2024年 12月3日
新しいカテゴリー「まり先生のひとり言の独り言」を作りました。
この15年、「けいkids+ブログ」は「子どもの笑顔を守る幼児教育」や「ミスマッチがない私立小学校受験」を目指して更新してきました。「けいkids+教室」の活動としては、幼児教育コース生よりも私立中学校受験を目指す居残り生が中心になってきていて、私の専門である「幼児教育」の出番は少なくなりました。
そこで、これを機に「教育全般」について、「子育て」について、「生きているといろいろあるよ」ってことや、「こんな凌ぎ方もありますよ」ってこと、そして、この15年間に起こった子ども達と保護者との事件を書いてみたいと思います。疲れたお母さんがリフレッシュできる小話がたくさんあります。
このカテゴリーはこんな激情で書きますので、「幼児教育」や「ミスマッチがない私立小学校受験」の情報をお求めの方は、今回はスルーしてください。申し訳ございませんが、どうぞ、よろしくお願いします。
兵庫県にある私立小学校の「校長先生インタビュー」に行った時のことです。その学校は、新しい校舎で、すっきりした靴箱が「売り」のようでした。靴箱の写真を撮影してほしいと言われたので、自信があったんだと思います。確かに、完璧でした。すべての靴が真っ直ぐに靴箱に入っていて、ごみ一つも落ちていませんでいた。
二階に上がって児童の教室に案内されたのですが、職員室はなく、廊下横のオープンスペースに教員の机が集められていました。新しいスタイルでしょうか、確かに児童との距離感は近そうに感じました。しかし、残念なことにその机の上は書類が山積みで、乱雑でした。児童に身の回りの整理整頓を教えるべき先生の机が汚いってあり得ないです。あれあれ・・と思いながら、教室に入ると、学級文庫がぐちゃぐちゃ・・・。
再び「あれあれ・・・」と思いながらも見て見ぬふりをしました。初めは・・・。でも、次第に、本好きな私は腹が立ってきて、我慢できなくなり、教員に笑顔で質問しました。
「学級文庫のこの乱雑さはどうしたのですか?」と。するとその教員は、
「うちの子たちって、本が大好きなんですよ。チャイムが鳴って先生が教室に入って来るぎりぎりまで本を読んでいるので、きちんと戻す時間がなくてこうなってしまうんですよ。」と答えました。
(あのね! 本が好きな子はこんなことしませんよ。本を乱暴に扱いません。この子たち、絶対に、本が好きじゃないし・・)と思いましたが、言いませんでした。言えないです。
そんな事があったりすると、多少「好き嫌い」が出てきます。
次回は、ある私立女子高等学校の「ピアノの謎」を話します。
お付き合い、ありがとうございました。
「まり先生のひとり言の独り言」