校合格実績(2023.1.18現在)
受験生4名 (男子2名 女子2名)

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高槻中学校 女子1名
京都女子中学校 女子1名
東山中学校 男子2名
立命館中学校 女子1名
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